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魔王の王34
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「俺から話せるのはこんだけ。まあ襲ってきたりとかはないみたいだからさ、危険はないと思うぜ」
「ありがとう」
料金を払い終えて早速果汁園へ乗り込んだ
途中果物をもいで食べたりもしたけど、目的はマスクとかいう魔物
まあ魔物かどうかもわからないし、もしかしたらゴーストとか幽霊とかかもしれないけどね
しばらく色々見て回って食べて回ったけど全然出てこないニャ
ともかく足で探すしかない
この果汁園も一応弱い魔物が出るみたいで、私の感知じゃ数が多くてとらえきれないんだよね
マスクだけを狙っては見つけれないってこと
「もぐもぐ、そこ、何かいるでござる」
果物を両手いっぱいに持ってる上に口いっぱいに頬張っているアラマキさんが何かを見つけたみたい
凄いなこの人、探知や感知系の力を使わずに自身の感覚だけで知覚してる
「何がいるの?」
「分からぬ。でも悪意はなさそうでござる。スライムあたりじゃないかな?」
それほど弱い魔物ってことかな?
とりあえずそれがいる気の後ろを見てみた
すると、仮面?を被った小さな人型の生物が怯えるようにしてうずくまっていた
「大丈夫だよ、傷つけたりしないよ」
私はゆっくり近づいてその生物に話しかけてみた
「プルリフルラ、セレヴェハリナン」
「え、なんて?」
「ヒュエロエタルヘルカ、ナムフィリオ、マシュロヘライトル」
全く何を言ってるか分からない。それにこの子、魔力を全く感じない
まぁ魔力がない人間も結構いるからそこは別に不思議じゃないんだけど、体が異質
視たところ、仮面は確かにかぶってる
下に顔があるみたい
その子は顔にハマった仮面をはずす
え、可愛い
「エシュルフル、ヘラトケリラ。アム、ティクラ・ビオン。ティクラ」
なんとなくだけど、名乗ってる?
「ティクラ?」
「ム! アムティクラ! ティクラ!」
喜んでるってことは、名前はティクラちゃん?
この世界の、なんて言うか、この世界独特の匂いや雰囲気がない
多分異世界の人? それも地球とかじゃなくて、なんて言っていいのか、ううんわかんないけど!
ともかく違うんだ他の異世界人とは
そう! 言葉が通じないってことは、世界というか、他の世界から来たとかなんとかじゃなくて
私の力で翻訳できないってことは、女神の力が及んでいない世界から来たってこと
たとえば、別の宇宙みたいな、たくさんの世界が集まったものを大きな一つの世界として、そのまた別のたくさんの世界が集まった別の大きな世界の方から来たヒト?みたいな感じ
うまく説明なんてできないけど、そういう言い方が正しいと思うんだ
とりあえずなんか私を抱っこして懐いてくれたみたいだから、連れて帰ることにした
「ありがとう」
料金を払い終えて早速果汁園へ乗り込んだ
途中果物をもいで食べたりもしたけど、目的はマスクとかいう魔物
まあ魔物かどうかもわからないし、もしかしたらゴーストとか幽霊とかかもしれないけどね
しばらく色々見て回って食べて回ったけど全然出てこないニャ
ともかく足で探すしかない
この果汁園も一応弱い魔物が出るみたいで、私の感知じゃ数が多くてとらえきれないんだよね
マスクだけを狙っては見つけれないってこと
「もぐもぐ、そこ、何かいるでござる」
果物を両手いっぱいに持ってる上に口いっぱいに頬張っているアラマキさんが何かを見つけたみたい
凄いなこの人、探知や感知系の力を使わずに自身の感覚だけで知覚してる
「何がいるの?」
「分からぬ。でも悪意はなさそうでござる。スライムあたりじゃないかな?」
それほど弱い魔物ってことかな?
とりあえずそれがいる気の後ろを見てみた
すると、仮面?を被った小さな人型の生物が怯えるようにしてうずくまっていた
「大丈夫だよ、傷つけたりしないよ」
私はゆっくり近づいてその生物に話しかけてみた
「プルリフルラ、セレヴェハリナン」
「え、なんて?」
「ヒュエロエタルヘルカ、ナムフィリオ、マシュロヘライトル」
全く何を言ってるか分からない。それにこの子、魔力を全く感じない
まぁ魔力がない人間も結構いるからそこは別に不思議じゃないんだけど、体が異質
視たところ、仮面は確かにかぶってる
下に顔があるみたい
その子は顔にハマった仮面をはずす
え、可愛い
「エシュルフル、ヘラトケリラ。アム、ティクラ・ビオン。ティクラ」
なんとなくだけど、名乗ってる?
「ティクラ?」
「ム! アムティクラ! ティクラ!」
喜んでるってことは、名前はティクラちゃん?
この世界の、なんて言うか、この世界独特の匂いや雰囲気がない
多分異世界の人? それも地球とかじゃなくて、なんて言っていいのか、ううんわかんないけど!
ともかく違うんだ他の異世界人とは
そう! 言葉が通じないってことは、世界というか、他の世界から来たとかなんとかじゃなくて
私の力で翻訳できないってことは、女神の力が及んでいない世界から来たってこと
たとえば、別の宇宙みたいな、たくさんの世界が集まったものを大きな一つの世界として、そのまた別のたくさんの世界が集まった別の大きな世界の方から来たヒト?みたいな感じ
うまく説明なんてできないけど、そういう言い方が正しいと思うんだ
とりあえずなんか私を抱っこして懐いてくれたみたいだから、連れて帰ることにした
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