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ミア2
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魔物は猫の顔を持つコウモリみたいなのだった
猫の顔なのになんとも恐ろしい顔
あの、なんだろ、滅茶苦茶怒ったときの猫の顔をずっとしてる感じ
ともかく怖いです
「ひえ、こっわ」
クロも怖がってる
私はそのネコウモリが噛みついて来るのをステップで避けた
うん、動きは単調かな?
あ、クロが襲われてる
「ひえええ、痛い、痛いっす。うちは挑戦者じゃないっすよ!」
魔物にはそんなの分かってないと思うなぁ
ともかく私は爪でネコウモリを切り裂いた
「あ、そんなに強くないや」
「あ、ほんとっすね」
ちょっと小突いただけで倒せちゃう
確かに噛みつかれたら痛そうだけど、特に毒を持ってるわけでもないみたいだね
「あ、また来てるっすよ!」
「大空の咢!」
大量に襲ってきたネコウモリを、私の新技で全て噛み砕いた
空牙の大幅強化版かな?
ははは、予想以上の威力だこれ
数百匹はいたであろうネコウモリは全滅
「すごいっすねミアちゃん!」
ただまだまだネコウモリは向かってきてる
一体一体はかなり弱いのに、こうも大量に出てくると鬱陶しい
もしかしてこうやって集団で獲物を襲うのがこいつらの狩猟方法なのかな?
暗闇の中をネコウモリを倒して進みつつ、クロが作ってくれる栄養ドリンクで気力を回復しつつ、順調順調
「あ、なんかあっちの方光ってるっすね」
「うん、出口かな?」
「かもっすね」
光の方へ進むと、まばゆい光に包まれて、別の場所に出た
「うう、眩しいっす」
「目がしばしばする」
光に目が慣れてくると、スフィンクスのような猫像が置いてある部屋だった
私はその像に近づいてみた
「うわ目が光った!」
ブオンと目が赤く光る猫像
そこから音声が聞こえてくる
「あーあー、こちらネコホトケ、こちらネコホトケ、お主に質問をするのでうまく答えよ。わらわの気に喰わん答えならこの先には進ませぬ」
「・・・。何してるんですかバステト様」
「ち、違うぞ! わらわはしがないネコホトケ、そんな美しい女神なぞ知らん!」
あきらかにバステト様の声だけど、まあここは話に乗っておくか
「さてミアよ。お主に三つ質問をする。よく考えて答えよ」
「はい!」
「一つめ、お主にとって猫とは?」
「究極の自由の体現者!」
「即答とな・・・。ふむ、では二つ目、強くなってどうしたい?」
「えっと、世界を平和にして、のんびり暮らしたいです」
「ハハハ、お主らしいの。では三つ目。わらわのことをどう思う?」
こ、この女神、もう自分がバステト様ってこと隠す気ないじゃん
「もちろん聡明で美しい女神様だと思ってます」
別に洗脳とか、おべっかとかじゃなくて、私この女神様大好きなのよね
「ふふふふ、フハハハハ! そうかそうか、そうじゃろうそうじゃろう。うむ、通ってよいぞ! これからも見守っておるからの」
「はい、ありがとうございます!」
猫像の目から光が消えた
「ふわぁ、バステト様のお声を聞けるなんて幸せっす」
「はいはい、次行くよ」
「そっすね」
第二階層への階段が出てきたので、私達はトテトテと階段を下って行った
猫の顔なのになんとも恐ろしい顔
あの、なんだろ、滅茶苦茶怒ったときの猫の顔をずっとしてる感じ
ともかく怖いです
「ひえ、こっわ」
クロも怖がってる
私はそのネコウモリが噛みついて来るのをステップで避けた
うん、動きは単調かな?
あ、クロが襲われてる
「ひえええ、痛い、痛いっす。うちは挑戦者じゃないっすよ!」
魔物にはそんなの分かってないと思うなぁ
ともかく私は爪でネコウモリを切り裂いた
「あ、そんなに強くないや」
「あ、ほんとっすね」
ちょっと小突いただけで倒せちゃう
確かに噛みつかれたら痛そうだけど、特に毒を持ってるわけでもないみたいだね
「あ、また来てるっすよ!」
「大空の咢!」
大量に襲ってきたネコウモリを、私の新技で全て噛み砕いた
空牙の大幅強化版かな?
ははは、予想以上の威力だこれ
数百匹はいたであろうネコウモリは全滅
「すごいっすねミアちゃん!」
ただまだまだネコウモリは向かってきてる
一体一体はかなり弱いのに、こうも大量に出てくると鬱陶しい
もしかしてこうやって集団で獲物を襲うのがこいつらの狩猟方法なのかな?
暗闇の中をネコウモリを倒して進みつつ、クロが作ってくれる栄養ドリンクで気力を回復しつつ、順調順調
「あ、なんかあっちの方光ってるっすね」
「うん、出口かな?」
「かもっすね」
光の方へ進むと、まばゆい光に包まれて、別の場所に出た
「うう、眩しいっす」
「目がしばしばする」
光に目が慣れてくると、スフィンクスのような猫像が置いてある部屋だった
私はその像に近づいてみた
「うわ目が光った!」
ブオンと目が赤く光る猫像
そこから音声が聞こえてくる
「あーあー、こちらネコホトケ、こちらネコホトケ、お主に質問をするのでうまく答えよ。わらわの気に喰わん答えならこの先には進ませぬ」
「・・・。何してるんですかバステト様」
「ち、違うぞ! わらわはしがないネコホトケ、そんな美しい女神なぞ知らん!」
あきらかにバステト様の声だけど、まあここは話に乗っておくか
「さてミアよ。お主に三つ質問をする。よく考えて答えよ」
「はい!」
「一つめ、お主にとって猫とは?」
「究極の自由の体現者!」
「即答とな・・・。ふむ、では二つ目、強くなってどうしたい?」
「えっと、世界を平和にして、のんびり暮らしたいです」
「ハハハ、お主らしいの。では三つ目。わらわのことをどう思う?」
こ、この女神、もう自分がバステト様ってこと隠す気ないじゃん
「もちろん聡明で美しい女神様だと思ってます」
別に洗脳とか、おべっかとかじゃなくて、私この女神様大好きなのよね
「ふふふふ、フハハハハ! そうかそうか、そうじゃろうそうじゃろう。うむ、通ってよいぞ! これからも見守っておるからの」
「はい、ありがとうございます!」
猫像の目から光が消えた
「ふわぁ、バステト様のお声を聞けるなんて幸せっす」
「はいはい、次行くよ」
「そっすね」
第二階層への階段が出てきたので、私達はトテトテと階段を下って行った
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