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竜人の国1
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翌朝
気持ちのいい眠りのおかげですっきりと目が覚めた
「ふふふ、しっかりと甘えてくれたようでわらわも満足じゃ。さて、わらわもそろそろ神界に帰らなくては」
「もう帰っちゃうの?」
「まぁこれでも女神じゃ。やることもあるからのぉ」
「そっか、また会えるよね、お母さん?」
「もちろんじゃ、いつでも見守っておるからな。フィオナも、もしさみしかったらわらわのことを母と思うてもいいぞ。お前のこともちゃんと見守っておるからな」
「はい!」
お母さんはゆっくりと光に包まれて、神界へ帰って行った
「さてと! フィオナちゃん、次はどこの国に行こうか?」
「えーっと」
トガツメヒメさんの観光地案内を広げる
ここから近いのは竜人の国ドゥラン
これまであまり見ない竜人族だけど、かなり肉体的に強い種族で、槍術に長けてる他に、竜と同じくブレスが使える
ブレスは魔力を伴った、いわば種族スキルというもので、竜人族以外には竜種しか使えない
それだけにかなり強力
「竜人の人達って怖いイメージがあるんだけど、ミアは怖くないの?」
「大丈夫だよ。ほら、トガツメヒメさんも、寡黙だけど心優しい種族って書いてあるよ」
納得してくれたフィオナちゃんと共に、次の竜人族の国へ
ただそこまでの道中にはアクロ山脈という山々がそびえ立っていて、迂回しようとすると数カ月かかるから、山脈越えを目指すしかない
山脈は道こそあるものの、魔物が多い
特にキメラなどのAランクの魔物も出るため、山脈越えをするにはAランクの冒険者を雇うのが主流
それでも超えられるかはごぶごぶなんだとか
だから山脈の道は不人気
急がば回れね
でもAランクの魔物なら今の私達なら十分倒せるから大丈夫
ネームドすら倒してきたからね
「山脈はあっちの方角みたい。馬車はないから歩きね」
「うん、もう野営もなれたものだから大丈夫!」
フィオナちゃん、こんなに強い子に育って
お姉さん嬉しい
荷物を空間収納にしまいこんで、トテトテと道を歩き出した
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「ふふふ、しっかりと甘えてくれたようでわらわも満足じゃ。さて、わらわもそろそろ神界に帰らなくては」
「もう帰っちゃうの?」
「まぁこれでも女神じゃ。やることもあるからのぉ」
「そっか、また会えるよね、お母さん?」
「もちろんじゃ、いつでも見守っておるからな。フィオナも、もしさみしかったらわらわのことを母と思うてもいいぞ。お前のこともちゃんと見守っておるからな」
「はい!」
お母さんはゆっくりと光に包まれて、神界へ帰って行った
「さてと! フィオナちゃん、次はどこの国に行こうか?」
「えーっと」
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それだけにかなり強力
「竜人の人達って怖いイメージがあるんだけど、ミアは怖くないの?」
「大丈夫だよ。ほら、トガツメヒメさんも、寡黙だけど心優しい種族って書いてあるよ」
納得してくれたフィオナちゃんと共に、次の竜人族の国へ
ただそこまでの道中にはアクロ山脈という山々がそびえ立っていて、迂回しようとすると数カ月かかるから、山脈越えを目指すしかない
山脈は道こそあるものの、魔物が多い
特にキメラなどのAランクの魔物も出るため、山脈越えをするにはAランクの冒険者を雇うのが主流
それでも超えられるかはごぶごぶなんだとか
だから山脈の道は不人気
急がば回れね
でもAランクの魔物なら今の私達なら十分倒せるから大丈夫
ネームドすら倒してきたからね
「山脈はあっちの方角みたい。馬車はないから歩きね」
「うん、もう野営もなれたものだから大丈夫!」
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