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第九章 剣と使徒
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執務室の中に立ってこちらをじっと見つめている
男の子は、眉の辺りで切り揃えられた前髪をした
おかっぱ気味の髪型も、肌もまつ毛も全部
真っ白だった。
唯一こちらを見つめる瞳だけがルビーのように
透明感のある深い赤だ。
アルビノっていうんだろうか。
その真っ白な中に赤い色がぽつんと一つある様子が
まるで雪ウサギみたいでとても綺麗だなと思った。
そういえば、この世界の人達は私が元の世界で
ぼんやり眺めていた深夜アニメみたいに赤や青、
緑などカラフルな色を持っているけれど
真っ白な人は見たことがない。
さっきレジナスさんは、容姿は多少目立つって
言っていた。ということはこの世界で真っ白な
色を持つ人は、目立つほど珍しいんだ。
ぽかんとして見つめ返していたら、その子は
私にぺこりとお辞儀をしてきた。
「エーギルシュネクトシュメイアと申します。
これからよろしくお願いします。」
無表情な感じでそう言われた。
あまり表情の動かない子だ。あと名前が長い。
「エーギル・・・エル君て呼んでもいいですか?」
そう聞けば、わずかだけど眉が動いた。
「お好きな呼び方で構いません。それに
呼び捨てで構いませんし。」
そう言って黙り込んだ。なんだか壁を感じる。
まだ会ったばかりだからかな?
「リオン様、エル君は私より小さくないですか?
こんな子に私の侍従とか護衛をして貰うんですか?」
私よりも小柄で華奢だし、色味が白いからか
とても儚げに見えて心配になった。
「歳の頃は9つだと聞いているから、ユーリより
少しだけ歳下だね。でもこの歳で兄上の
お墨付きをもらっている、兄上の剣だよ。
心配しなくても大丈夫。」
9歳!そんな子に護衛をさせていいのだろうか。
そんな私の心配を見てとったのか、リオン様が
くすりと笑った。
「大丈夫、レジナスもその歳の頃にはもう僕の
護衛をしていたからね。優れた才能を持つ人間に
歳は関係ないんだよ。」
レジナスさんも静かに頷いている。
そ、そういうものなんだ。
「じゃあ今日からよろしくお願いします!
ええと、普段は護衛をしてもらいながら身の回りの
お世話もお願いすることになるんですよね?
シンシアさんとお話してもらった方がいいですか?」
シンシアさんが柔らかく微笑む。
「そうですね。ユーリ様のお着替えのお世話以外は
何でもしてもらう方がいいでしょう。小さくても
男手がありますと私も何かと心強いです。
私はシンシアと申します、よろしくお願い
いたします。私もエル様と呼んでよろしいですか?」
「呼び捨てで構いません、シンシアさん。
よろしくお願いいたします。」
その言葉にシンシアさんは、エル君は大声殿下から
遣わされた人で本来の職務は護衛騎士だから
侍女の自分如きが呼び捨てなどとんでもない、と
慌てて首を振った。
「それじゃさっそくユーリの部屋に戻って、
これからの細々とした事を覚えてもらう方がいいね。
じゃあユーリ、また夕食の席で。」
そう言ったリオン様に頬に口付けられて、
別れを惜しむように頭を撫でられるとまた
レジナスさんに手渡された。
さっきから地に足を付けないまま、私はリオン様と
レジナスさんの間を手渡しで行ったり来たり
しているけど、初対面のエル君の前でこれはない。
恥ずかしいことこの上ない。
エル君も、そんな私をじいっと見ているから
一体どう思われているのだろうか。
「・・・僕もそうやってユーリ様を運んだ方が
いいですか?」
「えっ⁉︎」
思いもよらないことを言われた。リオン様も
レジナスさんも固まっている。
私より小さいエル君に縦抱っこさせるとか
どんなイジメだ。
「だっ、駄目ですよ!これは二人が勝手に私を
こうやって運んでるだけですから、普段はちゃんと
自分の足で歩いてますよ⁉︎」
「・・・体が弱いわけではないのですね?」
「いたって健康です‼︎」
「誰かに毒を飲まされて具合が悪いわけでも
ないのですか?」
「違いますっ‼︎」
「分かりました。」
無表情でまたコクリと頷かれた。縦抱っこで
運ばれて病弱だと思われたのは初めてだ。
そして病弱でも何でもないのにいちいち縦抱っこで
移動してたらそれが私の趣味だと思われてないか
ちょっと心配になった。
あと、毒?まずそんな発想が出てくる辺りが
エル君の今まで置かれていた生活環境が想像できて
怖い。縦抱っこ=病弱、病弱=毒摂取の可能性あり、
だなんて。一体大声殿下のところでどんな事を
習って来たのか。
本当に何というか掴みどころのない子だ。
そんなエル君を後ろに従えて、レジナスさんに
縦抱っこされたまま自分の部屋に戻ると
「エル様がいてくれるなら、少しだけ奥の院に
戻ってきてもよいですか?まだもう少しユーリ様の
物でこちらに持って来たいものがありまして。」
そう言ったシンシアさんはルルーさん達と
一緒に奥の院に行ってしまった。
レジナスさんも私を部屋まで送り届けたら
すぐにリオン様のところへ戻ったので、私は出会って
1時間もしないうちにいきなりエル君と二人きりに
されてしまった。部屋の中がシンとしてなんだか
気まずい。どうしよう。何か話した方がいいのかな。
そう思っていたら、
「僕がいると迷惑ですか?」
エル君にそう聞かれた。
「えっ⁉︎」
「ユーリ様は剣をいらないと言っていると
聞きました。僕はいりませんか?」
無表情で淡々とそう聞かれる。ルビー色の
瞳がジッと私を見つめているけどその表情は
全然読めない。
「ま、まさか本当の剣じゃなくて人だとは
思わなかったので!エル君が侍従さんや
護衛をしてくれるならとても助かります!
いらないなんてそんな事はないですよ‼︎」
慌ててそう言えば、そこで初めてエル君の
真っ白な頬に微かに赤みが差した。
「僕がここに来たのはイリヤ様の命令ですから。
なのでいらないと思われていても、帰るわけには
いかないんです。色も、白くて気味が悪いと
思うかも知れませんがそういう訳でよろしく
お願いします。」
そう言いながら私を見る目は心なしか鋭い気がする。
あれ、これはもしかして怒らせた?
私が話した事を言い訳だと思われたのだろうか。
「ウソじゃないですよ!私にはまだ専属の
侍従さんも護衛もいないので、エル君がなって
くれるなら嬉しいです!それに気味が悪いだなんて
全然思ってませんよ⁉︎むしろ雪ウサギみたいに
綺麗で可愛いじゃないですか‼︎仲良くしましょう‼︎」
そう言って必死で詰め寄ってアピールすれば、
私が近付く分だけエル君は私から距離を取って
離れていく。
ああぁ、これは完全に嫌われたんじゃないだろうか。
もしかしてあの時執務室の前で話していた、
剣を返品したいだとかリオン様達に貸すだとかも
聞かれていたのかな。
「エ、エル君・・・」
「あまり近付かないで下さい。護衛に適切な
距離感というものがありますので。」
そう言われてまた距離を取られた。
うわあ、仲良くなれる気がしない。
元はと言えば最初に私が言ったことが原因だ。
エル君を傷付けてしまったのかも。
「ご、ごめんね。お菓子食べる?」
はい、と綺麗に包まれたクッキーを渡そうとしても
「護衛中なので必要ありません。ユーリ様が
食べて下さい。僕はお茶を淹れます。」
そう言ったエル君に、茶器を用意するために
また距離を取られる。
ちょうどそこにルルーさん達が戻って来て、
私が近付けば離れるエル君という図を目撃された。
「あら、追いかけっこですか?随分と仲良く
なられたんですね。ようございました。」
ルルーさんが孫でも見るような微笑ましい眼差しで
私とエル君をみてくるけど、そうならどんなに
良かったことか。
実際は護られるはずの私が護衛する側のエル君を
追いかけ回しては嫌がられているだけだ。
エル君、大声殿下の命令でここにいるけど本当は
私のところに来たくなかったのかも知れない。
そう思ったら地味にへこんだ。
男の子は、眉の辺りで切り揃えられた前髪をした
おかっぱ気味の髪型も、肌もまつ毛も全部
真っ白だった。
唯一こちらを見つめる瞳だけがルビーのように
透明感のある深い赤だ。
アルビノっていうんだろうか。
その真っ白な中に赤い色がぽつんと一つある様子が
まるで雪ウサギみたいでとても綺麗だなと思った。
そういえば、この世界の人達は私が元の世界で
ぼんやり眺めていた深夜アニメみたいに赤や青、
緑などカラフルな色を持っているけれど
真っ白な人は見たことがない。
さっきレジナスさんは、容姿は多少目立つって
言っていた。ということはこの世界で真っ白な
色を持つ人は、目立つほど珍しいんだ。
ぽかんとして見つめ返していたら、その子は
私にぺこりとお辞儀をしてきた。
「エーギルシュネクトシュメイアと申します。
これからよろしくお願いします。」
無表情な感じでそう言われた。
あまり表情の動かない子だ。あと名前が長い。
「エーギル・・・エル君て呼んでもいいですか?」
そう聞けば、わずかだけど眉が動いた。
「お好きな呼び方で構いません。それに
呼び捨てで構いませんし。」
そう言って黙り込んだ。なんだか壁を感じる。
まだ会ったばかりだからかな?
「リオン様、エル君は私より小さくないですか?
こんな子に私の侍従とか護衛をして貰うんですか?」
私よりも小柄で華奢だし、色味が白いからか
とても儚げに見えて心配になった。
「歳の頃は9つだと聞いているから、ユーリより
少しだけ歳下だね。でもこの歳で兄上の
お墨付きをもらっている、兄上の剣だよ。
心配しなくても大丈夫。」
9歳!そんな子に護衛をさせていいのだろうか。
そんな私の心配を見てとったのか、リオン様が
くすりと笑った。
「大丈夫、レジナスもその歳の頃にはもう僕の
護衛をしていたからね。優れた才能を持つ人間に
歳は関係ないんだよ。」
レジナスさんも静かに頷いている。
そ、そういうものなんだ。
「じゃあ今日からよろしくお願いします!
ええと、普段は護衛をしてもらいながら身の回りの
お世話もお願いすることになるんですよね?
シンシアさんとお話してもらった方がいいですか?」
シンシアさんが柔らかく微笑む。
「そうですね。ユーリ様のお着替えのお世話以外は
何でもしてもらう方がいいでしょう。小さくても
男手がありますと私も何かと心強いです。
私はシンシアと申します、よろしくお願い
いたします。私もエル様と呼んでよろしいですか?」
「呼び捨てで構いません、シンシアさん。
よろしくお願いいたします。」
その言葉にシンシアさんは、エル君は大声殿下から
遣わされた人で本来の職務は護衛騎士だから
侍女の自分如きが呼び捨てなどとんでもない、と
慌てて首を振った。
「それじゃさっそくユーリの部屋に戻って、
これからの細々とした事を覚えてもらう方がいいね。
じゃあユーリ、また夕食の席で。」
そう言ったリオン様に頬に口付けられて、
別れを惜しむように頭を撫でられるとまた
レジナスさんに手渡された。
さっきから地に足を付けないまま、私はリオン様と
レジナスさんの間を手渡しで行ったり来たり
しているけど、初対面のエル君の前でこれはない。
恥ずかしいことこの上ない。
エル君も、そんな私をじいっと見ているから
一体どう思われているのだろうか。
「・・・僕もそうやってユーリ様を運んだ方が
いいですか?」
「えっ⁉︎」
思いもよらないことを言われた。リオン様も
レジナスさんも固まっている。
私より小さいエル君に縦抱っこさせるとか
どんなイジメだ。
「だっ、駄目ですよ!これは二人が勝手に私を
こうやって運んでるだけですから、普段はちゃんと
自分の足で歩いてますよ⁉︎」
「・・・体が弱いわけではないのですね?」
「いたって健康です‼︎」
「誰かに毒を飲まされて具合が悪いわけでも
ないのですか?」
「違いますっ‼︎」
「分かりました。」
無表情でまたコクリと頷かれた。縦抱っこで
運ばれて病弱だと思われたのは初めてだ。
そして病弱でも何でもないのにいちいち縦抱っこで
移動してたらそれが私の趣味だと思われてないか
ちょっと心配になった。
あと、毒?まずそんな発想が出てくる辺りが
エル君の今まで置かれていた生活環境が想像できて
怖い。縦抱っこ=病弱、病弱=毒摂取の可能性あり、
だなんて。一体大声殿下のところでどんな事を
習って来たのか。
本当に何というか掴みどころのない子だ。
そんなエル君を後ろに従えて、レジナスさんに
縦抱っこされたまま自分の部屋に戻ると
「エル様がいてくれるなら、少しだけ奥の院に
戻ってきてもよいですか?まだもう少しユーリ様の
物でこちらに持って来たいものがありまして。」
そう言ったシンシアさんはルルーさん達と
一緒に奥の院に行ってしまった。
レジナスさんも私を部屋まで送り届けたら
すぐにリオン様のところへ戻ったので、私は出会って
1時間もしないうちにいきなりエル君と二人きりに
されてしまった。部屋の中がシンとしてなんだか
気まずい。どうしよう。何か話した方がいいのかな。
そう思っていたら、
「僕がいると迷惑ですか?」
エル君にそう聞かれた。
「えっ⁉︎」
「ユーリ様は剣をいらないと言っていると
聞きました。僕はいりませんか?」
無表情で淡々とそう聞かれる。ルビー色の
瞳がジッと私を見つめているけどその表情は
全然読めない。
「ま、まさか本当の剣じゃなくて人だとは
思わなかったので!エル君が侍従さんや
護衛をしてくれるならとても助かります!
いらないなんてそんな事はないですよ‼︎」
慌ててそう言えば、そこで初めてエル君の
真っ白な頬に微かに赤みが差した。
「僕がここに来たのはイリヤ様の命令ですから。
なのでいらないと思われていても、帰るわけには
いかないんです。色も、白くて気味が悪いと
思うかも知れませんがそういう訳でよろしく
お願いします。」
そう言いながら私を見る目は心なしか鋭い気がする。
あれ、これはもしかして怒らせた?
私が話した事を言い訳だと思われたのだろうか。
「ウソじゃないですよ!私にはまだ専属の
侍従さんも護衛もいないので、エル君がなって
くれるなら嬉しいです!それに気味が悪いだなんて
全然思ってませんよ⁉︎むしろ雪ウサギみたいに
綺麗で可愛いじゃないですか‼︎仲良くしましょう‼︎」
そう言って必死で詰め寄ってアピールすれば、
私が近付く分だけエル君は私から距離を取って
離れていく。
ああぁ、これは完全に嫌われたんじゃないだろうか。
もしかしてあの時執務室の前で話していた、
剣を返品したいだとかリオン様達に貸すだとかも
聞かれていたのかな。
「エ、エル君・・・」
「あまり近付かないで下さい。護衛に適切な
距離感というものがありますので。」
そう言われてまた距離を取られた。
うわあ、仲良くなれる気がしない。
元はと言えば最初に私が言ったことが原因だ。
エル君を傷付けてしまったのかも。
「ご、ごめんね。お菓子食べる?」
はい、と綺麗に包まれたクッキーを渡そうとしても
「護衛中なので必要ありません。ユーリ様が
食べて下さい。僕はお茶を淹れます。」
そう言ったエル君に、茶器を用意するために
また距離を取られる。
ちょうどそこにルルーさん達が戻って来て、
私が近付けば離れるエル君という図を目撃された。
「あら、追いかけっこですか?随分と仲良く
なられたんですね。ようございました。」
ルルーさんが孫でも見るような微笑ましい眼差しで
私とエル君をみてくるけど、そうならどんなに
良かったことか。
実際は護られるはずの私が護衛する側のエル君を
追いかけ回しては嫌がられているだけだ。
エル君、大声殿下の命令でここにいるけど本当は
私のところに来たくなかったのかも知れない。
そう思ったら地味にへこんだ。
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