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第十三章 好きこそものの上手なれ
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私の申し出に呆気に取られて目を丸くしている
シグウェルさんを目の前に、半ばヤケクソで
開き直って続ける。
「顔で選ばれてもいいって言うならシグウェルさんも
伴侶に選びますよ!しかもリオン様もレジナスさんも
いて、さっ・・・三人目ですけどっ!それでもいい
ですか⁉︎」
三人目。自分で口にして恥ずかしくなった。
人生での交際人数をいきなり更新してしかもそれが
お付き合いどころか将来の結婚相手だ。
自分の人生にあり得ない事が起こっていて頭が混乱
する。私がアラブの石油王だったらこんな事にも
動じないで第三夫人や第三夫君だろうがどんと来い
という気持ちだったんだろうか。
だけどあいにく私はただの一般的な小市民だ。三人も
旦那さんがいる状況というのが全く想像がつかない。
「・・・なんでそんな泣きそうな顔になってるんだ」
自分を取り戻したシグウェルさんが呆れたように
そう言った。それは恥ずかしいからです。
自分から結婚して下さいと言ったような上に更に
三人目だけどそれでもいい?と聞く事になるとは
思ってもみなかったから。
「恥ずかしいんですよ!返事は二択です、はいか
いいえのどっちかしかないですよ⁉︎
一度しか聞きませんからね、さあどっちです⁉︎」
やけっぱちの私の言葉にユリウスさんが
「うわあ・・・こんなに開き直って情緒のない
プロポーズ、初めて聞いたっす。脅しじゃない
ですか・・・」
ユーリ様らしい、と呟いてエル君まで
「ユーリ様、もっと別の言い方があるんじゃない
ですか」
と言って来た。まさか自分よりも歳下の子にまで
ダメ出しされるとは思わなかった。
ヤケクソだったけど頑張ったよ⁉︎
そんなにダメだったかな⁉︎
ええ?とユリウスさんとエル君の二人を見回して
いたらシグウェルさんに声を掛けられた。
「俺の答えは最初から決まっている。二択など意味が
ないだろう。三人目?三人目だろうが三番目だろうが
そんなもの伴侶にさえなってしまえば関係がないし、
顔で選ばれたのならこの顔に感謝するだけだ。」
よって君の伴侶になるのに何の問題もないな。
そう言って頷いている。
「それより本当にいいんだな?」
逆に念を押されるようにして確かめられた。
「いいですよ、リオン様達にも今日はそういう返事を
しに行くって伝えてありますから。えーと、だから、
これからもよろしくお願いします。」
ふつつか者ですが、とはさすがに言わなかったけれど
ぺこりと頭を下げる。これでどうだ。少しは形に
なったんじゃないかな?
まだ気恥ずかしさの残るまま、ちらりと上目遣いで
シグウェルさんを見上げれば私を見つめていたあの
白皙の美貌が珍しくほんのりと朱に染まった。
そして私とパチリと目が合ったと思ったらふいと
視線を逸らされる。珍しい。
そうか、と呟いて少し照れたような、薄く頬を染めて
僅かに口元を微笑ませるその顔は初めて見る表情だ。
いつも冷たいシャープな線の顔立ちは21という実年齢
よりもだいぶ大人びて見えているけど、今のほんのり
嬉しそうに笑う顔は年相応・・・というか少し幼く
無邪気にも見えた。
え、何その顔。ちょっとかわいいかも知れない。
ここに来てそんな見たことのない表情を見せるとか
反則だ。
いつものすました顔とのギャップにやられてしまい、
思わず目が釘付けになって見つめてしまう。
あー、私、本当にシグウェルさんの顔に弱いのかも
知れない。こんなギャップにも弱いとかホントに
我ながらちょろい。
すると突然、
「甘い!空気が甘過ぎて耐えられないっす‼︎
部屋の空気を入れ替えてもいいっすか⁉︎」
ユリウスさんがそう叫んで部屋の窓という窓を
開け放った。さ、寒っ!
途端に初冬の冷たく澄んだ空気が室内に流れ込んで
来る。
「ちょっとユリウスさん⁉︎」
「二人の気持ちが通じたのは結構なんですけど、
俺とエル君もここにはいるんすからね!いつまでも
二人きりみたいに見つめ合われてても困るっす!」
「そんなつもりはなかったですけど・・・」
「無意識とかもっとやめて欲しいっす!」
なんてことを言うのか。ユリウスさんの言葉に急に
恥ずかしくなってきた。
「ところで、今後の事だが俺は奥の院に引っ越せば
いいのか?」
冷たい空気で文字通り頭が冷えたのか、すっかり
いつも通りに戻ったシグウェルさんが聞いてきた。
寒そうにしている私を見て、パチンと指を弾けば
ユリウスさんの開け放った窓は自動的にパタパタと
閉まっていく。
「え?」
「リオン殿下もレジナスも奥の院に住んでいる
だろう。伴侶はあそこに住むんじゃないのか?」
「えっ⁉︎」
考えた事もなかった。だけどそういえば陛下は
『この先、夫が増えたらどうするよ?そいつら全員
通わせるつもりか?そうでないなら夫を住まわせる
ためにも奥の院の権利はユーリちゃんに譲っとけ』
なんて言っていた。それに対してリオン様は、
『分かってますけど無駄に人を増やすつもりは
ありませんからね!』
なんて言い返していたけど。てことはやっぱり私の
旦那さんになる人はあそこに住むのかな。
「えーと、多分そうです。あ、でもシグウェルさんは
自分のお屋敷がありますよね。それにここも・・・」
何しろユールヴァルト家という由緒正しい家柄の
跡取りだ。あれ?そんな人が簡単に私の伴侶になる
とか大丈夫なのかな?
私が不思議そうな顔をしたからか、どうしたと
聞かれてしまう。そこで疑問を口にすればそんな事か
とシグウェルさんは頷いた。
「そうだな、住まいについてはおいおい考えよう。
家の跡継ぎについても何の問題もない。家督は一族の
誰かが継げばいいし、俺が君の伴侶のまま兼任しても
いい。俺の中で一番に優先されるのは君の伴侶として
の立場だからな、そこさえしっかりしていれば後は
どうでもいいしどうとでもなる。」
物凄く簡単なことのように言われた。それを聞いた
ユリウスさんが呆れる。
「それ、セディさんが聞いたら泣くっすよ。何しろ
すっかりユーリ様がユールヴァルト家に入る前提で
今日もここにお迎えしてますからね。まさか団長が
実家を捨ててもいいみたいに考えてるとは思っても
いないっすよ。」
その言葉にシグウェルさんは理解できないな、と
いう顔をした。
「セディや父の考えではユーリが俺に嫁いで来て家に
入るのが当然と思っているが逆だろう。ユーリが俺の
ものになるのではなくて、俺がユーリのものになる
んだぞ?ユーリが俺の家に入る道理がない。」
いや、言い方・・・。平然と私のものになるって
言ってるけど恥ずかしいから。ユリウスさんも顔を
赤くしている。
「団長、マジで平気な顔してそういう事を突然言うの
やめてもらっていいっすか?聞いてるこっちの方が
恥ずかしくなって耳をちぎり捨てたくなるっす!」
「俺は何も恥ずかしいことは言っていない。今の会話
のどこにそんなものがあった。」
「言ったじゃないすか!自分はユーリ様のものだとか
なんとか!シェラザード隊長ですかアンタは‼︎」
そう突っ込まれたシグウェルさんはちらと私を見た。
「なんだ、君も赤くなってるじゃないか。口説いた
つもりはないんだが何故そこで赤くなる?」
「ユリウスさんに同意です・・・」
俺は君のものだなんてセリフ、シェラさんに言われた
のならいつもの事で慣れているから聞き流せるけど
シグウェルさんにはそんな事を言われたことがない
のでなんだか動揺してしまう。
うろうろと視線を彷徨わせていると、私を見ていた
シグウェルさんが面白そうに目を細めた。
「殿下が君をあれこれ構って意地の悪い事をたまに
しているがその心境が分かる気がするな。」
「へ?」
一体何の話だ。
「普通に口説いても君の反応は面白いが今のところ、
少し困ったように恥ずかしそうにしている時の君の
表情が俺は一番好きかも知れない。それを見たいが
そのためには殿下のように、君が困るようなことを
何か言ったりやったりしなければいけないな。」
やめて欲しい。Sっ気気質の人が2倍に増えるとか
どうかしている。
「なっ・・・何言ってるんですか⁉︎普通は嬉しそうな
顔が見たいとか笑ってる顔がいいとかですよね⁉︎」
赤面から一転して青くなった私にユリウスさんが
無駄っす、と首を振った。
「ユーリ様、今さら団長に普通を求めるのは間違い
っすよ。だから言ったじゃないっすか、クセの強い人
ばっかり伴侶になって大変っすねって。」
「そんなぁ」
私とユリウスさんがやり取りしている間も、それを
無視してシグウェルさんはふむ、と顎に手を当て
何かを考えている。
不穏だ、この状況でこのポーズはリオン様のように
何か碌でもないことを考えているパターンな気が
する。
「とりあえず・・・」
俯き加減で考え込んでいた顔を上げたシグウェルさん
は私を見て言う。
「俺は君のものだが、君も俺のものだという印でも
つけておこうか。」
「はい⁉︎」
シグウェルさんを目の前に、半ばヤケクソで
開き直って続ける。
「顔で選ばれてもいいって言うならシグウェルさんも
伴侶に選びますよ!しかもリオン様もレジナスさんも
いて、さっ・・・三人目ですけどっ!それでもいい
ですか⁉︎」
三人目。自分で口にして恥ずかしくなった。
人生での交際人数をいきなり更新してしかもそれが
お付き合いどころか将来の結婚相手だ。
自分の人生にあり得ない事が起こっていて頭が混乱
する。私がアラブの石油王だったらこんな事にも
動じないで第三夫人や第三夫君だろうがどんと来い
という気持ちだったんだろうか。
だけどあいにく私はただの一般的な小市民だ。三人も
旦那さんがいる状況というのが全く想像がつかない。
「・・・なんでそんな泣きそうな顔になってるんだ」
自分を取り戻したシグウェルさんが呆れたように
そう言った。それは恥ずかしいからです。
自分から結婚して下さいと言ったような上に更に
三人目だけどそれでもいい?と聞く事になるとは
思ってもみなかったから。
「恥ずかしいんですよ!返事は二択です、はいか
いいえのどっちかしかないですよ⁉︎
一度しか聞きませんからね、さあどっちです⁉︎」
やけっぱちの私の言葉にユリウスさんが
「うわあ・・・こんなに開き直って情緒のない
プロポーズ、初めて聞いたっす。脅しじゃない
ですか・・・」
ユーリ様らしい、と呟いてエル君まで
「ユーリ様、もっと別の言い方があるんじゃない
ですか」
と言って来た。まさか自分よりも歳下の子にまで
ダメ出しされるとは思わなかった。
ヤケクソだったけど頑張ったよ⁉︎
そんなにダメだったかな⁉︎
ええ?とユリウスさんとエル君の二人を見回して
いたらシグウェルさんに声を掛けられた。
「俺の答えは最初から決まっている。二択など意味が
ないだろう。三人目?三人目だろうが三番目だろうが
そんなもの伴侶にさえなってしまえば関係がないし、
顔で選ばれたのならこの顔に感謝するだけだ。」
よって君の伴侶になるのに何の問題もないな。
そう言って頷いている。
「それより本当にいいんだな?」
逆に念を押されるようにして確かめられた。
「いいですよ、リオン様達にも今日はそういう返事を
しに行くって伝えてありますから。えーと、だから、
これからもよろしくお願いします。」
ふつつか者ですが、とはさすがに言わなかったけれど
ぺこりと頭を下げる。これでどうだ。少しは形に
なったんじゃないかな?
まだ気恥ずかしさの残るまま、ちらりと上目遣いで
シグウェルさんを見上げれば私を見つめていたあの
白皙の美貌が珍しくほんのりと朱に染まった。
そして私とパチリと目が合ったと思ったらふいと
視線を逸らされる。珍しい。
そうか、と呟いて少し照れたような、薄く頬を染めて
僅かに口元を微笑ませるその顔は初めて見る表情だ。
いつも冷たいシャープな線の顔立ちは21という実年齢
よりもだいぶ大人びて見えているけど、今のほんのり
嬉しそうに笑う顔は年相応・・・というか少し幼く
無邪気にも見えた。
え、何その顔。ちょっとかわいいかも知れない。
ここに来てそんな見たことのない表情を見せるとか
反則だ。
いつものすました顔とのギャップにやられてしまい、
思わず目が釘付けになって見つめてしまう。
あー、私、本当にシグウェルさんの顔に弱いのかも
知れない。こんなギャップにも弱いとかホントに
我ながらちょろい。
すると突然、
「甘い!空気が甘過ぎて耐えられないっす‼︎
部屋の空気を入れ替えてもいいっすか⁉︎」
ユリウスさんがそう叫んで部屋の窓という窓を
開け放った。さ、寒っ!
途端に初冬の冷たく澄んだ空気が室内に流れ込んで
来る。
「ちょっとユリウスさん⁉︎」
「二人の気持ちが通じたのは結構なんですけど、
俺とエル君もここにはいるんすからね!いつまでも
二人きりみたいに見つめ合われてても困るっす!」
「そんなつもりはなかったですけど・・・」
「無意識とかもっとやめて欲しいっす!」
なんてことを言うのか。ユリウスさんの言葉に急に
恥ずかしくなってきた。
「ところで、今後の事だが俺は奥の院に引っ越せば
いいのか?」
冷たい空気で文字通り頭が冷えたのか、すっかり
いつも通りに戻ったシグウェルさんが聞いてきた。
寒そうにしている私を見て、パチンと指を弾けば
ユリウスさんの開け放った窓は自動的にパタパタと
閉まっていく。
「え?」
「リオン殿下もレジナスも奥の院に住んでいる
だろう。伴侶はあそこに住むんじゃないのか?」
「えっ⁉︎」
考えた事もなかった。だけどそういえば陛下は
『この先、夫が増えたらどうするよ?そいつら全員
通わせるつもりか?そうでないなら夫を住まわせる
ためにも奥の院の権利はユーリちゃんに譲っとけ』
なんて言っていた。それに対してリオン様は、
『分かってますけど無駄に人を増やすつもりは
ありませんからね!』
なんて言い返していたけど。てことはやっぱり私の
旦那さんになる人はあそこに住むのかな。
「えーと、多分そうです。あ、でもシグウェルさんは
自分のお屋敷がありますよね。それにここも・・・」
何しろユールヴァルト家という由緒正しい家柄の
跡取りだ。あれ?そんな人が簡単に私の伴侶になる
とか大丈夫なのかな?
私が不思議そうな顔をしたからか、どうしたと
聞かれてしまう。そこで疑問を口にすればそんな事か
とシグウェルさんは頷いた。
「そうだな、住まいについてはおいおい考えよう。
家の跡継ぎについても何の問題もない。家督は一族の
誰かが継げばいいし、俺が君の伴侶のまま兼任しても
いい。俺の中で一番に優先されるのは君の伴侶として
の立場だからな、そこさえしっかりしていれば後は
どうでもいいしどうとでもなる。」
物凄く簡単なことのように言われた。それを聞いた
ユリウスさんが呆れる。
「それ、セディさんが聞いたら泣くっすよ。何しろ
すっかりユーリ様がユールヴァルト家に入る前提で
今日もここにお迎えしてますからね。まさか団長が
実家を捨ててもいいみたいに考えてるとは思っても
いないっすよ。」
その言葉にシグウェルさんは理解できないな、と
いう顔をした。
「セディや父の考えではユーリが俺に嫁いで来て家に
入るのが当然と思っているが逆だろう。ユーリが俺の
ものになるのではなくて、俺がユーリのものになる
んだぞ?ユーリが俺の家に入る道理がない。」
いや、言い方・・・。平然と私のものになるって
言ってるけど恥ずかしいから。ユリウスさんも顔を
赤くしている。
「団長、マジで平気な顔してそういう事を突然言うの
やめてもらっていいっすか?聞いてるこっちの方が
恥ずかしくなって耳をちぎり捨てたくなるっす!」
「俺は何も恥ずかしいことは言っていない。今の会話
のどこにそんなものがあった。」
「言ったじゃないすか!自分はユーリ様のものだとか
なんとか!シェラザード隊長ですかアンタは‼︎」
そう突っ込まれたシグウェルさんはちらと私を見た。
「なんだ、君も赤くなってるじゃないか。口説いた
つもりはないんだが何故そこで赤くなる?」
「ユリウスさんに同意です・・・」
俺は君のものだなんてセリフ、シェラさんに言われた
のならいつもの事で慣れているから聞き流せるけど
シグウェルさんにはそんな事を言われたことがない
のでなんだか動揺してしまう。
うろうろと視線を彷徨わせていると、私を見ていた
シグウェルさんが面白そうに目を細めた。
「殿下が君をあれこれ構って意地の悪い事をたまに
しているがその心境が分かる気がするな。」
「へ?」
一体何の話だ。
「普通に口説いても君の反応は面白いが今のところ、
少し困ったように恥ずかしそうにしている時の君の
表情が俺は一番好きかも知れない。それを見たいが
そのためには殿下のように、君が困るようなことを
何か言ったりやったりしなければいけないな。」
やめて欲しい。Sっ気気質の人が2倍に増えるとか
どうかしている。
「なっ・・・何言ってるんですか⁉︎普通は嬉しそうな
顔が見たいとか笑ってる顔がいいとかですよね⁉︎」
赤面から一転して青くなった私にユリウスさんが
無駄っす、と首を振った。
「ユーリ様、今さら団長に普通を求めるのは間違い
っすよ。だから言ったじゃないっすか、クセの強い人
ばっかり伴侶になって大変っすねって。」
「そんなぁ」
私とユリウスさんがやり取りしている間も、それを
無視してシグウェルさんはふむ、と顎に手を当て
何かを考えている。
不穏だ、この状況でこのポーズはリオン様のように
何か碌でもないことを考えているパターンな気が
する。
「とりあえず・・・」
俯き加減で考え込んでいた顔を上げたシグウェルさん
は私を見て言う。
「俺は君のものだが、君も俺のものだという印でも
つけておこうか。」
「はい⁉︎」
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