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転生者16
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「おおそうじゃ、忘れるところじゃった。一つ情報をやろうと思っての。魔王に関するものじゃ」
「魔王の・・・」
ごくりと固唾を飲むわたしたち
「天炎の魔王を知っておるか?」
「えっと確か、五百年くらい前の魔王で、天を覆いつくすほどの炎を起こして街を滅ぼした厄災の魔王ですか?」
「おお、博識じゃのう少年。そうじゃ、その天炎の魔王と思しき者がこの国の北東、キリエ山上空に確認された。高温の炎を纏ったその姿はまさしく伝承の通りだったという」
「天炎の、魔王・・・」
「魔王が複数復活しておるという話は聞いた。じゃから天炎が復活しておってもおかしくないじゃろう」
三人目の魔王・・・
バグクイーン、ドールズ、そして天炎・・・
いったい何人の魔王が復活してるんだろう
「まだお前たちでは魔王は倒せまい。もしあれが暴れ出したらわらわが何とかするから心配する出ない」
不安そうなフィオナちゃんとタルニャの顔を見て察したのか、トガツメヒメはそう言って安心させてくれた
彼女、一目でわかったんだけど、勇者と引けを取らないくらいに強いどころか、多分今生まれてる勇者たちの何十倍も強い
伊達に世界最強と言われてないね
まあ大英雄だし、昔には魔王と幾度となく戦ってるからねぇ
「さてと、お主ら目的地は決まっとるのか?」
「はい、次はカシュバン獣国に行こうかと思っています」
「おお、あそこはいいぞぉ。バジュラス獣王国には劣るが、モフモフがいっぱいじゃ! それに獣人たちもわらわたちを怖がらず接してくれる。いい国じゃぞ」
「はい」
「それじゃあ気をつけてな、勇者、それにミア」
トガツメヒメのおかげで勇者たちに加護が増えたし、新たな魔王についての情報も入った
それにしてもなんでこんなに魔王たちが復活してるんだろう?
「魔王の・・・」
ごくりと固唾を飲むわたしたち
「天炎の魔王を知っておるか?」
「えっと確か、五百年くらい前の魔王で、天を覆いつくすほどの炎を起こして街を滅ぼした厄災の魔王ですか?」
「おお、博識じゃのう少年。そうじゃ、その天炎の魔王と思しき者がこの国の北東、キリエ山上空に確認された。高温の炎を纏ったその姿はまさしく伝承の通りだったという」
「天炎の、魔王・・・」
「魔王が複数復活しておるという話は聞いた。じゃから天炎が復活しておってもおかしくないじゃろう」
三人目の魔王・・・
バグクイーン、ドールズ、そして天炎・・・
いったい何人の魔王が復活してるんだろう
「まだお前たちでは魔王は倒せまい。もしあれが暴れ出したらわらわが何とかするから心配する出ない」
不安そうなフィオナちゃんとタルニャの顔を見て察したのか、トガツメヒメはそう言って安心させてくれた
彼女、一目でわかったんだけど、勇者と引けを取らないくらいに強いどころか、多分今生まれてる勇者たちの何十倍も強い
伊達に世界最強と言われてないね
まあ大英雄だし、昔には魔王と幾度となく戦ってるからねぇ
「さてと、お主ら目的地は決まっとるのか?」
「はい、次はカシュバン獣国に行こうかと思っています」
「おお、あそこはいいぞぉ。バジュラス獣王国には劣るが、モフモフがいっぱいじゃ! それに獣人たちもわらわたちを怖がらず接してくれる。いい国じゃぞ」
「はい」
「それじゃあ気をつけてな、勇者、それにミア」
トガツメヒメのおかげで勇者たちに加護が増えたし、新たな魔王についての情報も入った
それにしてもなんでこんなに魔王たちが復活してるんだろう?
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