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復活のイレギュラー1
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お姉ちゃんの気配を辿っている矢先、私達は変な世界にひっかかっちゃった
まるで鉄か鉛で出来てるみたいな真っ黒で堅い地面に、焦げたような臭い
気温は氷点下を少し下回っている寒さ
吐く息は白くなって天使と子供達はブルブル震えてた
「ちょっとそこを動かないで、今あっためるから」
異放の力を完全にものにしてからはいろんなことができるようになったわ
これならお姉ちゃんの手助けも出来そうね
「ありがとうございますルニア様、しかしこの世界、一体何なのでしょう。およそ気象と呼べる現象がないのに気温が氷点下なだけ。本来なら太陽が無ければもっと極寒の地になっているはずです」
「それに金属のにおいもしますね。アスティラ、そこの地面を掘ってみてください」
「ええ」
アスティラちゃんが光の力を使ってドリルのように地面を掘ってみる
ガガキキキン!!
「硬いですね。とんでもなく硬いです」
「この金属音、鉄?」
「鉄だったら私の力で削れます。でもこれは、全く傷ついていません」
確かにアスティラちゃんの今の魔法なら、鉄くらい砕いてる
でもこの地面はスベスベしてて傷つかない
この硬度、多分オリハルコン以上とみるべきかしら
「これは、人工物? でもこれほど巨大な人工物なんてあるのかしら? いやあるわね。宇宙空間に浮かんでるんだから大きさなんて星ほどあっても問題ないもの。隕石だってこの硬度なら防げるだろうし」
手で地面をさすって一応感知してみる
だめ、全然感知が通らない
恐らく何かプロテクトのようなものがかけられてるわね
「どうしよ? この星のせいで別世界に進めそうにないし、一旦妨害している何かを止めるか叩くかしないと」
「やりましょうルニア様! 私にお任せください!」
ラエトリア君が張り切って力を体にみなぎらせてる
「うんやる気満々なのはいいけどまだ戦うとは決まったわけじゃないのよ?」
「そ、そうですね。失礼しました」
ラエトリア君の良いところは頭に血が昇ったりしてもすぐに冷静さを取り戻すところね
まあおくさんと娘さんのこととなるとやっぱり何も見えなくなるみたいだけど
「どこかに入り口があるはずよ。手分けして探しましょう」
子供達はいつも通りラエトリア君に任せるのと、今回はリィリアちゃんもついてもらった
もし何か襲ってきても二人いれば何とかなるでしょうって判断
そして私とアスティラちゃんね
「ルニア様、行きましょう!」
アスティラちゃん張り切ってるわね
ウキウキしてる感じ
ひとまず私達は右方向へ、ラエトリア君たちは左方向へと歩き出した
まるで鉄か鉛で出来てるみたいな真っ黒で堅い地面に、焦げたような臭い
気温は氷点下を少し下回っている寒さ
吐く息は白くなって天使と子供達はブルブル震えてた
「ちょっとそこを動かないで、今あっためるから」
異放の力を完全にものにしてからはいろんなことができるようになったわ
これならお姉ちゃんの手助けも出来そうね
「ありがとうございますルニア様、しかしこの世界、一体何なのでしょう。およそ気象と呼べる現象がないのに気温が氷点下なだけ。本来なら太陽が無ければもっと極寒の地になっているはずです」
「それに金属のにおいもしますね。アスティラ、そこの地面を掘ってみてください」
「ええ」
アスティラちゃんが光の力を使ってドリルのように地面を掘ってみる
ガガキキキン!!
「硬いですね。とんでもなく硬いです」
「この金属音、鉄?」
「鉄だったら私の力で削れます。でもこれは、全く傷ついていません」
確かにアスティラちゃんの今の魔法なら、鉄くらい砕いてる
でもこの地面はスベスベしてて傷つかない
この硬度、多分オリハルコン以上とみるべきかしら
「これは、人工物? でもこれほど巨大な人工物なんてあるのかしら? いやあるわね。宇宙空間に浮かんでるんだから大きさなんて星ほどあっても問題ないもの。隕石だってこの硬度なら防げるだろうし」
手で地面をさすって一応感知してみる
だめ、全然感知が通らない
恐らく何かプロテクトのようなものがかけられてるわね
「どうしよ? この星のせいで別世界に進めそうにないし、一旦妨害している何かを止めるか叩くかしないと」
「やりましょうルニア様! 私にお任せください!」
ラエトリア君が張り切って力を体にみなぎらせてる
「うんやる気満々なのはいいけどまだ戦うとは決まったわけじゃないのよ?」
「そ、そうですね。失礼しました」
ラエトリア君の良いところは頭に血が昇ったりしてもすぐに冷静さを取り戻すところね
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「どこかに入り口があるはずよ。手分けして探しましょう」
子供達はいつも通りラエトリア君に任せるのと、今回はリィリアちゃんもついてもらった
もし何か襲ってきても二人いれば何とかなるでしょうって判断
そして私とアスティラちゃんね
「ルニア様、行きましょう!」
アスティラちゃん張り切ってるわね
ウキウキしてる感じ
ひとまず私達は右方向へ、ラエトリア君たちは左方向へと歩き出した
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