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転生者の国8
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私の記憶は見終えた
変なところはあったけど、お母さんの記憶以外は間違いがなかった
「ともかく記憶違いに関しては後で調べて置くから安心するがいいぞ」
「うん」
「あ、私の記憶・・・」
フィオナちゃんの記憶が流れ始めた
今は亡国となってしまった故郷で、勇者と国の姫との間に生まれた、それがフィオナちゃん
生まれた直後、巨悪に操られた帝国によって国は滅ぼされ、フィオナちゃんを連れて、当時国の騎士団長で、勇者の仲間だったターナーさんが逃げるシーンが流れた
その中には勇者の仲間たちの姿もある
みんな一様に自らを犠牲に数多くの人々を救った勇者のために涙していた
フィオナちゃんの記憶によると、姫が最初に斬られて亡くなり、勇者がその後にフィオナちゃんを逃がして、帝国の十二覇人を一人で食い止めていたみたい
お母さんの死に目を見て、フィオナちゃんは無意識に涙を流していた
「私、お母さんの記憶なんてないと思ってた・・・。本当のお父さんのことも・・・。でも、二人共いっぱい私を愛してくれてたんだ。私の勇者としての力って、二人の愛、私を連れて逃げてくれたターナーお父さんの愛、いろんな人のおかげであるのかも」
「そうじゃな。お前は祝福されて生まれてきた。その力は愛の化身と言ってもいい。じゃからこそ、お前自身も愛に満ちておる。誇るがよい」
そこからは十歳まで平和な村での生活
もちろん勉強や、戦えるだけの技術も全てターナーさんや、村の人達に教わった
村の人達は城の関係者が多かったため、いろんな知識を持ってたからね
そして、私達の冒険の思い出が始まった
「いろんなことがあったね」
「うん、でもどれも大切な思い出。お母さんとお父さんの顔も思い出せたし、この塔、すごくよかった」
変な記憶違いもあったけど、塔はそこそこ楽しめたかな
塔を出て、最後に行こうと決めていた超巨大観覧車へ
「おおお、でかいのぉ。これなら地平線の彼方まで見えそうじゃ」
やっぱり景色を楽しむためなのか、カップルが多い、カップルが多い!
まあ関係ないね。私には二人がいるもんね
三人で観覧車に乗り込んで、ゆっくりと観覧車が動き出した
変なところはあったけど、お母さんの記憶以外は間違いがなかった
「ともかく記憶違いに関しては後で調べて置くから安心するがいいぞ」
「うん」
「あ、私の記憶・・・」
フィオナちゃんの記憶が流れ始めた
今は亡国となってしまった故郷で、勇者と国の姫との間に生まれた、それがフィオナちゃん
生まれた直後、巨悪に操られた帝国によって国は滅ぼされ、フィオナちゃんを連れて、当時国の騎士団長で、勇者の仲間だったターナーさんが逃げるシーンが流れた
その中には勇者の仲間たちの姿もある
みんな一様に自らを犠牲に数多くの人々を救った勇者のために涙していた
フィオナちゃんの記憶によると、姫が最初に斬られて亡くなり、勇者がその後にフィオナちゃんを逃がして、帝国の十二覇人を一人で食い止めていたみたい
お母さんの死に目を見て、フィオナちゃんは無意識に涙を流していた
「私、お母さんの記憶なんてないと思ってた・・・。本当のお父さんのことも・・・。でも、二人共いっぱい私を愛してくれてたんだ。私の勇者としての力って、二人の愛、私を連れて逃げてくれたターナーお父さんの愛、いろんな人のおかげであるのかも」
「そうじゃな。お前は祝福されて生まれてきた。その力は愛の化身と言ってもいい。じゃからこそ、お前自身も愛に満ちておる。誇るがよい」
そこからは十歳まで平和な村での生活
もちろん勉強や、戦えるだけの技術も全てターナーさんや、村の人達に教わった
村の人達は城の関係者が多かったため、いろんな知識を持ってたからね
そして、私達の冒険の思い出が始まった
「いろんなことがあったね」
「うん、でもどれも大切な思い出。お母さんとお父さんの顔も思い出せたし、この塔、すごくよかった」
変な記憶違いもあったけど、塔はそこそこ楽しめたかな
塔を出て、最後に行こうと決めていた超巨大観覧車へ
「おおお、でかいのぉ。これなら地平線の彼方まで見えそうじゃ」
やっぱり景色を楽しむためなのか、カップルが多い、カップルが多い!
まあ関係ないね。私には二人がいるもんね
三人で観覧車に乗り込んで、ゆっくりと観覧車が動き出した
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