997 / 1,022
悪の花8
しおりを挟む
四柱はいきなり最大精霊魔法を放ってきた
「「「「クワトロプロージョン」」」」
ぴったりと息の合った魔法
それだけで四柱が信頼し合っているのが分かる
「くっ、なんだこの威力」
その魔法は通常の精霊魔法とは全く威力が異なっていた
ただ一撃だけで世界が震える
連発されれば崩壊は免れないだろう
「アウル、危ない!」
「フラムデス」
エンシュが黒い炎を腕にまとわせて剣のように振るった
それがアウルにほんの少しだけかする
そのかすった部分から黒い炎が燃え広がっていく
「ぐ、うああああ!」
「アウル!」
生田目はその炎を見てすぐに反転させる
炎は広がらない。燃えないという力に変わった
「む、その力・・・」
「ええ、分かってる。ずっと知ってたから」
「そっか、やっぱりそうなんだね」
元々自分の力の本質は知らなかったが、カイトに黄金人へと導いてもらってからは自らの力の本質が分かってきた
「いくよアウル。この四柱を止めないと」
「アクルテラ」
精霊魔法ではないさらに強い力を使ってくる四柱
「アスルド」
「ウィラス」
次から次へと、アウルですら即死しそうな魔法を撃ってくる四柱
そのつど生田目は魔法を打ち消していく
「これなら何とかなりそう」
力は生田目の方が上だ
四柱が苦戦しているのを見たリディエラは目をカッと見開き、その瞳を黄金色に光らせた
「まずい、また何か来るぞ! しかも今まで以上に大きな力が」
リディエラが召喚したのは、金色に輝く精霊
全ての精霊の母であり、リディエラの母
妖精祖神シルフェインだった
「リディ、エラ」
少し自我が残っているのか、我が子を愛おしそうに眺めたあと、敵となるアウルと生田目に敵意を向けた
その敵意だけで世界が揺れる
「「「「クワトロプロージョン」」」」
ぴったりと息の合った魔法
それだけで四柱が信頼し合っているのが分かる
「くっ、なんだこの威力」
その魔法は通常の精霊魔法とは全く威力が異なっていた
ただ一撃だけで世界が震える
連発されれば崩壊は免れないだろう
「アウル、危ない!」
「フラムデス」
エンシュが黒い炎を腕にまとわせて剣のように振るった
それがアウルにほんの少しだけかする
そのかすった部分から黒い炎が燃え広がっていく
「ぐ、うああああ!」
「アウル!」
生田目はその炎を見てすぐに反転させる
炎は広がらない。燃えないという力に変わった
「む、その力・・・」
「ええ、分かってる。ずっと知ってたから」
「そっか、やっぱりそうなんだね」
元々自分の力の本質は知らなかったが、カイトに黄金人へと導いてもらってからは自らの力の本質が分かってきた
「いくよアウル。この四柱を止めないと」
「アクルテラ」
精霊魔法ではないさらに強い力を使ってくる四柱
「アスルド」
「ウィラス」
次から次へと、アウルですら即死しそうな魔法を撃ってくる四柱
そのつど生田目は魔法を打ち消していく
「これなら何とかなりそう」
力は生田目の方が上だ
四柱が苦戦しているのを見たリディエラは目をカッと見開き、その瞳を黄金色に光らせた
「まずい、また何か来るぞ! しかも今まで以上に大きな力が」
リディエラが召喚したのは、金色に輝く精霊
全ての精霊の母であり、リディエラの母
妖精祖神シルフェインだった
「リディ、エラ」
少し自我が残っているのか、我が子を愛おしそうに眺めたあと、敵となるアウルと生田目に敵意を向けた
その敵意だけで世界が揺れる
0
お気に入りに追加
111
あなたにおすすめの小説
転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ
如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白?
「え~…大丈夫?」
…大丈夫じゃないです
というかあなた誰?
「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」
…合…コン
私の死因…神様の合コン…
…かない
「てことで…好きな所に転生していいよ!!」
好きな所…転生
じゃ異世界で
「異世界ってそんな子供みたいな…」
子供だし
小2
「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」
よろです
魔法使えるところがいいな
「更に注文!?」
…神様のせいで死んだのに…
「あぁ!!分かりました!!」
やたね
「君…結構策士だな」
そう?
作戦とかは楽しいけど…
「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」
…あそこ?
「…うん。君ならやれるよ。頑張って」
…んな他人事みたいな…
「あ。爵位は結構高めだからね」
しゃくい…?
「じゃ!!」
え?
ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!
余命半年のはずが?異世界生活始めます
ゆぃ♫
ファンタジー
静波杏花、本日病院で健康診断の結果を聞きに行き半年の余命と判明…
不運が重なり、途方に暮れていると…
確認はしていますが、拙い文章で誤字脱字もありますが読んでいただけると嬉しいです。
私がいつの間にか精霊王の母親に!?
桜 あぴ子(旧名:あぴ子)
ファンタジー
サラは幼い頃から学ばなくても魔法が使えた。最近では思っただけで、魔法が使えるまでに。。。
精霊に好かれる者は、強力な魔法が使える世界。その中でも精霊の加護持ちは特別だ。当然サラも精霊の加護持ちだろうと周りから期待される中、能力鑑定を受けたことで、とんでもない称号がついていることが分かって⁉️
私が精霊王様の母親っ?まだ、ピチピチの10歳で初恋もまだですけど⁉️
【完結】彼女以外、みんな思い出す。
❄️冬は つとめて
ファンタジー
R15をつける事にしました。
幼い頃からの婚約者、この国の第二王子に婚約破棄を告げられ。あらぬ冤罪を突きつけられたリフィル。この場所に誰も助けてくれるものはいない。
収納持ちのコレクターは、仲間と幸せに暮らしたい。~スキルがなくて追放された自称「か弱い女の子」の元辺境伯令嬢。実は無自覚チートで世界最強⁉~
SHEILA
ファンタジー
生まれた時から、両親に嫌われていた。
物心ついた時には、毎日両親から暴力を受けていた。
4年後に生まれた妹は、生まれた時から、両親に可愛がられた。
そして、物心ついた妹からも、虐めや暴力を受けるようになった。
現代日本では考えられないような環境で育った私は、ある日妹に殺され、<選択の間>に呼ばれた。
異世界の創造神に、地球の輪廻の輪に戻るか異世界に転生するかを選べると言われ、迷わず転生することを選んだ。
けれど、転生先でも両親に愛されることはなくて……
お読みいただきありがとうございます。
のんびり不定期更新です。
転生したら弱いものまね士になったけど結局活躍した。それはいいとして、英雄になったら隣に住んでたエルフとベッドの上でファンタジーが始まった
ぐうのすけ
ファンタジー
会社帰り、俺は突然異世界に転生した。
転生した異世界は貴族屋敷……の隣にあるボロ屋の息子だった。
10才で弱いと言われるものまね士のジョブを授かるが、それでも俺は冒険者を目指す。
所で隣のメイドさん、俺をからかうの、やめてもらえますか?
やめて貰えないと幼馴染のお嬢様が頬をぷっくりさせて睨んでくるんですけど?
そう言えば俺をバカにしていたライダーはどんどんボロボロになっていくけど、生きておるのか?
まあ、そんな事はどうでもいいんだけど、俺が英雄になった後隣に住んでいたエルフメイドがベッドの上では弱すぎる。
異世界のんびりワークライフ ~生産チートを貰ったので好き勝手生きることにします~
樋川カイト
ファンタジー
友人の借金を押し付けられて馬車馬のように働いていた青年、三上彰。
無理がたたって過労死してしまった彼は、神を自称する男から自分の不幸の理由を知らされる。
そのお詫びにとチートスキルとともに異世界へと転生させられた彰は、そこで出会った人々と交流しながら日々を過ごすこととなる。
そんな彼に訪れるのは平和な未来か、はたまた更なる困難か。
色々と吹っ切れてしまった彼にとってその全てはただ人生の彩りになる、のかも知れない……。
※この作品はカクヨム様でも掲載しています。
転生悪役令嬢に仕立て上げられた幸運の女神様は家門から勘当されたので、自由に生きるため、もう、ほっといてください。今更戻ってこいは遅いです
青の雀
ファンタジー
公爵令嬢ステファニー・エストロゲンは、学園の卒業パーティで第2王子のマリオットから突然、婚約破棄を告げられる
それも事実ではない男爵令嬢のリリアーヌ嬢を苛めたという冤罪を掛けられ、問答無用でマリオットから殴り飛ばされ意識を失ってしまう
そのショックで、ステファニーは前世社畜OL だった記憶を思い出し、日本料理を提供するファミリーレストランを開業することを思いつく
公爵令嬢として、持ち出せる宝石をなぜか物心ついたときには、すでに貯めていて、それを原資として開業するつもりでいる
この国では婚約破棄された令嬢は、キズモノとして扱われることから、なんとか自立しようと修道院回避のために幼いときから貯金していたみたいだった
足取り重く公爵邸に帰ったステファニーに待ち構えていたのが、父からの勘当宣告で……
エストロゲン家では、昔から異能をもって生まれてくるということを当然としている家柄で、異能を持たないステファニーは、前から肩身の狭い思いをしていた
修道院へ行くか、勘当を甘んじて受け入れるか、二者択一を迫られたステファニーは翌早朝にこっそり、家を出た
ステファニー自身は忘れているが、実は女神の化身で何代前の過去に人間との恋でいさかいがあり、無念が残っていたので、神界に帰らず、人間界の中で転生を繰り返すうちに、自分自身が女神であるということを忘れている
エストロゲン家の人々は、ステファニーの恩恵を受け異能を覚醒したということを知らない
ステファニーを追い出したことにより、次々に異能が消えていく……
4/20ようやく誤字チェックが完了しました
もしまだ、何かお気づきの点がありましたら、ご報告お待ち申し上げておりますm(_)m
いったん終了します
思いがけずに長くなってしまいましたので、各単元ごとはショートショートなのですが(笑)
平民女性に転生して、下剋上をするという話も面白いかなぁと
気が向いたら書きますね
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる