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五人の友達2
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「なんかすごすぎて入れなかった。私の力で何とかしようと思ったのに」
「あ、ハルナちゃんか。その力、あいつらにつかえたの?」
「分からん。でも試してみたかったし」
少ししょぼくれる詩季ナンバー4のハルナ
彼女の力は時間
非常に珍しい時を操る力だ
時間停止、加速、逆行
停止なら五分ほど、加速なら一時間、逆行も同じく一時間ほどだ
「とにかく先へ急ぎましょう。リディエラ様を救わなくては」
「うんうん! 急ごう!」
五人は再び走り出す
戻ってきたディスとも合流し、建物を抜けるため大きな扉を斬り開けた
そこで目に飛び込んでくる光景はあまりにも異常な景色
まるでジャングルのように草や木、花々が咲き乱れ、炎や氷、水柱が立ち雷が落ち、暴風が吹いているかと思えば爽やかなそよ風が流れる
美しい歌が聞こえ、ハードなロックが聞こえ、優雅なオペラが聞こえる
「なに、これ」
ただ一言この状況を表すとしたら、滅茶苦茶だった
これらは全て精霊がこの世界に召喚された影響だ
精霊達がてんででたらめに加護を振りまいているようで、そこかしこに精霊が混乱した様子でうろうろしている
自分たちがなぜここにいるのか分からないと言った表情だ
「精霊達が、悲しんでる?」
長い間リディエラといたハクラとクロハには、彼女達の感情が分かる
話を聞いてみるが、下位の精霊では単純なことしか話せない
来た、王妃様、助けて、怖い、母様、怖い
断片的な情報しかないが、大筋は理解することができた
「どうやらこの先にリディエラちゃんがいるみたいです。それから、彼女のお母さん。シルフェイン様が召喚されているみたいです」
彼女が精霊祖神だったことはハクラも知っている
そして、下位精霊達からの情報でそのシルフェインが何かと戦っていることと、様子がおかしいことが分かった
「リディエラ様はこの先・・・。早く救わなくては!」
クロハの呪い、まじないの側面の力で全員を強化する
自然の猛威が振るわれている中を、ただ歩くだけでは危険だとの判断からだ
ハクラを先頭に、一行は精霊達の間を走り抜けた
「あ、ハルナちゃんか。その力、あいつらにつかえたの?」
「分からん。でも試してみたかったし」
少ししょぼくれる詩季ナンバー4のハルナ
彼女の力は時間
非常に珍しい時を操る力だ
時間停止、加速、逆行
停止なら五分ほど、加速なら一時間、逆行も同じく一時間ほどだ
「とにかく先へ急ぎましょう。リディエラ様を救わなくては」
「うんうん! 急ごう!」
五人は再び走り出す
戻ってきたディスとも合流し、建物を抜けるため大きな扉を斬り開けた
そこで目に飛び込んでくる光景はあまりにも異常な景色
まるでジャングルのように草や木、花々が咲き乱れ、炎や氷、水柱が立ち雷が落ち、暴風が吹いているかと思えば爽やかなそよ風が流れる
美しい歌が聞こえ、ハードなロックが聞こえ、優雅なオペラが聞こえる
「なに、これ」
ただ一言この状況を表すとしたら、滅茶苦茶だった
これらは全て精霊がこの世界に召喚された影響だ
精霊達がてんででたらめに加護を振りまいているようで、そこかしこに精霊が混乱した様子でうろうろしている
自分たちがなぜここにいるのか分からないと言った表情だ
「精霊達が、悲しんでる?」
長い間リディエラといたハクラとクロハには、彼女達の感情が分かる
話を聞いてみるが、下位の精霊では単純なことしか話せない
来た、王妃様、助けて、怖い、母様、怖い
断片的な情報しかないが、大筋は理解することができた
「どうやらこの先にリディエラちゃんがいるみたいです。それから、彼女のお母さん。シルフェイン様が召喚されているみたいです」
彼女が精霊祖神だったことはハクラも知っている
そして、下位精霊達からの情報でそのシルフェインが何かと戦っていることと、様子がおかしいことが分かった
「リディエラ様はこの先・・・。早く救わなくては!」
クロハの呪い、まじないの側面の力で全員を強化する
自然の猛威が振るわれている中を、ただ歩くだけでは危険だとの判断からだ
ハクラを先頭に、一行は精霊達の間を走り抜けた
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