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竜人の国16
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「ほぉ、これはすごい。それがお前の力なのか?」
「ま、まあそうです。魔法やスキルとはまた違ったもの、だと思います」
「ミアはすごいんだよ! あのバステト様の娘なんだもん!」
いつの間にか横にいたフィオナちゃんが爆弾発言をしたことによって、ハルフさんまでも目が丸くなっていた
「おおおっと! なんと勝者のミアちゃんは我らが女神バステト様のご息女だったぁああ!! これは強いはずだああ!!」
ちょ、さっきまで実況とかしてなかったじゃん
急に拡声魔法まで使って会場中に声響かせてくれちゃって
「フィオナちゃんんんん!!」
「あ、ごめんミアつい」
「逃げる! 次の国行くよ!」
「ごめんミアぁあああ!!」
私は猫の姿になって巨大化すると、フィオナちゃんを加えて急いで逃げた
ハルフさんを倒したことで賞金とマジックアイテムをもらえることになってたけど、騒がれるよりいいや
「待てミア! ほら!」
立ち上がってたハルフさんが何かを私達に投げた
「うわっとっと」
フィオナちゃんが見事にキャッチ
「これは、玉がいっぱいついてる」
「数珠みたいだね。ありがとうハルフさん!」
「おう、研鑽を積んでもっと強くなれ!」
ハルフさんに見送られて私達は竜人の国を出た
「次はどこ行こう」
「えーっと・・・。ていうかそろそろ背中に乗せて欲しいなぁ」
「だーめ、ちょっとのあいだお仕置きね」
「そんなぁ」
「ほら、トガツメヒメさんの日誌見て」
「うん」
フィオナちゃんがペラペラとページをめくる
「えーっと、このまままっすぐ行くと火山があるみたい。で、そこには火人の国フレアムドってとこがあるみたいだよ」
「火人?」
「えっと、トガツメヒメさんによると、火人は全身が燃え上がってるヒト族で、マグマからエネルギーを得て生活してるんだって。精霊に近い種族みたいだよ」
「なるほど、行ってみよっか!」
「でも防御魔法が無いと一時間もいたら死んじゃうかもって書かれてるよ」
「それなら大丈夫。私の精霊魔法は火に関して無効にできるくらいに強力な防御魔法があるから」
「じゃ、大丈夫ね!」
「よし、じゃあ行こ!」
私たちは次なる火人の国フレアムドへ走った
「ま、まあそうです。魔法やスキルとはまた違ったもの、だと思います」
「ミアはすごいんだよ! あのバステト様の娘なんだもん!」
いつの間にか横にいたフィオナちゃんが爆弾発言をしたことによって、ハルフさんまでも目が丸くなっていた
「おおおっと! なんと勝者のミアちゃんは我らが女神バステト様のご息女だったぁああ!! これは強いはずだああ!!」
ちょ、さっきまで実況とかしてなかったじゃん
急に拡声魔法まで使って会場中に声響かせてくれちゃって
「フィオナちゃんんんん!!」
「あ、ごめんミアつい」
「逃げる! 次の国行くよ!」
「ごめんミアぁあああ!!」
私は猫の姿になって巨大化すると、フィオナちゃんを加えて急いで逃げた
ハルフさんを倒したことで賞金とマジックアイテムをもらえることになってたけど、騒がれるよりいいや
「待てミア! ほら!」
立ち上がってたハルフさんが何かを私達に投げた
「うわっとっと」
フィオナちゃんが見事にキャッチ
「これは、玉がいっぱいついてる」
「数珠みたいだね。ありがとうハルフさん!」
「おう、研鑽を積んでもっと強くなれ!」
ハルフさんに見送られて私達は竜人の国を出た
「次はどこ行こう」
「えーっと・・・。ていうかそろそろ背中に乗せて欲しいなぁ」
「だーめ、ちょっとのあいだお仕置きね」
「そんなぁ」
「ほら、トガツメヒメさんの日誌見て」
「うん」
フィオナちゃんがペラペラとページをめくる
「えーっと、このまままっすぐ行くと火山があるみたい。で、そこには火人の国フレアムドってとこがあるみたいだよ」
「火人?」
「えっと、トガツメヒメさんによると、火人は全身が燃え上がってるヒト族で、マグマからエネルギーを得て生活してるんだって。精霊に近い種族みたいだよ」
「なるほど、行ってみよっか!」
「でも防御魔法が無いと一時間もいたら死んじゃうかもって書かれてるよ」
「それなら大丈夫。私の精霊魔法は火に関して無効にできるくらいに強力な防御魔法があるから」
「じゃ、大丈夫ね!」
「よし、じゃあ行こ!」
私たちは次なる火人の国フレアムドへ走った
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