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魔王の王21
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三人の勇者でやって来た試練の間と言う場所
迷宮と違ってそこはドーム状の武闘場のようなところで、勇者が試練を受けるためにある場所らしい
迷宮は階層ごとに様々な試練を受けるけど、ここはただ一つの試練のみ
戦って勝つ。ただそれだけ
「ありがとう、君たちのおかげで扉が開いたよ」
たぶんだけど、三人の勇者が必要ってことは、この三人で戦わないと勝てない相手が出てくるはずなんだよね
というか私もあっさり入れた
勇者認定されてる?
「猫は大丈夫なのかな?」
「ペット扱いなのかも」
「ミアはペットじゃないよ。家族だよ」
「ハハ、ありがとうフィオナちゃん」
私が自身をペットと言ったことでフィオナちゃんはむすっとして家族と言ってくれた
嬉しいよね
「さてと、この試練、あまり資料が残ってなくて、戦いになる以外情報が分からないんだ。強敵ってことは分かってるんだけど」
闘技場がドデンと真ん中に構えられてる
相手はいない
たぶん闘技場に上がれば何か出て来る
「よ、よし、上がるよ」
「ドキドキしますわね」
三人が一緒に闘技場に踏み込んだ
すると闘技場の上から声がした
「ワーーーーッハッハッハッハ!!」
大きな笑い声
ズシンと地響きがして、闘技場に何かが着地した
「ちょ、ちょと待ってくれ、足がジンジンしとる」
現れたのは大きなトカゲ風の尻尾を持った少女
「よし! 治った。ゴホン。さてお前たち! よくぞ来た! 我が試練の間、竜の間へ!」
「あの、あなたは?」
「よくぞ聞いたちっこいの!」
自分もちっこいくせに・・・
「我が名はメリエンヌ! この世界唯一の神竜である!」
「神竜?」
「なんじゃ神竜も知らんのか。われら神竜は神に認められたいわば神獣。このように人化も出来る超絶すごい種族じゃ!」
ドヤッてる可愛い
「それで、試練はあなたと戦うってことですか?」
「あほか、我と戦えば五体満足ではすまんぞ。我の眷属を呼び出すから、そいつと戦うのじゃ」
この人、見た感じ力を抑えてて、本来の力をここで出せば多分私達、恐怖で動けなくなる
それほどにこの人、強い
「さて、誰をよびだすかのぉ」
メリエンヌさんはうーんと少し考えて、手を空にかざす
「よし決めた! 出て来いマリュシュハム!」
メリエンヌさんの手のひらから魔方陣のようなものだ飛び出して、そこから大きな緑色の竜が飛び出した
迷宮と違ってそこはドーム状の武闘場のようなところで、勇者が試練を受けるためにある場所らしい
迷宮は階層ごとに様々な試練を受けるけど、ここはただ一つの試練のみ
戦って勝つ。ただそれだけ
「ありがとう、君たちのおかげで扉が開いたよ」
たぶんだけど、三人の勇者が必要ってことは、この三人で戦わないと勝てない相手が出てくるはずなんだよね
というか私もあっさり入れた
勇者認定されてる?
「猫は大丈夫なのかな?」
「ペット扱いなのかも」
「ミアはペットじゃないよ。家族だよ」
「ハハ、ありがとうフィオナちゃん」
私が自身をペットと言ったことでフィオナちゃんはむすっとして家族と言ってくれた
嬉しいよね
「さてと、この試練、あまり資料が残ってなくて、戦いになる以外情報が分からないんだ。強敵ってことは分かってるんだけど」
闘技場がドデンと真ん中に構えられてる
相手はいない
たぶん闘技場に上がれば何か出て来る
「よ、よし、上がるよ」
「ドキドキしますわね」
三人が一緒に闘技場に踏み込んだ
すると闘技場の上から声がした
「ワーーーーッハッハッハッハ!!」
大きな笑い声
ズシンと地響きがして、闘技場に何かが着地した
「ちょ、ちょと待ってくれ、足がジンジンしとる」
現れたのは大きなトカゲ風の尻尾を持った少女
「よし! 治った。ゴホン。さてお前たち! よくぞ来た! 我が試練の間、竜の間へ!」
「あの、あなたは?」
「よくぞ聞いたちっこいの!」
自分もちっこいくせに・・・
「我が名はメリエンヌ! この世界唯一の神竜である!」
「神竜?」
「なんじゃ神竜も知らんのか。われら神竜は神に認められたいわば神獣。このように人化も出来る超絶すごい種族じゃ!」
ドヤッてる可愛い
「それで、試練はあなたと戦うってことですか?」
「あほか、我と戦えば五体満足ではすまんぞ。我の眷属を呼び出すから、そいつと戦うのじゃ」
この人、見た感じ力を抑えてて、本来の力をここで出せば多分私達、恐怖で動けなくなる
それほどにこの人、強い
「さて、誰をよびだすかのぉ」
メリエンヌさんはうーんと少し考えて、手を空にかざす
「よし決めた! 出て来いマリュシュハム!」
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