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第一章 風の世界<フーリアスター>仲間集め編
22.出来ること
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「これだけ…?」
記されていたのはほんの少しだけの日記だった。
毎日でも無い不定期なもの。そして最後の歪な文字の羅列。
「そう。これを想像するに、人一人では賄いきれないほどの災厄があったということだけ。その結果はこの今いる世界が証明している。」
起こってしまった悲劇。人類は協力して、神に勝った。けど、また戦いが起こる。
「あの、貴方達は、魔王軍が攻めてくる事を知っているのか?」とアリサが問う。
「魔王軍が?活発になっているとは聞くけど、攻めてくるとは…」
と知らない様子だった。
「どういう事だこれ。」
「大原。お前は誰からそれを教えてもらった。」
誰からって…それは…。
「まさか!」
「そう。神との繋がりが強いなら、何かしらの情報は入ってくる。嘘はない。けど、賢者はどうだ?正直言って、出所はここだと思っていたけど…。そうじゃなさそうだしな。」
賢者様を疑うまでいかないといけないのか?
「しかし、警戒も何もないと思うのですが。」
「考えておくだけで良い。これは最悪の事態に備えてのことだ。」
魔王軍に、賢者に、龍救助、そして仲間集め。やる事がきついなこれ。
そして、気になったのが。「擁護しないんだね。」
と、俺がこの世界に来た時に一緒にいた人に目を向ける。
「私は少しだけ考えたことがあったからな。私の能力で調べても、軍事が活発になっている。どこかに攻めるぞという宣言も何もない。だが、備えておいて損はないと思い協力していた。」
片隅には置いていたということか。
「それはそうとして、これを知った上で話をさせて下さい。」
アリサは、そういうつもりで聞いたのではないのは分かってはいるが、これはチャンスだ。
元々俺らはこのために来たのだから。
「一緒に、魔王軍と戦ってくれませんか?」
と言うと、「もちろん。この世界が脅かされるのなら、私たちは先代と同じように、責務を全うします。」
と、神谷の巫女が即答してくれた。
「よし!」
「あの流れでよく行けたな」
「神を味方につけたな。」
「はは、期待しすぎですよそれは。」
と、先ほどまでの緊迫感が嘘のように笑い合っていた。
夜になった。
夕飯をご馳走になりながら、迎えを待つ。
「何時とは聞いてます?」
「確かに聞いてないかも」
なるほど。分かってきたぞこの人ら。
天然だ。日記でも少しだけ出ていたが、どこか抜けている。これはもうずっと待つべきか…。
と思っていると、何か足音がする。迎えだろうか?
「迎えがこんなに弱いわけがない。面倒だが、注意換気はしておかないと。」
とアリサがやれやれと、正面の方へ向かう。
「全く、昼は散々な目にあったぜ。」
「お灸を据えてやらないとだな?」
「今度はどこまでやりましょうかね?」
と大男筆頭に3人組が姿を現す。
一人は、下っ端のような顔が三角みたいなゲス顔。
一人は頼りがいのありそうながたいのいい奴。
そして、「お、昼間大原がぶっ飛ばした店主じゃん。お参りか何か?」
「お、お前!何こんなところに⁉︎」
「ええ?別にどこにいたっていいでしょ!それに、神社に魔力は必要ないよね。」
と、背中に隠した魔力弾を見透かされる3人。
「なんだこの女…」
「へぇ、いいんじゃないの?やる気は大事だぜ。」
「こんな女でも、龍の証を取れるんだ。実力のほどを見せてもらいたいね。」
と慣れたように囲まれる。
「大原君…あれ…。」
とユナさんが俺の服の裾をつまんで知らせてくる。ちょっと知らせ方がドキッとしたけど。
「あ、ああ、あれね。大丈夫だよ。今日一日うずうずしていたから。実力を試したいって感じだったから」
「ライトニング、」と居合の構えをし、音速の攻撃を放った。
それはまさに、雷の如し。
「閃々の一撃」
あまりの速さに男たちはついてはいけなかった。
気づいた時には、もう地面に倒れていただろう。
「やっとこの技が出来た。…サイッコー!!!」
と喜んでいた。
「魔力が少ないからあの技が出来なかった。それが今出来るんだからそりゃ喜ぶわな」
「それがあの、雷の魔力で作った剣。」
きっとあれが肝なのだろう。あれを生成しないと技は成り立たないのだろう。
「っとお待たせしました。神谷一家さん。ってあれ?大原君じゃん。一週間ぶりー!」
と今の気分であまり聞きたくない声が響く。
「お久しぶりです。賢者様。」
どう感情を持っていっていいか分からずに返事をした。
この能力はほぼなんでもありだ。何があっても不思議じゃない。
少しだけピリついた雰囲気を意外な人物が和ませる。
「おお!貴方がこの世界を統べる賢者様か。意外と小さい。会えて嬉しいなあ。」とアリサが賢者に詰め寄る。
「えーと、大原君の仲間?」
「そう!アリサ・ライトニングだ。」
「ライトニング家の御子息!凄いのを仲間にしたねー大原君。」
と意気揚々と話し込む。
調子が狂ってしまいそうだ。けどこちらを振り向いたアリサは、疑いの目をしていた。
目で訴えられる。今は分からないから待つべきと。
「そちらは、ユナさんね?ウオラさんのところにいたんじゃないの?」
「大原さんに、興味を持ったので。」
「あらあら、モテモテねー大原君。」
言い方が悪いよそれは。剣の見張りみたいなもんだから。俺じゃない。悲しいなあ。
「そういう女の子らしくなって私は嬉しいわ。」
とユナさんに言うと俯いてしまった。
「ミーナもサポートありがとね。」
「優秀な人達を仲間に迎えられているから、楽できていいよ。」
「というわけで、みんな私に捕まってね。」
と言い、みんなで賢者様に触れる。
一瞬の時間が過ぎ目を開けると、大きな建物が目の前にあった。
「ようこそ、エウロスへ。そして、ギルド本部へ。」
ギルド本部へとたどり着いた。
記されていたのはほんの少しだけの日記だった。
毎日でも無い不定期なもの。そして最後の歪な文字の羅列。
「そう。これを想像するに、人一人では賄いきれないほどの災厄があったということだけ。その結果はこの今いる世界が証明している。」
起こってしまった悲劇。人類は協力して、神に勝った。けど、また戦いが起こる。
「あの、貴方達は、魔王軍が攻めてくる事を知っているのか?」とアリサが問う。
「魔王軍が?活発になっているとは聞くけど、攻めてくるとは…」
と知らない様子だった。
「どういう事だこれ。」
「大原。お前は誰からそれを教えてもらった。」
誰からって…それは…。
「まさか!」
「そう。神との繋がりが強いなら、何かしらの情報は入ってくる。嘘はない。けど、賢者はどうだ?正直言って、出所はここだと思っていたけど…。そうじゃなさそうだしな。」
賢者様を疑うまでいかないといけないのか?
「しかし、警戒も何もないと思うのですが。」
「考えておくだけで良い。これは最悪の事態に備えてのことだ。」
魔王軍に、賢者に、龍救助、そして仲間集め。やる事がきついなこれ。
そして、気になったのが。「擁護しないんだね。」
と、俺がこの世界に来た時に一緒にいた人に目を向ける。
「私は少しだけ考えたことがあったからな。私の能力で調べても、軍事が活発になっている。どこかに攻めるぞという宣言も何もない。だが、備えておいて損はないと思い協力していた。」
片隅には置いていたということか。
「それはそうとして、これを知った上で話をさせて下さい。」
アリサは、そういうつもりで聞いたのではないのは分かってはいるが、これはチャンスだ。
元々俺らはこのために来たのだから。
「一緒に、魔王軍と戦ってくれませんか?」
と言うと、「もちろん。この世界が脅かされるのなら、私たちは先代と同じように、責務を全うします。」
と、神谷の巫女が即答してくれた。
「よし!」
「あの流れでよく行けたな」
「神を味方につけたな。」
「はは、期待しすぎですよそれは。」
と、先ほどまでの緊迫感が嘘のように笑い合っていた。
夜になった。
夕飯をご馳走になりながら、迎えを待つ。
「何時とは聞いてます?」
「確かに聞いてないかも」
なるほど。分かってきたぞこの人ら。
天然だ。日記でも少しだけ出ていたが、どこか抜けている。これはもうずっと待つべきか…。
と思っていると、何か足音がする。迎えだろうか?
「迎えがこんなに弱いわけがない。面倒だが、注意換気はしておかないと。」
とアリサがやれやれと、正面の方へ向かう。
「全く、昼は散々な目にあったぜ。」
「お灸を据えてやらないとだな?」
「今度はどこまでやりましょうかね?」
と大男筆頭に3人組が姿を現す。
一人は、下っ端のような顔が三角みたいなゲス顔。
一人は頼りがいのありそうながたいのいい奴。
そして、「お、昼間大原がぶっ飛ばした店主じゃん。お参りか何か?」
「お、お前!何こんなところに⁉︎」
「ええ?別にどこにいたっていいでしょ!それに、神社に魔力は必要ないよね。」
と、背中に隠した魔力弾を見透かされる3人。
「なんだこの女…」
「へぇ、いいんじゃないの?やる気は大事だぜ。」
「こんな女でも、龍の証を取れるんだ。実力のほどを見せてもらいたいね。」
と慣れたように囲まれる。
「大原君…あれ…。」
とユナさんが俺の服の裾をつまんで知らせてくる。ちょっと知らせ方がドキッとしたけど。
「あ、ああ、あれね。大丈夫だよ。今日一日うずうずしていたから。実力を試したいって感じだったから」
「ライトニング、」と居合の構えをし、音速の攻撃を放った。
それはまさに、雷の如し。
「閃々の一撃」
あまりの速さに男たちはついてはいけなかった。
気づいた時には、もう地面に倒れていただろう。
「やっとこの技が出来た。…サイッコー!!!」
と喜んでいた。
「魔力が少ないからあの技が出来なかった。それが今出来るんだからそりゃ喜ぶわな」
「それがあの、雷の魔力で作った剣。」
きっとあれが肝なのだろう。あれを生成しないと技は成り立たないのだろう。
「っとお待たせしました。神谷一家さん。ってあれ?大原君じゃん。一週間ぶりー!」
と今の気分であまり聞きたくない声が響く。
「お久しぶりです。賢者様。」
どう感情を持っていっていいか分からずに返事をした。
この能力はほぼなんでもありだ。何があっても不思議じゃない。
少しだけピリついた雰囲気を意外な人物が和ませる。
「おお!貴方がこの世界を統べる賢者様か。意外と小さい。会えて嬉しいなあ。」とアリサが賢者に詰め寄る。
「えーと、大原君の仲間?」
「そう!アリサ・ライトニングだ。」
「ライトニング家の御子息!凄いのを仲間にしたねー大原君。」
と意気揚々と話し込む。
調子が狂ってしまいそうだ。けどこちらを振り向いたアリサは、疑いの目をしていた。
目で訴えられる。今は分からないから待つべきと。
「そちらは、ユナさんね?ウオラさんのところにいたんじゃないの?」
「大原さんに、興味を持ったので。」
「あらあら、モテモテねー大原君。」
言い方が悪いよそれは。剣の見張りみたいなもんだから。俺じゃない。悲しいなあ。
「そういう女の子らしくなって私は嬉しいわ。」
とユナさんに言うと俯いてしまった。
「ミーナもサポートありがとね。」
「優秀な人達を仲間に迎えられているから、楽できていいよ。」
「というわけで、みんな私に捕まってね。」
と言い、みんなで賢者様に触れる。
一瞬の時間が過ぎ目を開けると、大きな建物が目の前にあった。
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ギルド本部へとたどり着いた。
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