216 / 487
魔王との戦い37
しおりを挟む
ご飯も食べれたことだし、早速街を見て回ることに
この街にいる勇者にも会ってみたいし、まずは城の方へ行こうかな
城と言うか高層タワーなんだけどね
そこの一番高いところにこの国の王、マキナがいるらしい
なんでも機械の女神マキナの複製体で、機械の神のちょっとした権能も使えるみたい
ちなみに勇者二人はそのマキナの孫たちなんだってさ
そりゃ強いわけですよ
「ふぁあ、大きな建物・・・。天まで届いてそう」
「ここが城なんだって、今まで見てきたお城とは大きく違うよね」
取りあえず城に入ってみる
案の定自動ドアなんだけど、そのドアに入った瞬間地面が動き出して、一気に城の頂上にまで連れていかれた
「ひぃいいいいいいい!! 止めてくださいまし! 何ですの!? 敵ですの!?」
「あぶばばばばばば」
ああ、タルニャとメアリーはこういうアトラクションが苦手なのかな?
まあ急なことだったし、驚いてもしょうがないか
「大丈夫よメアリー、タルニャ。ほら、普通に立ってても飛ばされたりしないよ」
フィオナちゃんの言う通り、重力制御でもしてあるのか、まったくGがかからないし、姿勢制御装置もあるのかな? 棒立ちでいても揺れもしない
「ホントだ。ふー、怖かった・・・」
メアリーはすぐに慣れたけど、タルニャはまだあわあわとしてる
「これ本当に大丈夫ですの!? やっぱりどこかに飛ばされて死んじゃうんじゃありませんの!?」
「大丈夫だってば。怖いなら座ってなさいよ」
「そ、そうさせてもらいますわね」
ちょこんと座るタルニャだったけど、すぐに到着しちゃった
「ここは?」
「たぶん頂上」
キョロキョロしていると、その部屋の中央あたりにスポットライトがカッと光った
「なになに?」
スポットライトに照らされる人影
「よく来ましたねみなさーーーん! 私こそが女神マキナ! 女神マキナですよ!」
・・・
誰もが反応に困る結果
なんだろう・・・? スベってる?
ものすごく派手な衣装で登場したかと思いきや、いきなりくるくると踊る始末
みんな黙っているとちらっとこっちを見て急にスッと立った
「あれ? 面白くなかったですか? 失礼しました。もっと笑っていただけるものと思いましたが、いやはや、マスターとは違い私にはユーモアのセンスはないようです。ちなみに今のは、もしもマスターが絶対やらなそうなことをやったら、というテーマでした」
この人、普段は無表情なのか、目が座って能面のようになっちゃった
この街にいる勇者にも会ってみたいし、まずは城の方へ行こうかな
城と言うか高層タワーなんだけどね
そこの一番高いところにこの国の王、マキナがいるらしい
なんでも機械の女神マキナの複製体で、機械の神のちょっとした権能も使えるみたい
ちなみに勇者二人はそのマキナの孫たちなんだってさ
そりゃ強いわけですよ
「ふぁあ、大きな建物・・・。天まで届いてそう」
「ここが城なんだって、今まで見てきたお城とは大きく違うよね」
取りあえず城に入ってみる
案の定自動ドアなんだけど、そのドアに入った瞬間地面が動き出して、一気に城の頂上にまで連れていかれた
「ひぃいいいいいいい!! 止めてくださいまし! 何ですの!? 敵ですの!?」
「あぶばばばばばば」
ああ、タルニャとメアリーはこういうアトラクションが苦手なのかな?
まあ急なことだったし、驚いてもしょうがないか
「大丈夫よメアリー、タルニャ。ほら、普通に立ってても飛ばされたりしないよ」
フィオナちゃんの言う通り、重力制御でもしてあるのか、まったくGがかからないし、姿勢制御装置もあるのかな? 棒立ちでいても揺れもしない
「ホントだ。ふー、怖かった・・・」
メアリーはすぐに慣れたけど、タルニャはまだあわあわとしてる
「これ本当に大丈夫ですの!? やっぱりどこかに飛ばされて死んじゃうんじゃありませんの!?」
「大丈夫だってば。怖いなら座ってなさいよ」
「そ、そうさせてもらいますわね」
ちょこんと座るタルニャだったけど、すぐに到着しちゃった
「ここは?」
「たぶん頂上」
キョロキョロしていると、その部屋の中央あたりにスポットライトがカッと光った
「なになに?」
スポットライトに照らされる人影
「よく来ましたねみなさーーーん! 私こそが女神マキナ! 女神マキナですよ!」
・・・
誰もが反応に困る結果
なんだろう・・・? スベってる?
ものすごく派手な衣装で登場したかと思いきや、いきなりくるくると踊る始末
みんな黙っているとちらっとこっちを見て急にスッと立った
「あれ? 面白くなかったですか? 失礼しました。もっと笑っていただけるものと思いましたが、いやはや、マスターとは違い私にはユーモアのセンスはないようです。ちなみに今のは、もしもマスターが絶対やらなそうなことをやったら、というテーマでした」
この人、普段は無表情なのか、目が座って能面のようになっちゃった
0
お気に入りに追加
50
あなたにおすすめの小説
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
【完結】間違えたなら謝ってよね! ~悔しいので羨ましがられるほど幸せになります~
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
「こんな役立たずは要らん! 捨ててこい!!」
何が起きたのか分からず、茫然とする。要らない? 捨てる? きょとんとしたまま捨てられた私は、なぜか幼くなっていた。ハイキングに行って少し道に迷っただけなのに?
後に聖女召喚で間違われたと知るが、だったら責任取って育てるなり、元に戻すなりしてよ! 謝罪のひとつもないのは、納得できない!!
負けん気の強いサラは、見返すために幸せになることを誓う。途端に幸せが舞い込み続けて? いつも笑顔のサラの周りには、聖獣達が集った。
やっぱり聖女だから戻ってくれ? 絶対にお断りします(*´艸`*)
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2022/06/22……完結
2022/03/26……アルファポリス、HOT女性向け 11位
2022/03/19……小説家になろう、異世界転生/転移(ファンタジー)日間 26位
2022/03/18……エブリスタ、トレンド(ファンタジー)1位
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
魔境に捨てられたけどめげずに生きていきます
ツバキ
ファンタジー
貴族の子供として産まれた主人公、五歳の時の魔力属性検査で魔力属性が無属性だと判明したそれを知った父親は主人公を魔境へ捨ててしまう
どんどん更新していきます。
ちょっと、恨み描写などがあるので、R15にしました。
あの、神様、普通の家庭に転生させてって言いましたよね?なんか、森にいるんですけど.......。
▽空
ファンタジー
テンプレのトラックバーンで転生したよ......
どうしようΣ( ̄□ ̄;)
とりあえず、今世を楽しんでやる~!!!!!!!!!
R指定は念のためです。
マイペースに更新していきます。
魔力∞を魔力0と勘違いされて追放されました
紗南
ファンタジー
異世界に神の加護をもらって転生した。5歳で前世の記憶を取り戻して洗礼をしたら魔力が∞と記載されてた。異世界にはない記号のためか魔力0と判断され公爵家を追放される。
国2つ跨いだところで冒険者登録して成り上がっていくお話です
更新は1週間に1度くらいのペースになります。
何度か確認はしてますが誤字脱字があるかと思います。
自己満足作品ですので技量は全くありません。その辺り覚悟してお読みくださいm(*_ _)m
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる