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鳥人族の国12
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商業区のギルドに行くと、蛇の魔物の話題でもちきりになっていた
まあ噂って広がるのが早いからね
「あらトトラン。大変だったわね」
トトランさんに話しかける女性のギルド職員さん
「あ、紹介しますミア様。この人は」
「はーい、トトランの妻、ギルド職員のハラランです! 以後お見知りおきを」
めっちゃ美人! そして、でっかい! 何がとは言わないけど
「何か聞きたいことがあるんでしょう? なんでも聞いてくださいね~」
そして気さく
早速私はカルカルさんについて聞いてみた
「ああ、カルカルなら今朝依頼を受けて魔物討伐に仲間と行きましたよ。変わった様子?ですか? 特になかったですよ。いつもと同じでゆったりおっとりしてました」
「いつ頃帰ってくるかって分かります?」
「そうですね、夕方ごろだと思います。もうすぐですね」
とか言っている間にそのカルカルさんのいる冒険者パーティーが帰って来た
パーティーの名前は明日の光って名前らしい
その魔導士である真っ赤な服が印象のカルカルさん
種族はもちろん鳥人族
「あら~? 可愛いお客さんです~。わたしに用~ですか~?」
聞いていた通りにおっとりした人で、人多そうなどと考えたことがなさそうだ
「え~、そんな大変なことが~・・・」
「カルカル、ヒュプノの魔法使えたよな? 他に仕えた奴っていたか?」
そうカルカルさんに質問したのはリーダーのアルルサさん
彼のおかげで話も円滑に行えた
それによると、カルカルさんは昨日もおとといもアルルサさんたちと共に依頼を受けて仕事をしに行ってる
つまり彼女には完全なアリバイがあるってことだ
ほっと胸をなでおろすトトランさん
まあこの人から悪い気配を一切感じないし、なにより操られた人たちに残っていた魔力と一致してない
「そう言えば~、数日前に変な気配が一瞬だけしました~。私~、街に悪い者が入らないよう~、この街にいる時は警戒しているんです~」
「なるほど、故郷だもんね」
「はい~」
「その気配ってどこあたりだった?」
「えっとですね~、北区の出入り口当たりだと思います~。正確な位置までは掴めませんでしたが~」
「出入口、か。もう犯人は逃げたのかもしれないね・・・。カルカルさんの感じた気配が私に共有できればいいんだけど」
どうにかならないかと自身のもつ様々な能力とにらみ合う
感覚共有? こんなのあったのか
自分の能力なんて全然見てないからなぁ
「カルカルさん、ちょっと私の能力で感覚を共有させてもらってもいいかな?」
「それで犯人が分かるなら~。もちろんいいですよ~」
カルカルさんの感じた魔力
それを私の感覚に共有させてもらった
「よし! 掴めたよ。これで追える」
魔力の気配もあの操っていた魔力の気配とドンピシャで一致
トトランさんは報告などがあるため、仕事終わりだったけどカルカルさんがついてきてくれることになった
おっとその前に、通信魔法でフィオナちゃんに今日は帰れそうにないことを報告しておいたよ
まあ噂って広がるのが早いからね
「あらトトラン。大変だったわね」
トトランさんに話しかける女性のギルド職員さん
「あ、紹介しますミア様。この人は」
「はーい、トトランの妻、ギルド職員のハラランです! 以後お見知りおきを」
めっちゃ美人! そして、でっかい! 何がとは言わないけど
「何か聞きたいことがあるんでしょう? なんでも聞いてくださいね~」
そして気さく
早速私はカルカルさんについて聞いてみた
「ああ、カルカルなら今朝依頼を受けて魔物討伐に仲間と行きましたよ。変わった様子?ですか? 特になかったですよ。いつもと同じでゆったりおっとりしてました」
「いつ頃帰ってくるかって分かります?」
「そうですね、夕方ごろだと思います。もうすぐですね」
とか言っている間にそのカルカルさんのいる冒険者パーティーが帰って来た
パーティーの名前は明日の光って名前らしい
その魔導士である真っ赤な服が印象のカルカルさん
種族はもちろん鳥人族
「あら~? 可愛いお客さんです~。わたしに用~ですか~?」
聞いていた通りにおっとりした人で、人多そうなどと考えたことがなさそうだ
「え~、そんな大変なことが~・・・」
「カルカル、ヒュプノの魔法使えたよな? 他に仕えた奴っていたか?」
そうカルカルさんに質問したのはリーダーのアルルサさん
彼のおかげで話も円滑に行えた
それによると、カルカルさんは昨日もおとといもアルルサさんたちと共に依頼を受けて仕事をしに行ってる
つまり彼女には完全なアリバイがあるってことだ
ほっと胸をなでおろすトトランさん
まあこの人から悪い気配を一切感じないし、なにより操られた人たちに残っていた魔力と一致してない
「そう言えば~、数日前に変な気配が一瞬だけしました~。私~、街に悪い者が入らないよう~、この街にいる時は警戒しているんです~」
「なるほど、故郷だもんね」
「はい~」
「その気配ってどこあたりだった?」
「えっとですね~、北区の出入り口当たりだと思います~。正確な位置までは掴めませんでしたが~」
「出入口、か。もう犯人は逃げたのかもしれないね・・・。カルカルさんの感じた気配が私に共有できればいいんだけど」
どうにかならないかと自身のもつ様々な能力とにらみ合う
感覚共有? こんなのあったのか
自分の能力なんて全然見てないからなぁ
「カルカルさん、ちょっと私の能力で感覚を共有させてもらってもいいかな?」
「それで犯人が分かるなら~。もちろんいいですよ~」
カルカルさんの感じた魔力
それを私の感覚に共有させてもらった
「よし! 掴めたよ。これで追える」
魔力の気配もあの操っていた魔力の気配とドンピシャで一致
トトランさんは報告などがあるため、仕事終わりだったけどカルカルさんがついてきてくれることになった
おっとその前に、通信魔法でフィオナちゃんに今日は帰れそうにないことを報告しておいたよ
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