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魔王との戦い12
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戻ってとりあえずマリュさんに話してみた
「ま、お、う・・・」
マリュさんの思考が停止した
取りあえず再起動を待ってもう一度話してみる
「驚きました。太古の魔王の話は私も聞いてはいましたが、まさか現代によみがえっているとは思いもよらないというか、完全に予想の範疇を越えています」
「それで、この人、復活したばっかりで頭が子供の状態みたいで、どうしたらいいかな?」
「そこは大丈夫です。女王に話せば分かってくれますよ。太古の魔王はヒトに危害を加えないことは伝承で伝わっていますし、何よりその方から悪意は一切感じませんから」
そうなのよねー
この人、魔力とかすごいし、明らかに国一つ簡単に滅ぼせるくらいの力はあるんだけど、すごく優しい気配しか感じないのよね
そこはそういったことに敏感なエルフたちならすぐわかると思うし
「では戻りましょうか。ベベルさん」
「うーんー、わーかったー。この子達も、一緒ーにー」
たくさんの猫のぬいぐるみを空中に漂わせながらベベルもついてくる
この猫のぬいぐるみを自分で作ったって言うからすごいよねー
戻ってから女王様に聞いてみたらあっさりと許可された
「危険性はなさそうですし、なにより、可愛いではないですか! このぬいぐるみ! この国でぬいぐるみを作って生活してもらいましょう。それまでには記憶も戻るかもしれませんしね」
ああ、この人ぬいぐるみにメロメロになったのか
確かにクオリティは高いし可愛いもんね
「それと、この子に猫ちゃんの手配を!」
「え、猫ちゃん―!?」
それを聞いて目をらんらんと輝かせて喜ぶベベル
「ええ、その方がモチベーションも上がるでしょう? ちょうどエリオスの所で子猫が生まれたでしょう?」
「はい、確か飼い主を探していましたね」
「ベベル、あなたの猫を一匹選びに行きましょうか」
「うんー!!」
よかった、これで太古の水の魔王は大丈夫そう
でもこの人が元の状態に戻った時が心配かも・・・
と言うわけで、私からも分体の猫ちゃんを一匹つけておくことにした
「この子も可愛がってあげてね。ご飯は魔力を少し上げてくれればいいから」
「わーい! 可愛ーい」
一応監視としてだけど、普段は覗かないよ
普段はこの子はただの猫として生活するからね
「ありーがーとー」
ふー、ともかく湖で独り言や歌声を発していたのはベベルってことで間違いないね
まぁよくないモノじゃなくてよかったよ
「ま、お、う・・・」
マリュさんの思考が停止した
取りあえず再起動を待ってもう一度話してみる
「驚きました。太古の魔王の話は私も聞いてはいましたが、まさか現代によみがえっているとは思いもよらないというか、完全に予想の範疇を越えています」
「それで、この人、復活したばっかりで頭が子供の状態みたいで、どうしたらいいかな?」
「そこは大丈夫です。女王に話せば分かってくれますよ。太古の魔王はヒトに危害を加えないことは伝承で伝わっていますし、何よりその方から悪意は一切感じませんから」
そうなのよねー
この人、魔力とかすごいし、明らかに国一つ簡単に滅ぼせるくらいの力はあるんだけど、すごく優しい気配しか感じないのよね
そこはそういったことに敏感なエルフたちならすぐわかると思うし
「では戻りましょうか。ベベルさん」
「うーんー、わーかったー。この子達も、一緒ーにー」
たくさんの猫のぬいぐるみを空中に漂わせながらベベルもついてくる
この猫のぬいぐるみを自分で作ったって言うからすごいよねー
戻ってから女王様に聞いてみたらあっさりと許可された
「危険性はなさそうですし、なにより、可愛いではないですか! このぬいぐるみ! この国でぬいぐるみを作って生活してもらいましょう。それまでには記憶も戻るかもしれませんしね」
ああ、この人ぬいぐるみにメロメロになったのか
確かにクオリティは高いし可愛いもんね
「それと、この子に猫ちゃんの手配を!」
「え、猫ちゃん―!?」
それを聞いて目をらんらんと輝かせて喜ぶベベル
「ええ、その方がモチベーションも上がるでしょう? ちょうどエリオスの所で子猫が生まれたでしょう?」
「はい、確か飼い主を探していましたね」
「ベベル、あなたの猫を一匹選びに行きましょうか」
「うんー!!」
よかった、これで太古の水の魔王は大丈夫そう
でもこの人が元の状態に戻った時が心配かも・・・
と言うわけで、私からも分体の猫ちゃんを一匹つけておくことにした
「この子も可愛がってあげてね。ご飯は魔力を少し上げてくれればいいから」
「わーい! 可愛ーい」
一応監視としてだけど、普段は覗かないよ
普段はこの子はただの猫として生活するからね
「ありーがーとー」
ふー、ともかく湖で独り言や歌声を発していたのはベベルってことで間違いないね
まぁよくないモノじゃなくてよかったよ
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