139 / 142
第七章 地球<アースター>編
???
しおりを挟む
謎の少年は構えもせずにただ立っている。
だが、攻められない。
能力によるものか、得体の知れなさか。
どちらにせよ様子見は必須。
それでも、殺す気で放つ。
「ブラックレイ」
黒い光線。
鞭のようにしなやかに少年に向かう。
止められる。
当たり前のように、ただ立ったまま止める。
「それぐらいはするか。」
能力は予想できる。
停止系の能力だ。おそらく魔力を止めるみたいなものだろう。
…そんな知り合いはいない。
なら奴の方が知っていそうだが…。
「いや、今はいいか。」
心気で近づく。
剣を抜き首元へ。
これも防がれる。
心気に対してノータイムでの対応をするに、心気を使う事が分かった。
「攻撃、見えてますか?」
打撃。三発入った。
速すぎる。まるで時間が飛んだようだ。
内臓がズタズタだ。
間違いない、こいつはどんな手を使ってもいい相手だ。
「格上相手は魔族だけだと思ったが、ここにもいたとはな。」
大原は黒い剣を取り出した。
闇の魔力とは無縁。
だが、闇以外にも黒い理由はいくらでもある。
「俺は一人で戦う時が多かったからな。ある人に作って貰ったこの剣の名は、「孤高」。」
その名の通り、シンプル。
一人で戦う時に全てのステータスが上昇する。
「闇の滝!」
闇が滝のように落ちてくる。
それも囲むように。
大原将希をも狙ったその闇は、溜まり覆い尽くす。
それが止まる。
予備動作はない。直接狙った滝も彼を避けるように落ちていく。
ただ彼を見て思った違和感があった。
その答えはすぐに分かるのだが。
「お前、魔力操作をしていないな。能力によって攻撃や魔力を受け流している。まさか、俺の攻撃も届かないとはな。」
「そうですね。僕の力は最強らしいので。」
「最強の能力か…。時を操る能力よりも上なのか。」
「…そうですね。貴方だけなら教えてもいいでしょう。僕の能力は…」
「?」
彼の違和感の答えまでは聞こえた。
そこからの会話は何も聞こえなくなった。
口は動いている。
どういう原理だろうか?
「そ、そんな能力が、あっていいのか?お前がその気になれば、この世界を支配することもできるし、全ての人類を殺すことも出来る能力だ。」
「安心して下さい。今回は俺が勝つんじゃなくて、この人を勝たせるために来たので。」
「…そうかい。なら邪魔はするってことだな。」
大原は大原に向かっていく。
「ええ、ただもういらなそうですけど。」
見切られた。
攻撃が届かない。
心気の使い方の理解が早い。
「たった一秒の心気の見極め、それでは戦いにもならない。なら、必殺の一撃を防ぐために使う。必殺の一撃を与えるために使う。その使い方が今の俺に出来ることだよな!」
「正解です。」
魔力弾を向かわせながらゆっくりと正答を言う。
「だがその方法では一人では俺に勝てないぞ。」
「申し訳ないけど、俺とお前は違う。一人で強いのはお前だ。誇らしくも思う。俺は、あるもの全て使って勝つ。一人では間違いなく勝てないからな。俺は、お前みたいに強くないからさ。」
「…ああ、知っているさ。お前は俺に無いものを持っているからな。」
時間遡行で近づく。
攻撃は届かない。
「だから、僕を使うんですね。」
「頼む。防御は任せた。」
「…反則だろう…。まだ奴に攻撃に回ってくれた方がマシなものを。」
無垢の極み 斬
初めてかすり傷を与えた。
剣を振る速度が速い。
なるほど、奴はあの時間で俺の力をインプットさせたのか。
「因果の眼。彼が経験値を自身のものにするのは、戦いよりも見ること。かの大野将希もそうだったようですしね。」
「ちぃ!なら、全て吹き飛ばしてやる!」
闇が全て孤高の剣先に集まって行く。
「あれは防ぐのは無理ですね。純粋な闇は僕の能力でも難しい。ですが、貴方なら出来るはずです。同じ条件なら、負けることは無いはずです。」
彼は俺に魔力を分けてくれた。
「君が技を放てば勝てるのに?」
少し驚いた表情をしていたがすぐにこう返した。
「邪魔をしてもいいならそれでも。」
「いや、ありがとう。これなら、俺は対等になれる!」
孤高が振り下ろされる。
「無限闇夜!」
一点に集中された闇が、全てを破壊し尽くす。
「そんな強い技俺は持ってねえよ。けど、やる。闇を晴らさないとなあ!」
風をベースに、土で固め、水でいなし、火と雷は攻撃へ。
全属性砲撃。
それを超えるものでないといけない。
彼には闇があった。
どうしても拭いきれない闇があった。
それでも、照らしてくれた光が彼を形成し続ける。
後に名をつけるとしたら、夜天・陽光。
光と闇が拮抗する。
技のスペックは闇が上手。
闇は全てを覆い尽くすように、質量を叩きつけた。
これで終わりなら、俺は全力を出す事はない。
「だああああああ!!」
深い闇の中でも、光り輝く時がある。
知っているさ。
それを救うために頑張っていたはずだ。
だが、俺に希望はなかった。
こうまで輝く光を、俺は忘れてしまったのだ。
光が闇を祓うために向かって来る。
陽の光のように明るい光だ。
この暖かさを拒むことが出来ようか。
「届けええええええええ!!!!」
光の剣は大原の腹部を突き刺した。
勢い余って反転結界をも破壊した。
地面に落ちる。
魔力は命を維持するくらいしか残っていない。
それはあちらも同じことだ。
「ボロボロだな、俺たち。」
「ああ。だが、スッキリした。故にまだ終わらん。」
「そうだな。後一撃。全て終わるな」
フラフラだ。
歩く力が無駄。立つ力も無駄だ。考えることは無い。
それら全ての力を魔力に回す。
つるぎをかまえる。
しこうはまえにでるせんたくしいがいなし。
だがおもしろいことがおこった。
わざがおなじだった。
ちをける。
つるぎをまえにだしながらさけぶ。
「秘突!!」
彼らの技に差は無かった。
ただその技の意味が「勝つ」か「殺す」かの違いだけだった。
両者の剣は届かなかった。
だが勝敗は決した。
「やっぱ…未来の自分に勝つのは無理だなぁ。」
身体は1ミリも動かない。
思考はなんとか持たせているだけ。
「ふざけるな。俺の剣を弾き飛ばしておいて…」
あの時、俺は全ての魔力を脚に付与していた。
瞬発力で終わらせようとした。
奴は違った。
腕に魔力を注いでいた。
そして、魔力の差で俺の剣を吹き飛ばし、最後の攻撃をする前に俺が勢いのまま通り過ぎた。
事実上の敗北だ。
後一撃与える元気があれば確実に負けていた。
「あの技覚えていたんだ。」
「ああ、最初に俺が覚えた技。同じだったとはな。」
「はは、笑わせんなよ。意識を保つのがキツくなるだろうが…」
大原将希は気を失った。
この状態で何もできる事はない。
さて、彼と対峙しようとするか。
「その人、生かしていいですよね。」
「ああ。俺は少し休む。お前は俺を殺すことが目的じゃあないらしいからな。」
魔力を大原に注いでいく。
すぐに起き上がる事はないが、その間に気になっていた事を話すとしよう。
「俺はタイムズと共にしているからだろ?君の能力を教えてくれたのは。」
「そうですね。」
「君は何者だ?」
「…分かっているでしょうけど、細かいところは…どうなんでしょう?」
「問題ない。私たちもこの場には用はないからな。」
宙に漂うタイムズがそう告げる。
「繋がったみたいですね。」
「ああ、ご苦労だった。後は私達の頑張り次第だな。」
「なんだよ、訳がわからん。あとで説明してもらうぞ。」
「ああ。それ話せ。私にとってはそちらの方が重要だ。」
「分かりました。では、僕の名から。僕の名前は…」
タイムズと大原は魔王軍の戦艦に戻っていく。
「…この先はある地点まで確定しているのか。」
「私達が別の動きをすれば、違う未来になるがな。」
「それはお前も、彼らの頑張りが無駄になる。」
「だな。最後にリザーグに挨拶してから我々はこの場を後にしよう。」
「はあ。せめて一日は空けてくれよ?」
「貴様はあの大原のように死をも恐れぬようになってから言うのだな。気を確かに持てる魔力は残して負けるなどと。」
「…ここまで来て説教かよ…」
ここから、この戦局は一変する。
決着までの道筋が、形成される。
しかし、来るまでの間の戦局は、地獄のようであった…。
「クソッタレ!上からバンバン撃ちやがって!」
富士山頂を目指すエノス団長たちは、戦艦の砲撃によって、分断されていた。
学校前では、中学生部隊「躍動」が踏ん張ってくれている。
そしてアリサ達は、フラミリアと戦っていた。
「あら?へぇ、面白い事になりそう。それに、この戦いはあまり意味がないようね。」
「そうか?アタシはアンタの攻撃が見えてきたがなあ!」
それは大原の元に彼が来るまでの話。
そして、次の段階までの話。
だが、攻められない。
能力によるものか、得体の知れなさか。
どちらにせよ様子見は必須。
それでも、殺す気で放つ。
「ブラックレイ」
黒い光線。
鞭のようにしなやかに少年に向かう。
止められる。
当たり前のように、ただ立ったまま止める。
「それぐらいはするか。」
能力は予想できる。
停止系の能力だ。おそらく魔力を止めるみたいなものだろう。
…そんな知り合いはいない。
なら奴の方が知っていそうだが…。
「いや、今はいいか。」
心気で近づく。
剣を抜き首元へ。
これも防がれる。
心気に対してノータイムでの対応をするに、心気を使う事が分かった。
「攻撃、見えてますか?」
打撃。三発入った。
速すぎる。まるで時間が飛んだようだ。
内臓がズタズタだ。
間違いない、こいつはどんな手を使ってもいい相手だ。
「格上相手は魔族だけだと思ったが、ここにもいたとはな。」
大原は黒い剣を取り出した。
闇の魔力とは無縁。
だが、闇以外にも黒い理由はいくらでもある。
「俺は一人で戦う時が多かったからな。ある人に作って貰ったこの剣の名は、「孤高」。」
その名の通り、シンプル。
一人で戦う時に全てのステータスが上昇する。
「闇の滝!」
闇が滝のように落ちてくる。
それも囲むように。
大原将希をも狙ったその闇は、溜まり覆い尽くす。
それが止まる。
予備動作はない。直接狙った滝も彼を避けるように落ちていく。
ただ彼を見て思った違和感があった。
その答えはすぐに分かるのだが。
「お前、魔力操作をしていないな。能力によって攻撃や魔力を受け流している。まさか、俺の攻撃も届かないとはな。」
「そうですね。僕の力は最強らしいので。」
「最強の能力か…。時を操る能力よりも上なのか。」
「…そうですね。貴方だけなら教えてもいいでしょう。僕の能力は…」
「?」
彼の違和感の答えまでは聞こえた。
そこからの会話は何も聞こえなくなった。
口は動いている。
どういう原理だろうか?
「そ、そんな能力が、あっていいのか?お前がその気になれば、この世界を支配することもできるし、全ての人類を殺すことも出来る能力だ。」
「安心して下さい。今回は俺が勝つんじゃなくて、この人を勝たせるために来たので。」
「…そうかい。なら邪魔はするってことだな。」
大原は大原に向かっていく。
「ええ、ただもういらなそうですけど。」
見切られた。
攻撃が届かない。
心気の使い方の理解が早い。
「たった一秒の心気の見極め、それでは戦いにもならない。なら、必殺の一撃を防ぐために使う。必殺の一撃を与えるために使う。その使い方が今の俺に出来ることだよな!」
「正解です。」
魔力弾を向かわせながらゆっくりと正答を言う。
「だがその方法では一人では俺に勝てないぞ。」
「申し訳ないけど、俺とお前は違う。一人で強いのはお前だ。誇らしくも思う。俺は、あるもの全て使って勝つ。一人では間違いなく勝てないからな。俺は、お前みたいに強くないからさ。」
「…ああ、知っているさ。お前は俺に無いものを持っているからな。」
時間遡行で近づく。
攻撃は届かない。
「だから、僕を使うんですね。」
「頼む。防御は任せた。」
「…反則だろう…。まだ奴に攻撃に回ってくれた方がマシなものを。」
無垢の極み 斬
初めてかすり傷を与えた。
剣を振る速度が速い。
なるほど、奴はあの時間で俺の力をインプットさせたのか。
「因果の眼。彼が経験値を自身のものにするのは、戦いよりも見ること。かの大野将希もそうだったようですしね。」
「ちぃ!なら、全て吹き飛ばしてやる!」
闇が全て孤高の剣先に集まって行く。
「あれは防ぐのは無理ですね。純粋な闇は僕の能力でも難しい。ですが、貴方なら出来るはずです。同じ条件なら、負けることは無いはずです。」
彼は俺に魔力を分けてくれた。
「君が技を放てば勝てるのに?」
少し驚いた表情をしていたがすぐにこう返した。
「邪魔をしてもいいならそれでも。」
「いや、ありがとう。これなら、俺は対等になれる!」
孤高が振り下ろされる。
「無限闇夜!」
一点に集中された闇が、全てを破壊し尽くす。
「そんな強い技俺は持ってねえよ。けど、やる。闇を晴らさないとなあ!」
風をベースに、土で固め、水でいなし、火と雷は攻撃へ。
全属性砲撃。
それを超えるものでないといけない。
彼には闇があった。
どうしても拭いきれない闇があった。
それでも、照らしてくれた光が彼を形成し続ける。
後に名をつけるとしたら、夜天・陽光。
光と闇が拮抗する。
技のスペックは闇が上手。
闇は全てを覆い尽くすように、質量を叩きつけた。
これで終わりなら、俺は全力を出す事はない。
「だああああああ!!」
深い闇の中でも、光り輝く時がある。
知っているさ。
それを救うために頑張っていたはずだ。
だが、俺に希望はなかった。
こうまで輝く光を、俺は忘れてしまったのだ。
光が闇を祓うために向かって来る。
陽の光のように明るい光だ。
この暖かさを拒むことが出来ようか。
「届けええええええええ!!!!」
光の剣は大原の腹部を突き刺した。
勢い余って反転結界をも破壊した。
地面に落ちる。
魔力は命を維持するくらいしか残っていない。
それはあちらも同じことだ。
「ボロボロだな、俺たち。」
「ああ。だが、スッキリした。故にまだ終わらん。」
「そうだな。後一撃。全て終わるな」
フラフラだ。
歩く力が無駄。立つ力も無駄だ。考えることは無い。
それら全ての力を魔力に回す。
つるぎをかまえる。
しこうはまえにでるせんたくしいがいなし。
だがおもしろいことがおこった。
わざがおなじだった。
ちをける。
つるぎをまえにだしながらさけぶ。
「秘突!!」
彼らの技に差は無かった。
ただその技の意味が「勝つ」か「殺す」かの違いだけだった。
両者の剣は届かなかった。
だが勝敗は決した。
「やっぱ…未来の自分に勝つのは無理だなぁ。」
身体は1ミリも動かない。
思考はなんとか持たせているだけ。
「ふざけるな。俺の剣を弾き飛ばしておいて…」
あの時、俺は全ての魔力を脚に付与していた。
瞬発力で終わらせようとした。
奴は違った。
腕に魔力を注いでいた。
そして、魔力の差で俺の剣を吹き飛ばし、最後の攻撃をする前に俺が勢いのまま通り過ぎた。
事実上の敗北だ。
後一撃与える元気があれば確実に負けていた。
「あの技覚えていたんだ。」
「ああ、最初に俺が覚えた技。同じだったとはな。」
「はは、笑わせんなよ。意識を保つのがキツくなるだろうが…」
大原将希は気を失った。
この状態で何もできる事はない。
さて、彼と対峙しようとするか。
「その人、生かしていいですよね。」
「ああ。俺は少し休む。お前は俺を殺すことが目的じゃあないらしいからな。」
魔力を大原に注いでいく。
すぐに起き上がる事はないが、その間に気になっていた事を話すとしよう。
「俺はタイムズと共にしているからだろ?君の能力を教えてくれたのは。」
「そうですね。」
「君は何者だ?」
「…分かっているでしょうけど、細かいところは…どうなんでしょう?」
「問題ない。私たちもこの場には用はないからな。」
宙に漂うタイムズがそう告げる。
「繋がったみたいですね。」
「ああ、ご苦労だった。後は私達の頑張り次第だな。」
「なんだよ、訳がわからん。あとで説明してもらうぞ。」
「ああ。それ話せ。私にとってはそちらの方が重要だ。」
「分かりました。では、僕の名から。僕の名前は…」
タイムズと大原は魔王軍の戦艦に戻っていく。
「…この先はある地点まで確定しているのか。」
「私達が別の動きをすれば、違う未来になるがな。」
「それはお前も、彼らの頑張りが無駄になる。」
「だな。最後にリザーグに挨拶してから我々はこの場を後にしよう。」
「はあ。せめて一日は空けてくれよ?」
「貴様はあの大原のように死をも恐れぬようになってから言うのだな。気を確かに持てる魔力は残して負けるなどと。」
「…ここまで来て説教かよ…」
ここから、この戦局は一変する。
決着までの道筋が、形成される。
しかし、来るまでの間の戦局は、地獄のようであった…。
「クソッタレ!上からバンバン撃ちやがって!」
富士山頂を目指すエノス団長たちは、戦艦の砲撃によって、分断されていた。
学校前では、中学生部隊「躍動」が踏ん張ってくれている。
そしてアリサ達は、フラミリアと戦っていた。
「あら?へぇ、面白い事になりそう。それに、この戦いはあまり意味がないようね。」
「そうか?アタシはアンタの攻撃が見えてきたがなあ!」
それは大原の元に彼が来るまでの話。
そして、次の段階までの話。
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説
全校転移!異能で異世界を巡る!?
小説愛好家
ファンタジー
全校集会中に地震に襲われ、魔法陣が出現し、眩い光が体育館全体を呑み込み俺は気絶した。
目覚めるとそこは大聖堂みたいな場所。
周りを見渡すとほとんどの人がまだ気絶をしていてる。
取り敢えず異世界転移だと仮定してステータスを開こうと試みる。
「ステータスオープン」と唱えるとステータスが表示された。「『異能』?なにこれ?まぁいいか」
取り敢えず異世界に転移したってことで間違いなさそうだな、テンプレ通り行くなら魔王討伐やらなんやらでめんどくさそうだし早々にここを出たいけどまぁ成り行きでなんとかなるだろ。
そんな感じで異世界転移を果たした主人公が圧倒的力『異能』を使いながら世界を旅する物語。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
【R18】スライムにマッサージされて絶頂しまくる女の話
白木 白亜
ファンタジー
突如として異世界転移した日本の大学生、タツシ。
世界にとって致命的な抜け穴を見つけ、召喚士としてあっけなく魔王を倒してしまう。
その後、一緒に旅をしたスライムと共に、マッサージ店を開くことにした。卑猥な目的で。
裏があるとも知れず、王都一番の人気になるマッサージ店「スライム・リフレ」。スライムを巧みに操って体のツボを押し、角質を取り、リフレッシュもできる。
だがそこは三度の飯よりも少女が絶頂している瞬間を見るのが大好きなタツシが経営する店。
そんな店では、膣に媚薬100%の粘液を注入され、美少女たちが「気持ちよくなって」いる!!!
感想大歓迎です!
※1グロは一切ありません。登場人物が圧倒的な不幸になることも(たぶん)ありません。今日も王都は平和です。異種姦というよりは、スライムは主人公の補助ツールとして扱われます。そっち方面を期待していた方はすみません。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
収容所生まれの転生幼女は、囚人達と楽しく暮らしたい
三園 七詩
ファンタジー
旧題:収容所生まれの転生幼女は囚人達に溺愛されてますので幸せです
無実の罪で幽閉されたメアリーから生まれた子供は不幸な生い立ちにも関わらず囚人達に溺愛されて幸せに過ごしていた…そんなある時ふとした拍子に前世の記憶を思い出す!
無実の罪で不幸な最後を迎えた母の為!優しくしてくれた囚人達の為に自分頑張ります!
【本編完結】異世界再建に召喚されたはずなのにいつのまにか溺愛ルートに入りそうです⁉︎
sutera
恋愛
仕事に疲れたボロボロアラサーOLの悠里。
遠くへ行きたい…ふと、現実逃避を口にしてみたら
自分の世界を建て直す人間を探していたという女神に
スカウトされて異世界召喚に応じる。
その結果、なぜか10歳の少女姿にされた上に
第二王子や護衛騎士、魔導士団長など周囲の人達に
かまい倒されながら癒し子任務をする話。
時々ほんのり色っぽい要素が入るのを目指してます。
初投稿、ゆるふわファンタジー設定で気のむくまま更新。
2023年8月、本編完結しました!以降はゆるゆると番外編を更新していきますのでよろしくお願いします。
【完結】貧乏令嬢の野草による領地改革
うみの渚
ファンタジー
八歳の時に木から落ちて頭を打った衝撃で、前世の記憶が蘇った主人公。
優しい家族に恵まれたが、家はとても貧乏だった。
家族のためにと、前世の記憶を頼りに寂れた領地を皆に支えられて徐々に発展させていく。
主人公は、魔法・知識チートは持っていません。
加筆修正しました。
お手に取って頂けたら嬉しいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる