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猫の力40
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「うむ、みんな整列したな。それぞれ武器は持ったかな?」
「「「はい!!」」」
元気な返事
その返事の中に混じるにゃーんという声は私のものです
わたしの武器はおのれ自身ですのよ
「それじゃあ剣スキルを持ってる者から前へ」
フィオナちゃん含めた十人が前に出る
剣を使う子が一番多いね
さっき怒られてたエスト君もいる
「まず剣術スキルの初歩、スラッシュだ。みんな最初に覚えるスキルだから持ってるはずだ。ではエスト、まずはお前がこの人形にスラッシュをやってみろ」
「はい!」
初期剣術スキルのスラッシュ
横なぎに斬りつけるスキルなんだけど、そんなのスキル使わなくても出来るって?
それがそうでもない
スラッシュを使うと普通じゃ斬れない硬い木でも切り裂くことができるのよね
さっそくエスト君が使ってみると、ズパンという音が響いて人形が真っ二つになった
この人形、巻き藁のようなもので、人間と同じくらいの硬さ
つまり人間を一刀両断できるほどの威力があるってことだよ
使いどころを間違えば、初期スキルとはいえ、とんでもなく危険ってこと
「いい太刀筋だ。よく研鑽を積んでるな!」
「はい!」
エスト君は先生に褒められてご満悦
「よし、次はアヴエルだ」
「は、はい!」
次に呼ばれたのはアブエルという長めの剣を持った少年
彼は背中に背負った剣を抜くと、それと同時に素早くスラッシュを放った
見事大き目の人形を切り裂いた
それから次々に人形を斬って行く生徒たち
そして最後はフィオナちゃんの番になった
「いきます! スラッシュ!!」
剣を抜いた瞬間、複数体あった人形が一気に切り裂かれてしまった
この威力、もうすでに勇者としての片鱗が見え始めてるね
魔法と言い剣術と言い、フィオナちゃんはやっぱり一線を画してるね
「よし、いいぞ。みんなよく鍛えてあるな。では次は槍術スキル持ち、前へ」
槍術スキルを使うのは三人で、男の子二人に女の子一人
三人とも背が高くて体格がいいね
槍術の初期スキルはスラスト。突きだね
これも普通につくよりはやっぱり威力はかなり違う
普通なら突き刺さる程度だけど、これを使うと人形に穴が開く
それからはそれぞれのスキル持ちが人形相手に初期スキルを披露して、最後に大杖の番になったんだけど、先生は大杖とかの使い方は教えられないらしいので、これだけはヴァレスクさんが教えることになった
ヴァレスクさん、実はずっと訓練場の隅で本読んでたから気にはなってたんだよね
そう言うことだったのね
「「「はい!!」」」
元気な返事
その返事の中に混じるにゃーんという声は私のものです
わたしの武器はおのれ自身ですのよ
「それじゃあ剣スキルを持ってる者から前へ」
フィオナちゃん含めた十人が前に出る
剣を使う子が一番多いね
さっき怒られてたエスト君もいる
「まず剣術スキルの初歩、スラッシュだ。みんな最初に覚えるスキルだから持ってるはずだ。ではエスト、まずはお前がこの人形にスラッシュをやってみろ」
「はい!」
初期剣術スキルのスラッシュ
横なぎに斬りつけるスキルなんだけど、そんなのスキル使わなくても出来るって?
それがそうでもない
スラッシュを使うと普通じゃ斬れない硬い木でも切り裂くことができるのよね
さっそくエスト君が使ってみると、ズパンという音が響いて人形が真っ二つになった
この人形、巻き藁のようなもので、人間と同じくらいの硬さ
つまり人間を一刀両断できるほどの威力があるってことだよ
使いどころを間違えば、初期スキルとはいえ、とんでもなく危険ってこと
「いい太刀筋だ。よく研鑽を積んでるな!」
「はい!」
エスト君は先生に褒められてご満悦
「よし、次はアヴエルだ」
「は、はい!」
次に呼ばれたのはアブエルという長めの剣を持った少年
彼は背中に背負った剣を抜くと、それと同時に素早くスラッシュを放った
見事大き目の人形を切り裂いた
それから次々に人形を斬って行く生徒たち
そして最後はフィオナちゃんの番になった
「いきます! スラッシュ!!」
剣を抜いた瞬間、複数体あった人形が一気に切り裂かれてしまった
この威力、もうすでに勇者としての片鱗が見え始めてるね
魔法と言い剣術と言い、フィオナちゃんはやっぱり一線を画してるね
「よし、いいぞ。みんなよく鍛えてあるな。では次は槍術スキル持ち、前へ」
槍術スキルを使うのは三人で、男の子二人に女の子一人
三人とも背が高くて体格がいいね
槍術の初期スキルはスラスト。突きだね
これも普通につくよりはやっぱり威力はかなり違う
普通なら突き刺さる程度だけど、これを使うと人形に穴が開く
それからはそれぞれのスキル持ちが人形相手に初期スキルを披露して、最後に大杖の番になったんだけど、先生は大杖とかの使い方は教えられないらしいので、これだけはヴァレスクさんが教えることになった
ヴァレスクさん、実はずっと訓練場の隅で本読んでたから気にはなってたんだよね
そう言うことだったのね
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