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魔王の王12
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歴戦って感じのホビット族のギルドマスターから報酬を受け取る
ずっしり重たい金貨を私がしまうと、クピアさんが驚いた
「すごいなこの子! 空間収納なんて持ってるのか!」
「ちょ、声が大きいです!」
「ご、ごめん・・・。僕は興奮するとつい声が大きくなってしまって・・・。あれ? なんか君喋ってない?」
「ええまぁ、しゃべれる猫です」
「すごいすごい! 今まで話す猫なんて見たことなかったよ!」
また興奮するクピアさん
幸いにもここはギルドの二階にあるギルドマスターの部屋
今回の件を再度報告もかねてこの部屋に呼ばれたんだよね
「知らなかったのかクピア。その子はバララスラの勇者の仲間でな。ギルドではもう話題になってるぞ」
「知らないよ。僕らどれだけギルドに帰ってなかったと思ってるの」
「ああそうだった。魔王の調査の後だったな」
どうやらクピアさんたちは魔王が復活している原因を探ってる途中らしい
「それで、何か成果は?」
「それなんだけど、分身の魔王復活の場所に変なものが落ちてたんだ」
「変なもの?」
クピアさんが懐かポーションの空き瓶のようなものを取り出す
その中には黒い液体が少し残っていた
「分析に回したけど不明。これが何か全く分からない。機械人たちにも頼んだんだけど、結果は同じく不明だった」
「それはつまり」
「ええ、この世界にないものよ」
異世界人たちがいる中、別世界の概念は子供達でも知っている
つまり別の世界から人以外のモノが入って来ていてもおかしくないね
「誰かがこれを使って、魔王を復活させている。と考えていいと思う」
クピアさんの報告に口をつぐんで考え事をするギルドマスター
「分かった。この事はギルド全体に報告しておく。追ってまた調査に行ってもらうかもしれん」
「はぁ、いいよ。乗り掛かった舟だし。ただ、その時この子達も連れて行っていいかな?」
「む、本人たちがいいなら、いいぞ。実力的にも問題ないしな」
「え? 私達が何か役に立てるんでしょうか?」
「君たち、Sランクの戦い方とか、習いたいんじゃない? そんな顔してたから」
お見通しだったのか
でもそれならお言葉に甘えさせてもらおうっと
ずっしり重たい金貨を私がしまうと、クピアさんが驚いた
「すごいなこの子! 空間収納なんて持ってるのか!」
「ちょ、声が大きいです!」
「ご、ごめん・・・。僕は興奮するとつい声が大きくなってしまって・・・。あれ? なんか君喋ってない?」
「ええまぁ、しゃべれる猫です」
「すごいすごい! 今まで話す猫なんて見たことなかったよ!」
また興奮するクピアさん
幸いにもここはギルドの二階にあるギルドマスターの部屋
今回の件を再度報告もかねてこの部屋に呼ばれたんだよね
「知らなかったのかクピア。その子はバララスラの勇者の仲間でな。ギルドではもう話題になってるぞ」
「知らないよ。僕らどれだけギルドに帰ってなかったと思ってるの」
「ああそうだった。魔王の調査の後だったな」
どうやらクピアさんたちは魔王が復活している原因を探ってる途中らしい
「それで、何か成果は?」
「それなんだけど、分身の魔王復活の場所に変なものが落ちてたんだ」
「変なもの?」
クピアさんが懐かポーションの空き瓶のようなものを取り出す
その中には黒い液体が少し残っていた
「分析に回したけど不明。これが何か全く分からない。機械人たちにも頼んだんだけど、結果は同じく不明だった」
「それはつまり」
「ええ、この世界にないものよ」
異世界人たちがいる中、別世界の概念は子供達でも知っている
つまり別の世界から人以外のモノが入って来ていてもおかしくないね
「誰かがこれを使って、魔王を復活させている。と考えていいと思う」
クピアさんの報告に口をつぐんで考え事をするギルドマスター
「分かった。この事はギルド全体に報告しておく。追ってまた調査に行ってもらうかもしれん」
「はぁ、いいよ。乗り掛かった舟だし。ただ、その時この子達も連れて行っていいかな?」
「む、本人たちがいいなら、いいぞ。実力的にも問題ないしな」
「え? 私達が何か役に立てるんでしょうか?」
「君たち、Sランクの戦い方とか、習いたいんじゃない? そんな顔してたから」
お見通しだったのか
でもそれならお言葉に甘えさせてもらおうっと
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