438 / 487
転生者の国2
しおりを挟む
遊園地はバスティーアワールドと言って、マスコットキャラクターはバステト様
バステト様をデフォルメして猫にさらに近づけて、とんでもなく可愛いキャラに仕上がってる
その名もバステちゃん
「か、かわいい!!」
入り口で出迎えてくれた着ぐるみのバステちゃんに抱き着くフィオナちゃん
あたまをよしよしされてる
「ねね、ミア、すごく可愛いよ! バステト様もこのくらい可愛かったらいいのに」
「ちょ、フィオナちゃん、見てる、あの女神様どっかで見てるから変なこと言わないで!」
そう言ったとたん目の前に金の装飾を付けたすごく毛のつやがいい猫が現れた
「どうじゃ! わらわも可愛いぞ!」
やっぱ見てたか
対抗意識で可愛い猫の姿で現れたっぽい
いやまあ確かにかなり可愛い猫ですけど
「どうじゃ我が娘、可愛いじゃろう?」
「お母さん、確かにすごく可愛いけど、むやみやたらに人前に出てこないで下さいな。あなた一応女神なんだから」
「じゃが神性は今かなり抑えておるから、周りにはただの猫にしか見えておらんはずじゃか・・・? なんで皆驚いておるのじゃ?」
「急に転移してくる普通の猫がいるわけないでしょ。十中八九ばれてますよ」
「バステト様だ! バステト様が降臨なされたぞ!」
「おおおおおおお!!」
ほら騒ぎになった
しばらくするとここの経営者らしき男性が走って来た
「バステト様! も、申し訳ございません! バステト様をこのようにデフォルメしてしまい、不敬なのは理解しております! し、しかし我々は決してバステト様をないがしろにしようとしているわけではなく、むしろもっと親しみやすく信仰を集めようと」
「分かっておる。このわらわを模した人形には、確かにお前たちの信仰が集まりわらわの力となっておる。褒められはせどわらわが怒ることなどない。今後もわらわをマスコットとして使ってよいぞ!」
「あ、ありがとうございます!」
そりゃとあるネズミの国を模した遊園地にご本人登場みたいな感じになってるからね
委縮しちゃうよね
でもご本人公認をいただいたわけだから、これからはもっと信仰が集まるだろうね
「して娘よ。わらわも遊びたい」
「え?」
「わらわも遊ぶ」
「あ、その」
「わらわも遊ぶ! 遊ぶのじゃ!」
「あの、オーナーさん、大丈夫ですか?」
「も、もちろんです! むしろ願ってもない提案です!」
「あ、もちろんちゃんと並びますから、いくら女神とはいえその辺はちゃんとさせますから」
「で、ですが、不敬に」
「不敬にはならぬ。わらわのことは他の客と同じように扱うがよい。わらわは娘と楽しみたいだけじゃ」
ああもうまた・・・
「む、娘、様?」
「そうじゃ! わらわの娘のミアじゃ!」
「お母さん、大声で言わないでって」
「あ、そじゃった。まあきにするでない!」
私まで敬われて、この遊園地で二人目のマスコットになることが決定してしまった
バステト様をデフォルメして猫にさらに近づけて、とんでもなく可愛いキャラに仕上がってる
その名もバステちゃん
「か、かわいい!!」
入り口で出迎えてくれた着ぐるみのバステちゃんに抱き着くフィオナちゃん
あたまをよしよしされてる
「ねね、ミア、すごく可愛いよ! バステト様もこのくらい可愛かったらいいのに」
「ちょ、フィオナちゃん、見てる、あの女神様どっかで見てるから変なこと言わないで!」
そう言ったとたん目の前に金の装飾を付けたすごく毛のつやがいい猫が現れた
「どうじゃ! わらわも可愛いぞ!」
やっぱ見てたか
対抗意識で可愛い猫の姿で現れたっぽい
いやまあ確かにかなり可愛い猫ですけど
「どうじゃ我が娘、可愛いじゃろう?」
「お母さん、確かにすごく可愛いけど、むやみやたらに人前に出てこないで下さいな。あなた一応女神なんだから」
「じゃが神性は今かなり抑えておるから、周りにはただの猫にしか見えておらんはずじゃか・・・? なんで皆驚いておるのじゃ?」
「急に転移してくる普通の猫がいるわけないでしょ。十中八九ばれてますよ」
「バステト様だ! バステト様が降臨なされたぞ!」
「おおおおおおお!!」
ほら騒ぎになった
しばらくするとここの経営者らしき男性が走って来た
「バステト様! も、申し訳ございません! バステト様をこのようにデフォルメしてしまい、不敬なのは理解しております! し、しかし我々は決してバステト様をないがしろにしようとしているわけではなく、むしろもっと親しみやすく信仰を集めようと」
「分かっておる。このわらわを模した人形には、確かにお前たちの信仰が集まりわらわの力となっておる。褒められはせどわらわが怒ることなどない。今後もわらわをマスコットとして使ってよいぞ!」
「あ、ありがとうございます!」
そりゃとあるネズミの国を模した遊園地にご本人登場みたいな感じになってるからね
委縮しちゃうよね
でもご本人公認をいただいたわけだから、これからはもっと信仰が集まるだろうね
「して娘よ。わらわも遊びたい」
「え?」
「わらわも遊ぶ」
「あ、その」
「わらわも遊ぶ! 遊ぶのじゃ!」
「あの、オーナーさん、大丈夫ですか?」
「も、もちろんです! むしろ願ってもない提案です!」
「あ、もちろんちゃんと並びますから、いくら女神とはいえその辺はちゃんとさせますから」
「で、ですが、不敬に」
「不敬にはならぬ。わらわのことは他の客と同じように扱うがよい。わらわは娘と楽しみたいだけじゃ」
ああもうまた・・・
「む、娘、様?」
「そうじゃ! わらわの娘のミアじゃ!」
「お母さん、大声で言わないでって」
「あ、そじゃった。まあきにするでない!」
私まで敬われて、この遊園地で二人目のマスコットになることが決定してしまった
0
お気に入りに追加
50
あなたにおすすめの小説
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
【完結】間違えたなら謝ってよね! ~悔しいので羨ましがられるほど幸せになります~
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
「こんな役立たずは要らん! 捨ててこい!!」
何が起きたのか分からず、茫然とする。要らない? 捨てる? きょとんとしたまま捨てられた私は、なぜか幼くなっていた。ハイキングに行って少し道に迷っただけなのに?
後に聖女召喚で間違われたと知るが、だったら責任取って育てるなり、元に戻すなりしてよ! 謝罪のひとつもないのは、納得できない!!
負けん気の強いサラは、見返すために幸せになることを誓う。途端に幸せが舞い込み続けて? いつも笑顔のサラの周りには、聖獣達が集った。
やっぱり聖女だから戻ってくれ? 絶対にお断りします(*´艸`*)
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2022/06/22……完結
2022/03/26……アルファポリス、HOT女性向け 11位
2022/03/19……小説家になろう、異世界転生/転移(ファンタジー)日間 26位
2022/03/18……エブリスタ、トレンド(ファンタジー)1位
記憶がないので離縁します。今更謝られても困りますからね。
せいめ
恋愛
メイドにいじめられ、頭をぶつけた私は、前世の記憶を思い出す。前世では兄2人と取っ組み合いの喧嘩をするくらい気の強かった私が、メイドにいじめられているなんて…。どれ、やり返してやるか!まずは邸の使用人を教育しよう。その後は、顔も知らない旦那様と離婚して、平民として自由に生きていこう。
頭をぶつけて現世記憶を失ったけど、前世の記憶で逞しく生きて行く、侯爵夫人のお話。
ご都合主義です。誤字脱字お許しください。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
外れジョブ「レンガ職人」を授かって追放されたので、魔の森でスローライフを送ります 〜丈夫な外壁を作ったら勝手に動物が住み着いて困ってます〜
フーツラ
ファンタジー
15歳の誕生日に行われる洗礼の儀。神の祝福と共に人はジョブを授かる。王国随一の武門として知られるクライン侯爵家の長男として生まれた俺は周囲から期待されていた。【剣聖】や【勇者】のような最上位ジョブを授かるに違いない。そう思われていた。
しかし、俺が授かったジョブは【レンガ職人】という聞いたことないもないものだった。
「この恥晒しめ! 二度とクライン家を名乗るではない!!」
父親の逆鱗に触れ、俺は侯爵領を追放される。そして失意の中向かったのは、冒険者と開拓民が集まる辺境の街とその近くにある【魔の森】だった。
俺は【レンガ作成】と【レンガ固定】のスキルを駆使してクラフト中心のスローライフを魔の森で送ることになる。
魔境に捨てられたけどめげずに生きていきます
ツバキ
ファンタジー
貴族の子供として産まれた主人公、五歳の時の魔力属性検査で魔力属性が無属性だと判明したそれを知った父親は主人公を魔境へ捨ててしまう
どんどん更新していきます。
ちょっと、恨み描写などがあるので、R15にしました。
あの、神様、普通の家庭に転生させてって言いましたよね?なんか、森にいるんですけど.......。
▽空
ファンタジー
テンプレのトラックバーンで転生したよ......
どうしようΣ( ̄□ ̄;)
とりあえず、今世を楽しんでやる~!!!!!!!!!
R指定は念のためです。
マイペースに更新していきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる