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第一章 風の世界<フーリアスター>仲間集め編
20.神谷の巫女
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カフェテリアのような雰囲気を醸し出しているが、依頼の受付や、せっせと働いている人が多くいる。
そんな人達を横目に俺たちは、窓際の席に座る。
「それでどこから話せばいいかな。」
「なんで俺の事を知っているかってところかな。」
そう、龍の証を取得してすぐということから情報通の人なら、炎龍を救った。となるが、それを見るや否や大原将希と断定した。その理由が知りたいのだ。
「そんな事ですか。単純です。団長が自慢してたんですよ。まるで自分が育てたみたいに。」
「は?」
「いやー、あの人独身なのに何言ってんだと思ったよ。俺たちは、炎龍が救われたっていう事実だけで良かったのに。」
という、恥ずかしい内容だった。
「団長に育てられた⁉︎」
「そんな関係とは…」
「違うんだ。これはもう説明が…」
「まぁそれは後でいいでしょ。それよりも神谷の巫女だ、どうしてあーなったんだ?」
と確信をつく。すると、「お茶です。どうぞ。」とずっと前から待っていたかのように、タイミングよくお茶が入る。
それをズズっと一口含むと、話される。
「単純にいえば、操るのに協力したという疑惑が出ているのですよ。」
「なるほどな。」と、アリサが納得する。
「先日の龍神用の結界が破られ、操られた説明に神と近しい者が関係してるという所に、ギルドは注目した訳だ。」
「理解が早くて助かります。」
なるほど。理由はあるのは分かった。
「けど、余りにも過剰すぎないか?多くの人が寄って集るにはまだ説明が足りない。」
そう。まだ分からない事だらけ。その時点で断定とするのは早すぎる。
「それを人々に流したのは、ギルド副団長、キルス・スタインだ」
副団長、何故そんな人がそんな事を。
ということを考えていると答えが返ってくる。
「それは、我々のヘイトを回避することができるからです。」
ヘイトを回避する。何かしらの問題がギルドにあったということか?
「なんのヘイトをかっていたんだ?」
「それは、属性龍を操らせた責任を取らされたのです。操られた影響は、人々に多くの影響を及ぼしました。その中でも水不足が酷く、賢者様が結界をはってくれなければ、戦いに行くのもままならなかったでしょう。」
「それでギルドは、水龍を救いに行ったのか。」
「はい、結果としては救えましたが、1人の優秀な少年が亡くなってしまった。これは、我々は忘れてはならないことだと団長は言っていました。」
1人の犠牲者が出てしまうほどの戦い。やはり救うにはそれ相応の覚悟が必要なんだな。
「そこから、我々は水龍から話を聞き神に近い者というところですぐに神谷の巫女という結論に達しました。しかし、団長はそれを公表することなく終えようとしていましたが、副団長はそれを良しとしなかった。良くも悪くも、あの人は人との関わりを大事にする人だった。その関わりが突然変わったら、すぐに信頼を取り戻したいと思ったらしく、全体的に公表してしまったのです。」
一人の我儘でそんな事に…。
「ですが、我々とてそれは難しい立場であるのです。神谷の巫女にヘイトをいかせなければ、我々はその対応に追われ、この世界を救う為に動けなかった。」
「どうするんだ?これから。」
「団長はとりあえず、今日の夜にギルドで預かる事にしたそうです。」
なるほど。妥当な判断だと思う。
「なるほどな。預かるという名の。監視ということか。」
「はい。一応可能性は捨てきれないので。」
いじめられるよりかはマシって事か。
「これが我々が行ってしまった事。全てお話しさせて頂きました。そこでなんですが。今日の夜、貴方達もギルドに来てくれませんか?」
「何故?」
「魔王軍幹部を発見したそうなんです。」
と、衝撃的な発言が飛び出る。
「魔王軍…」俺がここに来た理由の一人。これは、チャンスだが…。
「みんなはどうしたい?」
と聞くと、「そのために仲間を集めたんだ。本番前の肩慣らしといこう。」
「あたしも問題ない。」「きちんとサポートします。」と了承を得た。
「やりますよ。魔王軍退治。」
「ありがとうございます。では…」
「ただし、一つ条件がある。」
とアリサが口を挟む。
「あたし達は神谷の巫女と一緒に行く。」
と切り込んだ。
「分かりました。それで構いません。ではまた夜に」
と、その場を後にした。
「よく分かったね。俺があのまま終わらないって。」
「見たって言ったろ。ったく面倒見がいい奴め。」
ということで、アリサ先導の元、神谷の巫女に会いに行く事にした。
「この先だな。」
ミラールの街の外れにある、神社にたどり着く。
何故場所が分かったか?魔力感知って便利だよね。一度感じた魔力は、分かるらしいよ。まぁ魔力量が増えて範囲が広くなったかららしいが。
その神社を見ると、ボロボロにされていた。鳥居を通るときにも思ったが、いじめ以上にタチが悪い。あわよくば殺す気で行動に移したのだろう。
「酷いなこれは。」
と感想を漏らすと、アリサが振り向く。
「全員。手を挙げて入るぞ。」
「は?なんでさ。」
「今に分かる。」
ということで、手を挙げながら敷地内に向かう。
「お客さんかい?」
と、ボロボロになった神社の中から声がする。
「まぁそんなところよ。」
「どうぞ、こちらの方へ来て下さい。」
と案内された。
「お邪魔します。」と中に入ると、ギリギリなんとか住んでいるという感じであった。
「よくぞ神谷神社にお越しくださいました。神谷の巫女、神谷麗華と申します…。」
と深々と挨拶された。
顔を上げると、さっき走り去ってしまった女性であった。
「あ、貴方達は先程の…」
と思い出してくれたようだった。
「あ、はいそうです。気になってきちゃいました。」
「ストーカーの言い訳か。」
とアリサに突っ込まれてしまった。
「どうぞお上がりになって下さい。ちょうど母がお茶を淹れてくれたので。」
「では、お言葉に甘えて。おい、大原何固まってんだ?早く行くぞ。」
「ん…ああそうだな。」
とリビングの方に案内された。
真正面には、神谷の巫女を両親が挟むようになっている。お見合いみたいだ。結婚しよ。
「娘から話は聞きました。助けて下さりありがとうございました。」
「いえいえ、このような事いつもしていることなので(イケボっぽい声)」
「なんだこいつ」「さあ?」
「それでここにはどのような御用件で?」
「はい、実は…」とことの経緯をアリサが話してくれる。
俺はその間、神谷の巫女さんに一目惚れしていた。
顔は清楚な感じで、肌が真っ白。髪もさっきまで結んでいなかったけど巫女服と似合うポニーテール。
そして何よりも、巫女服の破壊力!
やばいよ。これは直視できない。見るけど。
MUNEGA!SUGOI!!
これを思春期真っ只中の中学二年生彼女無しのものが見たらどうなるか。正気ではいられない。
「大原さん聞いてますか?」と右肩を叩かれる。
「凄い!」「何がですか?」「あ、いえなんでもないです…」少しだけ冷静になれた。見るけどね。
「なるほど。確かに私たちは、神なる力を使えます。麗華も…神谷の巫女も使えるようにするつもりでした。」と母親が話す。
そんな簡単に教えられるほどいけるものなのか?
と首を傾げると。
「少しだけ見せましょうか?」
と提案してくれた。
「是非、お願いします。」
と懇願した。
「麗華も、よく見ておくのよ」「はい。」
何をするのだろう。神おろしとか、神の力を使えるとか、ならその場所に行かなければいけないのでは?など考えていると、母親がその場から姿を消した。
「は?」ここに普通にいたよな。どこに?
「と、こんな感じですね。」
と後ろから声がする。
「見えなかった。」「恐ろしい。」
「これは…」「転移?」
俺とミーナは同じ考えだったらしい。
「賢者様とは違うわよ。まぁ似ているといえばそうかもだけど。」
ともといた場所に戻っていく。
「こんな力しか持っていないから、龍神様の結界の解除なんて無理よ。」
逆でしょ。こんな力があるから疑われるんでしょ。
意外と天然。
「その力があれば、協力することや、操る道具をつけることなんて訳ないよね。」
とアリサが疑いの目を向ける。
「ふふ、これが長い時間かければいいけど、一瞬しか出来ないのよ。龍神様が操られたのは一日で行われたから。」
嘘。というわけではないだろう。涼しそうにしているが、汗をすごくかいている。
連続してやることは無理だろう。
「とりあえず我々はギルドに匿われることに決まった。時間までまだ時間がある。どういたしましょう?」
と父親が言う。
そうだなぁ。と思い周りを見渡すと、沢山の名前が書いてある色紙があった。
「あの、沢山の名前は。」
「歴代の神谷の巫女です。麗華で三十四代目です。」
歴史ある神社なんだなぁ。あれ?三十四代目?
「ってことは、神々の反逆を知ってるんですか?」
と聞くと、「我々は知識として知っていますが、説明するのはとても難しいですね。」
と言うと立ち上がり、引き出しからボロボロの書物を見せてきた。
「これは、その当時の神谷の巫女が記したとされる日記のようなものです。読んでみますか?」
「はい!ありがとうございます。」
そうして一ページをめくる。
そんな人達を横目に俺たちは、窓際の席に座る。
「それでどこから話せばいいかな。」
「なんで俺の事を知っているかってところかな。」
そう、龍の証を取得してすぐということから情報通の人なら、炎龍を救った。となるが、それを見るや否や大原将希と断定した。その理由が知りたいのだ。
「そんな事ですか。単純です。団長が自慢してたんですよ。まるで自分が育てたみたいに。」
「は?」
「いやー、あの人独身なのに何言ってんだと思ったよ。俺たちは、炎龍が救われたっていう事実だけで良かったのに。」
という、恥ずかしい内容だった。
「団長に育てられた⁉︎」
「そんな関係とは…」
「違うんだ。これはもう説明が…」
「まぁそれは後でいいでしょ。それよりも神谷の巫女だ、どうしてあーなったんだ?」
と確信をつく。すると、「お茶です。どうぞ。」とずっと前から待っていたかのように、タイミングよくお茶が入る。
それをズズっと一口含むと、話される。
「単純にいえば、操るのに協力したという疑惑が出ているのですよ。」
「なるほどな。」と、アリサが納得する。
「先日の龍神用の結界が破られ、操られた説明に神と近しい者が関係してるという所に、ギルドは注目した訳だ。」
「理解が早くて助かります。」
なるほど。理由はあるのは分かった。
「けど、余りにも過剰すぎないか?多くの人が寄って集るにはまだ説明が足りない。」
そう。まだ分からない事だらけ。その時点で断定とするのは早すぎる。
「それを人々に流したのは、ギルド副団長、キルス・スタインだ」
副団長、何故そんな人がそんな事を。
ということを考えていると答えが返ってくる。
「それは、我々のヘイトを回避することができるからです。」
ヘイトを回避する。何かしらの問題がギルドにあったということか?
「なんのヘイトをかっていたんだ?」
「それは、属性龍を操らせた責任を取らされたのです。操られた影響は、人々に多くの影響を及ぼしました。その中でも水不足が酷く、賢者様が結界をはってくれなければ、戦いに行くのもままならなかったでしょう。」
「それでギルドは、水龍を救いに行ったのか。」
「はい、結果としては救えましたが、1人の優秀な少年が亡くなってしまった。これは、我々は忘れてはならないことだと団長は言っていました。」
1人の犠牲者が出てしまうほどの戦い。やはり救うにはそれ相応の覚悟が必要なんだな。
「そこから、我々は水龍から話を聞き神に近い者というところですぐに神谷の巫女という結論に達しました。しかし、団長はそれを公表することなく終えようとしていましたが、副団長はそれを良しとしなかった。良くも悪くも、あの人は人との関わりを大事にする人だった。その関わりが突然変わったら、すぐに信頼を取り戻したいと思ったらしく、全体的に公表してしまったのです。」
一人の我儘でそんな事に…。
「ですが、我々とてそれは難しい立場であるのです。神谷の巫女にヘイトをいかせなければ、我々はその対応に追われ、この世界を救う為に動けなかった。」
「どうするんだ?これから。」
「団長はとりあえず、今日の夜にギルドで預かる事にしたそうです。」
なるほど。妥当な判断だと思う。
「なるほどな。預かるという名の。監視ということか。」
「はい。一応可能性は捨てきれないので。」
いじめられるよりかはマシって事か。
「これが我々が行ってしまった事。全てお話しさせて頂きました。そこでなんですが。今日の夜、貴方達もギルドに来てくれませんか?」
「何故?」
「魔王軍幹部を発見したそうなんです。」
と、衝撃的な発言が飛び出る。
「魔王軍…」俺がここに来た理由の一人。これは、チャンスだが…。
「みんなはどうしたい?」
と聞くと、「そのために仲間を集めたんだ。本番前の肩慣らしといこう。」
「あたしも問題ない。」「きちんとサポートします。」と了承を得た。
「やりますよ。魔王軍退治。」
「ありがとうございます。では…」
「ただし、一つ条件がある。」
とアリサが口を挟む。
「あたし達は神谷の巫女と一緒に行く。」
と切り込んだ。
「分かりました。それで構いません。ではまた夜に」
と、その場を後にした。
「よく分かったね。俺があのまま終わらないって。」
「見たって言ったろ。ったく面倒見がいい奴め。」
ということで、アリサ先導の元、神谷の巫女に会いに行く事にした。
「この先だな。」
ミラールの街の外れにある、神社にたどり着く。
何故場所が分かったか?魔力感知って便利だよね。一度感じた魔力は、分かるらしいよ。まぁ魔力量が増えて範囲が広くなったかららしいが。
その神社を見ると、ボロボロにされていた。鳥居を通るときにも思ったが、いじめ以上にタチが悪い。あわよくば殺す気で行動に移したのだろう。
「酷いなこれは。」
と感想を漏らすと、アリサが振り向く。
「全員。手を挙げて入るぞ。」
「は?なんでさ。」
「今に分かる。」
ということで、手を挙げながら敷地内に向かう。
「お客さんかい?」
と、ボロボロになった神社の中から声がする。
「まぁそんなところよ。」
「どうぞ、こちらの方へ来て下さい。」
と案内された。
「お邪魔します。」と中に入ると、ギリギリなんとか住んでいるという感じであった。
「よくぞ神谷神社にお越しくださいました。神谷の巫女、神谷麗華と申します…。」
と深々と挨拶された。
顔を上げると、さっき走り去ってしまった女性であった。
「あ、貴方達は先程の…」
と思い出してくれたようだった。
「あ、はいそうです。気になってきちゃいました。」
「ストーカーの言い訳か。」
とアリサに突っ込まれてしまった。
「どうぞお上がりになって下さい。ちょうど母がお茶を淹れてくれたので。」
「では、お言葉に甘えて。おい、大原何固まってんだ?早く行くぞ。」
「ん…ああそうだな。」
とリビングの方に案内された。
真正面には、神谷の巫女を両親が挟むようになっている。お見合いみたいだ。結婚しよ。
「娘から話は聞きました。助けて下さりありがとうございました。」
「いえいえ、このような事いつもしていることなので(イケボっぽい声)」
「なんだこいつ」「さあ?」
「それでここにはどのような御用件で?」
「はい、実は…」とことの経緯をアリサが話してくれる。
俺はその間、神谷の巫女さんに一目惚れしていた。
顔は清楚な感じで、肌が真っ白。髪もさっきまで結んでいなかったけど巫女服と似合うポニーテール。
そして何よりも、巫女服の破壊力!
やばいよ。これは直視できない。見るけど。
MUNEGA!SUGOI!!
これを思春期真っ只中の中学二年生彼女無しのものが見たらどうなるか。正気ではいられない。
「大原さん聞いてますか?」と右肩を叩かれる。
「凄い!」「何がですか?」「あ、いえなんでもないです…」少しだけ冷静になれた。見るけどね。
「なるほど。確かに私たちは、神なる力を使えます。麗華も…神谷の巫女も使えるようにするつもりでした。」と母親が話す。
そんな簡単に教えられるほどいけるものなのか?
と首を傾げると。
「少しだけ見せましょうか?」
と提案してくれた。
「是非、お願いします。」
と懇願した。
「麗華も、よく見ておくのよ」「はい。」
何をするのだろう。神おろしとか、神の力を使えるとか、ならその場所に行かなければいけないのでは?など考えていると、母親がその場から姿を消した。
「は?」ここに普通にいたよな。どこに?
「と、こんな感じですね。」
と後ろから声がする。
「見えなかった。」「恐ろしい。」
「これは…」「転移?」
俺とミーナは同じ考えだったらしい。
「賢者様とは違うわよ。まぁ似ているといえばそうかもだけど。」
ともといた場所に戻っていく。
「こんな力しか持っていないから、龍神様の結界の解除なんて無理よ。」
逆でしょ。こんな力があるから疑われるんでしょ。
意外と天然。
「その力があれば、協力することや、操る道具をつけることなんて訳ないよね。」
とアリサが疑いの目を向ける。
「ふふ、これが長い時間かければいいけど、一瞬しか出来ないのよ。龍神様が操られたのは一日で行われたから。」
嘘。というわけではないだろう。涼しそうにしているが、汗をすごくかいている。
連続してやることは無理だろう。
「とりあえず我々はギルドに匿われることに決まった。時間までまだ時間がある。どういたしましょう?」
と父親が言う。
そうだなぁ。と思い周りを見渡すと、沢山の名前が書いてある色紙があった。
「あの、沢山の名前は。」
「歴代の神谷の巫女です。麗華で三十四代目です。」
歴史ある神社なんだなぁ。あれ?三十四代目?
「ってことは、神々の反逆を知ってるんですか?」
と聞くと、「我々は知識として知っていますが、説明するのはとても難しいですね。」
と言うと立ち上がり、引き出しからボロボロの書物を見せてきた。
「これは、その当時の神谷の巫女が記したとされる日記のようなものです。読んでみますか?」
「はい!ありがとうございます。」
そうして一ページをめくる。
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