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猫の力22
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ところ変わってスヴィラナさんの姿が見え・・・
ごめんなさい入浴中ですね
しばらくちび猫ちゃんツーを移動させて少し待った
こんなところに露天風呂があるのかぁ
場所は多分あの廃村の近く
お風呂から上がったスヴィラナさんは服を着て・・・。うーーっわでっかぁ
服を着てギュンとまた走り出した
相変わらずのすごいスピードです
「帝都まであと少し。私の、故郷」
え? 故郷?
この人元々帝国の人だったんだ
そう言えば先代勇者と魔王との戦いのときは帝国も協力してたって書いてた
その頃勇者の仲間になったのかな?
帝国に何があったんだろう?
スヴィラナさんの偵察で何か分かるかも
しばらく走り続けて、大きな大きな壁が見えてきた
バララスラ王都の壁の三倍はあろうかという本当に大きな壁
「久しぶりの帝都・・・。皇帝、一体何を考えてるの?」
昔の皇帝はすごく優しい人で、民のことを第一に考えるような人だったって聞いた
でもこの壁の外からでも分かる帝都の闇?
恐ろしい
スヴィラナさんはグッと足を曲げ、一気に壁を飛び越えた
この人の前じゃこれだけ高い壁も意味ないなぁ
まあだから諜報活動とかしてるんだろうけど
飛び越えてすぐに隠密のスキルを発動して、気配を一切断った
これちび猫ちゃんツーをちゃんとつけておかなかったら私でも見失ってたね
スヴィラナさんは街をかける
この街、完全におかしい
人が一人も歩いてない。それどころか建物からも人の気配がしない
「そんな、ここはもっと活気にあふれてたのに」
やっぱりスヴィラナさんもおかしいと思ってる
どこを探しても人一人すら見つからない
これってやっぱり・・・。あの化け物を見る限り、それにターナーさんの言葉
あの恐ろしい予想は当たってるのかも
走り続けたスヴィラナさんはそのまま城へと侵入
城にはさすがに兵士や騎士がいるんだけど、彼らの目がおかしい
何だか虚ろで、焦点が定まってない
ていうかスヴィラナさんの隠密スキルすごい
全く誰にも気づかれてないや
そのまま色々な場所を見て回るけど、人々の目が虚ろな以外は変わったところはないかな
そして皇帝のいる部屋まで来た
皇帝は、いる。でも皇帝もどう見てもおかしい。兵士たちと同じく目は虚ろな上に、口から涎も垂れてる
明らかに正気を失ってる
隠れながらスヴィラナさんが皇帝に近づいて分かった
皇帝の首元に、変な触手があることに
「やっぱり、何かに操られて・・・」
スヴィラナさんは次に地下へ向かった
うん、これスヴィラナさんこの城にいたことあるね
あまりにも詳しいもん
地下には、惨劇と言っていいほどの光景が広がってた
多分街の人達が・・・
「酷い。酷い!! なんでこんな非道なことが! 子供まで、こんな」
うぐ、吐きそう
やっぱりあの化け物は、ここで作られてたんだ
スヴィラナさんは地下のさらに深い場所へ
研究施設らしき場所を通り過ぎて奥へ奥へ
そして見つけた
「これだ。間違いない。この気配、この匂い・・・。魔王の」
そこでスヴィラナさんは突如何かに襲われた
私は慌ててちび猫ちゃんツーに仕込んでおいて能力を発動させる
間一髪、ギリギリのところでスヴィラナさんとちび猫ちゃんツーを転移させることに成功した
ごめんなさい入浴中ですね
しばらくちび猫ちゃんツーを移動させて少し待った
こんなところに露天風呂があるのかぁ
場所は多分あの廃村の近く
お風呂から上がったスヴィラナさんは服を着て・・・。うーーっわでっかぁ
服を着てギュンとまた走り出した
相変わらずのすごいスピードです
「帝都まであと少し。私の、故郷」
え? 故郷?
この人元々帝国の人だったんだ
そう言えば先代勇者と魔王との戦いのときは帝国も協力してたって書いてた
その頃勇者の仲間になったのかな?
帝国に何があったんだろう?
スヴィラナさんの偵察で何か分かるかも
しばらく走り続けて、大きな大きな壁が見えてきた
バララスラ王都の壁の三倍はあろうかという本当に大きな壁
「久しぶりの帝都・・・。皇帝、一体何を考えてるの?」
昔の皇帝はすごく優しい人で、民のことを第一に考えるような人だったって聞いた
でもこの壁の外からでも分かる帝都の闇?
恐ろしい
スヴィラナさんはグッと足を曲げ、一気に壁を飛び越えた
この人の前じゃこれだけ高い壁も意味ないなぁ
まあだから諜報活動とかしてるんだろうけど
飛び越えてすぐに隠密のスキルを発動して、気配を一切断った
これちび猫ちゃんツーをちゃんとつけておかなかったら私でも見失ってたね
スヴィラナさんは街をかける
この街、完全におかしい
人が一人も歩いてない。それどころか建物からも人の気配がしない
「そんな、ここはもっと活気にあふれてたのに」
やっぱりスヴィラナさんもおかしいと思ってる
どこを探しても人一人すら見つからない
これってやっぱり・・・。あの化け物を見る限り、それにターナーさんの言葉
あの恐ろしい予想は当たってるのかも
走り続けたスヴィラナさんはそのまま城へと侵入
城にはさすがに兵士や騎士がいるんだけど、彼らの目がおかしい
何だか虚ろで、焦点が定まってない
ていうかスヴィラナさんの隠密スキルすごい
全く誰にも気づかれてないや
そのまま色々な場所を見て回るけど、人々の目が虚ろな以外は変わったところはないかな
そして皇帝のいる部屋まで来た
皇帝は、いる。でも皇帝もどう見てもおかしい。兵士たちと同じく目は虚ろな上に、口から涎も垂れてる
明らかに正気を失ってる
隠れながらスヴィラナさんが皇帝に近づいて分かった
皇帝の首元に、変な触手があることに
「やっぱり、何かに操られて・・・」
スヴィラナさんは次に地下へ向かった
うん、これスヴィラナさんこの城にいたことあるね
あまりにも詳しいもん
地下には、惨劇と言っていいほどの光景が広がってた
多分街の人達が・・・
「酷い。酷い!! なんでこんな非道なことが! 子供まで、こんな」
うぐ、吐きそう
やっぱりあの化け物は、ここで作られてたんだ
スヴィラナさんは地下のさらに深い場所へ
研究施設らしき場所を通り過ぎて奥へ奥へ
そして見つけた
「これだ。間違いない。この気配、この匂い・・・。魔王の」
そこでスヴィラナさんは突如何かに襲われた
私は慌ててちび猫ちゃんツーに仕込んでおいて能力を発動させる
間一髪、ギリギリのところでスヴィラナさんとちび猫ちゃんツーを転移させることに成功した
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