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終わり
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砕けてしまった
リディエラを形作り、リディエラの心や魂の器たる核が完全に砕けたのだ
「あ、あああ! リディエラちゃんが!」
ハクラはガクリと膝から崩れ落ち、欠片となったリディエラの核を必死で拾い始めた
「ハハ、やっぱり隙だらけになった」
悪意リディエラはハクラの首をその手で落とした
転がるハクラの首
「アハハハハハハハハハハハハハハハハ! アッハハハハハッハッハッハッハ! やった、もう私を止めれる者はいない。全部全部壊してやる」
勝ち誇り、大笑いする悪意リディエラ
ハクラの体がドサリと倒れ、頭の上に覆いかぶさる
「さて、時間は止まったままだから、一人ずつ殺して・・・。止まったまま? そんなはずは」
ハクラが死んだことで絶対零度による時間停止は解除されるはずだった
だがどういうわけか時間は止まったまま
「許しません」
転がったハクラの頭が浮かびあがり、体が立ちあがると頭が体にピタリと引っ付いて元に戻った
「な、なんで」
「私の先祖は温羅という鬼でした。彼は頭だけになっても生きたという伝説が残っています。その血を受け継いでいる私がこの程度で死ぬはずありませんから」
首をコキリと鳴らし、ハクラは無表情となって静かに悪意リディエラをにらむ
「温厚で怒ることがない私ですが、今回ばかりはキレてしまいました。お姉ちゃんにも見せたことのない本ギレの私を見せてあげます」
悪意リディエラの体が一瞬で凍り始める
精霊の体であるためこういった自然現象の影響を受けないのにもかかわらずだ
ハクラの赤い目がさらに血のように赤く輝き、散り雪を抜いた
「たかが私を少し凍らせたからって、調子に乗らないで」
体の凍った部分を精霊の力で溶かす
だが溶かしたそばからすぐに凍って行った
「なに、これ」
「白」
ハクラは真っ白な一刀の刀を悪意リディエラの胴に向かって横に薙いだ
「え!?」
何が起こったのか分からないのか、悪意リディエラは自分の下半身がゆっくりと倒れるのを見た
気づくと自分の上半分だけが地面に落ちている状態
ハクラの刀の動きはスローに見えた
だから簡単に避けたはずだったが、気づいたら斬られていた
「何をした!」
「斬れなかったという事象を白紙に戻しました。これ以降あなたが何をしようとも私が白紙に戻し上書きします」
「この!」
切れた下半身を再生させて極大精霊魔法を放つが、ハクラに当たる前に消えた
「撃った事象を白紙に戻しました」
「小癪!」
悪意リディエラは様々な攻撃を仕掛け、ハクラを一瞬で蒸発させるような熱を浴びせもしたが、その全てが白紙に戻されてなかったことにされる
そしてハクラの攻撃は全てが悪意リディエラにヒットしている
どんどん力は削られて行く
「この! あああ! だめ、まだ私は、何も・・・。クソォオオオ!! まだ誰も殺せてないのに! どの世界も消せてないのに!」
悪意リディエラはハクラの力の前に消え去った
「く、うぅ」
力の反動でハクラは再び縮み、周囲の氷は砕けて時間が動き出した
「ハクラ!!!」
クロハが直ぐに駆け付け、弱弱しい生命力となったハクラを抱き上げる
「ごめん、お姉ちゃ、ん、リディエラちゃん、助けられなかった」
むせび泣くハクラ
そのハクラが指さす先にはリディエラの砕けた核が散らばっていた
「リディエラ様・・・」
「リディちゃん!!」
そこに悪意リディエラから解放されたシルフェインが現れ、泣きながら砕けた核を必死に拾い集め始めた
「ごめんなさいシルフェイン様、私」
「う、ううう、ありがとうハクラちゃん。あなたのおかげでたくさんの世界が救われたわ。それに、リディエラにとんでもない罪を背負わせないで済んだ」
核を拾い終えたシルフェインはハクラに礼を言う
「・・・すまない」
そこにアウルが歩いてきて全員に頭を下げた
だがそれで許されるはずもなく、クロハはアウルの顔面を殴り飛ばした
「何ですかそれ、なんであなたが謝ってるんですか? あなたは、全ての元凶で、リディエラ様をおかしくした調本人ではないですか!」
「ああそうだ。それでいいと思った。そうすれば全部上手くいくと思った」
「それは私も一緒だよアウル」
アウルの横にリディエラと同じ顔の少女が立つ
「私もその計画に賛同した。でもあの子だけは、助けるつもりだったの。私とあの子の力を合わせれば、全ての世界の善なる魂は強化されて、アウルが組織したウルは壊滅する予定だった。私とリディエラの力を合わせる必要なんて、無かったみたいだけど」
その後アウルと生田目の口から全てが語られた
アウルの出生、もらった愛により思いついた世界を善なる力で覆いつくすことで悪意を減らすという計画
その過程で見つけた、かつてないほど善に満ち溢れたリディエラという存在
そしてその姉である生田目の力
二人の力によって世界は悪意のない世界になるはずだったが、そんなことをしなくても善なる心を持つ者達は強かった
結果、悪意に体を乗っ取られ、リディエラが犠牲となっただけだった
「あなた達を今から殺します。この恨みは、あなた達が死んでも晴らせそうにありませんが」
クロハから呪詛が溢れ出ている
「まって! 私が、あの子と同じ魂を持つ私ならあの子の核となれる。それを贖罪にさせて」
「どういうことです?」
「私とリディエラは元々双子。同じ魂を持っているわ。だからこそ私を贄にあの子の核を再生させれるはず」
「それは駄目だ生田目。君、消えるつもりかい?」
「そのつもりよ。あの子のためなら惜しくないもの」
さも当然のようにそう言い放った
「そうか、でも消えるのは僕だけでいい。元々僕がいなければ、生まれなければこんなことにはならなかったんだから」
アウルはすぐ行動に移った
シルフェインが持っていた核の欠片を奪うとそれを飲み込む
「なにを!」
怒ったシルフェインが攻撃態勢を取るが、直後にアウルの体が砂のように崩れ始めた
「僕の力全てを、そして生命力を使って、核を戻した。あとは、頼むよ、生田目、キミノチカラ、注イ・・・」
アウルは崩れ落ちた
「あああ! アウル! 私の、可愛い、息子」
突然現れたフードを被った女性
アウルの母親であるエフィだ
「あなたが、アウルの」
「・・・。ええ、アウルが迷惑をかけてごめんなさい。あの子なりの、不器用なあの子なりの世界平和を目指した形だったの」
エフィはアウルだった砂をかき集めで袋に入れると世界を渡り消えてしまった
「ありがとうアウル、これなら」
戻ったリディエラの核に生田目が自分の全ての力を与えた
「く、うう、これで」
核は黄金色に輝きだした
「これを」
核をシルフェインに渡す
シルフェインはその核を大切に抱きしめた
戦いは終わった
ウルは壊滅し、アウルは消えた
だがリディエラという大きな代償を払ってしまった
シルフェインは核を再び自分のつくりだした大きな花に植えつけると、子守唄を歌う
数年後
「ほら早くするっすよ!」
「まったくハクラちゃんは、こんな日に寝坊するなんて。それもクロハ様まで」
「面目ありません」
赤犬鬼アカネにせかされるように鬼神たちは精霊の国に入国した
それに続くように様々な国から来客が訪れる
「母様、はやく!」
「ええ今行きます」
妖怪族達も来たようだ
さらには別世界からも客が数多く訪れていた
「シェイナちゃんこっちこっち」
「イア、詩季!」
この日、全ての世界に祝福される精霊が生まれることになっている
その生誕を祝うために多くの人々が集まった
そしていよいよその時が訪れる
「皆さん、よくお集まりいただきました。いよいよ生まれます。この良き日を迎えられたことを心より嬉しく思います」
ここには様々な世界、様々な場所から多くの種族や神々がいまかいまかとその生誕を待っていた
大きな花のつぼみがパファと開く
そこから大あくびしながら生まれ出たのは
「生誕おめでとうリディちゃん!」
「母さん!」
二人は思いっきり抱きしめ合う
そんな姿を産まれた少女によく似た少女が涙を流しながら見ていた
精霊王女生誕、彼女はこれからも旅をするだろう
平和でのどかな旅を
リディエラを形作り、リディエラの心や魂の器たる核が完全に砕けたのだ
「あ、あああ! リディエラちゃんが!」
ハクラはガクリと膝から崩れ落ち、欠片となったリディエラの核を必死で拾い始めた
「ハハ、やっぱり隙だらけになった」
悪意リディエラはハクラの首をその手で落とした
転がるハクラの首
「アハハハハハハハハハハハハハハハハ! アッハハハハハッハッハッハッハ! やった、もう私を止めれる者はいない。全部全部壊してやる」
勝ち誇り、大笑いする悪意リディエラ
ハクラの体がドサリと倒れ、頭の上に覆いかぶさる
「さて、時間は止まったままだから、一人ずつ殺して・・・。止まったまま? そんなはずは」
ハクラが死んだことで絶対零度による時間停止は解除されるはずだった
だがどういうわけか時間は止まったまま
「許しません」
転がったハクラの頭が浮かびあがり、体が立ちあがると頭が体にピタリと引っ付いて元に戻った
「な、なんで」
「私の先祖は温羅という鬼でした。彼は頭だけになっても生きたという伝説が残っています。その血を受け継いでいる私がこの程度で死ぬはずありませんから」
首をコキリと鳴らし、ハクラは無表情となって静かに悪意リディエラをにらむ
「温厚で怒ることがない私ですが、今回ばかりはキレてしまいました。お姉ちゃんにも見せたことのない本ギレの私を見せてあげます」
悪意リディエラの体が一瞬で凍り始める
精霊の体であるためこういった自然現象の影響を受けないのにもかかわらずだ
ハクラの赤い目がさらに血のように赤く輝き、散り雪を抜いた
「たかが私を少し凍らせたからって、調子に乗らないで」
体の凍った部分を精霊の力で溶かす
だが溶かしたそばからすぐに凍って行った
「なに、これ」
「白」
ハクラは真っ白な一刀の刀を悪意リディエラの胴に向かって横に薙いだ
「え!?」
何が起こったのか分からないのか、悪意リディエラは自分の下半身がゆっくりと倒れるのを見た
気づくと自分の上半分だけが地面に落ちている状態
ハクラの刀の動きはスローに見えた
だから簡単に避けたはずだったが、気づいたら斬られていた
「何をした!」
「斬れなかったという事象を白紙に戻しました。これ以降あなたが何をしようとも私が白紙に戻し上書きします」
「この!」
切れた下半身を再生させて極大精霊魔法を放つが、ハクラに当たる前に消えた
「撃った事象を白紙に戻しました」
「小癪!」
悪意リディエラは様々な攻撃を仕掛け、ハクラを一瞬で蒸発させるような熱を浴びせもしたが、その全てが白紙に戻されてなかったことにされる
そしてハクラの攻撃は全てが悪意リディエラにヒットしている
どんどん力は削られて行く
「この! あああ! だめ、まだ私は、何も・・・。クソォオオオ!! まだ誰も殺せてないのに! どの世界も消せてないのに!」
悪意リディエラはハクラの力の前に消え去った
「く、うぅ」
力の反動でハクラは再び縮み、周囲の氷は砕けて時間が動き出した
「ハクラ!!!」
クロハが直ぐに駆け付け、弱弱しい生命力となったハクラを抱き上げる
「ごめん、お姉ちゃ、ん、リディエラちゃん、助けられなかった」
むせび泣くハクラ
そのハクラが指さす先にはリディエラの砕けた核が散らばっていた
「リディエラ様・・・」
「リディちゃん!!」
そこに悪意リディエラから解放されたシルフェインが現れ、泣きながら砕けた核を必死に拾い集め始めた
「ごめんなさいシルフェイン様、私」
「う、ううう、ありがとうハクラちゃん。あなたのおかげでたくさんの世界が救われたわ。それに、リディエラにとんでもない罪を背負わせないで済んだ」
核を拾い終えたシルフェインはハクラに礼を言う
「・・・すまない」
そこにアウルが歩いてきて全員に頭を下げた
だがそれで許されるはずもなく、クロハはアウルの顔面を殴り飛ばした
「何ですかそれ、なんであなたが謝ってるんですか? あなたは、全ての元凶で、リディエラ様をおかしくした調本人ではないですか!」
「ああそうだ。それでいいと思った。そうすれば全部上手くいくと思った」
「それは私も一緒だよアウル」
アウルの横にリディエラと同じ顔の少女が立つ
「私もその計画に賛同した。でもあの子だけは、助けるつもりだったの。私とあの子の力を合わせれば、全ての世界の善なる魂は強化されて、アウルが組織したウルは壊滅する予定だった。私とリディエラの力を合わせる必要なんて、無かったみたいだけど」
その後アウルと生田目の口から全てが語られた
アウルの出生、もらった愛により思いついた世界を善なる力で覆いつくすことで悪意を減らすという計画
その過程で見つけた、かつてないほど善に満ち溢れたリディエラという存在
そしてその姉である生田目の力
二人の力によって世界は悪意のない世界になるはずだったが、そんなことをしなくても善なる心を持つ者達は強かった
結果、悪意に体を乗っ取られ、リディエラが犠牲となっただけだった
「あなた達を今から殺します。この恨みは、あなた達が死んでも晴らせそうにありませんが」
クロハから呪詛が溢れ出ている
「まって! 私が、あの子と同じ魂を持つ私ならあの子の核となれる。それを贖罪にさせて」
「どういうことです?」
「私とリディエラは元々双子。同じ魂を持っているわ。だからこそ私を贄にあの子の核を再生させれるはず」
「それは駄目だ生田目。君、消えるつもりかい?」
「そのつもりよ。あの子のためなら惜しくないもの」
さも当然のようにそう言い放った
「そうか、でも消えるのは僕だけでいい。元々僕がいなければ、生まれなければこんなことにはならなかったんだから」
アウルはすぐ行動に移った
シルフェインが持っていた核の欠片を奪うとそれを飲み込む
「なにを!」
怒ったシルフェインが攻撃態勢を取るが、直後にアウルの体が砂のように崩れ始めた
「僕の力全てを、そして生命力を使って、核を戻した。あとは、頼むよ、生田目、キミノチカラ、注イ・・・」
アウルは崩れ落ちた
「あああ! アウル! 私の、可愛い、息子」
突然現れたフードを被った女性
アウルの母親であるエフィだ
「あなたが、アウルの」
「・・・。ええ、アウルが迷惑をかけてごめんなさい。あの子なりの、不器用なあの子なりの世界平和を目指した形だったの」
エフィはアウルだった砂をかき集めで袋に入れると世界を渡り消えてしまった
「ありがとうアウル、これなら」
戻ったリディエラの核に生田目が自分の全ての力を与えた
「く、うう、これで」
核は黄金色に輝きだした
「これを」
核をシルフェインに渡す
シルフェインはその核を大切に抱きしめた
戦いは終わった
ウルは壊滅し、アウルは消えた
だがリディエラという大きな代償を払ってしまった
シルフェインは核を再び自分のつくりだした大きな花に植えつけると、子守唄を歌う
数年後
「ほら早くするっすよ!」
「まったくハクラちゃんは、こんな日に寝坊するなんて。それもクロハ様まで」
「面目ありません」
赤犬鬼アカネにせかされるように鬼神たちは精霊の国に入国した
それに続くように様々な国から来客が訪れる
「母様、はやく!」
「ええ今行きます」
妖怪族達も来たようだ
さらには別世界からも客が数多く訪れていた
「シェイナちゃんこっちこっち」
「イア、詩季!」
この日、全ての世界に祝福される精霊が生まれることになっている
その生誕を祝うために多くの人々が集まった
そしていよいよその時が訪れる
「皆さん、よくお集まりいただきました。いよいよ生まれます。この良き日を迎えられたことを心より嬉しく思います」
ここには様々な世界、様々な場所から多くの種族や神々がいまかいまかとその生誕を待っていた
大きな花のつぼみがパファと開く
そこから大あくびしながら生まれ出たのは
「生誕おめでとうリディちゃん!」
「母さん!」
二人は思いっきり抱きしめ合う
そんな姿を産まれた少女によく似た少女が涙を流しながら見ていた
精霊王女生誕、彼女はこれからも旅をするだろう
平和でのどかな旅を
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