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第十四章 手のひらを太陽に
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「なっ・・・なんで?召喚者・・・⁉︎奇跡の癒し子?
ルーシャの宝玉⁉︎こんなちっこい猫娘が・・・⁉︎」
なんか随分と大袈裟な呼び方をされている。召喚者
って他国ではそんな風に呼ばれているんだ。
「すごいのは私じゃなくて私に力を預けてくれた
イリューディアさんですから。誤解しないで下さい
ね?」
そこんとこ、ヨロシク。そんな気持ちで補足すれば
シェラさんが
「何をおっしゃいます。授けられた力を懸命に使い
人々を助けようとされるユーリ様の献身は皆の知る
ところです。皆あなたのそういうところを尊敬し、
お慕い申し上げているのですよ?勿論、その中で
オレが誰よりもユーリ様に身も心も捧げ尽くしたいと
思っておりますことをお忘れなく。出来ることなら
この身の内を引き裂いて、ユーリ様にオレの真心を
見せられればよいのですが。」
膝をついて目線を合わせると、そっと手を取り
口付けられてそう言われる。
「ありがたいですけど、言ってることが怖いです!
それに今はそーいう事を言ってる状況じゃないです
よね⁉︎」
私のためにバロイのお姫様を暗殺するとか過剰な
褒め言葉とか、癒し子原理主義者が狂信者の域に
片足を突っ込んで来ている気がする。
「ミリアム殿下がユーリ様に見惚れているようでした
ので、オレがいかにユーリ様をお慕いしていて他人が
そこに入り込む余地がないのかということを知らしめ
なければと思いまして。」
しれっとした顔でシェラさんはそう言った。
その言葉にミリアム殿下が噛み付く。
「みっ・・・見惚れてなんかいない!ただちょっと
驚いただけだ!その、今までに見たことのない宝石
みたいな瞳だったから・・・それになんでここに
癒し子が?大事な存在だからルーシャ国を離れる事を
禁じられていてリオン殿下だけが視察に来るとか、
癒し子の代わりに癒し子そっくりの少女を同行してる
とは聞いたけど」
怒って興奮したのかうっすらと頬を赤く染めながら
ごほんと大きく咳払いをしている。
そういえばリオン様が私じゃない別の女性を連れてる
って話はどんな風にシェラさん達が噂を広めたのか
気になる。
「それ、どんな話がこちらには伝わってるんですか?
私がここに来るのはバロイ国の人達に万が一にも
邪魔されないためにも内緒にしたんですけど。」
「俺が城下で聞いたのはリオン殿下と離れるのを
寂しがった癒し子様が、離れていても自分を忘れない
で欲しいと自分そっくりの侍女を供にさせたって話。
だからリオン殿下は道中も癒し子様を思い出しては
その侍女を代わりに愛でているとか何とか」
良かった、思ったよりリオン様の株が下がらない
ような話になっていた。
「なるべくユーリ様の美談に繋がる方向で噂を広めて
みましたけどいかがでしょう?」
シェラさんはにこりと微笑んだ。
「あ、ありがとうございます。」
聞きようによっては離れて旅に出る恋人を思ういい話
だ。一歩間違えれば嫉妬深い癒し子が浮気防止で自分
の侍女をリオン様につけたようにも聞こえるけど。
そしてそこで突然ミリアム殿下は
「とにかく!もしお前が本当にあの有名な癒し子様
なら助かる!頼む、どうかフィーを治してやって
くれ‼︎」
がばっと頭を下げて頼み込んで来た。
それに異論はない。元よりそのつもりでこちらは
来ているのだから。
「フィリオサ殿下にはまた会いに行くんですよね?
だったら、私が会うのを楽しみにしていると伝えて
もらえますか。そのためにもあの乾燥リンゴは毎食後
きちんと食べて、体調を整えて下さいね、とも。」
伝言をミリアム殿下に頼めば、分かったとしっかり
頷かれる。
そしてそのまま穴が開くほどじっとベールの奥の
私の瞳を見つめられた。
何だろう。ベールのせいで私の目は見えてないはず
なんだけど。
「どうかしましたか?」
「その・・・もう一度瞳を見たい。ベールを取って
もらえるか?」
なんだそんな事か。いいですよとベールを上げようと
したらシェラさんが私の手を止めてかぶりを振った。
「いえ、今日はもうよしましょう。ユーリ様の貴重な
ご尊顔を拝するのは1日一度で良いかと。それ以上
ユーリ様の美しさを見慣れていない者が見ると目が
潰れます。」
「なんですかそれ、シェラさんひどい‼︎」
目が潰れるとか私は魔物か。ある意味モリー公国の
人達以上に私を魔物扱いしてない?
「フィリオサ殿下にお会いする時はベールを取って
いただきますが、今日はもうこれくらいで。また
ミリアム殿下が動けなくなっても困りますし。」
さあさあ、とシェラさんは有無を言わさず殿下を
ぐいぐい部屋の扉の向こうへ追い出しにかかった。
「お前、いくらリオン殿下が気に入って同行させた
商人だからって仮にも王族の俺にそれはないだろう⁉︎
っていうか力強いな!何者だよ‼︎」
廊下へ追いやられながらミリアム殿下は驚いている。
まあただの商人が騎士みたいな風体の殿下を無抵抗な
状態にさせて部屋から追い出すとかないよね。
大丈夫かな、シェラさんが騎士だってバレない
だろうか。ハラハラしながら見守っていたけど、
殿下はシェラさんのその行動に気を配るよりも私に
伝言をする方に必死になっていた。
「おい、フィーのところに行く時は俺も立ち会う
からな!その時は俺がいてもベールなしでちゃんと
その顔を見せろよ‼︎」
「はあ・・・」
それってそんなに必死になって言うことだろうか。
顔なんかいくらでも見せるのに。
小首を傾げつつ分かりましたと頷けば、殿下の顔が
また朱に染まったような気がした。すぐにシェラさん
にその姿は隠されてしまったからよく見えなかった
けど。
その翌日、ミオ宰相さんからお声がかかった。
フィリオサ殿下に私のリンゴをあげて三日が経って
いた。その間もフィリオサ殿下は毎食後に欠かさず
あのリンゴを食べてくれていたという。
するとだいぶ調子が良くなったと。
そのため、いよいよ殿下に会うことができるという
話だった。
「殿下の治療をするのにベールは邪魔かもしれない
ので被らなくてもいいですよね?」
ミリアム殿下も顔を見せろって言ってたし。
一応私の身支度担当のシェラさんにお伺いを立てる。
今日は私にどんな服を着せようかと5つほどドレスを
並べて見比べていたシェラさんがはあとため息を
ついた。
「仕方ありませんね。ミリアム殿下が同席するのが
気に食いませんがフィリオサ殿下はユーリ様と初めて
お会いするので、信頼していただくためにもお顔を
見せるのは大切ですし。ただ、他の者に見られた時の
ために髪型は念の為に猫耳で、ベールも持参はします
からね。」
そこは譲れないらしい。猫耳に合うドレスはやはり
フリルがたくさんついていてスカートの裾に広がりの
あるものですかね、と言ってそれらしいドレスを手に
取っている。
「早く着替えて髪型も整えませんとフィリオサ殿下を
お待たせしますから急ぎましょうか。」
そう言いながらも今日も思う存分私を飾り立ててから
ようやくフィリオサ殿下に会いに行く支度が整った。
そうしてミオ宰相さんの案内の下、面会のために
向かったフィリオサ殿下の宮殿は他の宮殿と違って
緑が濃く生い茂る中にあった。
緑が多過ぎて暗くて鬱蒼とした雰囲気だ。
「涼しいけどちょっと空気が悪いですね・・・?」
「暑さは殿下のお体に毒ですので。日の光もあまり
眩しいと殿下の繊細なお肌を傷付けて赤くなって
しまいますので、多少空気の通りは悪くなりますが
涼しさを重視しましたらこのようになりました。」
ミオ宰相さんが少し気まずそうに教えてくれた。
「大事にされているんですね殿下は。」
「はい。お身体は弱いですが聡明で笑顔の愛らしい
殿下で皆に愛されております。」
宮殿周りの環境が少し悪いことは分かっていて
都合悪そうにしたミオ宰相さんも、殿下の話になると
嬉しそうな笑顔を見せた。
ミリアム殿下も治してあげたいと必死になっていたし
フィリオサ殿下は周りの人達に本当に愛されている。
確か歳は今年で12才だと聞いている。今からこんなに
慕われているなら、元気になればきっとこの先も
みんなに慕われるよい大公になるんじゃないかな。
頑張ろう、と改めて自分の使命感に燃えていると
一枚の大きな扉の前で宰相さんは立ち止まった。
「こちらです。」
扉を叩き、入室の許可を得て中へ入る。
日光が差し込まない薄暗い室内はすぐ目の前にベッド
があり、そこに1人の少年が枕を背もたれにして
座っていた。
側にはミリアム殿下がまるで護衛のように立って
いる。
「すごい、猫が変化魔法で人間になったみたいだ!」
ベッドの上の少年・・・フィリオサ殿下はそう言って
濃い青紫色の瞳を輝かせると人懐こい笑顔をその顔に
浮かべながら私を見つめてきた。
ルーシャの宝玉⁉︎こんなちっこい猫娘が・・・⁉︎」
なんか随分と大袈裟な呼び方をされている。召喚者
って他国ではそんな風に呼ばれているんだ。
「すごいのは私じゃなくて私に力を預けてくれた
イリューディアさんですから。誤解しないで下さい
ね?」
そこんとこ、ヨロシク。そんな気持ちで補足すれば
シェラさんが
「何をおっしゃいます。授けられた力を懸命に使い
人々を助けようとされるユーリ様の献身は皆の知る
ところです。皆あなたのそういうところを尊敬し、
お慕い申し上げているのですよ?勿論、その中で
オレが誰よりもユーリ様に身も心も捧げ尽くしたいと
思っておりますことをお忘れなく。出来ることなら
この身の内を引き裂いて、ユーリ様にオレの真心を
見せられればよいのですが。」
膝をついて目線を合わせると、そっと手を取り
口付けられてそう言われる。
「ありがたいですけど、言ってることが怖いです!
それに今はそーいう事を言ってる状況じゃないです
よね⁉︎」
私のためにバロイのお姫様を暗殺するとか過剰な
褒め言葉とか、癒し子原理主義者が狂信者の域に
片足を突っ込んで来ている気がする。
「ミリアム殿下がユーリ様に見惚れているようでした
ので、オレがいかにユーリ様をお慕いしていて他人が
そこに入り込む余地がないのかということを知らしめ
なければと思いまして。」
しれっとした顔でシェラさんはそう言った。
その言葉にミリアム殿下が噛み付く。
「みっ・・・見惚れてなんかいない!ただちょっと
驚いただけだ!その、今までに見たことのない宝石
みたいな瞳だったから・・・それになんでここに
癒し子が?大事な存在だからルーシャ国を離れる事を
禁じられていてリオン殿下だけが視察に来るとか、
癒し子の代わりに癒し子そっくりの少女を同行してる
とは聞いたけど」
怒って興奮したのかうっすらと頬を赤く染めながら
ごほんと大きく咳払いをしている。
そういえばリオン様が私じゃない別の女性を連れてる
って話はどんな風にシェラさん達が噂を広めたのか
気になる。
「それ、どんな話がこちらには伝わってるんですか?
私がここに来るのはバロイ国の人達に万が一にも
邪魔されないためにも内緒にしたんですけど。」
「俺が城下で聞いたのはリオン殿下と離れるのを
寂しがった癒し子様が、離れていても自分を忘れない
で欲しいと自分そっくりの侍女を供にさせたって話。
だからリオン殿下は道中も癒し子様を思い出しては
その侍女を代わりに愛でているとか何とか」
良かった、思ったよりリオン様の株が下がらない
ような話になっていた。
「なるべくユーリ様の美談に繋がる方向で噂を広めて
みましたけどいかがでしょう?」
シェラさんはにこりと微笑んだ。
「あ、ありがとうございます。」
聞きようによっては離れて旅に出る恋人を思ういい話
だ。一歩間違えれば嫉妬深い癒し子が浮気防止で自分
の侍女をリオン様につけたようにも聞こえるけど。
そしてそこで突然ミリアム殿下は
「とにかく!もしお前が本当にあの有名な癒し子様
なら助かる!頼む、どうかフィーを治してやって
くれ‼︎」
がばっと頭を下げて頼み込んで来た。
それに異論はない。元よりそのつもりでこちらは
来ているのだから。
「フィリオサ殿下にはまた会いに行くんですよね?
だったら、私が会うのを楽しみにしていると伝えて
もらえますか。そのためにもあの乾燥リンゴは毎食後
きちんと食べて、体調を整えて下さいね、とも。」
伝言をミリアム殿下に頼めば、分かったとしっかり
頷かれる。
そしてそのまま穴が開くほどじっとベールの奥の
私の瞳を見つめられた。
何だろう。ベールのせいで私の目は見えてないはず
なんだけど。
「どうかしましたか?」
「その・・・もう一度瞳を見たい。ベールを取って
もらえるか?」
なんだそんな事か。いいですよとベールを上げようと
したらシェラさんが私の手を止めてかぶりを振った。
「いえ、今日はもうよしましょう。ユーリ様の貴重な
ご尊顔を拝するのは1日一度で良いかと。それ以上
ユーリ様の美しさを見慣れていない者が見ると目が
潰れます。」
「なんですかそれ、シェラさんひどい‼︎」
目が潰れるとか私は魔物か。ある意味モリー公国の
人達以上に私を魔物扱いしてない?
「フィリオサ殿下にお会いする時はベールを取って
いただきますが、今日はもうこれくらいで。また
ミリアム殿下が動けなくなっても困りますし。」
さあさあ、とシェラさんは有無を言わさず殿下を
ぐいぐい部屋の扉の向こうへ追い出しにかかった。
「お前、いくらリオン殿下が気に入って同行させた
商人だからって仮にも王族の俺にそれはないだろう⁉︎
っていうか力強いな!何者だよ‼︎」
廊下へ追いやられながらミリアム殿下は驚いている。
まあただの商人が騎士みたいな風体の殿下を無抵抗な
状態にさせて部屋から追い出すとかないよね。
大丈夫かな、シェラさんが騎士だってバレない
だろうか。ハラハラしながら見守っていたけど、
殿下はシェラさんのその行動に気を配るよりも私に
伝言をする方に必死になっていた。
「おい、フィーのところに行く時は俺も立ち会う
からな!その時は俺がいてもベールなしでちゃんと
その顔を見せろよ‼︎」
「はあ・・・」
それってそんなに必死になって言うことだろうか。
顔なんかいくらでも見せるのに。
小首を傾げつつ分かりましたと頷けば、殿下の顔が
また朱に染まったような気がした。すぐにシェラさん
にその姿は隠されてしまったからよく見えなかった
けど。
その翌日、ミオ宰相さんからお声がかかった。
フィリオサ殿下に私のリンゴをあげて三日が経って
いた。その間もフィリオサ殿下は毎食後に欠かさず
あのリンゴを食べてくれていたという。
するとだいぶ調子が良くなったと。
そのため、いよいよ殿下に会うことができるという
話だった。
「殿下の治療をするのにベールは邪魔かもしれない
ので被らなくてもいいですよね?」
ミリアム殿下も顔を見せろって言ってたし。
一応私の身支度担当のシェラさんにお伺いを立てる。
今日は私にどんな服を着せようかと5つほどドレスを
並べて見比べていたシェラさんがはあとため息を
ついた。
「仕方ありませんね。ミリアム殿下が同席するのが
気に食いませんがフィリオサ殿下はユーリ様と初めて
お会いするので、信頼していただくためにもお顔を
見せるのは大切ですし。ただ、他の者に見られた時の
ために髪型は念の為に猫耳で、ベールも持参はします
からね。」
そこは譲れないらしい。猫耳に合うドレスはやはり
フリルがたくさんついていてスカートの裾に広がりの
あるものですかね、と言ってそれらしいドレスを手に
取っている。
「早く着替えて髪型も整えませんとフィリオサ殿下を
お待たせしますから急ぎましょうか。」
そう言いながらも今日も思う存分私を飾り立ててから
ようやくフィリオサ殿下に会いに行く支度が整った。
そうしてミオ宰相さんの案内の下、面会のために
向かったフィリオサ殿下の宮殿は他の宮殿と違って
緑が濃く生い茂る中にあった。
緑が多過ぎて暗くて鬱蒼とした雰囲気だ。
「涼しいけどちょっと空気が悪いですね・・・?」
「暑さは殿下のお体に毒ですので。日の光もあまり
眩しいと殿下の繊細なお肌を傷付けて赤くなって
しまいますので、多少空気の通りは悪くなりますが
涼しさを重視しましたらこのようになりました。」
ミオ宰相さんが少し気まずそうに教えてくれた。
「大事にされているんですね殿下は。」
「はい。お身体は弱いですが聡明で笑顔の愛らしい
殿下で皆に愛されております。」
宮殿周りの環境が少し悪いことは分かっていて
都合悪そうにしたミオ宰相さんも、殿下の話になると
嬉しそうな笑顔を見せた。
ミリアム殿下も治してあげたいと必死になっていたし
フィリオサ殿下は周りの人達に本当に愛されている。
確か歳は今年で12才だと聞いている。今からこんなに
慕われているなら、元気になればきっとこの先も
みんなに慕われるよい大公になるんじゃないかな。
頑張ろう、と改めて自分の使命感に燃えていると
一枚の大きな扉の前で宰相さんは立ち止まった。
「こちらです。」
扉を叩き、入室の許可を得て中へ入る。
日光が差し込まない薄暗い室内はすぐ目の前にベッド
があり、そこに1人の少年が枕を背もたれにして
座っていた。
側にはミリアム殿下がまるで護衛のように立って
いる。
「すごい、猫が変化魔法で人間になったみたいだ!」
ベッドの上の少年・・・フィリオサ殿下はそう言って
濃い青紫色の瞳を輝かせると人懐こい笑顔をその顔に
浮かべながら私を見つめてきた。
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