8 / 142
第一章 風の世界<フーリアスター>仲間集め編
8.鍛冶屋 ウオラ屋
しおりを挟む
ガンガンと打つ音が続く。何度振り下ろしたかはわからない。けどそれは願いを込めるため。あるいは、これを使える人がいたらいいなという希望的観測からきた事。私の思いは、いつか届くのだろうか。
そうして、私は打ち続け、冷やしを繰り返していく。私の持つ願いのために。
「ここだな。言われてた場所は。」
広場から、商店街並の賑わったところから一転、路地裏とばかり言える場にその店はあった。
「賑わったところには無いんですね。」
「武器を作るところなんて、大衆に見せられる訳がない。こいつが必要なのは、物好きか、戦う覚悟がある奴だけだからな。」
少し悲しそうにミーナは語る。
確かに、あの日常の様な世界に、殺伐とした武器を売る場所は似合わない。そもそもこの世界は、戦うべき場では無いのだから。
そう考えていると、ミーナは鍛冶屋に入っていく。それに釣られて俺も中に入って行った。
中に入ると早速、武器類、防具類が並んでいた。
そして、カンカンと音が聞こえてくる。そう感嘆していると、「お客さまでしょうか?」と言われる。
そちらの方に向くと、この鍛冶屋に似合わない、綺麗な人がそこにいた。黒髪にロングのストレート、顔は綺麗で、大和撫子という言葉が似合う人だった。
まぁ俺の前にいる人もこの場に似合わない綺麗な顔してるけど、何故かかっこいいと思ってしまう。性格を、知ってるからだろうなあ。
「そうだ。賢者の使いっていえば分かるか?」
「一応、証明出来る物をお願いします。」
証明できるもの、そんなものは知らないから俺は取り出せない。ミーナさんが持って…。
「何それ、知らないんだけど。」
あらま、とんでもやばいことが起きてますねー。あの人のおっちょこちょいが発動したなぁ。あの人本当に賢者なのか?
と思っていると、一瞬ドアが開き、紙が置かれていた。
まさかとは思うが、これが…。
「これが、証明できるやつか?」
そういって、渡すと「間違いありません」と言われた。
わざわざ転移して届けに来て、姿も見せずに紙を置いて逃げた。絶対顔が真っ赤だなあの人。
「ようこそ、ウオラ屋へ。当店の案内役をさせて頂いている、ユナと申します。」
「ご丁寧にどうも。あたしはミーナこっちが、ここに買いにきた、大原だ。」
「よろしくお願いします。」と頭を下げる。
「はい、ではまずは武器の見方について説明させていただきます。」
「あたしは座って待ってるよ。」と言い、はじにあるベンチに座った。
この店について言われた事は3つ。
一つは、二次剣と三次剣がある事だ。入って右側が二次剣、左側に三次剣と言った感じだ。知識としてあるのは、二次剣が、能力持ちの剣、三次剣が魔力を通しやすいと言った具合だ。しかしながらこれを考えると、二次剣の方が強そうだ。
「どちらかといえば、貴方は三次剣の方が良さそうですけど。」と言われた。
魔力多いからだね。けど、あんまり高火力となると、加減を間違えるとやばそうだ。使うとしたら注意しないと。
もう一つは、触れると能力などの詳細がわかる事だ。
ここで注意されたのは持ってはいけないという事だ。触れて、詳細を見て、決めたものしか持ってはいけない決まりらしい。お金は貰っているから、お釣りだけ貰っていって下さいと言われた。
そして最後に、試し切りの場があるとの事だ。この店の中庭、というか倉庫みたいな場で、試し切り切りが出来るらしい。そこで、買うかどうかを決めることが出来るらしい。
「以上、三点がこの店の注意事項です。何がありましたら、私をお呼びください。」
「はい、ありがとうございました。」
ということで、武器選びだ。
触れると、詳細が出てくる。項目としては、能力、耐久値、切れ味、主な使い方の説明なんかが書かれている。今回でいうとこの剣は、こう記載されている。
能力 断裂
耐久値 208
切れ味 50
地面に突き刺す事で、地割れを起こすことが可能。しかし、能力発動の際、多大な魔力の消費があるため乱発は出来ない。
と書かれていた。因みに初めて知ったのだが、能力も魔力に変換されるらしい。俺の魔力量だからあれだけ取り出せたんだと思った瞬間だった。どんどん見ていこう。
と見ていったが、ピンとくるものがなかった。他にも槍、斧などがあったが、剣の素振りをし続けてきたから 剣でいきたいと思う。けど、これからずっと使い続けるとなると、難しい。
と考えていると、一本、まだ調べていない剣を見つけた。触れるとこう記載されている。
能力 ???
耐久値 ???
切れ味 ???
となっていた。説明もない。何もない。すぐに、ユナさんに聞いてみることにした。
「どうされました?」
「あの、あそこにある剣って一体なんですか?」と聞くと、少し強張った顔でその剣の場所まで行った。
「これは、私が作った剣です。未だに、これの使い手が見つからないのです。」
使い手…、つまり剣が人を選ぶということだろうか。そんな聖剣みたいな物を作ることが出来るのか。
「この剣は使い方を誤ると、危険な剣です。」
「なんで、詳細が分からないのにそんなことが分かるんですか?」当然の疑問だ。
「この剣は私が作った、という事はこの剣の能力などの詳細は分かっています。」
わざわざ、隠していた事を話してくれた。いや、聞かれたから答えただけだろうか。
おそらくこれを聞いた人に何度も同じ事を言って脅していたのだろう。それで、目立たないところに置かれている。
「この剣は試し切り出来ますか?」と聞いた。
「え?まぁはい、出来ますが。」とポーカーフェイスが少し崩れた。
そして俺は謎の剣を持ったタイミングで、他の客が来た。
「いらっしゃいませ。」
「オーダーメイドを頼んでいたんだけど。」
「証明書はお持ちでしょうか?」
と俺と同じ対応をしている。客は三人組、いいとこのお坊ちゃんと、ゴツい人と、世話係のような女性が来たのだった。少しすると、ユナさんは裏に行ってしまった。
すると、そのお坊ちゃんのような奴が俺の方を見ると、「へぇ、その剣を使うのかい?君」と煽られた。
「いや、まずは試し切りをと思って…。」
ふーんといった感じで、俺の全身を見つめる。
「君じゃその剣を扱うのは無理だと思うよ?」
そうはっきりと言われた。
「何でそんなことが…」
「なんでも何も、その剣の特殊性を知らないのかい?それはもう、英雄の剣だよ。彼女の願いの塊みたいな物だ。それを使うという事は、相応の覚悟がいる事だ。」
彼女の願いの塊…。後ろの二人も辞めておけと言わんばかりの目をしている。けど、その中には少し、哀れみがあった。
「おい、聞いておけば偉そうにベラベラ喋りやがって、何様なの?お前。」とミーナさんが不良ばりに突っ込んで来た。
「僕?僕は、光の世界リュナミス家五代目、王子グリム・リュナミスだ!」
と高らかに名乗った。
光の世界の王子、やっぱりいいとこの子供だったか。
と考えていると、ユナさんが誰かを連れてやって来た。
「なんだ、騒がしいじゃないか。おう坊主、取りに来たか。」
「はい、時間通りにきました。それで頼んだものは…。」
「こいつだな。全く、手間かけさせやがって。」
そうして、布に包まれていたところから出てきたものは、誰でも分かる業物。黄金に輝くそれはまるで、伝説の…。
「エクスカリバー。のパチモンだな。似せただけの贋作に過ぎんが、これでいいのか?」
「これほど、素晴らしい物を作って頂いたのですから文句の一つもありませんよ。ありがとうございます。」
偽物、とは言えるのだろうか。その手に持っている剣は、凄く強大な力が、ひしひしと感じる。なら本物はどれほどのものを…。
「君もこの剣の力を知りたいかい?」
唐突にそう言われた。知りたいのはもちろんだが、こいつはそんなことだけじゃ終わらない気がする。
「お、その剣は、へぇ、その剣の説明を聞いてなお使おうとするのか。」
みんな同じ反応をする。そんな凄いのか。というか、「あの、貴方は?」
「ん?俺か?俺はこの鍛冶屋の店長を勤める、ダリム・ウオラだ。よろしくな。」
「そんなことよりも。」と話を遮られた。「この剣の事を知りたいなら、決闘をしようよ。僕もその剣の事を知りたいしね。」
互いに剣の事を知りたい事を条件に、決闘か。間違いなく戦い慣れしている感じだ。自信に満ち溢れている。ここで戦って何のメリットがある。と思っていたが、正直メリットしかない。
自信に満ち溢れているという事は、こいつは剣の心得がある。つまり、剣舞が見れる可能性がある。そして、この戦いに善戦すれば、仲間になってくれるかもしれない。なら、やらない手はない。
「やってみよう。俺も、この剣の性能を知りたいしな。」
「決まりだな。」
ということで、試し切り出来る倉庫で、決闘をする事になった。
そうして、私は打ち続け、冷やしを繰り返していく。私の持つ願いのために。
「ここだな。言われてた場所は。」
広場から、商店街並の賑わったところから一転、路地裏とばかり言える場にその店はあった。
「賑わったところには無いんですね。」
「武器を作るところなんて、大衆に見せられる訳がない。こいつが必要なのは、物好きか、戦う覚悟がある奴だけだからな。」
少し悲しそうにミーナは語る。
確かに、あの日常の様な世界に、殺伐とした武器を売る場所は似合わない。そもそもこの世界は、戦うべき場では無いのだから。
そう考えていると、ミーナは鍛冶屋に入っていく。それに釣られて俺も中に入って行った。
中に入ると早速、武器類、防具類が並んでいた。
そして、カンカンと音が聞こえてくる。そう感嘆していると、「お客さまでしょうか?」と言われる。
そちらの方に向くと、この鍛冶屋に似合わない、綺麗な人がそこにいた。黒髪にロングのストレート、顔は綺麗で、大和撫子という言葉が似合う人だった。
まぁ俺の前にいる人もこの場に似合わない綺麗な顔してるけど、何故かかっこいいと思ってしまう。性格を、知ってるからだろうなあ。
「そうだ。賢者の使いっていえば分かるか?」
「一応、証明出来る物をお願いします。」
証明できるもの、そんなものは知らないから俺は取り出せない。ミーナさんが持って…。
「何それ、知らないんだけど。」
あらま、とんでもやばいことが起きてますねー。あの人のおっちょこちょいが発動したなぁ。あの人本当に賢者なのか?
と思っていると、一瞬ドアが開き、紙が置かれていた。
まさかとは思うが、これが…。
「これが、証明できるやつか?」
そういって、渡すと「間違いありません」と言われた。
わざわざ転移して届けに来て、姿も見せずに紙を置いて逃げた。絶対顔が真っ赤だなあの人。
「ようこそ、ウオラ屋へ。当店の案内役をさせて頂いている、ユナと申します。」
「ご丁寧にどうも。あたしはミーナこっちが、ここに買いにきた、大原だ。」
「よろしくお願いします。」と頭を下げる。
「はい、ではまずは武器の見方について説明させていただきます。」
「あたしは座って待ってるよ。」と言い、はじにあるベンチに座った。
この店について言われた事は3つ。
一つは、二次剣と三次剣がある事だ。入って右側が二次剣、左側に三次剣と言った感じだ。知識としてあるのは、二次剣が、能力持ちの剣、三次剣が魔力を通しやすいと言った具合だ。しかしながらこれを考えると、二次剣の方が強そうだ。
「どちらかといえば、貴方は三次剣の方が良さそうですけど。」と言われた。
魔力多いからだね。けど、あんまり高火力となると、加減を間違えるとやばそうだ。使うとしたら注意しないと。
もう一つは、触れると能力などの詳細がわかる事だ。
ここで注意されたのは持ってはいけないという事だ。触れて、詳細を見て、決めたものしか持ってはいけない決まりらしい。お金は貰っているから、お釣りだけ貰っていって下さいと言われた。
そして最後に、試し切りの場があるとの事だ。この店の中庭、というか倉庫みたいな場で、試し切り切りが出来るらしい。そこで、買うかどうかを決めることが出来るらしい。
「以上、三点がこの店の注意事項です。何がありましたら、私をお呼びください。」
「はい、ありがとうございました。」
ということで、武器選びだ。
触れると、詳細が出てくる。項目としては、能力、耐久値、切れ味、主な使い方の説明なんかが書かれている。今回でいうとこの剣は、こう記載されている。
能力 断裂
耐久値 208
切れ味 50
地面に突き刺す事で、地割れを起こすことが可能。しかし、能力発動の際、多大な魔力の消費があるため乱発は出来ない。
と書かれていた。因みに初めて知ったのだが、能力も魔力に変換されるらしい。俺の魔力量だからあれだけ取り出せたんだと思った瞬間だった。どんどん見ていこう。
と見ていったが、ピンとくるものがなかった。他にも槍、斧などがあったが、剣の素振りをし続けてきたから 剣でいきたいと思う。けど、これからずっと使い続けるとなると、難しい。
と考えていると、一本、まだ調べていない剣を見つけた。触れるとこう記載されている。
能力 ???
耐久値 ???
切れ味 ???
となっていた。説明もない。何もない。すぐに、ユナさんに聞いてみることにした。
「どうされました?」
「あの、あそこにある剣って一体なんですか?」と聞くと、少し強張った顔でその剣の場所まで行った。
「これは、私が作った剣です。未だに、これの使い手が見つからないのです。」
使い手…、つまり剣が人を選ぶということだろうか。そんな聖剣みたいな物を作ることが出来るのか。
「この剣は使い方を誤ると、危険な剣です。」
「なんで、詳細が分からないのにそんなことが分かるんですか?」当然の疑問だ。
「この剣は私が作った、という事はこの剣の能力などの詳細は分かっています。」
わざわざ、隠していた事を話してくれた。いや、聞かれたから答えただけだろうか。
おそらくこれを聞いた人に何度も同じ事を言って脅していたのだろう。それで、目立たないところに置かれている。
「この剣は試し切り出来ますか?」と聞いた。
「え?まぁはい、出来ますが。」とポーカーフェイスが少し崩れた。
そして俺は謎の剣を持ったタイミングで、他の客が来た。
「いらっしゃいませ。」
「オーダーメイドを頼んでいたんだけど。」
「証明書はお持ちでしょうか?」
と俺と同じ対応をしている。客は三人組、いいとこのお坊ちゃんと、ゴツい人と、世話係のような女性が来たのだった。少しすると、ユナさんは裏に行ってしまった。
すると、そのお坊ちゃんのような奴が俺の方を見ると、「へぇ、その剣を使うのかい?君」と煽られた。
「いや、まずは試し切りをと思って…。」
ふーんといった感じで、俺の全身を見つめる。
「君じゃその剣を扱うのは無理だと思うよ?」
そうはっきりと言われた。
「何でそんなことが…」
「なんでも何も、その剣の特殊性を知らないのかい?それはもう、英雄の剣だよ。彼女の願いの塊みたいな物だ。それを使うという事は、相応の覚悟がいる事だ。」
彼女の願いの塊…。後ろの二人も辞めておけと言わんばかりの目をしている。けど、その中には少し、哀れみがあった。
「おい、聞いておけば偉そうにベラベラ喋りやがって、何様なの?お前。」とミーナさんが不良ばりに突っ込んで来た。
「僕?僕は、光の世界リュナミス家五代目、王子グリム・リュナミスだ!」
と高らかに名乗った。
光の世界の王子、やっぱりいいとこの子供だったか。
と考えていると、ユナさんが誰かを連れてやって来た。
「なんだ、騒がしいじゃないか。おう坊主、取りに来たか。」
「はい、時間通りにきました。それで頼んだものは…。」
「こいつだな。全く、手間かけさせやがって。」
そうして、布に包まれていたところから出てきたものは、誰でも分かる業物。黄金に輝くそれはまるで、伝説の…。
「エクスカリバー。のパチモンだな。似せただけの贋作に過ぎんが、これでいいのか?」
「これほど、素晴らしい物を作って頂いたのですから文句の一つもありませんよ。ありがとうございます。」
偽物、とは言えるのだろうか。その手に持っている剣は、凄く強大な力が、ひしひしと感じる。なら本物はどれほどのものを…。
「君もこの剣の力を知りたいかい?」
唐突にそう言われた。知りたいのはもちろんだが、こいつはそんなことだけじゃ終わらない気がする。
「お、その剣は、へぇ、その剣の説明を聞いてなお使おうとするのか。」
みんな同じ反応をする。そんな凄いのか。というか、「あの、貴方は?」
「ん?俺か?俺はこの鍛冶屋の店長を勤める、ダリム・ウオラだ。よろしくな。」
「そんなことよりも。」と話を遮られた。「この剣の事を知りたいなら、決闘をしようよ。僕もその剣の事を知りたいしね。」
互いに剣の事を知りたい事を条件に、決闘か。間違いなく戦い慣れしている感じだ。自信に満ち溢れている。ここで戦って何のメリットがある。と思っていたが、正直メリットしかない。
自信に満ち溢れているという事は、こいつは剣の心得がある。つまり、剣舞が見れる可能性がある。そして、この戦いに善戦すれば、仲間になってくれるかもしれない。なら、やらない手はない。
「やってみよう。俺も、この剣の性能を知りたいしな。」
「決まりだな。」
ということで、試し切り出来る倉庫で、決闘をする事になった。
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
鑑定能力で恩を返す
KBT
ファンタジー
どこにでもいる普通のサラリーマンの蔵田悟。
彼ははある日、上司の悪態を吐きながら深酒をし、目が覚めると見知らぬ世界にいた。
そこは剣と魔法、人間、獣人、亜人、魔物が跋扈する異世界フォートルードだった。
この世界には稀に異世界から《迷い人》が転移しており、悟もその1人だった。
帰る方法もなく、途方に暮れていた悟だったが、通りすがりの商人ロンメルに命を救われる。
そして稀少な能力である鑑定能力が自身にある事がわかり、ブロディア王国の公都ハメルンの裏通りにあるロンメルの店で働かせてもらう事になった。
そして、ロンメルから店の番頭を任された悟は《サト》と名前を変え、命の恩人であるロンメルへの恩返しのため、商店を大きくしようと鑑定能力を駆使して、海千山千の商人達や荒くれ者の冒険者達を相手に日夜奮闘するのだった。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
迷い人 ~異世界で成り上がる。大器晩成型とは知らずに無難な商人になっちゃった。~
飛燕 つばさ
ファンタジー
孤独な中年、坂本零。ある日、彼は目を覚ますと、まったく知らない異世界に立っていた。彼は現地の兵士たちに捕まり、不審人物とされて牢獄に投獄されてしまう。
彼は異世界から迷い込んだ『迷い人』と呼ばれる存在だと告げられる。その『迷い人』には、世界を救う勇者としての可能性も、世界を滅ぼす魔王としての可能性も秘められているそうだ。しかし、零は自分がそんな使命を担う存在だと受け入れることができなかった。
独房から零を救ったのは、昔この世界を救った勇者の末裔である老婆だった。老婆は零の力を探るが、彼は戦闘や魔法に関する特別な力を持っていなかった。零はそのことに絶望するが、自身の日本での知識を駆使し、『商人』として新たな一歩を踏み出す決意をする…。
この物語は、異世界に迷い込んだ日本のサラリーマンが主人公です。彼は潜在的に秘められた能力に気づかずに、無難な商人を選びます。次々に目覚める力でこの世界に起こる問題を解決していく姿を描いていきます。
※当作品は、過去に私が創作した作品『異世界で商人になっちゃった。』を一から徹底的に文章校正し、新たな作品として再構築したものです。文章表現だけでなく、ストーリー展開の修正や、新ストーリーの追加、新キャラクターの登場など、変更点が多くございます。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる