汚人形

にしのこうやん

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第1話 ネットオークションで買った体の中へ入るドール人形

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俺の名前は、西上 浩二42歳。身長165センチメートル、体重65キログラム。髪型はスポーツ刈り、

顔は普通だと思ってる。体型は肥満気味。

俺は 庵原「あんばら」アパート102号室のワンルームで日1人で生活している。

俺の収入は、働いて稼いだ金月約10万円だけ。その他の収入はない。

俺は庵原アパートから東へ5キロメートル離れた株式会社 華芽でパートナー社員として働いてる。

株式会社華芽はどんな会社かというと広告や看板を製作している会社だ。

俺はコンピューターで絵を描く事が主な任務。

俺の描いた絵はお客にとても気に入られてる。

俺の生活ぶりはとても不規則でアパートへ帰った後お風呂へ入った後夕飯を食べてる感じだ。

出費は家賃が月1万円、光熱費は月に1万5千円、ネット代が2万円、食費は2万円、

小遣いが2万円で1万5千円貯金ができる。

俺は基本的お酒もたばこも飲まないし吸わない。何故なら苦手だから。

俺は毎日自炊している。ご飯を自分なりに作ったりもちろん弁当は持参している。

俺は女性にもてないので1人寂しく生活している。

そんなある日俺はネットオークションで色々調べてたら気になる人形を見つけた。

俺はパソコンでネットオークションで調べものするのが趣味だった。

俺が見つけた人形はオークション上では高さ25センチメートル、横幅5・5センチメートルの

髪の長い茶色がかった黒髪のドール人形。

価格を見ると何と売値が1円。しかも今日までに入札者0。

顔がとても可愛らしいので俺は迷わず入札した。よく見ると説明欄にこう書いてた。



説明欄の内容

このお人形は取り扱い注意です。この子はメーカー不明、年代不明の女の子の人形です。

素材は特殊な柔らかめのプラスチックで見た目はとてもかわいいです。

ですが見た目とは裏肌に怖い人形です。

夜、勝手に動き出して自ら持ち主のお尻の穴に頭から入って便をお漏らしさせられる事があります。

それでも良かったら購入してください。



俺は説明欄を見ずに入札してしまった。

俺は入札を取り消そうとしたが既遅し、俺が落札してしまった。

俺は購入を断るメッセージを送ったが相手が発送したようなので買い取る事にした。

代金はポイントで支払った。

そして俺はメーカー不明、年代も不明なドール人形を買ってしまった事で深谷な事が起こり続ける事になる。

3日後問題のドール人形が俺のアパートに届いた。

俺は届いた段ボール箱を開封してドール人形を取り出した。

プチプチを取り除くと見た目はほれぼれするような可愛い女の子の人形だが何故か便の臭いがする。

俺はあまりにも便の臭いがするのでお風呂で人形を洗った。

まだ便の臭いが取れない。

俺はしばらくすると便の臭いは消えるだろうと思い可愛い女の子の人形をベッドの頭の部分の上に座らせた。

1週間後の夜俺は仕事から帰ってお風呂と夕飯を済ましてテレビを見てたらニュースが流れた。



ニュースの内容

では次のニュースです。今日午前9時頃エス県ケイ市内で家の中で人が倒れてるとの通報があり、

警察が現場に駆け付けたところ男性が倒れてるのを発見しました。

男性は既に死亡しており警察では男性は何だかの原因で死亡したとみて捜査を開始してまいます。

警察によると今日午前9時頃近所の住民から家の中で人が倒れてるとの通報があり、

警察が現場に駆け付けたところ男性がうつぶせになって倒れてるのを発見しました。

男性は既に死亡しており外傷もなく現場も荒らされた形跡がなかった事から

警察は男性は何だかの原因で死亡したとみて捜査を開始してます。

亡くなったのはこの家に住む大町 悟「おおまち さとる」さん38歳です。

大町さんは1週間前から体調不良で会社を休んでたとの事です。



俺は伝票の送り主の名前を確認した。すると。

俺「まじかよ。死んだのは送り主じゃないか。」明らかに送り主だった。

俺は悩んだ。ドール人形を一刻も早く手放すべきか。

待てよ。もしも俺がこのドール人形を手放そうとしたらどうなるのか。

それを考えるとやばいかもと思った俺。俺はドール人形をじっと見つめた。

何もするなよ。いや何もしないでほしい。ただいてくれるだけでいい。

そう思った俺。夜10時俺は就寝した。

オークションで購入したドール人形は今のところ勝手に動いてない。

俺は仕事でよく失敗するので上司からも先輩からもよくどやされる事があった。

でも俺の失敗は修正ができる範囲なのでその辺は評価された。

俺「マジでやべーなー、この人形どうしようか?」

元の持ち主が死んでから3日後寝静まったころ、オークションで購入した謎のドール人形が動き出した。

ちょうどこの時俺は毛布を蹴り上げてくの字になってた。

勝手に動いたドール人形が俺の後ろを歩いて俺のお尻の前で座った。

そして俺のズボンとパンツを脱がして俺の肛門に頭を突っ込んだ。

俺の肛門にドール人形の頭が入ってドール人形の上半身が入った時俺は目が覚めた。

俺「もしかして。」俺はトイレへ猛ダッシュして俺の肛門に入ってるドール人形を

引っ張り出そうとしたがなかなか引っ張り出せず。

俺は肛門から入ろうとするドール人形をおならと便と一緒に出す事を試みた。

{ドプ~~~、ブッ、ブリブリブリ}

ドール人形は結局俺の肛門から俺の体の中へ入ってしまった。

俺の汚い便塗れになりながら。{ジュブジュブジュブ・・}

翌日から俺の体の中へ入ったドール人形に支配される生活が始まった。

翌日、俺は何時ものとうり華芽へ出勤して何時ものとうりコンピューターで絵を描いてた。

オークションで買ったドール人形には名前を付けてなかった俺。

ドール人形「おじちゃん、夜中にいきなり体の中へ入ってごめんね。

私がおじちゃんの体の中にいる間はどんどん出世させてあげるからね。」

俺「え、俺の中でドールが喋ったぞ。」

いきなり俺の体の中にいるドール人形が喋ったのが気になったが俺はコンピューターで絵を描き始めた。

ドール人形「おじさん、せっかく描いたけどその絵では世の中に通用しないね。もう1つ描いてみて。」

俺「またかよ。」

天野「おい、どうした西上。お前ちょっと顔色悪いぞ。」

俺「先輩、一応できました。」天野「それじゃあかんわ。」

俺は体の中にいるドール人形の指示どうりもう1つ絵を描いてみた。

ドール人形「ここをこうしてみたら。」俺「わ、今度は、あーしくじった。」

天野「おい、それでえーんとちゃうか。」

天野先輩が言うからにはこの絵で問題なしであろうと俺は思った。

飯田「西上君、その絵君が描いたのか。」俺「はい部長、僕が描きました。」

飯田「とても繊細な絵じゃないか。」俺「部長まだ絵は完成してませんけど。」

飯田「これで未完成か。君の絵の完成が待ちどうしいな。その絵は何時完成する?」

俺「後30分ほどで完成する予定です。」飯田「30分後が楽しみだ。」

椎野「西上君、いきなり上達したんじゃないか?」俺「そう思います課長。」

椎野「だって君は何時も失敗ばかりしてたじゃないか。」

言われてみればそうだった。俺は修正できる範囲だけどよく失敗してた。

30分後ようやく絵が完成した体の中にいるドール人形に操られながら。

俺が今まで手掛けた絵は雑誌の表紙に極小さく記載されてるだけで読者に気づかれる事はなかったが

今回は雑誌の表紙1面にでっかく記載されてた。

この瞬間俺の長年の苦労が報われたと感じた。

大山住「西上君、君が描いた絵が大きく雑誌の表紙の乗っかったぞ。」

俺「まじですか?ほ、本当ですね。」俺は涙が止まらなかった。

ドール人形に体の中へ入られた俺はなぜか出世した。

俺はドール人形に操られた方がよかったのかも。

でも、正直ドール人形に体の中から操られるのはやはり怖い。

俺は翌月体の中にいるドール人形のおかげで正社員に昇格した。

しかしながら元の持ち主が何故死んだのかが気になる俺。

大山住「西上君、君の絵大好評だよ。この調子で続けてくれよ。」

俺「はい社長。」椎野「それにしても彼の絵は繊細ですね。」

飯田「彼には画家として活動してもらった方がいいのでは。」

大山住「飯野君、彼がこの会社からいなくなればこの会社はどうなると思ってるんだ。」

飯田「もちろん この会社での仕事は継続していただきますよ。」

大山住「待てよ。西上君を画家として雇用するのもいいかもね。検討しようか。」

俺は昼から社長と話し合った。

大山住「西上君、君が手掛ける絵は顧客のニーズに答えてる。コンピューターであれほど精密に絵をかけるのは

君しかいないよ。」俺「そうですか。」

大山住「西上君、画家にならないか。もちろんわが社の専属の画家となってほしい。」俺「喜んで引き受けます。」

大山住「西上君、その一言を聞いて安心したよ。」

俺は大山住社長の紹介で大野ヶ原「おおのがはら」画家育成学校へ。

俺は大野ヶ原画家育成学校へ半年間仕事の後に通学した。

そのかいもあって画家の才能が徐々にレベルアップした。

天野「お前の絵は凄く売れるからいいな。俺の絵なんかほとんど売れてないんだ。」

俺「なら画家育成学校へ行ってみます。」天野「そんな余裕ねえよ。」

飯田「天野君、もしも画家育成学校へ通うのなら、会社が費用半分ほど出すよ。」

天野「ほ、本当ですか。嬉しいです。」

俺が出世したのは体の中にいるドール人形のおかげ。

仕事帰りの時1人の女性が俺に声をかけた。

女性の名前は 浜辺 南子さん35歳。身長165センチメートル、体重45キログラム。

髪型はストレートヘアーで顔は凄く美人。体型は普通。

浜辺さんは華芽のマドンナ。華芽に入社した当初からマドンナとして働いてる。

そんな浜辺さんに声をかけられるとは夢にも思わなかった。

浜辺「あのう西上さん、西上さんの絵凄く繊細ですね。」

俺「半年間社長おすすめの画家育成学校へ通ってましたから。」

浜辺「半年間だけであれほど繊細な絵を描けるんですか。」

浜辺さんも俺の出世ぶりに圧倒してた。

浜辺は彼氏はいなかったはずだった。

浜辺「西上さん、私と付き合いませんか。」俺「俺とですか?」

浜辺「私には彼氏がいないんです。」

ドール人形「私は認めないよ。」俺「いいでしょう。」

俺は浜辺さんと付き合う事に。

浜辺さんとの付き合いは2週間足らずで終わった。

浜辺さんは彼氏がいないと言ってた。

しかし実際には彼氏がいて揉め合いの末に離れ離れになったのだ。

大山住「西上君、君には本当に申し訳ない事をした。浜辺君には私がきつく叱っておいた。

本当に申し訳なかった。」俺はやられたって感じだった。

ドール人形「あんな嘘つき女酷い目にあわせてやる。」

翌日、浜辺さんが出勤してない事に気づいた俺。クビになったのではと思った。

俺「あのう、浜辺さんの姿が見えないんですけど。」

飯田「そうなんだよ。社長が電話しても出ないし社長が頭を抱えてるよ。」

飯田部長と大山住社長が浜辺さんのマンションを訪ねたが応答なし。

そのはずだった。浜辺さんは浴室で倒れてた。

警察が調べたところ外傷も荒らされた形跡もない事から浜辺さんは何だかの原因で亡くなったとみられた。

これもドール人形の仕業なのか

翌日、社長は浜辺さんが亡くなった事を社員に伝えた。

マドンナの急死に会社は深い悲しみに静まった。

仕事から帰った俺は夕食を済ませた後お風呂へ入ろうとした。

ドール人形「おじさん、今日も順調だったよ。あの嘘つきの女の人の事はもう忘れましょ。」

俺は今体の中にいるドール人形に制御されてる。

ドール人形に逆らえない。浜辺さんが亡くなって1週間後一際目立つ女性が入社した。

女性の名前は、法之華 美和さん25歳。

身長165センチメートル、体重40キログラム。

髪型はロリコン風で派手な衣装。顔はうっとりするほど美人。体型は細め。

法之華さんは天才画家でこれまでに2万枚ほどの絵を描いた強者だ。

法之華さんは俺みたいなおっさんに声などかけるはずがないだろう。

噂では法之華さんは魔法女子で幼少期から大人になるまでは魔法少女だったらしい。

法之華「西上さんですよね。」俺「俺の名前何故知ってるんだ?」

法之華「この雑誌の表紙の絵が西上さんの絵だと聞いたのでお尋ねしました。」

俺は思った、また恋に落ちれば法之華さんもドール人形に殺されると。

ここで法之華さんからドール人形についての事実が明かされる事に。

法之華「西上さん、約7ヵ月前にメーカー不明のドール人形をオークションで買いましたよね。」

俺「え、何で分かるんだ?」

法之華「西上さん、そのドール人形は体の中にいますね。」

俺「その話辞めてくれないか。」法之華「そのドール人形は私が作ったんです。」

俺「えっななななんだって。」法之華「私は魔法使いですから。」

法之華「実は西上さんは私が小さい頃よく遊んでくれましたよね。」

俺「だったよね。」法之華さんは何故かにんまりとした。

俺はふと遡る事23年前から13年間の事を思い出した。

23年前の夏の猛暑日、法之華さんがまだ3歳だった時街中で親とはぐれて迷子になってるのを見つけて

俺が法之華さんを連れて1件1件訪ねた記憶があった。

法之華さんは5歳の時から小学生の時まで俺のアパートへ遊びに来るようになった。

当時の法之華さんは人懐っこくとても無邪気な女の子だった。

中学生になった法之華さんは学校帰りの時俺のアパート自転車で通る度に必ず俺の部屋のポストに手紙を入れてた。

手紙の内容は学校での悩みや友達紹介など色々書かれてた。

法之華さんが高校生になった時は通勤時に電車の中でよく出会ってた。

法之華さんはよく俺と話し合ってた。

法之華さんは高校を卒業すると県外の大学へ行ってしまいその日から約7年間会えなかった。

その法之華さんが目の前にいる。

法之華「お兄ちゃん、今度こそずっと一緒だね。7年間会えなくて寂しかったよ。」

俺「あ、君は小さい頃からよく出会ってたね。」

法之華さんは小さな時からよくおならする。でも俺にとっては幸せもんだ。

後になって分かった事だが7ヵ月くらい前に謎の死を遂げた大町悟という男は過去に付き合ってた

女性を自殺に追い込んだ事があったらしい。

大町悟に殺された女性に代わって俺の体の中にいるドール人形が仕返しをしたみたいだ。

ここで更に謎が1週間前に会社のマドンナであった浜辺さんはなぜ殺されたのか。その答えはこうだった。

株式会社華芽のマドンナであった浜辺さんは会社の全財産だけでなく社長を命も狙ってたのだ。

それを察知した俺の体の中にいるドールが計画実行される前に浜辺さんを呪い殺したのだった。

この事を俺が証言したらどうなるだろう。

法之華「お兄ちゃん、そんなに固まらなくてもいいじゃない。これからはずっとお兄ちゃんと一緒だからね。

お兄ちゃんが出世できたのも私が作ったドールのおかげだからね。」

法之華さんは史上最強の魔法女子、逆らえば生かせてもらえないかもしれない。それを考えると暴露は危険すぎた。

法之華「言い忘れたけどこの街には私のような魔法女子が沢山居るからね。」

俺「まままじか。」

法之華「いい、もしも浜辺さんがまだ生きてたらお兄ちゃんの命も狙ってたかもしれないわ。」

翌日目覚めると俺は出世できる前の俺に戻ってたと思いきや。

俺の体の中に入ってたドール人形はいつの間にか出てきてた。

玄関のドアを開けるとそこには・・・。

法之華「お兄ちゃん、ちょっと早すぎたね。朝ごはん食べた?」

俺「まだだけど。」

法之華さんが朝早くから俺のアパートの前に来てたのでびっくりした。

仕事を終えアパートへ帰るとドール人形は何故か透明のケースの中に閉じ込められてた。

法之華さんが閉じ込めたようだ。

法之華「こうしとかないとこの子は必要以外に動き回って悪さする時があるから閉じ込めてるの。

お兄ちゃん、私がいいというまではあの箱開けたらだめよ。」

ドール人形「あ~~ん、またとじこめられちゃった~~~。」

俺「頼む、頼むから君はそこでおとなしくしとってくれ。」

ドール人形「おじさんの腸の中は結構汚れてたよ。」

俺「食生活には気を付けてたのにな。」

ドール人形「脂っこいものいっぱい食べてたからじゃない。」

法之華「それとお兄ちゃんはよく鶏卵食べるでしょう。鶏卵の食べ過ぎも体に良くないよ。」

俺「今後は気を付けるよ。」バレバレだった。

俺はついつい脂っこいものを食べてしまう

法之華「お兄ちゃん、私お兄ちゃんの花嫁になりたいな。」

俺「え、本気なのか法之華さん。」法之華「もちろん本気だよ。」

法之華「もしも私が花嫁になったらお兄ちゃんの食生活ががらりと変わるからね。」

俺は法之華さんと付き合い始めた。

俺の血液型はエイ型、法之華さんの血液型はオー型。

昔からエイ型の人間とオー型の人間は相性がいいといわれている。

俺は悩んだ、法之華さんを警察署へ自主出頭させるべきか

それとも今まで起きた不吉な出来事はなかった事にするべきか。

7ヵ月前に送り主の大町悟が法之華さんが作ったドール人形に殺されて、

1週間前に会社のマドンナ浜辺さんも法之華さんが作ったドール人形に呪い殺された。

法之華さんに自主出頭を求めれば何されるか分からない。

下手すると法之華さんに魔法で殺されるかもしれない。

俺は3日間悩んだ挙句、法之華さんを説得して警察署へ自主出頭させる事に決めた。

ドール人形「おじさん、私と美和姉ちゃんの事もしかして暴露しようとしてるの?」

俺「まさかだよ。」ドール人形は俺を鋭く見つめてた。

ドール人形「おじさん、美和姉ちゃんを怒らせたら死んじゃうよ。」

法之華さんは魔法使い。

法之華さんが魔法使いである限りは何だかの報復される可能性もある。

休みの日法之華さんが新たなドール人形を作ってた。

法之華「浩ちゃん、私とどこかに出かけない。」

俺「美和、俺の事を信じてくれるか。」法之華「もちろんよ。」

俺「美和、今更だが警察へ出頭して全てを打ち明けないか。もちろん俺もついていくよ。」

法之華「浩ちゃん、何時もの浩ちゃんじゃないよ。」

ドール人形「あーー、どうなっても知らないから。」

俺「頼む、俺と一緒に自主出頭してくれそうすれば今までの事が報われるはずだ。」

法之華「もう、浩ちゃんったら何を言うか分からないね。」

俺「頼む、一緒に自主出頭しよう。」

法之華「浩ちゃんには悪いけど浩ちゃんにはこの世から消えてっもらわないといけないかな。ねえ、浩ちゃん。」

法之華さんは俺に魔法かけて動けなくした。

俺は動けないし声も出ない。

法之華「浩ちゃんは私が小さい頃よく遊んでくれたし私が高校生の時は電車の中でよく話し合ってたね。

あの時は本当に楽しかったよ。でも浩ちゃんは私を警察へ出頭させて私の人生そのものを終わらせようとした。

本当に残念だけど今の浩ちゃんは私にとっては敵になるわ。さよなら、浩ちゃん。またあの世で会おう。」

俺は一瞬で法之華さんに殺された。危険な駆け引きは失敗に終わった。

ドール人形「あーじゃー、だから言ったのに、美和姉ちゃんを怒らせたら死んじゃうよって。」

俺は翌日にアパートの部屋で遺体となって発見された。

大山住社長は俺が最後に描いた繊細な絵を見て涙ぐんでた。

俺までもが謎の死を遂げるとは・・・・。

椎野「まさか西上君までもがううう。」

飯田「これが西上君の最後の作品になりますね。」

大山住「信じられない、まさか西上君が突然亡くなるとは信じられん。」

俺を殺した法之華さんは俺の着てた服を額縁に飾ってた。

俺を殺したのを後悔したのか、法之華さんの目に涙が。

法之華「考えてみれば浩ちゃんだけは殺さなければよかった。」

ドール人形「美和姉ちゃん、あのおじさんは正義感が強かったんじゃない。」

法之華「そうかもね。」

結局法之華さんは俺を含めて3人の人間を殺してしまった証拠を残さずに。

俺が法之華さんに殺されて2日後天野先輩が俺のアパートの前に花束を置いた。

天野「西上、お前何で死んじまったんだよ。ううう。これからだったのによ~~。」

法之華さんは未だに警察に捕まる事なければ疑われる事もない。

法之華さんは魔法女子であり証拠を全く残さずに殺せるから。
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