182 / 487
魔王との戦い16
しおりを挟む
現れたのは、小柄な女性だった
彼女は気を失っているのかそのまま落ちていきそうだったので、タルニャが慌ててキャッチ!
「ニャイスキャッチ!」
女性、だよね? 少女と言うには顔立ちは二十代前半くらいに見える
でも身長は150センチくらいかな?
女性の見た目はどう見ても冒険者で、短剣を腰に差している
綺麗と言うより可愛い顔で、多分目を開けばぱっちりおめめ
「この人誰だろう? 絶対大気の魔王じゃないよね?」
「取りあえず連れて行きましょう。眠っているのなら起きるまで待てばいいんですわ」
私達は下に降り、妖精たちに一気に囲まれた
「だれ? だれ?」
「女の人だ」
「女王様見て―、知らないお姉さん」
「寝てるー」
小さな妖精たちは眠る女性を囲んで興味津々と言った感じだけど、女王様が来ると一気に引いた
「大気の魔王、ではないみたいですね」
「大気の魔王は男性ですもんね」
「一体誰なのかしら?」
ともかく彼女が目を覚まさないことには話が進まないってことで、介抱することになった
「ここに寝かせて頂戴な」
女王様が地面に魔力を注ぐとポンと大きな芽が出て、一気に成長し、花のベッドへ早変わり
「素敵!」
皆大興奮
確かにこんなベッドで寝てみたい
香りも優しい甘い香りで、寝つきがよくなりそう
そのベッドに女性を寝かせる
一時間くらい経ったころ、妖精たちと遊んでいると
「皆様、こちらへ」
ワースさんが声をかけてくれた
どうやら女性が目を覚ましたみたい
女性は既に花のベッドの端に座っていた
「ここは・・・? 僕はいったい・・・。あれ? 何だか手が小さいような」
ボクッコだ
でも、なんだか様子がおかしい
「あの、僕はどうなったんですか? あのあと、僕と勇者は、一緒に」
「勇者? 貴方のことですか?」
「いや、僕は魔王・・・。魔王エアロス」
え? 魔王エアロスって男性だったはずじゃ?
伝承が違うのかな?
「勇者は!? 勇者メアロンと強大な魔獣ガーロを倒して、それで僕もメアロンも力尽きたはず、なんだけど」
なんだか話もおかしい
もしかしてって思って、私は水魔法で鏡のようなものを作り出した
「え、あれ? この姿、僕が、勇者メアロン・・・?」
これで確信した
魔王エアロスは、魂が勇者メアロンの体に入っちゃってるんだ
彼女は気を失っているのかそのまま落ちていきそうだったので、タルニャが慌ててキャッチ!
「ニャイスキャッチ!」
女性、だよね? 少女と言うには顔立ちは二十代前半くらいに見える
でも身長は150センチくらいかな?
女性の見た目はどう見ても冒険者で、短剣を腰に差している
綺麗と言うより可愛い顔で、多分目を開けばぱっちりおめめ
「この人誰だろう? 絶対大気の魔王じゃないよね?」
「取りあえず連れて行きましょう。眠っているのなら起きるまで待てばいいんですわ」
私達は下に降り、妖精たちに一気に囲まれた
「だれ? だれ?」
「女の人だ」
「女王様見て―、知らないお姉さん」
「寝てるー」
小さな妖精たちは眠る女性を囲んで興味津々と言った感じだけど、女王様が来ると一気に引いた
「大気の魔王、ではないみたいですね」
「大気の魔王は男性ですもんね」
「一体誰なのかしら?」
ともかく彼女が目を覚まさないことには話が進まないってことで、介抱することになった
「ここに寝かせて頂戴な」
女王様が地面に魔力を注ぐとポンと大きな芽が出て、一気に成長し、花のベッドへ早変わり
「素敵!」
皆大興奮
確かにこんなベッドで寝てみたい
香りも優しい甘い香りで、寝つきがよくなりそう
そのベッドに女性を寝かせる
一時間くらい経ったころ、妖精たちと遊んでいると
「皆様、こちらへ」
ワースさんが声をかけてくれた
どうやら女性が目を覚ましたみたい
女性は既に花のベッドの端に座っていた
「ここは・・・? 僕はいったい・・・。あれ? 何だか手が小さいような」
ボクッコだ
でも、なんだか様子がおかしい
「あの、僕はどうなったんですか? あのあと、僕と勇者は、一緒に」
「勇者? 貴方のことですか?」
「いや、僕は魔王・・・。魔王エアロス」
え? 魔王エアロスって男性だったはずじゃ?
伝承が違うのかな?
「勇者は!? 勇者メアロンと強大な魔獣ガーロを倒して、それで僕もメアロンも力尽きたはず、なんだけど」
なんだか話もおかしい
もしかしてって思って、私は水魔法で鏡のようなものを作り出した
「え、あれ? この姿、僕が、勇者メアロン・・・?」
これで確信した
魔王エアロスは、魂が勇者メアロンの体に入っちゃってるんだ
0
お気に入りに追加
50
あなたにおすすめの小説
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
錬金術師が不遇なのってお前らだけの常識じゃん。
いいたか
ファンタジー
小説家になろうにて130万PVを達成!
この世界『アレスディア』には天職と呼ばれる物がある。
戦闘に秀でていて他を寄せ付けない程の力を持つ剣士や戦士などの戦闘系の天職や、鑑定士や聖女など様々な助けを担ってくれる補助系の天職、様々な天職の中にはこの『アストレア王国』をはじめ、いくつもの国では不遇とされ虐げられてきた鍛冶師や錬金術師などと言った生産系天職がある。
これは、そんな『アストレア王国』で不遇な天職を賜ってしまった違う世界『地球』の前世の記憶を蘇らせてしまった一人の少年の物語である。
彼の行く先は天国か?それとも...?
誤字報告は訂正後削除させていただきます。ありがとうございます。
小説家になろう、カクヨム、アルファポリスで連載中!
現在アルファポリス版は5話まで改稿中です。
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
雪月 夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
乙女ゲームの断罪イベントが終わった世界で転生したモブは何を思う
ひなクラゲ
ファンタジー
ここは乙女ゲームの世界
悪役令嬢の断罪イベントも終わり、無事にエンディングを迎えたのだろう…
主人公と王子の幸せそうな笑顔で…
でも転生者であるモブは思う
きっとこのまま幸福なまま終わる筈がないと…
最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様
コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」
ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。
幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。
早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると――
「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」
やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。
一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、
「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」
悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。
なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?
でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。
というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!
母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる