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「これ何?」「多分……ケール」
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とある日のことです。
「これ何?」
「多分……ケール」
見覚えのない野菜に聞けば、「多分」と怪しいながらも名称が返ってきました。
……が、ケール? 聞いた事あるけど何だっけ……あ、青汁だ!
「なんで?」
「気付いたら生えてた」
――いや、なんでよ!?
父に作る意思がなかったのであれば、どこかのご近所様がきっと育てていたんでしょう。
だが、なぜケール!? そこん家は(どこか知らないけど)、自前で青汁でも作る気だったんでしょうか。
どこの誰がどういう意図をもって育てていたのか、全く謎のまま、ただケールだけが手元に残されました。
食べるのは、テキトーにネットで調べて、テキトーに食べました。
*****
あるとき。
一度では終わらず、何度となくケールを採ってくる父。
家に持ち帰り、他の野菜の処理でいっぱいいっぱいで、数日野菜室に放置していざ調理しよう、というとき。
――奴らが、異様に多い。
前述したように、虫はいっぱいいます。大っ嫌いですけど、ある程度の覚悟はしています。
私が文句を言うので、ある程度父も虫を払って持ってきてくれます。にも関わらず、この時は本当に異常なくらいに、数が多かった。そのほとんどは、青虫。
いつものように熱湯殺虫施しましたが、浮いてくる虫の多い事多い事。
で、次に実家に帰ったときにそれを言って、父が首を傾げつつまたもケールを採ってきて、そこで発見したのが大量の虫のタマゴ。ちょっとやそっとじゃ取れません。
つまりは、私が家に持ち帰ったケールもタマゴがついていて、野菜室に数日放置中にタマゴから孵ったのではないか……という推測。
野菜室の中で孵るの!? と思いますが、何となくそれが正解な気もします。
ちなみに、父はタマゴのついたケール、いともあっさり捨てたそうですが、もし興味があれば、育ててみるのはいかがでしょうか。
キャ○ピー → トラ○セル → バ○フリー
の進化形態が、観察できるかもしれません(意味分からない人、すいません。ポ○モンです)。でも育てた結果、本当に何になるのかは責任持ちません。
さて、次は何の野菜にしようかな……。
「これ何?」
「多分……ケール」
見覚えのない野菜に聞けば、「多分」と怪しいながらも名称が返ってきました。
……が、ケール? 聞いた事あるけど何だっけ……あ、青汁だ!
「なんで?」
「気付いたら生えてた」
――いや、なんでよ!?
父に作る意思がなかったのであれば、どこかのご近所様がきっと育てていたんでしょう。
だが、なぜケール!? そこん家は(どこか知らないけど)、自前で青汁でも作る気だったんでしょうか。
どこの誰がどういう意図をもって育てていたのか、全く謎のまま、ただケールだけが手元に残されました。
食べるのは、テキトーにネットで調べて、テキトーに食べました。
*****
あるとき。
一度では終わらず、何度となくケールを採ってくる父。
家に持ち帰り、他の野菜の処理でいっぱいいっぱいで、数日野菜室に放置していざ調理しよう、というとき。
――奴らが、異様に多い。
前述したように、虫はいっぱいいます。大っ嫌いですけど、ある程度の覚悟はしています。
私が文句を言うので、ある程度父も虫を払って持ってきてくれます。にも関わらず、この時は本当に異常なくらいに、数が多かった。そのほとんどは、青虫。
いつものように熱湯殺虫施しましたが、浮いてくる虫の多い事多い事。
で、次に実家に帰ったときにそれを言って、父が首を傾げつつまたもケールを採ってきて、そこで発見したのが大量の虫のタマゴ。ちょっとやそっとじゃ取れません。
つまりは、私が家に持ち帰ったケールもタマゴがついていて、野菜室に数日放置中にタマゴから孵ったのではないか……という推測。
野菜室の中で孵るの!? と思いますが、何となくそれが正解な気もします。
ちなみに、父はタマゴのついたケール、いともあっさり捨てたそうですが、もし興味があれば、育ててみるのはいかがでしょうか。
キャ○ピー → トラ○セル → バ○フリー
の進化形態が、観察できるかもしれません(意味分からない人、すいません。ポ○モンです)。でも育てた結果、本当に何になるのかは責任持ちません。
さて、次は何の野菜にしようかな……。
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