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第一章 風の世界<フーリアスター>仲間集め編
11.過去語り
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宿は3階に分かれており、階ごとに4部屋ある。見かけによらず、廊下は少し広く、人が普通に通れるぐらいある。
俺たちはお金を払い、3階の部屋を借りた。グリムは4階らしい。女子二人と俺一人という感じだ。ふっ、ラッキーなすけべはないぜ。という冗談はさておき、荷物を部屋に置いてから、グリムの部屋まで行く。まぁ荷物ないから布団敷いたりしたのだが。その際少し考えたのが、お金とかは世界共通なのだろうか?賢者のお守りを借りてるだけだから、これから心配だなあと考えた。
「う…うぁ…うん?」と、俺たちがグリムの部屋に来た時には、アリサという少女が起き上がった。
「お、起きたか。」
「ここは…そうかあたしまた…、畜生今回はいけそうだったのに。」
俺に向けて中々に酷いこと言われたな。
そんなことを言いながらアリサは起き上がり、正座した。
「助けてくれて、ありがとう。明日にはここを出て行くから、それまで匿ってくれ。」と言った。
光の使者はやっぱりかという感じでアリサをみる。
けど俺は、少し聞きたいことがあった。
「なんで、そんなに戦うんだ?」
素朴な疑問だった。何度もこうなっているなら戦わなくても他に方法があると思ったのだが。
「なんで戦うか…だって?そりゃあ認めさせるためだよ。」
おおよそユナさんとかの予想通りだった。けど、ここからどうその理由を聞くか、ということが難しい。
「誰に認めさせるんですか?」とユナさんが切り込んだ。
「それお前たちに話す理由あるか?」と断られた。
「あるさ。」と俺も切り込む。俺はアリサの前に立ちこう告げた。
「俺たちの仲間になってほしいからだ。」と。
「へ?」「なんだと!?」と反応された。
「大原貴様!血迷ったか!」
「血迷ってるかもな。けど、この目は役に立つかもしれないだろう?」
と言うとグリムも何も言えなくなった。
ユナさんの予想だと、仲間が欲しいということだったが、これを切り口に何かしらの理由を話してもらえないだろうか?
「…そう言って、私が仲間になったら役立たずって言って見捨てるんだろ?」と自暴自棄になっていた。
「何があったんだ?俺たちは、君に何があったのかを知りたいんだ。」
その言葉でアリサは押し黙った。
話してもいいのか?コイツらもあいつらと同じかもしれない。けど、コイツは私から目を離さない。あたしが話すときに、目を見て話してくれたのは、父上と母上だけだった。
コイツらを信じていいのか分からない。けど、あたしの経験に、間違いはないと信じたい。
「…分かった。話すよ…。」
そう言うと、全員アリサの周りに集まる。
「あれは…3ヶ月前だったかな…。」
あたしは、三姉妹の末っ子だった。姉は双子で、普通の女の子だった。魔力量を除いて。
先に産まれた姉は、能力が何にでも転用できる能力で、魔力量も普通の人よりも多い。
後に産まれた姉は、能力は平凡だったけど、魔力量は先に産まれた姉より多かった。
対してあたしは魔力量が少なくて能力も平凡以下、姉たちに良くいびられていた。
母上と父上は、私たちを平等に愛してくれた。けど、父上はあたしに対して、悲しそうな目でたまに見てきた。
あたしは気づいていた。不完全な娘なんだと。
そんな生活があたしは嫌だった。準備を少しづつ進めて、計画を立てて、そうしてこの世界にたどり着いた。
ん?この世界にたどり着いた、ということは。
「異世界人ってことか。」
「そう。あたしは、雷の世界から来た。」
雷となると、ミーナさんと同じか。
「話を戻すぞ。」
この世界に着いてからは大変だった。宿に泊まったりしながら、あたしを認めてくれる人を探した。
そうしてあたしを仲間に引き受けてくれたのが、スカイアローズだった。
あたしをバックに、弓使いが二人、前衛が一人、守護が一人という変則パーティーだった。
あたしはその人たちに、どこがダメなのかを見て欲しいと頼まれた。
そう、あたしはただ陣形をどうすればいいかを考えるだけの役だった。
あたしが考えた陣形を試すと、モンスターは簡単に撃破された。
そこであたしは仲間になれたのだと思ったのだ。しかし、「教えてくれてありがとな。ほれ、これもってどっか行きな。」
「…あたしも仲間に入れて欲しい!これ以上の複数の陣形を考えて見せるからさ!」
と言うと、皆驚いた表情をしていた。
「君、それでこの先行けると思うかい?」
「足手まといにはならないようにするから!だから…。」
「おいおいはっきり言ってやれよ。お前はいらないってよ。」
え?あたしはこれだけの為に呼ばれたのかと、このパーティーのためにいろんな陣形を試してきたのに。
「そんな!あんまりだろ!何がいけないんだ!あたしの何がいけないんだよ!」
すると奥の弓矢を持った女が「魔力量が…圧倒的に足りないわ。」とそっぽを向きながら告げた。
「なんだよ…それ…。あたしのおかげでこの陣形が組めたんだ!この陣形以外の事も考えた!それなのになんで!」
「あのさ…君、何を目指してるの?」と諭された。
「僕らは君のために言ってるんだ。分かってくれ。」
とそれを最後にしてこの場から去って行こうとした。
あたしは認められなくて、戦いを挑んだ。結果は、魔力切れの自滅。優しさからか、宿まで送ってくれていたが、あたしにあったのは悔しさだけだった。
実力がないから、見捨てられる。どんなに作戦がよくても、陣形を考えたとしても、捨てられる。なら認めさせないと。あたしの実力を。
「そうして今の状況に至るわけだ。分かったか?これがあたしなんだよ。仲間になったとしても、あんたらにはメリットが一つもないんだよ。」
果たしてそうだろうか?と俺は思った。いやそう思っているやつがおそらくもう一人。
「お主は陣形や作戦を立てられるのか?」
「ああ、将棋とかチェスの応用みたいなものだしな。あんたらの能力は大体把握してる。」
能力が理解されている?ミーナさんとかの能力が分かっているのか?
「あたしの能力、魔力探知は遠いと魔力しか見えないが、近づくと情報が増える。能力とかしかわからないけど。」
なるほど。能力か。やっぱりこの子は。
「君のことや、君が僕達が信用ならないのはよく分かったよ。それを聞いてなお仲間になって欲しいと言ったらどうする?」
と聞くと、アリサは驚いた表情をして、「お前、あたしなんかがいるのか?戦いにも役に立たない、魔力切れの常習犯と?」
「ああ、今は君のような策士が必要だ。」
「どういうことだ?」
するとグリムが俺の隣まで来て、「我々はこれから、属性龍を救いに行く。そのための作戦会議をこの場で行おうとしているのだ。」
「エレメンタル…ドラゴンを救う?この人数でか?無理じゃないか?」
「だからこそ君の作戦を頼りにしたいんだ。」
俺は思ったまま口にする。
「君の力が必要なんだよ。きっとこれからも俺たちの力となってくれるから。」
そういうとアリサは俯いて、少し考え、意を決したように言葉にする。
「その言葉、信じてやる!あたしを見捨てたら、ぶっ殺してやるからな!」
そう威勢よく、承諾してくれた。
「これからよろしく、アリサさん。」
「おう!ライトニング家の名にかけて、指名を果たして見せるよ!」
と握手を交わした瞬間。
「ええ⁉︎あなた…ライトニング家の⁉︎」
とミーナが驚いていた。それだけじゃない。俺以外の人全員が驚いていた。
「何がそんなに…?」
「この子は…、いえ、この方は、雷の世界を統べる、ライトニング一家の一人、三女アリサ・ライトニングその人なのよ!」
…マジかよ。お嬢様かよ。俺、マジやばくね?
「おお…あってたあってた。騒がしくて楽に見つけられたわい。ってどうした。みんなして素っ頓狂な顔して。」
そうしてこの場に役者が揃った。意味わからんまま、作戦会議が始まる。
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俺に向けて中々に酷いこと言われたな。
そんなことを言いながらアリサは起き上がり、正座した。
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けど俺は、少し聞きたいことがあった。
「なんで、そんなに戦うんだ?」
素朴な疑問だった。何度もこうなっているなら戦わなくても他に方法があると思ったのだが。
「なんで戦うか…だって?そりゃあ認めさせるためだよ。」
おおよそユナさんとかの予想通りだった。けど、ここからどうその理由を聞くか、ということが難しい。
「誰に認めさせるんですか?」とユナさんが切り込んだ。
「それお前たちに話す理由あるか?」と断られた。
「あるさ。」と俺も切り込む。俺はアリサの前に立ちこう告げた。
「俺たちの仲間になってほしいからだ。」と。
「へ?」「なんだと!?」と反応された。
「大原貴様!血迷ったか!」
「血迷ってるかもな。けど、この目は役に立つかもしれないだろう?」
と言うとグリムも何も言えなくなった。
ユナさんの予想だと、仲間が欲しいということだったが、これを切り口に何かしらの理由を話してもらえないだろうか?
「…そう言って、私が仲間になったら役立たずって言って見捨てるんだろ?」と自暴自棄になっていた。
「何があったんだ?俺たちは、君に何があったのかを知りたいんだ。」
その言葉でアリサは押し黙った。
話してもいいのか?コイツらもあいつらと同じかもしれない。けど、コイツは私から目を離さない。あたしが話すときに、目を見て話してくれたのは、父上と母上だけだった。
コイツらを信じていいのか分からない。けど、あたしの経験に、間違いはないと信じたい。
「…分かった。話すよ…。」
そう言うと、全員アリサの周りに集まる。
「あれは…3ヶ月前だったかな…。」
あたしは、三姉妹の末っ子だった。姉は双子で、普通の女の子だった。魔力量を除いて。
先に産まれた姉は、能力が何にでも転用できる能力で、魔力量も普通の人よりも多い。
後に産まれた姉は、能力は平凡だったけど、魔力量は先に産まれた姉より多かった。
対してあたしは魔力量が少なくて能力も平凡以下、姉たちに良くいびられていた。
母上と父上は、私たちを平等に愛してくれた。けど、父上はあたしに対して、悲しそうな目でたまに見てきた。
あたしは気づいていた。不完全な娘なんだと。
そんな生活があたしは嫌だった。準備を少しづつ進めて、計画を立てて、そうしてこの世界にたどり着いた。
ん?この世界にたどり着いた、ということは。
「異世界人ってことか。」
「そう。あたしは、雷の世界から来た。」
雷となると、ミーナさんと同じか。
「話を戻すぞ。」
この世界に着いてからは大変だった。宿に泊まったりしながら、あたしを認めてくれる人を探した。
そうしてあたしを仲間に引き受けてくれたのが、スカイアローズだった。
あたしをバックに、弓使いが二人、前衛が一人、守護が一人という変則パーティーだった。
あたしはその人たちに、どこがダメなのかを見て欲しいと頼まれた。
そう、あたしはただ陣形をどうすればいいかを考えるだけの役だった。
あたしが考えた陣形を試すと、モンスターは簡単に撃破された。
そこであたしは仲間になれたのだと思ったのだ。しかし、「教えてくれてありがとな。ほれ、これもってどっか行きな。」
「…あたしも仲間に入れて欲しい!これ以上の複数の陣形を考えて見せるからさ!」
と言うと、皆驚いた表情をしていた。
「君、それでこの先行けると思うかい?」
「足手まといにはならないようにするから!だから…。」
「おいおいはっきり言ってやれよ。お前はいらないってよ。」
え?あたしはこれだけの為に呼ばれたのかと、このパーティーのためにいろんな陣形を試してきたのに。
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すると奥の弓矢を持った女が「魔力量が…圧倒的に足りないわ。」とそっぽを向きながら告げた。
「なんだよ…それ…。あたしのおかげでこの陣形が組めたんだ!この陣形以外の事も考えた!それなのになんで!」
「あのさ…君、何を目指してるの?」と諭された。
「僕らは君のために言ってるんだ。分かってくれ。」
とそれを最後にしてこの場から去って行こうとした。
あたしは認められなくて、戦いを挑んだ。結果は、魔力切れの自滅。優しさからか、宿まで送ってくれていたが、あたしにあったのは悔しさだけだった。
実力がないから、見捨てられる。どんなに作戦がよくても、陣形を考えたとしても、捨てられる。なら認めさせないと。あたしの実力を。
「そうして今の状況に至るわけだ。分かったか?これがあたしなんだよ。仲間になったとしても、あんたらにはメリットが一つもないんだよ。」
果たしてそうだろうか?と俺は思った。いやそう思っているやつがおそらくもう一人。
「お主は陣形や作戦を立てられるのか?」
「ああ、将棋とかチェスの応用みたいなものだしな。あんたらの能力は大体把握してる。」
能力が理解されている?ミーナさんとかの能力が分かっているのか?
「あたしの能力、魔力探知は遠いと魔力しか見えないが、近づくと情報が増える。能力とかしかわからないけど。」
なるほど。能力か。やっぱりこの子は。
「君のことや、君が僕達が信用ならないのはよく分かったよ。それを聞いてなお仲間になって欲しいと言ったらどうする?」
と聞くと、アリサは驚いた表情をして、「お前、あたしなんかがいるのか?戦いにも役に立たない、魔力切れの常習犯と?」
「ああ、今は君のような策士が必要だ。」
「どういうことだ?」
するとグリムが俺の隣まで来て、「我々はこれから、属性龍を救いに行く。そのための作戦会議をこの場で行おうとしているのだ。」
「エレメンタル…ドラゴンを救う?この人数でか?無理じゃないか?」
「だからこそ君の作戦を頼りにしたいんだ。」
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「君の力が必要なんだよ。きっとこれからも俺たちの力となってくれるから。」
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と握手を交わした瞬間。
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「何がそんなに…?」
「この子は…、いえ、この方は、雷の世界を統べる、ライトニング一家の一人、三女アリサ・ライトニングその人なのよ!」
…マジかよ。お嬢様かよ。俺、マジやばくね?
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