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決戦18

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 遡ること二日前
 勇者たちが行動を起こすという情報を得た異世界人同盟リーダーのケイジは、幹部を招集していた
「と言うわけでだみんな、すでに聞いてるとは思うけど、勇者たちのおかげで黄泉に入れるようになった」
「あそこはあまりにも瘴気が濃かったですからね。今までたくさんの異世界人や転生者、聖人や救世主やらなにやらかにやら、本当にたくさんの人達があそこの浄化を試みましたが、全て失敗に終わっています」
「なんでも女神様が降臨して浄化してくださったんですって? バステト様が?」
「いや、バステト様じゃないみたいだ」
「他の女神様?」
「詳しくは僕も聞いてないけど、ほら、あのミアって子猫がいたでしょ? 彼女の元に現れたんだって」
「あの子は本当に色々と、面白い猫だよ」
 やいのやいのとミアの可愛さや面白さを語りあう
「ちょっとまった、話がそれてるけど、これから僕らは幹部と実力者で勇者たちの援護に向かうって話」
「そういえばそうね。私が運べばいい?」
「頼むよアンジュ」
 転送の力を持つアンジュは運び屋のような仕事ばかりだが、その実この力は戦闘に使うとかなり強力だ
 まさに一騎当千をするだけの力がある
 しかしながら本人があまり戦闘を好まないため、よほどのことがないと戦わない
「今回は私も戦う。諸悪の根源を叩くんでしょ? 私の好きなこの世界を壊されるのももう我慢の限界。私だってとさかに来てるもん」
「頼もしいよアンジュ。ありがとう」
 幹部たちはそれぞれ戦闘用の準備を整え、そして二日後、勇者たちの突入から約一時間後にアンジュの転送によって、総勢五十二名が黄泉へ向かった

 そして
「アンジュは僕と行こう。デュースたちは街で待機、セイコもついてきて。それから・・・」
 ケイジは同士たちに指示を飛ばし、現地で街に待機していた勇者たちとも合流
 黄泉での魔神掃討作戦を開始した
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