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第一章

32話 友人

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「思えば、過保護なツルギにも原因はあるのではないでしょうか?人に気を付けろと、いつも言っていたのでしょう?他に関わる機会が少なくなるのは無理もない・・いや、自然な流れだ」

ツルギはリオに護身術を真っ先に仕込み、初対面では目を合わせないよう注意したり、フードを被れと厳重な注意をしていた。
それはリオを思っての事だが、人と関わる機会を奪っていたのも確かだった。
リオも「人に警戒しろ」という注意が多すぎると思ってはいたが、自分を心配してくれたのだろうと本人は特段気にしていない。

だが、アルザストはリオの心理状態を目にしてツルギに少し、いや、かなり怒りを覚えていた。

「確かにそうだけど・・心配してだ。俺が怒るのは違う気がする」

リオも言われてみればと思うが、自分が何か言うのは違うだろうと首を傾げる。

「リオ君!いつかツルギに会えたら、私が叱っておきます!」

真剣な表情で提案してくるアルザストがなんだかおかしくて、リオは笑ってしまった。

「はは!ついでに、酒癖も叱っておいてくれ!」

「あれは酷いですね・・・色々と反省させましょう!」

またもや、アルザストが怒るように真面目に言うものだから、リオはおかしくて仕方がない。

「やっぱり迷惑をかけていたか!あいつは人の忍耐力を試してくる。一体どんな酔っ払い方をしていたんだ?」

「うーん、そうですねぇ。二年前の戦時中ですが、戦略を必死に考えていた私に、少し頭を休ませろとワインを片手にそれはしつこく誘ってきて」

彼は当時を思い出しているのか宙を眺め、顎に手を当てて語り出した。

「気持ち自体は嬉しいものだったので一緒に飲んだのですが、立ち去ろうとすると捕まえられて。傭兵相手に力で敵うはずもない。朝まで逃がしてもらえなくて、結局寝れずに翌日疲労困憊で指揮をとりましたよ」

「え?!・・・それは許せないな。人の命が関わってくる時にまで、振り回していたのか?」

当時を思い渋い表情をするアルザストを見ながら、リオは彼の口から紡がれた言葉に驚き、憤った。

「いえ、直接的に響くものでは。夜戦の可能性が考えられる場合は流石に断りますし、翌日も戦い自体はなくて情報を集めるに留まっていました。ですが、私の所有する年代物の貴重なワインを飲みたかったと自白した時は殺意が沸きましたね」

顎に手を当てて肩でため息を吐きながら疲れた表情を見せていた彼は、当時を語る事で怒りが再燃したようで、その視線は段々と鋭くなっている。

「最低だな」

リオも彼が睨んだ宙を同様に眺めて軽蔑の眼差しを浮かべながら、静かに彼に同意を示した。

「・・・リオ君がその目で、今のセリフをそのまま言えば、反省するかもしれませんね」

彼はリオの表情をジッと見ながら、いい案を思いついたと悪戯を企むようにニッコリと笑った。

「リオ君に軽蔑されるのはツルギにはかなり堪えると思いますよ。貴方に格好良い大人として見られたいと言ってましたから・・・おっと、本人にバラしてしまいましたね。決して、わざとではないですよ?フフフフ」

ツルギの隠していた秘密を故意に明かすアルザストは腹黒い笑みを浮かべ、その目はどこか光のない暗い色だ。
彼から静かな怒気が発せられて、リオは少し怯んだ。
これは戦場で鍛え上げられた迫力だ、と冷や汗をかきながら理解した。

「あ、ああ・・・アルザストさん、かなり鬱憤が溜っていたみたいだな」

反応に困ったような返答になってしまったが、心の内は共感出来るからこそ彼の心理状態を本気で心配していた。

「俺に格好つけたがっているのも、元から知っているんだ。良い所も、凄いと思う時もある。けど、誉めて欲しいのか、その度にチラチラと俺を見てくる。失敗した時も認めなかったり、やたら強がる。残念感が何とも言えない」

リオは大きな子供を思い出して、溜息を吐く。
加えて適当な返事や対応をすると拗ねるので、扱いにくいタイプなのだ。

「ッフ!想像すると笑ってしまいますね!まぁ、酌量の余地はあるのですよ?当時の私の重圧は凄まじかった。私の言葉で何万もの人が死ぬのですから。毎日頭の中で戦況を反芻して、一日中私室に籠って案を考えた時もありました」

面白い場面を想像して吹き出してから、アルザストは切なげな表情を浮かべた。


当時は正面からリアナスタ王国軍と戦えば、こちらの消耗が大きすぎると話し合い、高度な作戦と統率力によって奇をてらった戦いを行っていた。
それは偽の情報を流して敵部隊を分断させたり、奇襲を用いて敵を誘導したり、忍びこんで陣に火を放ったりと多岐に渡った。

危険な役目を負ってくれた心強い戦友が連日の戦いで姿を消していく中、胸を締め付ける悲壮感と無力感を抑え込み、非情な指令を繰り返さねばならなかった。

だが、それでも戦場に赴く仲間たちは自分を責めなかった。
不器用な笑みを作って、励ましの言葉までかけてくれた。
その想いに報いるために必死に頭を使い続けた日々を、彼は静かに思い出していた。

「戦況は作るものですが、情報がない時に紙を眺めても良い案は出ません。まして無理やりな策で攻めに出れば、取返しがつかない。そうゆう時は頭に休息を与えるぐらいの気持ちで、状況把握に努めるのがいいとツルギから学びました。懸念や粗を失くす守りに回るほうが余程いい」

軍師の最な敵は、感情に揺さぶられる己だった。
攻めの考えだけで、勝とうと焦るその思考の罠にはまり、自らが迷いと隙を生み出そうとする。
その危うい自分に冷静さを引き戻してくれるのは、いつも不器用な友だったのだ。

「ツルギなりに根を詰め過ぎていた私を心配していたのは確かです。今は、見計らったタイミングで誘ってくれていたように思えます。ツルギは兵法を勉強した事はないと言っていましたが、故郷の歴史を学んで身に付いた知識があったようで、時たま相談にも乗ってくれましたしね」

一人で抱えずとも相談出来る者がいる、その安心は何度も自分を助けてくれた。
こっちの力まで抜けさせるようなツルギの笑顔を思い出して、アルザストは心がじんわりと暖かくなる。

リオは言葉の重みを感じとり、深く同意した。
ツルギはどこか浮世離れした教養を身に付けていて、その知識を披露する事はあったが、多くが他人へ手を差し伸べる時なのを知っていた。
自分に向けられたその愛が今の自分を手助けしてくれている事も。

真剣に彼の支えになろうとしたのだろう、とゆっくりと頷く。

「ああ、そうゆう所があるから憎めないな」

お互いに目を合わせて、小さく笑いながら共感しあった。

「家事が出来ないだらしない大人だけど、大事な部分ではきちんと面倒を見てくれていた。分かっていたつもりだったけど、一人になって改めて分かる時がある。それにトラブルを招くのに、不思議と悪い結果にはならないんだ」

彼も、そういえばと不思議に思う。
ツルギは何かを引き寄せるが、問題を良い方向か、悪くない方向へと解決する事が多かったのを思い出した。

「確かに、言われてみれば。せめてツルギの酒癖さえ、直れば・・・」

だが、頼りになる反面、その引き寄せる原因に彼が絡んでいたのは確かで、残念感が目立つのだ。
アルザストはどこか惜しい男だ、と若干呆れるような気持ちだった。

「酔ったツルギに逃がさないぞと捕まえられたと思ったら、自分は私にそのまま寄りかかって寝るのです。ソロッと抜け出そうとすると気配に気づいて、またガッチリ捕まえられる。私はただの枕でしたよ。しかも、裸なら部屋から逃げないよな?と笑顔で服を破かれそうになる恐怖を想像してみてください!翌日は裸で正座させましたが・・・思いだすとまた腹がたってきました!」

彼は当時の恐怖を思い出して、鳥肌がたったのか腕をさすりながら、腹立たしさが沸き上がったようで般若のような顔つきになった。
その怒気に慣れたリオは顔をしかめて、ツルギの暴挙に同様に怒りを示す。

「それは、また酷いな・・・似たような覚えがある。あいつは殴って目を覚まさせようとしても、反射で避けるんだ。捕まえる力も強いし、泥酔している癖に敵わないのが余計に腹が立つ!アルザストさんが枕にされたみたいに、酒が入るとそれはもうスキンシップが酷くなるんだ。人恋しいと同情を誘うだろうけど、決して騙されないでくれ。後で虚しくなる。おかげで、俺は忍耐力には自信がついた」

二人は互いに同情しながら、真剣に頷き合う。

酒を楽しんでいたかと思えば、去ろうとする相手に抱きつき、怒られれば寂しい、帰さないと訴えるツルギは一言で言えば、酒乱だ。
これが女性であれば話は違ってくるのだが、甘える男が強靭な力を持つから物理的にも厄介だ。
ツルギが誰にでも甘えるのでなく、気が許せると思う数少ない者だけを選ぶのが、腕を振りほどきにくくする理由でもある。
だが、絆されて枕になっても翌日には本人に覚えがない、又はぼんやりとした記憶しかないので、こちらは力が抜けるように空しくなるのだ。

「ツルギはリオは何だかんだ居てくれるんだ、と喜んで話していましたよ。あれは演技なのですか?そうだとすると、たちが悪い。外ではなく、部屋の中で正座させたのは優し過ぎたかもしれませんね」

子供を騙してまで振り回していたツルギを非難する想いで、アルザストは眉をしかめる。

「・・・全部が嘘という訳じゃない。ただ、甘やかし過ぎて変な知恵をつけたんだろうな。代わりに、翌日は後悔するまで反省させていた。あと、連日は飲まないと約束させた。まあ、学習はしなかったようだ。俺も半ば諦めて、二日酔いの薬を常備するようになったな」

彼が自分に同情して怒ってくれているのを読み取り、リオは苦笑いする。

普段は明るいツルギだが、精神的に不安定になる事が度々あったのは事実だ。
それは僅かな雰囲気の変化であったり、大きな落ち込み方であったり、様々だったが、どうしようもない孤独を抱えているのだと感じさせるものだった。

ツルギは自分について話す事もあるが、リオが自分をどう見ているのかを気にしていて、まるで本当の自分を知って恐れて欲しくないというかのように、深い根幹の部分を隠すように避けて話しているように思えた。
だから、そっと傍に寄り添う事が唯一リオに出来る事で、自分を試すように酔って甘えるツルギが翌日に明るい顏を見せるとついつい許してしまうのだ。

だが、扱い方に慣れていっても、ツルギの行動が自分の予想の斜め上をいったり、こちらが寝不足になったりとダメージを受ける事がしばしばあった日々を思いだして、リオは遠くを眺めた。


「リオ君も苦労したのですね。子供を付き合わせて世話させる時点で呆れますが。ふふ、色々と吐き出してスッキリとしました。悪口で盛り上がってしまうとは、いやはや・・・ですが、ツルギはいっそ愉快ですよ。いつの間にか絆されてしまう」

「そうだな。一緒にいると楽しい事が多い。世話と言っても、俺も気が紛れて良かった面もあったというか・・・本人には言わないけどな。はは!」

「そうですね、言わない方がいい。ふふふ!」

彼と笑い合い、リオはふと気づく。
自分がいつも以上に自然と笑えている事に。

「腹は立つけど、ツルギに感謝しないとな。俺は・・・アルザストさんに出会えて、本当に良かった」

リオは彼との出会いが嬉しくて、頬が緩む。
その笑顔ははにかむように、ふわりと柔らかくなった。
それは照れるような雰囲気を醸し出しながらも、真っ直ぐに目を合わせて、相手への純粋な親愛を、そのまま表に、いや、割増で出すようなとても甘い笑みだった。

ツルギは、リオがはにかむと破壊力があり過ぎて女どころか男も落としてしまいかねない、と心配気にアルザストに語っていたのだが、彼はそれを親馬鹿だとからかっていた。

「~っ!?!?」

だが、今それを目にして身動きが止まるように固まっていた。
彼にしてみれば純粋な台詞も加わり、愛を囁くようにも聞こえて一瞬で胸を撃ち抜かれた。
リオは、その固まり様に変な事を言ってしまったか?と焦るように心配気に彼を見る。

十秒ほどして、アルザストの思考は通常のものに戻ってきたが、内心動揺していた。
自分の冷静さをそれなりのものだと思っていたが、認識を改めた。

「え、ええ。私もです・・・・・・しかし、過保護になるのも分かる」

彼は顎に手をあてて、考えこみ始める。

リオにとって、交友を深めるのが大事なのは確かだ。
だが、アルザストは変な人物を引っ掛かけないように祈るしかないのか?と心配になってきた。

「アルザストさん?話が逆戻りしてないか?」

「あ、いえ・・・うーん。リオ君?人と関わるのは大事ですが、慎重に相手を見定めないといけませんよ?」

「いや、違うんだ。人を疑うな、なんて俺には出来ない。気を許す人は慎重にならざるを得ないんだ。頼らざるを得ない時もかなり人を選ぶ」

リオはアルザストの心配をありがたく思うが、そう簡単に信じられる者が出来るとは思っていない。
幼い頃に人の恐しさを刻みこまれたのが、ツルギ以外の他人と一定の距離を置く一因でもあった。

アルザストはその深刻な雰囲気を感じ取ってはいたものの、彼は十四歳から一人で生活してきた。少し常識ズレしているかもしれない、と色々な意味で不安だった。

「けど、他に目を向ける事が足りなかったのは確かだ。だから、少しずつ努力したい・・・その果てに生きる意味を、もっと見つける事が出来るかもしれない。それじゃあ、約束にならないか?」

紫水晶の目には淡い光を放つ星のように、静かに生に向かう意志が宿り、リオはアルザストを通して月に照らされた道を見つめていた。
アルザストは葛藤していたが、その言葉と凛とした表情に真っ直ぐな願いを見出して、全力で背中を押す事を決めた。

「ええ、応援します。貴方が信じる道を進めばいい。貴方の人生だ。ただ・・・相談して下さいね?友人なんでしょう?」

リオは彼の相談という一言に大きく胸を打たれて、目を見開いた。

幼少期に根付いた苦しみを打ち明けるような相談を誰にもしてこなかった。
それは家族のツルギにも、いや、だからこそ話す事が出来なかった面もあった。

だが、関係が変われば、また話す内容も違うものだ。
未だ信じられるものはツルギと剣のみではあるが、それらと同じものを求めず、違う関係性を誰かと作り上げればいい。
彼の言葉は、友人とはこういうものなのかとリオに新たな道を与えてくれた。
その存在のありがたみを感じて、心がほのかに暖かくなる。

「ああ、俺は今まで一線を引いて深い関りを避けていた。きっと、世間知らずな部分がある。何かあれば相談させてもらうかもしれない。その時は頼む」

アルザストもこの言葉を聞いて少し安心する。
少なくとも、彼は自分自身を客観的に理解出来ている。
優しい雰囲気の中、互いにゆっくりと頷き合った。


「そうだ!本題に移る前にリオ君の力になるものを渡します・・・???・・えーと、執務室に置いたままでした。格好つかないですね」

ハッと何かを思いだしたアルザストはそれを忘れてきたようで、語尾が少し萎む。
堂々たる印象の彼に親しみやすい一面を見たリオは彼に少し愛嬌を感じ、恰好つけるの言葉もツルギを彷彿とさせて、思わず微笑んだ。
少しの微笑みだったのだが、それを見たアルザストは照れるように苦笑した。

「ここで実物を見せたかったのですが、要するに、多くのものに触れる機会が作れる銀のタグです。傭兵斡旋所に届ける紹介状を後で手渡ししましょう。きっと、リオ君の力になる」

「え?」

ごく普通の話題のように何の気なく言う彼に、リオは驚く。

傭兵が「銀のタグ」を入手する事はかなり難しい。
何故なら、紹介状を書く人物にもたらす益より、リスクが大きいと言っていいから。

銀のタグの所有を認めた傭兵に払いきれない多大な違約金や賠償金が発生したり、財産の差し押さえをされた場合にその一部を身元保証人が支払う事になる。
身元保証をする紹介者は財力と地位は勿論、責任を負う覚悟が必要だ。

紹介者の益を敢えて言うなら、信頼出来る傭兵に恩を売る事。

国をまたぐ傭兵でしか知り得る事のない情報というものもある。
それを情報源として入手出来る事は、必要とする者にとっては有益となるだろう。
実際に、そういった紹介者のために動く私的な傭兵はいる。

だが、リオ自身はアルザストの私的傭兵として動く気はなかった。

「アルザストさん。俺は傭兵として自由に行動するつもりだし、銀のタグを使ってしまえば、迷惑をかける可能性だってある。条件があるなら、提示してほしい」

「条件は連絡を出来るだけとる事です。敢えて言うなら、縁を繋ぎたかった。銀のタグを提供すれば、斡旋所を介して、こちらからも連絡がとれますからね」

「・・・アルザストさん。ツルギのタグ、はもしかして」

銀のタグを持っていたツルギは、二年前にアルザストから連絡を受け取ったと語り、リオの同行を断固として許さなず、二人は別れた。
リオは何もできずに希望を失った当時の事を思い出して、眉を少しだけ動かした。

「そうです。ツルギの銀のタグは私が紹介者でした。貴方に複雑な想いがあるのは分かる。しかし、世の中を渡るなら実利を取るべき場面ではないしょうか?ツルギのために動くなら猶更必要でしょう」

「・・・ああ、そうだな。ありがたく使わせてもらう。ありがとう」

リオは近々鋼の牙への入団するので、傭兵団のタグを持つ事は可能だろう。
だが、傭兵団のタグは社会的信用を得られるが、身元の保証を受けれる訳ではない。
アルザストの言う通り、行動の幅を広げる事が出来る銀のタグはリオにとって圧倒的に有益であった。

リオが頷いたのを確かめたアルザストは、満足気に微笑んだ。
この紳士が自分を見つめる眼差しは、その鳶色と相まってか、リオに故郷の木々に包まれる春の暖かさを思い出させた。
忘れていた切なさ、恋しさのような純然たる感情が沸き上がり、胸を締め付けられる心地が何故か少し嬉しい。そんな不思議な感覚に落ち着かないリオは、得意のポーカーフェイスで自分の平常を装い、彼から隠し通した。

「では、そろそろ本題に入りましょうか」

一呼吸を置いて、彼の表情は真剣そのものへと変わる。
そして、重い口を開いて語り出した。
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