794 / 1,022
想像で創造する女神12
しおりを挟む
マルンを味方につけたプリシラ
ひとまずマルンには救世界へ行ってもらうことにした
自ら望んでウルにいた彼女には人質も、脳内爆弾もない
そのため救世界で来たる戦いに備えてもらうことにした
大群を出せる彼女の力は相当な戦力増強が見込まれるだろう
次なる世界に来たのだが、いきなり何者かが攻撃してきた
「うっわ、危ないっすね」
「何者ですか?」
飛んできたクナイという武器をすんなりと掴むオディルス
それに驚いたかのようにスーッと森の中から出てきた忍び装束の女性
「何者はこちらのセリフだ。突如現れおって面妖な!」
その女性は再びクナイを構えると俊敏な動きで向かってきた
だがその程度の速さはすでに天使に近づいているオディルスの目には遅いくらいだ
またしてもすんなり止めてしまい、女性はショックで泣きそうな顔になっていた
「そんな、私の、私の修行が、私のあの辛く苦しい修行の日々が、こんなところで・・・。やだ、まだ死にたくない!死にたくないよぉおお!!」
わんわん泣き始めたのでオディルスもたじたじとなってしまった
「あの、殺さないので、ここがどういったところなのか、この世界がどんな世界なのかを教えてください。私達は異世界から来た女神とその従者です」
「うわあああん、嘘だぁああ! そんな可愛らしい女神がいるはずないいい! 小さくてカワイイにもほどがあるううう!」
泣きながらも褒めてるのかけなしているのか分からないセリフを叫ぶ
「ほ、本当なんです! ほら女神パワー!」
女神パワー、それは女神なら一部を除いてだれでもできると言われている、キラキラと神々しく輝いて、相手に安心と信頼を与える神の御業である
「わぁ、本当に女神様なんだぁ。すごい! あの、触ってもいいですか?」
どうやら信じてくれたらしい
ちなみにこの御業は洗脳ではない。断じて
ほっぺをぷにぷに触られつつ、忍びの女性にこの世界のことを聞いた
それによるとこの世界の国は多数に分裂しており、それぞれの国に王となる殿がいる
そして彼らは常に他国に戦争を仕掛け、領土を奪い合っているのだ
要は戦国時代の日本と同じような形式らしい
同盟を組んでいる国もあるようだ
ただ、この世界の戦争は人が死なない
何故なら武器が全てペイント付きのゴム製だからだ
ペイントがついた者は戦線を離脱し、戦争が終わるまで待機
最終的に城の天守閣に到達するか、防衛しきるかで勝敗が決まる
「うへぇ、手が真っ青になってるっす」
オディルスの手はペイントにより青く染まっていた
その手を女性にもらった手拭いでぬぐう
「私はハツカと申します! センリの国の忍びで、今偵察の任を受けて敵国へ向かっているところでした」
ハツカの国はセンリという小さな島国で、魚をとるくらいしか生計が絶たない
土地も肥沃というわけではないので農業には向いていない
そのため他国に侵攻しなければ先が無い
戦争をしていると言っても安全に配慮されているため、プリシラは今世界のことを学びがてら、ハツカに手を貸してみることにした
ひとまずマルンには救世界へ行ってもらうことにした
自ら望んでウルにいた彼女には人質も、脳内爆弾もない
そのため救世界で来たる戦いに備えてもらうことにした
大群を出せる彼女の力は相当な戦力増強が見込まれるだろう
次なる世界に来たのだが、いきなり何者かが攻撃してきた
「うっわ、危ないっすね」
「何者ですか?」
飛んできたクナイという武器をすんなりと掴むオディルス
それに驚いたかのようにスーッと森の中から出てきた忍び装束の女性
「何者はこちらのセリフだ。突如現れおって面妖な!」
その女性は再びクナイを構えると俊敏な動きで向かってきた
だがその程度の速さはすでに天使に近づいているオディルスの目には遅いくらいだ
またしてもすんなり止めてしまい、女性はショックで泣きそうな顔になっていた
「そんな、私の、私の修行が、私のあの辛く苦しい修行の日々が、こんなところで・・・。やだ、まだ死にたくない!死にたくないよぉおお!!」
わんわん泣き始めたのでオディルスもたじたじとなってしまった
「あの、殺さないので、ここがどういったところなのか、この世界がどんな世界なのかを教えてください。私達は異世界から来た女神とその従者です」
「うわあああん、嘘だぁああ! そんな可愛らしい女神がいるはずないいい! 小さくてカワイイにもほどがあるううう!」
泣きながらも褒めてるのかけなしているのか分からないセリフを叫ぶ
「ほ、本当なんです! ほら女神パワー!」
女神パワー、それは女神なら一部を除いてだれでもできると言われている、キラキラと神々しく輝いて、相手に安心と信頼を与える神の御業である
「わぁ、本当に女神様なんだぁ。すごい! あの、触ってもいいですか?」
どうやら信じてくれたらしい
ちなみにこの御業は洗脳ではない。断じて
ほっぺをぷにぷに触られつつ、忍びの女性にこの世界のことを聞いた
それによるとこの世界の国は多数に分裂しており、それぞれの国に王となる殿がいる
そして彼らは常に他国に戦争を仕掛け、領土を奪い合っているのだ
要は戦国時代の日本と同じような形式らしい
同盟を組んでいる国もあるようだ
ただ、この世界の戦争は人が死なない
何故なら武器が全てペイント付きのゴム製だからだ
ペイントがついた者は戦線を離脱し、戦争が終わるまで待機
最終的に城の天守閣に到達するか、防衛しきるかで勝敗が決まる
「うへぇ、手が真っ青になってるっす」
オディルスの手はペイントにより青く染まっていた
その手を女性にもらった手拭いでぬぐう
「私はハツカと申します! センリの国の忍びで、今偵察の任を受けて敵国へ向かっているところでした」
ハツカの国はセンリという小さな島国で、魚をとるくらいしか生計が絶たない
土地も肥沃というわけではないので農業には向いていない
そのため他国に侵攻しなければ先が無い
戦争をしていると言っても安全に配慮されているため、プリシラは今世界のことを学びがてら、ハツカに手を貸してみることにした
0
お気に入りに追加
111
あなたにおすすめの小説
転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ
如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白?
「え~…大丈夫?」
…大丈夫じゃないです
というかあなた誰?
「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」
…合…コン
私の死因…神様の合コン…
…かない
「てことで…好きな所に転生していいよ!!」
好きな所…転生
じゃ異世界で
「異世界ってそんな子供みたいな…」
子供だし
小2
「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」
よろです
魔法使えるところがいいな
「更に注文!?」
…神様のせいで死んだのに…
「あぁ!!分かりました!!」
やたね
「君…結構策士だな」
そう?
作戦とかは楽しいけど…
「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」
…あそこ?
「…うん。君ならやれるよ。頑張って」
…んな他人事みたいな…
「あ。爵位は結構高めだからね」
しゃくい…?
「じゃ!!」
え?
ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!
余命半年のはずが?異世界生活始めます
ゆぃ♫
ファンタジー
静波杏花、本日病院で健康診断の結果を聞きに行き半年の余命と判明…
不運が重なり、途方に暮れていると…
確認はしていますが、拙い文章で誤字脱字もありますが読んでいただけると嬉しいです。
私がいつの間にか精霊王の母親に!?
桜 あぴ子(旧名:あぴ子)
ファンタジー
サラは幼い頃から学ばなくても魔法が使えた。最近では思っただけで、魔法が使えるまでに。。。
精霊に好かれる者は、強力な魔法が使える世界。その中でも精霊の加護持ちは特別だ。当然サラも精霊の加護持ちだろうと周りから期待される中、能力鑑定を受けたことで、とんでもない称号がついていることが分かって⁉️
私が精霊王様の母親っ?まだ、ピチピチの10歳で初恋もまだですけど⁉️
【完結】彼女以外、みんな思い出す。
❄️冬は つとめて
ファンタジー
R15をつける事にしました。
幼い頃からの婚約者、この国の第二王子に婚約破棄を告げられ。あらぬ冤罪を突きつけられたリフィル。この場所に誰も助けてくれるものはいない。
悪役令嬢の独壇場
あくび。
ファンタジー
子爵令嬢のララリーは、学園の卒業パーティーの中心部を遠巻きに見ていた。
彼女は転生者で、この世界が乙女ゲームの舞台だということを知っている。
自分はモブ令嬢という位置づけではあるけれど、入学してからは、ゲームの記憶を掘り起こして各イベントだって散々覗き見してきた。
正直に言えば、登場人物の性格やイベントの内容がゲームと違う気がするけれど、大筋はゲームの通りに進んでいると思う。
ということは、今日はクライマックスの婚約破棄が行われるはずなのだ。
そう思って卒業パーティーの様子を傍から眺めていたのだけど。
あら?これは、何かがおかしいですね。
収納持ちのコレクターは、仲間と幸せに暮らしたい。~スキルがなくて追放された自称「か弱い女の子」の元辺境伯令嬢。実は無自覚チートで世界最強⁉~
SHEILA
ファンタジー
生まれた時から、両親に嫌われていた。
物心ついた時には、毎日両親から暴力を受けていた。
4年後に生まれた妹は、生まれた時から、両親に可愛がられた。
そして、物心ついた妹からも、虐めや暴力を受けるようになった。
現代日本では考えられないような環境で育った私は、ある日妹に殺され、<選択の間>に呼ばれた。
異世界の創造神に、地球の輪廻の輪に戻るか異世界に転生するかを選べると言われ、迷わず転生することを選んだ。
けれど、転生先でも両親に愛されることはなくて……
お読みいただきありがとうございます。
のんびり不定期更新です。
異世界のんびりワークライフ ~生産チートを貰ったので好き勝手生きることにします~
樋川カイト
ファンタジー
友人の借金を押し付けられて馬車馬のように働いていた青年、三上彰。
無理がたたって過労死してしまった彼は、神を自称する男から自分の不幸の理由を知らされる。
そのお詫びにとチートスキルとともに異世界へと転生させられた彰は、そこで出会った人々と交流しながら日々を過ごすこととなる。
そんな彼に訪れるのは平和な未来か、はたまた更なる困難か。
色々と吹っ切れてしまった彼にとってその全てはただ人生の彩りになる、のかも知れない……。
※この作品はカクヨム様でも掲載しています。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる