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最後の戦い2
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今のフィオナちゃんはあのオワリよりも強い
恐らく歴代の魔王の誰よりも
この世界で勝てる者はいないかも
それでも私は猫たちを帰還させて彼女の前に立った
「あら、ようやく殺される気になったの? そっちの猫、あなたの恋猫かしら? 大丈夫、私優しいから一緒に殺してあげる」
「クロ、私に力を貸して」
「もちろんっすよ。うちはミアちゃんの願いなら何でも叶えるっす」
英霊猫の大王、大賢者と共に並び立つ
「もう一匹英霊猫を呼ぶっす。うちの最強パーティーっす」
「うん、お願い」
「英霊猫召喚! 剣聖ブチ!」
すらりと長い肢体を持つ美しいブチ猫
猫の獣人かな? 凄くきれい
「クロ、ツメトギ、久しぶりね」
「おいこら我を無視するな」
「さて、我らが宿敵は誰かしら?」
「いやおい、無視するなって」
「あやつね。わたくしの美麗な剣技、見せて差し上げましょう」
「っち、相変わらず無礼な奴だ。だが、連携は覚えているな?」
「当然です」
「ではいくぞ!」
大王は尻尾で器用に大剣を持ち、ツメトギは魔法の詠唱を始め、ブチは腰にさした刀を抜く
「三猫士、聖なるワルツ!」
ツメトギが突撃して大剣でフィオナちゃんの前の地面を穿つと、巨大な土柱が盛り上がり、フィオナちゃんを襲った
その隙間を縫ってブチがフィオナちゃんを斬りつけて行く
さらにその攻撃を避けたフィオナちゃんを魔法が襲う
三位一体となった怒涛の攻撃にさすがに押されているけれど、その攻撃もまるで当たっていない
「ここまでこの攻撃を避けきるなんて、まるで幻影と戦っているようですね」
「油断するな。奴はかつてのどの魔王よりも、強い!」
「ニャンフレイム!」
最上位の猫魔法がフィオナちゃんに直撃したけど、服が少し焦げた程度
「クロ!」
「わかったっす!」
三匹の連携にクロも加わった
「四猫士、死拍章、安寧のレクイエム」
クロが加わったことにより、フィオナちゃんはさらに攻撃を受け続けている
このまま彼女を弱らせてくれれば、私の声が届きやすくなる!
「追い詰めた!」
後ろの城壁跡のガレキに背中がつく
そこを四匹が一斉に攻撃
「エレルスラッド」
フィオナちゃんが、消えた!?
ふわりと風が吹いたかと思うと、フィオナちゃんがクロの真後ろに突然現れた
「ぬお! 気配がしないっす! なんなんすかその滅茶苦茶な移動方法は!」
空間を捻じ曲げてワープでもしたかのような現れ方
フィオナちゃんは怪しく笑っている
恐らく歴代の魔王の誰よりも
この世界で勝てる者はいないかも
それでも私は猫たちを帰還させて彼女の前に立った
「あら、ようやく殺される気になったの? そっちの猫、あなたの恋猫かしら? 大丈夫、私優しいから一緒に殺してあげる」
「クロ、私に力を貸して」
「もちろんっすよ。うちはミアちゃんの願いなら何でも叶えるっす」
英霊猫の大王、大賢者と共に並び立つ
「もう一匹英霊猫を呼ぶっす。うちの最強パーティーっす」
「うん、お願い」
「英霊猫召喚! 剣聖ブチ!」
すらりと長い肢体を持つ美しいブチ猫
猫の獣人かな? 凄くきれい
「クロ、ツメトギ、久しぶりね」
「おいこら我を無視するな」
「さて、我らが宿敵は誰かしら?」
「いやおい、無視するなって」
「あやつね。わたくしの美麗な剣技、見せて差し上げましょう」
「っち、相変わらず無礼な奴だ。だが、連携は覚えているな?」
「当然です」
「ではいくぞ!」
大王は尻尾で器用に大剣を持ち、ツメトギは魔法の詠唱を始め、ブチは腰にさした刀を抜く
「三猫士、聖なるワルツ!」
ツメトギが突撃して大剣でフィオナちゃんの前の地面を穿つと、巨大な土柱が盛り上がり、フィオナちゃんを襲った
その隙間を縫ってブチがフィオナちゃんを斬りつけて行く
さらにその攻撃を避けたフィオナちゃんを魔法が襲う
三位一体となった怒涛の攻撃にさすがに押されているけれど、その攻撃もまるで当たっていない
「ここまでこの攻撃を避けきるなんて、まるで幻影と戦っているようですね」
「油断するな。奴はかつてのどの魔王よりも、強い!」
「ニャンフレイム!」
最上位の猫魔法がフィオナちゃんに直撃したけど、服が少し焦げた程度
「クロ!」
「わかったっす!」
三匹の連携にクロも加わった
「四猫士、死拍章、安寧のレクイエム」
クロが加わったことにより、フィオナちゃんはさらに攻撃を受け続けている
このまま彼女を弱らせてくれれば、私の声が届きやすくなる!
「追い詰めた!」
後ろの城壁跡のガレキに背中がつく
そこを四匹が一斉に攻撃
「エレルスラッド」
フィオナちゃんが、消えた!?
ふわりと風が吹いたかと思うと、フィオナちゃんがクロの真後ろに突然現れた
「ぬお! 気配がしないっす! なんなんすかその滅茶苦茶な移動方法は!」
空間を捻じ曲げてワープでもしたかのような現れ方
フィオナちゃんは怪しく笑っている
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