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鳥人族の国6
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真夜中のこと
ルグルグさんにつけていた分体から連絡が来た
「主ぃ、変な奴が侵入してきたから迎撃していい? あきらかに敵意があるよぉ」
「ちょっと待って、ルグルグさんに危害を加えようとしたときに迎撃して」
「分かったよぉ。あ、僕の名前、ヌイトロに決まったよぉ。これからはそう呼んでねぇ」
「オッケーヌイトロ」
私の分体は名前がつくとさらに能力が増し、個性も増す
喋り始めたのはそのためね
「あ、来たよ主ぃ。ぶちかましていい?」
「好戦的だな。まあでも、あまり派手にはだめだよ?」
「大丈夫ぅ。僕の力隠密向きみたいだからぁ」
ヌイトロの力を見てみると、確かに暗殺者のような力だった
影移動、シャドーバインド、闇魔法の極み、初級暗黒魔法・・・
なんか暗殺者寄りというより、闇寄りな気もする
目を共有してヌイトロの視点を見てみると、ルグルグさんの寝室と思われる部屋に侵入している黒い影三体
装備を見るに暗殺者で間違いない
「シャドーバインド。はい捕まえたよぉ」
「早いね、よくできました」
「えへへぇ」
ドサッと倒れた音に驚いたルグルグさんが飛び起きて明かりを魔法でつける
明かりの魔法くらいは普通に使える人は多いんだよね
で、暗殺者たちを見つけて警備達を呼んだ
「ルグルグさん! 大丈夫ですか!?」
「私は大丈夫です。ヌイトロも大丈夫かい?」
「んにゃ」
どうやらヌイトロがやったとは思っていない様子
「こいつらは、暗殺者でしょう。我々の方で取り調べをしておきます。しかし一体だれが・・・」
腑に落ちないまま警備の人達は彼らを連れて行った
念のためあの操られていたおじさんにつけていた分体を彼らにつける
取りあえずは騒ぎも落ち着いて、ルグルグさんとヌイトロも寝始めたので、私もまた眠りについた
それにしてもヌイトロ、結構優秀な強化がされたみたい
今後が楽しみな子だよ
ルグルグさんにつけていた分体から連絡が来た
「主ぃ、変な奴が侵入してきたから迎撃していい? あきらかに敵意があるよぉ」
「ちょっと待って、ルグルグさんに危害を加えようとしたときに迎撃して」
「分かったよぉ。あ、僕の名前、ヌイトロに決まったよぉ。これからはそう呼んでねぇ」
「オッケーヌイトロ」
私の分体は名前がつくとさらに能力が増し、個性も増す
喋り始めたのはそのためね
「あ、来たよ主ぃ。ぶちかましていい?」
「好戦的だな。まあでも、あまり派手にはだめだよ?」
「大丈夫ぅ。僕の力隠密向きみたいだからぁ」
ヌイトロの力を見てみると、確かに暗殺者のような力だった
影移動、シャドーバインド、闇魔法の極み、初級暗黒魔法・・・
なんか暗殺者寄りというより、闇寄りな気もする
目を共有してヌイトロの視点を見てみると、ルグルグさんの寝室と思われる部屋に侵入している黒い影三体
装備を見るに暗殺者で間違いない
「シャドーバインド。はい捕まえたよぉ」
「早いね、よくできました」
「えへへぇ」
ドサッと倒れた音に驚いたルグルグさんが飛び起きて明かりを魔法でつける
明かりの魔法くらいは普通に使える人は多いんだよね
で、暗殺者たちを見つけて警備達を呼んだ
「ルグルグさん! 大丈夫ですか!?」
「私は大丈夫です。ヌイトロも大丈夫かい?」
「んにゃ」
どうやらヌイトロがやったとは思っていない様子
「こいつらは、暗殺者でしょう。我々の方で取り調べをしておきます。しかし一体だれが・・・」
腑に落ちないまま警備の人達は彼らを連れて行った
念のためあの操られていたおじさんにつけていた分体を彼らにつける
取りあえずは騒ぎも落ち着いて、ルグルグさんとヌイトロも寝始めたので、私もまた眠りについた
それにしてもヌイトロ、結構優秀な強化がされたみたい
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