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魔王の王37
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そして元の大きさに戻った私の目の前にブオンと何かがぶれて現れ、私の首根っこを引っ付構えた
「ひゃん!」
「あら可愛い。あんた猫に転生してんの? 面白いじゃない。それに、結構力も・・・。あ、そんなことは今どうでもいいわ。そこの仮面の子! あんたに用があって来たの」
「シュレアラヌ、メリオンハリュフィテ? アムティクラ。ネオン、アンデテ?」
「そそ、ティクラちゃんっていうの、そうそう、一緒に行こうって話」
「ちょ、ちょっと待ってください! あなた誰!? その子を連れて行くってどういうこと? 人さらい? それならこっちもそれなりの対応をさせてもらうけど!」
全員で臨戦態勢を整える
「まぁ待ちなさいって。敵じゃないの。私は破壊の女神ルニア。女神よ女神。この世界を管理してるバステト姉様の、まあ妹みたいなもんよ」
「バステト様の?」
「そそ、でね、一応神々にもネットワークみたいなものがあってね。そこで他の世界・・・。あいや、うーん、なんて言ったらいいのか」
「世界のさらに外みたいな、世界の集まりがひと固まりになった大きな世界、そのまた別の大きな世界から来た子ってことじゃないですか?」
「あら、あなた猫の割には・・・。あそっか、転生者か。それもあの日本からの。あそこからの転生者なら理解できても不思議じゃないかな」
「に、日本人って神様達にどう思われてるんですか・・・」
「ともかくその子をあっちに返すあてがあるから連れて行こうってわけ」
確かにこの人、というかこの女神様、バステト様と同じような神聖さを感じる
「イルミテ、ネオン、アンデテ、ティクラ、フェオンナブルベルフォ」
「ええそう、あなたを家族の元へ返してあげる」
「フェオンナ! フィエラフォンス。ミア、シエス!」
「ありがとうって言ってるわよ」
「何で言葉が分かるんですか?」
「昔ちょっとね。同じようなことがあったから」
「それにしてもほんのちょっとしか一緒にいれなかったのに、ありがとうなんて」
「いい子よこの子。じゃ、連れて帰るから、お別れ、すませてね」
「は、はい・・・。本当に、ちょっとだったけど、もしまたひょんなことで会えたら、一緒に遊ぼうね」
「シリュフレラ、フェリオセリオス、ミア、メコリアンバンテ」
ほほぉ、ルニア様が翻訳してくれてる
「ティクラ、ミア、シェス、イルミテネオン、フィオニスタロ、メコリアン、シェス、シェステラ」
凄くお礼を言ってくれてる、気がする
私の頭を撫でると、ルニア様と一緒にティクラは消えてしまった
「面白い子だったね。普通ならこれない世界同士だけど、なぜかまた会えそう」
「ひゃん!」
「あら可愛い。あんた猫に転生してんの? 面白いじゃない。それに、結構力も・・・。あ、そんなことは今どうでもいいわ。そこの仮面の子! あんたに用があって来たの」
「シュレアラヌ、メリオンハリュフィテ? アムティクラ。ネオン、アンデテ?」
「そそ、ティクラちゃんっていうの、そうそう、一緒に行こうって話」
「ちょ、ちょっと待ってください! あなた誰!? その子を連れて行くってどういうこと? 人さらい? それならこっちもそれなりの対応をさせてもらうけど!」
全員で臨戦態勢を整える
「まぁ待ちなさいって。敵じゃないの。私は破壊の女神ルニア。女神よ女神。この世界を管理してるバステト姉様の、まあ妹みたいなもんよ」
「バステト様の?」
「そそ、でね、一応神々にもネットワークみたいなものがあってね。そこで他の世界・・・。あいや、うーん、なんて言ったらいいのか」
「世界のさらに外みたいな、世界の集まりがひと固まりになった大きな世界、そのまた別の大きな世界から来た子ってことじゃないですか?」
「あら、あなた猫の割には・・・。あそっか、転生者か。それもあの日本からの。あそこからの転生者なら理解できても不思議じゃないかな」
「に、日本人って神様達にどう思われてるんですか・・・」
「ともかくその子をあっちに返すあてがあるから連れて行こうってわけ」
確かにこの人、というかこの女神様、バステト様と同じような神聖さを感じる
「イルミテ、ネオン、アンデテ、ティクラ、フェオンナブルベルフォ」
「ええそう、あなたを家族の元へ返してあげる」
「フェオンナ! フィエラフォンス。ミア、シエス!」
「ありがとうって言ってるわよ」
「何で言葉が分かるんですか?」
「昔ちょっとね。同じようなことがあったから」
「それにしてもほんのちょっとしか一緒にいれなかったのに、ありがとうなんて」
「いい子よこの子。じゃ、連れて帰るから、お別れ、すませてね」
「は、はい・・・。本当に、ちょっとだったけど、もしまたひょんなことで会えたら、一緒に遊ぼうね」
「シリュフレラ、フェリオセリオス、ミア、メコリアンバンテ」
ほほぉ、ルニア様が翻訳してくれてる
「ティクラ、ミア、シェス、イルミテネオン、フィオニスタロ、メコリアン、シェス、シェステラ」
凄くお礼を言ってくれてる、気がする
私の頭を撫でると、ルニア様と一緒にティクラは消えてしまった
「面白い子だったね。普通ならこれない世界同士だけど、なぜかまた会えそう」
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