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猫の力26
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図書館の蔵書を読みふけっていたらもう夜になってた
いやぁ滅茶苦茶に読んだなぁ
中には童話とか物語もあって楽しめましたよ
本大好き
本を読んでいる間、能力のおかげか誰も私のことを気にかけないし、まず見られてもいなかったよ
凄い猫の能力。侵入し放題じゃないですか
まあ悪いことには絶対使わないけどね
さて、フィオナちゃんも心配してるだろうから帰ろうっと
その帰り道のこと
夕暮れで黄昏時
沈む夕日をゆったり見ながら歩いて帰っていると、突然空から何かが降ってきて私の前にドスンと落ちた
「な、なに!?」
鉄の塊のようなもの? いや鎧かな?
その鎧はどこかで見たことがある気がする
そうだ、前のアルト村で襲ってきたあの女性魔導士だ!
でもなぜか鎧はボロボロで、肌が見えている
少し褐色じみた色で、顔はまだ兜で隠れてる
かなり弱弱しく息をしてて、放っておけば死んじゃいそうだけど・・・。こいつは私達の村を襲った悪いやつで、でも
やっぱり放ってはおけない
私は肉球で彼女を触り、その深い傷を癒した
腹部の傷は多分内臓にまで達してて、もう少し遅かったら危なかった
完全に傷を癒したけど、体力は戻っていないからそのまま寝息を立て始めた
ひとまず兜を外し、鎧を脱がした
顔は恐ろしいほどの美少女で、エルフ系の女性
とてもあんな非道なことをするような人には見えないなあ
やっぱり操られたのかな?
私は能力の一つであるマジックハンドを使って彼女を持ち上げた
この能力は見えない手を使って、いわばテレキネシスのような力を生み出せる感じかな?
彼女をひとまずは新アルト村へ運ぶ
「ミア、おかえり・・・。え!? どうしたのその人!?」
「にゃむ」
「取りあえずここに寝かせて」
「お、ミア、帰ったかっておい! どうしたんだ!?」
女性はベッドに寝かせ、フィオナちゃんは濡れたタオルを彼女の頭にのっけた
熱がかなり出てて、これは肉球でも治せなかったのよね
ともかく彼女をゆっくりと休ませよう
まだ二人は彼女が村を襲ったあの魔導士だって気づいてはないみたいだし
それにしてもこの顔立ち。まだ幼さが残ってるから、エルフで言う成人に達してはないと思う
こんな若い子だったなんて思わなかったよ
「取りあえずこの人は俺が見ておくから、フィオナはもう寝なさい。ミア、傷ついた人を助けるなんてお手柄だぞ」
ターナーさんに頭を撫でてもらってから私はフィオナちゃんと一緒にベッドにもぐりこんだ
いやぁ滅茶苦茶に読んだなぁ
中には童話とか物語もあって楽しめましたよ
本大好き
本を読んでいる間、能力のおかげか誰も私のことを気にかけないし、まず見られてもいなかったよ
凄い猫の能力。侵入し放題じゃないですか
まあ悪いことには絶対使わないけどね
さて、フィオナちゃんも心配してるだろうから帰ろうっと
その帰り道のこと
夕暮れで黄昏時
沈む夕日をゆったり見ながら歩いて帰っていると、突然空から何かが降ってきて私の前にドスンと落ちた
「な、なに!?」
鉄の塊のようなもの? いや鎧かな?
その鎧はどこかで見たことがある気がする
そうだ、前のアルト村で襲ってきたあの女性魔導士だ!
でもなぜか鎧はボロボロで、肌が見えている
少し褐色じみた色で、顔はまだ兜で隠れてる
かなり弱弱しく息をしてて、放っておけば死んじゃいそうだけど・・・。こいつは私達の村を襲った悪いやつで、でも
やっぱり放ってはおけない
私は肉球で彼女を触り、その深い傷を癒した
腹部の傷は多分内臓にまで達してて、もう少し遅かったら危なかった
完全に傷を癒したけど、体力は戻っていないからそのまま寝息を立て始めた
ひとまず兜を外し、鎧を脱がした
顔は恐ろしいほどの美少女で、エルフ系の女性
とてもあんな非道なことをするような人には見えないなあ
やっぱり操られたのかな?
私は能力の一つであるマジックハンドを使って彼女を持ち上げた
この能力は見えない手を使って、いわばテレキネシスのような力を生み出せる感じかな?
彼女をひとまずは新アルト村へ運ぶ
「ミア、おかえり・・・。え!? どうしたのその人!?」
「にゃむ」
「取りあえずここに寝かせて」
「お、ミア、帰ったかっておい! どうしたんだ!?」
女性はベッドに寝かせ、フィオナちゃんは濡れたタオルを彼女の頭にのっけた
熱がかなり出てて、これは肉球でも治せなかったのよね
ともかく彼女をゆっくりと休ませよう
まだ二人は彼女が村を襲ったあの魔導士だって気づいてはないみたいだし
それにしてもこの顔立ち。まだ幼さが残ってるから、エルフで言う成人に達してはないと思う
こんな若い子だったなんて思わなかったよ
「取りあえずこの人は俺が見ておくから、フィオナはもう寝なさい。ミア、傷ついた人を助けるなんてお手柄だぞ」
ターナーさんに頭を撫でてもらってから私はフィオナちゃんと一緒にベッドにもぐりこんだ
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