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第七章 地球<アースター>編
大原将希の闇
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深い、深い水の中にいるような感覚。
視界は、何も見えない。
周りを見ても暗い。
だから、目を閉じた。
見ても、意味がない。
今は、この夢のような、思い出のような、地獄と、向き合わないと…。
2xxx年7月30日
八王子市にて、大原将希は産まれた。
産まれた頃から体重は軽かったらしい。
そんな事は、お前も知っているな。
「…」
お前が物心ついた時、記憶に残るのはこの光景だろう。
大原将希、3歳。
箸も持てず、ご飯もまともに食べれない。
それほどに細かった。
裕福ではなかった。
それでも生活が出来るくらいにはお金はあったはずだ。
だが問題は、食事は怖いものだと思っていた。
「ふざけんな!なんでこれが食えないんだ!」
怒鳴りながら、詰め寄って、無理やり米を押し込む。
それを母さんが止める。
お前はただ、泣いていた。
父親の名は大原正幸。
俺が、お前も最も殺したい人物だろう。
「…」
いやいい。お前はただ一度ぶん殴りたいだけだろうからな。
家の雰囲気は最悪だ。
感情なんて、どこにも無かったはずだ。
保育園では少し楽しそうにしていたな。
「?」
その一言だけは、感想のようなものだった。
お前は、そうはならなかったのか。
声は出せない。
監禁されたまま、永遠とテレビを観ているかのようだ。
さあ、お前と俺の違いがこの分岐点だ。
大原将希、5才。大原真凜、1才。
夫婦喧嘩だ。
きっかけは真凜が料理をこぼしてしまった事から始まった。
一方的なものだった。
父親と呼ぶ者は存在せず、ただ母さんを殴る、蹴るを繰り返していた。
俺はただそれを観ているだけだった。
それから俺達はこの家を出ていき、武蔵村山の祖父母の家へと転がり込んだ。
これが、現在の大原将希だ。
だが、まだここに留まっている。
母さんが無理をし始めた。
「⁉︎」
いや、もう壊れていたのだろう。
俺たちはこの地獄のような生活を三年近く続けた。
もう、収まるところを知らなかった。
暴行は激しさを増していった。
俺たちはもう泣くことも許されないような感覚だった。
小学校に上がってもそれは終わらなかった。
ゲームは買ってやれない。
テレビも見るのが怖い。
そもそも、家で勝手な行動をするのが怖い。
そして、やっと転機が訪れたんだ。
「!!!!!!!!?」
声が、出せない…!
この光景を見せられて、叫び声一つあげられない。
身体はしっかりと固定されている。
暴れることも許されない。
殺意が増す。
「あ、ああ…」
声が聞こえる。
この光景を俺は視覚しているだけだ。
この状況を見たお前は、もう…。
「ママ!何してるの⁉︎早く!はや、く?」
体が冷たかった。
大きな人形を抱いているみたいだ。
大原孝子は、首を吊って自殺した。
妹の真凜は理解していないようだった。
父親はいない。
警察に連絡して、救急車も呼んで、俺も真凜も連れて乗る。
色々と聞かれた。
それでも、大原将希というものにはもう殺意というものしかなかった。
家に帰されて、夜中ずっと怒鳴られ、疲れたのか、奴は眠った。
眠った相手は、動かない。
人は、心臓を刺せば殺せる。
だから、刺した。
起きてしまった。
でも苦しそうだった。
それが少しだけ楽しかった。
這いつくばりながら、力強く俺の服を掴む。
隙だらけだった。
まだ動くので、背中に刺す。
次は足に、腕に、全部の部位を刺してみた。
動かなくなった。
母さんはアザだらけだったが、コイツは血だらけになって死んだ。
やっと、解放された。
嬉しかった。
もう苦しまなくてもいいんだって思えた。
「そう…。元々おかしくなっていたのね。」
目の前にはいつの間にか現れていた賢者の姿。
その時の俺は、ただただ笑っていたらしい。
俺は妹とともに風の世界へと転移した。
あちらでは逃走中やら、指名手配をされていたらしいが、今はどうでもいいことだ。
風の世界への転移は予定よりもずっと早かったようだ。
妹も連れて来ることも予定外だったらしい。
それを知ったのは、タイムズと会ってからだがな。
俺たちは賢者と共に生活を共にした。
殺意というものはそうそう消えるものじゃなかった。
エノス団長との打ち合いでも急所を集中して狙った。
感情も何もなかった。
あの人が来るまではだが。
…おっと。これはお前にも関係のある話だな。
俺はお前の敵ではあるが、選択には手を出さないようにはしないとな。
次に見せられたのは、風の世界での日々だった。
ミーナさんと鍛冶屋に向かうところ。
俺のとは違う剣を持って出てきたところ。
アリサとの出会い。
光の使者との共闘した火の試練。
同じような日々を過ごしていた。
お前との違いはここだ。
俺はもう風の世界の時点で魔王を討ち倒している。
俺は地球には戻らなかった。
風の世界で、いや地球以外の世界と関わりを持っていた。
子を成したこともある。
めでたしめでたしで終わればいいのだ。
この先の地獄は、俺は何も出来なかった。
俺の周りは生きている。
みんな生きているんだ。
生かされてるだけで生きているんだ。
最初は違和感がなかった。
みんなから戦いの殺意とかそういうものが無くなったから。
けれどそこに感情はなかった。
プログラムでもされたかのようだった。
コンマ一秒のズレもなく決まった時間に寝て、決まった時間に起きる。
仕事から帰ってくれば10パターンほどの言葉を選び伝える。
みんなそうなっていた。
全ての世界がだ。
疑問に思っていたのは、俺だけだった。
孤独だった。上手くいっていたんだ。
これまでが、楽しかったんだ。
ただ話しているだけで、笑っているだけで、俺は嬉しかったんだ。
けれど、みんな差がない。
同じだ。
終わりを悟るような何かがあった。
理不尽に打ち勝ったのに、よくわからない理不尽に殺される。
俺には、多分そういうものが憑いてる。
愛したら、その分だけ、苦しみや地獄が来てしまう。
絶望したまま過ごしたよ。
そんな時にタイムズと出会ったんだ。
あの魔王を討った実力を認められ、タイムズと共にした。
二百年近く共に生きながら俺はあの未来の対策をタイムズから聞いた。
「それが…鍵なのか?」
「ああ、それが繰り返してきての俺の見解だ。とはいえ、君ではダメだ。」
「それは…」
ここまでだな。
光が、見える。
闇が、消えていって。
世界が戻る。
「よお。どうだったよ。」
身体は拘束されている。
上空にはいつでも殺せるように闇属性の剣が漂っている。
痛覚が戻ってきた。
両腕と両足を貫かれている。
油断がない。
とりあえずはだが。
「大変だったなって言ってもらいたいのか?」
「…分からん。ただ、お前には見る権利があったと思っただけだ。」
「そう。」
なんだ?コイツの雰囲気が違う。
俺の過去を見せる前と殺気がない。
何か、策があるのか?
「お前のおかげで、忘れていたことを思い出したよ。」
「自分の立場か?」
「違うよ。上手くやるってことさ。」
闇の剣を取り出す。
空中に漂っていたものはこの場から取り出された。
「痛覚はあるはずだ。意識も朦朧としている。魔力の操作も、量も、何もかもが絶望的だ。大人しく死んでおけ。」
「おいおい…そりゃないよ。お前が一番わかってるだろ?」
魔力で体を支える。
血はどれだけ出ているのだろう。
関係はない。
何故なら。
「大原将希は、諦めが悪い。だから俺はここに立っているし、お前もこの場にいるんだろ?」
「…ッ!ああ!もう未練はない!ここで、未来に繋ぐ!」
「まだ、上手くやれそうだなあ!俺の身体よお!」
奴に向かう。
何歩も歩いていられるか。
一歩で近づく。いってえな。
避けられても、何度でも。
まだ、思考は、鈍ってはいない!
「面倒だと思ったら…因果の眼。俺の経験も盗み見るか!」
心気で一度避ける。
直線的だ。横に避ければすぐに…。
「は?」
防がれた。
心気は、心気でしか反応は出来ない。
つまりは、大原将希も心気を会得している。
「お前…闇はどこへ?」
誰しもが持つ闇。
現代の大原将希には、その闇は一切なく、ただ光り輝いていた。
「お前に同情するつもりもないけど、俺には心の支えとなる人がいたんでね。」
それが、この戦いの差となることを両者は知る由もなかった。
視界は、何も見えない。
周りを見ても暗い。
だから、目を閉じた。
見ても、意味がない。
今は、この夢のような、思い出のような、地獄と、向き合わないと…。
2xxx年7月30日
八王子市にて、大原将希は産まれた。
産まれた頃から体重は軽かったらしい。
そんな事は、お前も知っているな。
「…」
お前が物心ついた時、記憶に残るのはこの光景だろう。
大原将希、3歳。
箸も持てず、ご飯もまともに食べれない。
それほどに細かった。
裕福ではなかった。
それでも生活が出来るくらいにはお金はあったはずだ。
だが問題は、食事は怖いものだと思っていた。
「ふざけんな!なんでこれが食えないんだ!」
怒鳴りながら、詰め寄って、無理やり米を押し込む。
それを母さんが止める。
お前はただ、泣いていた。
父親の名は大原正幸。
俺が、お前も最も殺したい人物だろう。
「…」
いやいい。お前はただ一度ぶん殴りたいだけだろうからな。
家の雰囲気は最悪だ。
感情なんて、どこにも無かったはずだ。
保育園では少し楽しそうにしていたな。
「?」
その一言だけは、感想のようなものだった。
お前は、そうはならなかったのか。
声は出せない。
監禁されたまま、永遠とテレビを観ているかのようだ。
さあ、お前と俺の違いがこの分岐点だ。
大原将希、5才。大原真凜、1才。
夫婦喧嘩だ。
きっかけは真凜が料理をこぼしてしまった事から始まった。
一方的なものだった。
父親と呼ぶ者は存在せず、ただ母さんを殴る、蹴るを繰り返していた。
俺はただそれを観ているだけだった。
それから俺達はこの家を出ていき、武蔵村山の祖父母の家へと転がり込んだ。
これが、現在の大原将希だ。
だが、まだここに留まっている。
母さんが無理をし始めた。
「⁉︎」
いや、もう壊れていたのだろう。
俺たちはこの地獄のような生活を三年近く続けた。
もう、収まるところを知らなかった。
暴行は激しさを増していった。
俺たちはもう泣くことも許されないような感覚だった。
小学校に上がってもそれは終わらなかった。
ゲームは買ってやれない。
テレビも見るのが怖い。
そもそも、家で勝手な行動をするのが怖い。
そして、やっと転機が訪れたんだ。
「!!!!!!!!?」
声が、出せない…!
この光景を見せられて、叫び声一つあげられない。
身体はしっかりと固定されている。
暴れることも許されない。
殺意が増す。
「あ、ああ…」
声が聞こえる。
この光景を俺は視覚しているだけだ。
この状況を見たお前は、もう…。
「ママ!何してるの⁉︎早く!はや、く?」
体が冷たかった。
大きな人形を抱いているみたいだ。
大原孝子は、首を吊って自殺した。
妹の真凜は理解していないようだった。
父親はいない。
警察に連絡して、救急車も呼んで、俺も真凜も連れて乗る。
色々と聞かれた。
それでも、大原将希というものにはもう殺意というものしかなかった。
家に帰されて、夜中ずっと怒鳴られ、疲れたのか、奴は眠った。
眠った相手は、動かない。
人は、心臓を刺せば殺せる。
だから、刺した。
起きてしまった。
でも苦しそうだった。
それが少しだけ楽しかった。
這いつくばりながら、力強く俺の服を掴む。
隙だらけだった。
まだ動くので、背中に刺す。
次は足に、腕に、全部の部位を刺してみた。
動かなくなった。
母さんはアザだらけだったが、コイツは血だらけになって死んだ。
やっと、解放された。
嬉しかった。
もう苦しまなくてもいいんだって思えた。
「そう…。元々おかしくなっていたのね。」
目の前にはいつの間にか現れていた賢者の姿。
その時の俺は、ただただ笑っていたらしい。
俺は妹とともに風の世界へと転移した。
あちらでは逃走中やら、指名手配をされていたらしいが、今はどうでもいいことだ。
風の世界への転移は予定よりもずっと早かったようだ。
妹も連れて来ることも予定外だったらしい。
それを知ったのは、タイムズと会ってからだがな。
俺たちは賢者と共に生活を共にした。
殺意というものはそうそう消えるものじゃなかった。
エノス団長との打ち合いでも急所を集中して狙った。
感情も何もなかった。
あの人が来るまではだが。
…おっと。これはお前にも関係のある話だな。
俺はお前の敵ではあるが、選択には手を出さないようにはしないとな。
次に見せられたのは、風の世界での日々だった。
ミーナさんと鍛冶屋に向かうところ。
俺のとは違う剣を持って出てきたところ。
アリサとの出会い。
光の使者との共闘した火の試練。
同じような日々を過ごしていた。
お前との違いはここだ。
俺はもう風の世界の時点で魔王を討ち倒している。
俺は地球には戻らなかった。
風の世界で、いや地球以外の世界と関わりを持っていた。
子を成したこともある。
めでたしめでたしで終わればいいのだ。
この先の地獄は、俺は何も出来なかった。
俺の周りは生きている。
みんな生きているんだ。
生かされてるだけで生きているんだ。
最初は違和感がなかった。
みんなから戦いの殺意とかそういうものが無くなったから。
けれどそこに感情はなかった。
プログラムでもされたかのようだった。
コンマ一秒のズレもなく決まった時間に寝て、決まった時間に起きる。
仕事から帰ってくれば10パターンほどの言葉を選び伝える。
みんなそうなっていた。
全ての世界がだ。
疑問に思っていたのは、俺だけだった。
孤独だった。上手くいっていたんだ。
これまでが、楽しかったんだ。
ただ話しているだけで、笑っているだけで、俺は嬉しかったんだ。
けれど、みんな差がない。
同じだ。
終わりを悟るような何かがあった。
理不尽に打ち勝ったのに、よくわからない理不尽に殺される。
俺には、多分そういうものが憑いてる。
愛したら、その分だけ、苦しみや地獄が来てしまう。
絶望したまま過ごしたよ。
そんな時にタイムズと出会ったんだ。
あの魔王を討った実力を認められ、タイムズと共にした。
二百年近く共に生きながら俺はあの未来の対策をタイムズから聞いた。
「それが…鍵なのか?」
「ああ、それが繰り返してきての俺の見解だ。とはいえ、君ではダメだ。」
「それは…」
ここまでだな。
光が、見える。
闇が、消えていって。
世界が戻る。
「よお。どうだったよ。」
身体は拘束されている。
上空にはいつでも殺せるように闇属性の剣が漂っている。
痛覚が戻ってきた。
両腕と両足を貫かれている。
油断がない。
とりあえずはだが。
「大変だったなって言ってもらいたいのか?」
「…分からん。ただ、お前には見る権利があったと思っただけだ。」
「そう。」
なんだ?コイツの雰囲気が違う。
俺の過去を見せる前と殺気がない。
何か、策があるのか?
「お前のおかげで、忘れていたことを思い出したよ。」
「自分の立場か?」
「違うよ。上手くやるってことさ。」
闇の剣を取り出す。
空中に漂っていたものはこの場から取り出された。
「痛覚はあるはずだ。意識も朦朧としている。魔力の操作も、量も、何もかもが絶望的だ。大人しく死んでおけ。」
「おいおい…そりゃないよ。お前が一番わかってるだろ?」
魔力で体を支える。
血はどれだけ出ているのだろう。
関係はない。
何故なら。
「大原将希は、諦めが悪い。だから俺はここに立っているし、お前もこの場にいるんだろ?」
「…ッ!ああ!もう未練はない!ここで、未来に繋ぐ!」
「まだ、上手くやれそうだなあ!俺の身体よお!」
奴に向かう。
何歩も歩いていられるか。
一歩で近づく。いってえな。
避けられても、何度でも。
まだ、思考は、鈍ってはいない!
「面倒だと思ったら…因果の眼。俺の経験も盗み見るか!」
心気で一度避ける。
直線的だ。横に避ければすぐに…。
「は?」
防がれた。
心気は、心気でしか反応は出来ない。
つまりは、大原将希も心気を会得している。
「お前…闇はどこへ?」
誰しもが持つ闇。
現代の大原将希には、その闇は一切なく、ただ光り輝いていた。
「お前に同情するつもりもないけど、俺には心の支えとなる人がいたんでね。」
それが、この戦いの差となることを両者は知る由もなかった。
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