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獣人の国5
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街で観光名所を聞いて回るが、この辺りには少し前に見たカルン大瀑布くらいしかないらしく、少しがっかりした
しかし、有力な情報を得ることができたよ。王都に行けばそれこそ観光名所が一日で回りつくせないほどあるらしい
特に王都が管理しているホーエン自然公園は余多の動物たちと触れ合えるうえ、自然の美しい景観を眺めることができると聞いた
これはさっそく行くしかない。王都まではここから馬車でも3日はかかるんだけど、僕らは歩いていくことにした。もしかしたら道中にも面白い場所があるかもしれないしね
僕らは用意を済ませて宿の家族にお礼を言ってから旅立った
王都へと続く街道はしっかりと整備されている。魔物もところどころに駐在している兵士たちが排除しているらしく、旅人にとっては安全に進めるので王都へと向かう人は非常に多かった
「リディエラ様、お疲れではないですか?」
「少し休まれますぅ?」
テュネとフーレンがそう聞いてくるけどまだ歩き始めて10分も経っていない。 ちょっと過保護すぎる気がする
エンシュもアスラムも心配そうにこっちを見ているんだけど、僕は全く持って元気ですよ
どうやら精霊女王である母さんの初めての子供なので余計に心配性になっているようだった
「大丈夫だよ!」
心配させまいと元気に言うと安心したようにまた歩き出した
途中に兵士と魔物が戦っている様子が確認でき、苦戦していたので手を貸して感謝されたりしつつ、ゆっくりと道中を進んでいると宿場町が見えてきた
王都までの道のりにはこういった宿場町が多く点在しているので、野宿する心配がないのも行き交う人々が多い理由でもあるらしい
簡素な宿屋で一泊すると町の外でガラの悪い冒険者風の男どもに絡まれてしまった
「なぁ、いいだろ? 俺らと楽しいことしようぜ」
楽しいことが何なのかは知らないけどめんどくさいので断った。すると「お高く留まりやがって! ちょっと顔がいいからって生意気なんだよ!」と、僕の手を掴もうとした。まずい、四大精霊がブチ切れている
僕の手を掴もうとした男はエンシュに殴られどこかへ吹っ飛んでいった
「無礼者どもが! 死を持って償え!」
いや殺しちゃだめだよ。ちょ、テュネもなにうなずいてるの
この四人は僕のことになると頭に血が上りやすくなるようだ
必死で止めたけど男たち数人がどこかへ飛ばされてしまった
実力が違いすぎることに気づいた男どもはみんな逃げてしまったのでその場は納まった。全く、彼女たちを止めるのは本当に骨が折れる
その後は何事もなく次の宿場町にたどり着くことができた
その宿場町ではイチゴのスィーツが有名ならしく、女性が溢れかえっている
どの店でもイチゴを扱っており、町中いたるところで甘いイチゴの香りが漂っていた
イチゴの香りの香水も売っているので、日ごろお世話になっている四柱と女性妖精たち、それと母さんへのお土産としていくつか買い込んだ
四大精霊達はものすごく喜んでくれてる
いくつかの喫茶店をめぐってイチゴスィーツを堪能
パフェはもちろんのこと、ケーキ、イチゴが中に入った飴、タルトケーキ、ムース、果ては僕の大好物であるイチゴ大福まであった
ここで少し疑問に思った。なぜ僕の世界の食べ物があるんだろう? それとなくテュネに聞いてみると「異世界から流れてくる者たちがいるので彼らが伝えたのでしょう」と、納得の答えを出してくれた
なるほど、異世界人? とでもいうのだろうか。彼らの内には前世の僕と同じ世界の住人もいたということかな?いずれ会ってみたいなぁ
この日はスィーツを堪能しつくして宿屋にて就寝。翌朝早くに町を出たよ
しかし、有力な情報を得ることができたよ。王都に行けばそれこそ観光名所が一日で回りつくせないほどあるらしい
特に王都が管理しているホーエン自然公園は余多の動物たちと触れ合えるうえ、自然の美しい景観を眺めることができると聞いた
これはさっそく行くしかない。王都まではここから馬車でも3日はかかるんだけど、僕らは歩いていくことにした。もしかしたら道中にも面白い場所があるかもしれないしね
僕らは用意を済ませて宿の家族にお礼を言ってから旅立った
王都へと続く街道はしっかりと整備されている。魔物もところどころに駐在している兵士たちが排除しているらしく、旅人にとっては安全に進めるので王都へと向かう人は非常に多かった
「リディエラ様、お疲れではないですか?」
「少し休まれますぅ?」
テュネとフーレンがそう聞いてくるけどまだ歩き始めて10分も経っていない。 ちょっと過保護すぎる気がする
エンシュもアスラムも心配そうにこっちを見ているんだけど、僕は全く持って元気ですよ
どうやら精霊女王である母さんの初めての子供なので余計に心配性になっているようだった
「大丈夫だよ!」
心配させまいと元気に言うと安心したようにまた歩き出した
途中に兵士と魔物が戦っている様子が確認でき、苦戦していたので手を貸して感謝されたりしつつ、ゆっくりと道中を進んでいると宿場町が見えてきた
王都までの道のりにはこういった宿場町が多く点在しているので、野宿する心配がないのも行き交う人々が多い理由でもあるらしい
簡素な宿屋で一泊すると町の外でガラの悪い冒険者風の男どもに絡まれてしまった
「なぁ、いいだろ? 俺らと楽しいことしようぜ」
楽しいことが何なのかは知らないけどめんどくさいので断った。すると「お高く留まりやがって! ちょっと顔がいいからって生意気なんだよ!」と、僕の手を掴もうとした。まずい、四大精霊がブチ切れている
僕の手を掴もうとした男はエンシュに殴られどこかへ吹っ飛んでいった
「無礼者どもが! 死を持って償え!」
いや殺しちゃだめだよ。ちょ、テュネもなにうなずいてるの
この四人は僕のことになると頭に血が上りやすくなるようだ
必死で止めたけど男たち数人がどこかへ飛ばされてしまった
実力が違いすぎることに気づいた男どもはみんな逃げてしまったのでその場は納まった。全く、彼女たちを止めるのは本当に骨が折れる
その後は何事もなく次の宿場町にたどり着くことができた
その宿場町ではイチゴのスィーツが有名ならしく、女性が溢れかえっている
どの店でもイチゴを扱っており、町中いたるところで甘いイチゴの香りが漂っていた
イチゴの香りの香水も売っているので、日ごろお世話になっている四柱と女性妖精たち、それと母さんへのお土産としていくつか買い込んだ
四大精霊達はものすごく喜んでくれてる
いくつかの喫茶店をめぐってイチゴスィーツを堪能
パフェはもちろんのこと、ケーキ、イチゴが中に入った飴、タルトケーキ、ムース、果ては僕の大好物であるイチゴ大福まであった
ここで少し疑問に思った。なぜ僕の世界の食べ物があるんだろう? それとなくテュネに聞いてみると「異世界から流れてくる者たちがいるので彼らが伝えたのでしょう」と、納得の答えを出してくれた
なるほど、異世界人? とでもいうのだろうか。彼らの内には前世の僕と同じ世界の住人もいたということかな?いずれ会ってみたいなぁ
この日はスィーツを堪能しつくして宿屋にて就寝。翌朝早くに町を出たよ
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