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第十七章 その鐘を鳴らすのはわたし
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魔力譲渡。シグウェルさんと一緒に星の砂に手を
加えた時は無意識のうちに私はシグウェルさんの
魔力を引き出して使ってしまった。
その結果、二人でイメージした通りの砂が出来た
わけなんだけども。
でもあの時は国で一番強い魔力を持つシグウェルさん
が立ち上がれないくらい根こそぎ魔力を奪って
しまったのだ、もしそれをシェラさんで無意識に
やってしまったら大変な事になるのでは?
「シェラさん、もしかするとシェラさんの方が
魔力枯渇の状態になるかも知れませんよ⁉︎」
分かっているのかなと一応確かめる。
だけどシェラさんは
「構いません、ユーリ様がお倒れになるよりもオレの
魔力を全て持っていってもらう方がましです。それに
オレもシグウェル団長ほどではないですが魔力は
人よりも多い方です。必ずユーリ様のお役に立って
見せます。」
きっぱりと言い切って手を離さない。
仕方ない。今はヨナスの力をなんとかするのが
最優先だ。
ため息をついてシェラさんを見つめる。
「シェラさんの魔力を取りすぎないように私も
なるべく気を付けますから。よろしくお願いします
ね。イメージはさっきみたいに光の波が広がる感じ
です。目を閉じて、あの波が集落にあるヨナスの
神殿まで届くのを想像して下さい。」
鐘を突くのとは別のもう片方の手をシェラさんと
繋ぐ。
シグウェルさんの時と同じように離れないようにと
恋人繋ぎでしっかりと指を絡めれば、つい今さっき
までの機嫌の悪そうな刺々しさはどこへやら、隣
からは嬉しそうな空気が伝わってきた。
目を閉じてもう一度、今度はヨナスの神殿の中に
あるあの欠けた魔石の姿まで思い浮かべる。
あそこまで音の波が届くように。
シェラさんと繋いだ手をほんのりと温かく感じる。
シェラさんの魔力を取り過ぎないようにしなければ。
そう思いながら力を込めた時、瞼の裏に突然一瞬で
様々な光景が流れ込んで来た。
暗い空、輝く星、きらりと光る剣。誰かの視点で
見ている景色らしかった。
吐いた息の白さにろうそくの灯りで見る古ぼけた本、
血の滲む包帯、傷だらけの手のひら。
煌びやかな宴席、お酌をする小さな手、こちらに
向かって何か怒鳴っているみたいな綺麗な女の人、
振り上げられる鞭。
そしてまた、夜空に美しく輝く星。
一貫性があるんだかないんだかよく分からない光景
だけど、これはシグウェルさんの中の黒い魔力を
祓った時と同じく相手の記憶や見たものが流れ込んで
来ているんだろうか。
てことは、今この場で私と一緒にいるシェラさんの
記憶?
たまに口にする話の断片から、昔どこかで侍従か
何かでもしていたのかなと思っていたけど、見えた
景色の中の手は随分と小さかったし扱いもひどい
ようだった。
シグウェルさんの時のようにはっきりした感情までは
流れ込んで来なかったからよく分からないけど、どう
見てもシェラさんは小さい時から誰か身分の高い人達
にあまり良くない待遇で仕えていたみたいだ。
だけどそんな苦労を感じさせる情景の中で印象的
だったのは星空だ。夜空に煌めく綺麗な星。
もしかしてシェラさんが星を好きなのは苦労した中で
その景色が心の慰めになっていたからだろうか。
そういえばさっきも私が鐘を突いた時に
「星が生まれる場に立ち会っているようですね」
って言っていた。
それならせっかく力を貸してくれたシェラさんへの
お礼代わりに、今使っているこの力で小さな頃の苦労
が慰められるような美しい景色も見せられないかな。
そう、どうせならヨナスの力に恐ろしさを感じた
みんなもそれを忘れるくらい綺麗な景色を作り
出そう。
ぱちりと目を開けて鐘を突く。
今度はさっきよりも、より大きく高く澄んだ鐘の音が
した。
カーン、というそれはみんなの目覚めを促すような
音で鳴り、その振動が自分の体にも伝わる。
みんな起きて。目覚めの時間だから。
外の景色がふっと明るくなったような気がする。
もう一度。
シェラさんの手をぎゅっと握って二度目の鐘を突く。
音が響き、番人さんが
「鐘の音と共に霧が薄まって来ていますよ!
ああ、なんて美しい・・・!」
感嘆の声を漏らしているのが聞こえた。何が起きて
いるんだろう?
目の前の鐘に集中してこれで最後ともう一度、
力を込めて鐘を叩く。
その音は一際大きく私の体にも鳴り響くと、星の光
みたいな金色の火花を散らした。
「どうですか⁉︎」
シェラさんと片手を繋いだまま引っ張っていくように
窓へと駆け寄る。
目の前に広がる光景は雲間から糸を引くように
流れ落ちてくる無数の金色の光。
「流れ星、でしょうか・・・?」
私の後ろでシェラさんが呟いた。
まるで流星雨のようにたくさんの光が空から降り
注いで来て、さっきよりもその色が薄まった紫色の
霧の中へと落ちていく。
霧は光に触れたところから消えていって、その霧が
消えたところには倒れている人達の姿が見える。
そして落ちて来た星の光のようなそれは次々と倒れて
いる人達の中へと吸い込まれていった。
「どうやらあの光を吸収すると意識を取り戻すよう
ですね!」
番人さんが窓枠に身を乗り出して食い入るように
下を見ながら興奮で頬を赤く染めながら教えて
くれた。
それにしても私の後ろに立つシェラさんが静かだ。
私が魔力を貰い過ぎて話す気力もなくなってしまった
んだろうか。
慌てて後ろを降り仰げば、シェラさんも番人さんと
同じように目の前の景色をじっと見つめていた。
「シェラさん、大丈夫ですか?どこも具合は悪くない
ですか?」
繋いだ手をそっと揺する。ていうか、もう手を繋いで
いる必要はないよね。
絡めた指を離そうとしたら、逆にシェラさんにぎゅう
と力を込めて手を繋ぎ直された。
「ユーリ様・・・オレは今まで生きてきてこんなにも
美しい光景を見たことはありません。あの王都の夜
に降り注いだ金の雨と花びらも美しかったですが
これはそれ以上です。」
そう言われる。
「協力してくれたお礼代わりですよ。シェラさん、
星が好きでしょう?」
笑いかければ、
「星が好き・・・というんでしょうか?確かに見て
いれば気が休まるというか落ち着きますが・・・。
それより、オレのためにこんな事を?」
「結果的にはそうなっちゃいますかね・・・?」
何しろ私の使う力は単純で、その時思ったことが
反映されやすいのだ。
今だって自分の中に流れ込んで来た情景の中で一番
綺麗で印象的だった星空とシェラさんのことが頭に
あったからこうなったんだろう。
そこでシェラさんが何か言おうとして口を開いた時、
番人さんが大きな声を上げた。
「あっ!見て下さい、ヨナス神の神殿に!」
ハッとしてそちらを見れば他よりも一際大きく
輝く光が一筋、あの集落に向かって落ちていくのが
見えた。え、隕石?火球?
吸い込まれるように一際濃い霧が立ち込める集落へと
まるで隕石でも落ちて来たのかと思うような光が
消えてカッと輝くと同時にドーン、という音が
聞こえた。
「・・・何かが落ちたかぶつかったかのような音
ですね?」
シェラさんの声に青くなる。光が降っただけじゃ
なくて、物理的な被害が?まさかまた大穴を開けて
しまったんだろうか。
シェラさんに掴まったまま呆然としてしまった。
加えた時は無意識のうちに私はシグウェルさんの
魔力を引き出して使ってしまった。
その結果、二人でイメージした通りの砂が出来た
わけなんだけども。
でもあの時は国で一番強い魔力を持つシグウェルさん
が立ち上がれないくらい根こそぎ魔力を奪って
しまったのだ、もしそれをシェラさんで無意識に
やってしまったら大変な事になるのでは?
「シェラさん、もしかするとシェラさんの方が
魔力枯渇の状態になるかも知れませんよ⁉︎」
分かっているのかなと一応確かめる。
だけどシェラさんは
「構いません、ユーリ様がお倒れになるよりもオレの
魔力を全て持っていってもらう方がましです。それに
オレもシグウェル団長ほどではないですが魔力は
人よりも多い方です。必ずユーリ様のお役に立って
見せます。」
きっぱりと言い切って手を離さない。
仕方ない。今はヨナスの力をなんとかするのが
最優先だ。
ため息をついてシェラさんを見つめる。
「シェラさんの魔力を取りすぎないように私も
なるべく気を付けますから。よろしくお願いします
ね。イメージはさっきみたいに光の波が広がる感じ
です。目を閉じて、あの波が集落にあるヨナスの
神殿まで届くのを想像して下さい。」
鐘を突くのとは別のもう片方の手をシェラさんと
繋ぐ。
シグウェルさんの時と同じように離れないようにと
恋人繋ぎでしっかりと指を絡めれば、つい今さっき
までの機嫌の悪そうな刺々しさはどこへやら、隣
からは嬉しそうな空気が伝わってきた。
目を閉じてもう一度、今度はヨナスの神殿の中に
あるあの欠けた魔石の姿まで思い浮かべる。
あそこまで音の波が届くように。
シェラさんと繋いだ手をほんのりと温かく感じる。
シェラさんの魔力を取り過ぎないようにしなければ。
そう思いながら力を込めた時、瞼の裏に突然一瞬で
様々な光景が流れ込んで来た。
暗い空、輝く星、きらりと光る剣。誰かの視点で
見ている景色らしかった。
吐いた息の白さにろうそくの灯りで見る古ぼけた本、
血の滲む包帯、傷だらけの手のひら。
煌びやかな宴席、お酌をする小さな手、こちらに
向かって何か怒鳴っているみたいな綺麗な女の人、
振り上げられる鞭。
そしてまた、夜空に美しく輝く星。
一貫性があるんだかないんだかよく分からない光景
だけど、これはシグウェルさんの中の黒い魔力を
祓った時と同じく相手の記憶や見たものが流れ込んで
来ているんだろうか。
てことは、今この場で私と一緒にいるシェラさんの
記憶?
たまに口にする話の断片から、昔どこかで侍従か
何かでもしていたのかなと思っていたけど、見えた
景色の中の手は随分と小さかったし扱いもひどい
ようだった。
シグウェルさんの時のようにはっきりした感情までは
流れ込んで来なかったからよく分からないけど、どう
見てもシェラさんは小さい時から誰か身分の高い人達
にあまり良くない待遇で仕えていたみたいだ。
だけどそんな苦労を感じさせる情景の中で印象的
だったのは星空だ。夜空に煌めく綺麗な星。
もしかしてシェラさんが星を好きなのは苦労した中で
その景色が心の慰めになっていたからだろうか。
そういえばさっきも私が鐘を突いた時に
「星が生まれる場に立ち会っているようですね」
って言っていた。
それならせっかく力を貸してくれたシェラさんへの
お礼代わりに、今使っているこの力で小さな頃の苦労
が慰められるような美しい景色も見せられないかな。
そう、どうせならヨナスの力に恐ろしさを感じた
みんなもそれを忘れるくらい綺麗な景色を作り
出そう。
ぱちりと目を開けて鐘を突く。
今度はさっきよりも、より大きく高く澄んだ鐘の音が
した。
カーン、というそれはみんなの目覚めを促すような
音で鳴り、その振動が自分の体にも伝わる。
みんな起きて。目覚めの時間だから。
外の景色がふっと明るくなったような気がする。
もう一度。
シェラさんの手をぎゅっと握って二度目の鐘を突く。
音が響き、番人さんが
「鐘の音と共に霧が薄まって来ていますよ!
ああ、なんて美しい・・・!」
感嘆の声を漏らしているのが聞こえた。何が起きて
いるんだろう?
目の前の鐘に集中してこれで最後ともう一度、
力を込めて鐘を叩く。
その音は一際大きく私の体にも鳴り響くと、星の光
みたいな金色の火花を散らした。
「どうですか⁉︎」
シェラさんと片手を繋いだまま引っ張っていくように
窓へと駆け寄る。
目の前に広がる光景は雲間から糸を引くように
流れ落ちてくる無数の金色の光。
「流れ星、でしょうか・・・?」
私の後ろでシェラさんが呟いた。
まるで流星雨のようにたくさんの光が空から降り
注いで来て、さっきよりもその色が薄まった紫色の
霧の中へと落ちていく。
霧は光に触れたところから消えていって、その霧が
消えたところには倒れている人達の姿が見える。
そして落ちて来た星の光のようなそれは次々と倒れて
いる人達の中へと吸い込まれていった。
「どうやらあの光を吸収すると意識を取り戻すよう
ですね!」
番人さんが窓枠に身を乗り出して食い入るように
下を見ながら興奮で頬を赤く染めながら教えて
くれた。
それにしても私の後ろに立つシェラさんが静かだ。
私が魔力を貰い過ぎて話す気力もなくなってしまった
んだろうか。
慌てて後ろを降り仰げば、シェラさんも番人さんと
同じように目の前の景色をじっと見つめていた。
「シェラさん、大丈夫ですか?どこも具合は悪くない
ですか?」
繋いだ手をそっと揺する。ていうか、もう手を繋いで
いる必要はないよね。
絡めた指を離そうとしたら、逆にシェラさんにぎゅう
と力を込めて手を繋ぎ直された。
「ユーリ様・・・オレは今まで生きてきてこんなにも
美しい光景を見たことはありません。あの王都の夜
に降り注いだ金の雨と花びらも美しかったですが
これはそれ以上です。」
そう言われる。
「協力してくれたお礼代わりですよ。シェラさん、
星が好きでしょう?」
笑いかければ、
「星が好き・・・というんでしょうか?確かに見て
いれば気が休まるというか落ち着きますが・・・。
それより、オレのためにこんな事を?」
「結果的にはそうなっちゃいますかね・・・?」
何しろ私の使う力は単純で、その時思ったことが
反映されやすいのだ。
今だって自分の中に流れ込んで来た情景の中で一番
綺麗で印象的だった星空とシェラさんのことが頭に
あったからこうなったんだろう。
そこでシェラさんが何か言おうとして口を開いた時、
番人さんが大きな声を上げた。
「あっ!見て下さい、ヨナス神の神殿に!」
ハッとしてそちらを見れば他よりも一際大きく
輝く光が一筋、あの集落に向かって落ちていくのが
見えた。え、隕石?火球?
吸い込まれるように一際濃い霧が立ち込める集落へと
まるで隕石でも落ちて来たのかと思うような光が
消えてカッと輝くと同時にドーン、という音が
聞こえた。
「・・・何かが落ちたかぶつかったかのような音
ですね?」
シェラさんの声に青くなる。光が降っただけじゃ
なくて、物理的な被害が?まさかまた大穴を開けて
しまったんだろうか。
シェラさんに掴まったまま呆然としてしまった。
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