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メルカ覚醒1
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僕たちは救世界へと向かうべく転移を開始していた
しかしどういうわけか救世界への転移ができない
「これはどういうことでしょう。私は許可を得ていますし、もちろんリディエラちゃんやハクラちゃん、クロハちゃんも、それにメルカちゃんだって」
サニアさんが言うには、救世界へ行くには救世の女神メシアさんに許可をもらわないといけないらしい
でも僕らは全員サニアさんの計らいですでに許可が出ている
それなのに救世界へ行けなかった
「どうやら何か異変が起きているみたいだね。僕は少し用事があるから、君たちでそっちの問題を解決してくれないかな?」
「はい、それはいいですけど、カイトさんはどこへ?」
「それがね、厄介なのが動いてるっぽいんだ。あの二人と同じか、それ以上の何かがね。そいつは多分根源から出てきた闇の始祖。あんなものまで呼び覚ましてるとは思わなかったけど、僕がいかなくちゃ。あれは僕たちの子孫である天人を滅ぼした元凶だからね」
カイトさんの過去はそこまで知らないけど、その顔から悔しさと悲しさ、そして怒りが見て取れる
きっとカイトさんとの因縁が深い相手なんだ
僕らはカイトさんに気を付けてと別れを告げてからもう一度救世界への転移を試みた
「だめです。リディエラちゃん、座標を指定するのであなたがやってみてください」
「は、はい」
僕はサニアさんに手伝ってもらいながらその座標の位置を特定して、転移してみた
「できそうです」
「よかった。それじゃあ皆を転移させてくれる?」
「はい!」
一気に全員を転移させる
でも
バチーン!!
何かに弾かれるようにして、僕らは別の世界へと放り出された
「いたたたた」
そこは見たこともない景色が広がっていて、心が不安定になりそうなグネグネとした世界
「なんですここ・・・」
そしてサニアさんでも全く得体のしれない世界らしく、生命の気配がしないのに何かに見られているような気配がそこかしこからしている
気持ちが悪いし、かなり怖い
ハクラちゃんが震えながらクロハさんに抱き着いている
「この世界、私の力とどこか似たような力を感じます」
クロハさんと似た力ってことは呪力ってことか
てことは、かなり危険な世界なのかもしれない
気を引き締めてとりあえずもう一度転移してみたけど、なぜかどこにも転移できない
僕もサニアさんもできないんだ
カイトさんとはもう分かれちゃったし、とりあえず転移を阻害している原因を探らないと
しかしどういうわけか救世界への転移ができない
「これはどういうことでしょう。私は許可を得ていますし、もちろんリディエラちゃんやハクラちゃん、クロハちゃんも、それにメルカちゃんだって」
サニアさんが言うには、救世界へ行くには救世の女神メシアさんに許可をもらわないといけないらしい
でも僕らは全員サニアさんの計らいですでに許可が出ている
それなのに救世界へ行けなかった
「どうやら何か異変が起きているみたいだね。僕は少し用事があるから、君たちでそっちの問題を解決してくれないかな?」
「はい、それはいいですけど、カイトさんはどこへ?」
「それがね、厄介なのが動いてるっぽいんだ。あの二人と同じか、それ以上の何かがね。そいつは多分根源から出てきた闇の始祖。あんなものまで呼び覚ましてるとは思わなかったけど、僕がいかなくちゃ。あれは僕たちの子孫である天人を滅ぼした元凶だからね」
カイトさんの過去はそこまで知らないけど、その顔から悔しさと悲しさ、そして怒りが見て取れる
きっとカイトさんとの因縁が深い相手なんだ
僕らはカイトさんに気を付けてと別れを告げてからもう一度救世界への転移を試みた
「だめです。リディエラちゃん、座標を指定するのであなたがやってみてください」
「は、はい」
僕はサニアさんに手伝ってもらいながらその座標の位置を特定して、転移してみた
「できそうです」
「よかった。それじゃあ皆を転移させてくれる?」
「はい!」
一気に全員を転移させる
でも
バチーン!!
何かに弾かれるようにして、僕らは別の世界へと放り出された
「いたたたた」
そこは見たこともない景色が広がっていて、心が不安定になりそうなグネグネとした世界
「なんですここ・・・」
そしてサニアさんでも全く得体のしれない世界らしく、生命の気配がしないのに何かに見られているような気配がそこかしこからしている
気持ちが悪いし、かなり怖い
ハクラちゃんが震えながらクロハさんに抱き着いている
「この世界、私の力とどこか似たような力を感じます」
クロハさんと似た力ってことは呪力ってことか
てことは、かなり危険な世界なのかもしれない
気を引き締めてとりあえずもう一度転移してみたけど、なぜかどこにも転移できない
僕もサニアさんもできないんだ
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