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番外編 ファルター
10.自覚
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エマ殿下と二人きりになってから顔を上げられず、カチャカチャとわずかに聞こえる音を何となく聞き流しながら、やがて音が止まる。
「その、ファルター殿下。お食事の続きを、どうぞ」
エマ殿下に声をかけられて、ようやく俺は顔を上げる。
テーブルの上にあったはずの、リアム殿下の食器類はすべて片付けられていて、残っているのは俺とエマ殿下の分だけだ。そして、テーブルの中央に座っていた俺に合わせるように、エマ殿下も中央に座っている。
二人きりと言っても侍女たちは残っているわけだから、あのカチャカチャというわずかに聞こえた音は、食器を片付ける音だったんだろう。
エマ殿下の声は、少し動揺しているようにも聞こえたが、顔はほんの少し赤いかな、程度で元に戻っている。
こういうところも、すごいと思う。気持ちの切り替えが早いし、必要となれば表情だって簡単に取り繕ってみせる。いくら勉強ができなくても、それでもエマ殿下はまちがいなく「王太子殿下」なのだ。
「ありがとうございます、エマ殿下」
やはり、エマ殿下の側にいるのは俺なんかじゃない。改めてそれを確信すれば、冷静でいられる気がした。
食事に手を伸ばしながら、正面から問いかけた。
「リアム殿下が、王位継承権二位を重荷に感じている、というのが意外でした」
回りくどい聞き方などできないのなら、そのまま聞いてしまった方がいい。俺に聞かれたくないのなら、あんな話もしないだろうと思う。
エマ殿下は苦笑して、俺の質問に何ということもなく答えてくれた。
「あの子は、知らない色々な事を知ることが好きなんです。たくさんの知識に触れることが、楽しくて仕方ないみたいで。……ただ、国を治めることって、答えがないじゃないですか。答えがないのに、それでも答えを出さなければならない。それがどうしようもなく、重く感じてしまうみたいです」
「それは……すごいですね」
俺より三つも年下の人間が、国を治めるとはどういうことかを考えていなければ、出てこない考えだ。
俺も、一応王位継承権二位のはずだが、そんな事を考えたことなどなかった。どうせ優秀な兄がいるんだからと思って、考えることなど放棄していた。
「リアムは頭が良いから、余計に難しく考えてしまうんでしょうね。……逃げられるリアムが、羨ましいと思います」
そう言ったエマ殿下の目が、俺をすがるように見ている……ように見えた。
けれど、俺はそれに気付かないふりをした。エマ殿下を見て、話を切り出す。
「エマ殿下。……昨日の話ですが、大変光栄なこととは存じますが、お断りさせて頂きたく存じます。後ほど、国王陛下にもお伝え致します」
昨日の話。つまり、エマ殿下が俺に誕生日パーティーでのパートナーになって欲しい、と申し込んできた件。これを断ると言う事は、婚約の話を断る、ということと同義になるはずだ。
父は「俺がいいと言えばいいと言った」という事だから、断るのも俺自身の考えで行ってもいいはずだ。
エマ殿下は、無表情になった。その目に、すがるような色はない。
「理由をお伺いしてもよろしいでしょうか」
エマ殿下の声は、出会ったばかりの頃、まだ碌に交流がなかった頃のような平坦さだ。それに寂しさを感じる自分が情けないと思いつつ、俺はその答えを口にした。
「俺は出来損ないなんです。何をどう頑張っても、それは変わりません。エマ殿下はこれからどんどん前に進める方です。最初に少し手を貸しただけの俺に、拘る必要は何もありません。どうか、殿下にふさわしい方を見つけて下さい」
「………………あなたたち、ちょっと席を外して頂戴」
俺の言葉に何を思ったのか、エマ殿下が声をかけたのは侍女たちだ。
侍女たちが頭を下げて下がっていくのを見届けてから、エマ殿下は俺を見た。
「……ファルター殿下が、故国にいらっしゃったときの話は伺っております。殿下の父君であるブンデスリーク国王陛下からは、もし留学しても変わる様子がなければ、期限が来る前であっても送り返してもらって結構、と話があったそうです」
驚き……でもなかった。
父からしたら当然の対処だろう。問題児である王子を他国に送って、そこでも問題児状態を続けられたら、父の面子は丸つぶれだし、国の関係性も悪化する。
距離も遠いし良くも悪くもない関係であったとしても、国境を接している以上は、そんなことで悪化させるわけにはいかないだろう。
「ですけど、この国に来てからのファルター殿下を見ていて、本当にそんなことがあったのかって思っていました。そんな風には見えないなって思っていました」
それはただ外面を取り繕っていただけだ。
変わろうと決めて、ここに来た。だけど、それも限界に来ていた。
「あの時、ファルター殿下が手を差し伸べて下さったとき、やっと分かりました。この人はたくさん失敗をして、たくさん周囲の人から責められて、たくさん後悔して……。その上でそれを乗り越えようとしているから、とても強くて優しいんだって……」
「い、いや、俺はそんなんじゃ……!」
言いかけた俺の言葉を、エマ殿下は頭を振って遮る。
「私は怖いんです。私は長子で、王太子です。次の国王にならなければなりません。それだけを理由に、今まで頑張ってきました。でも怖いんです。くじけそうになるんです。私なんかが国王になっていいのかって思うと、震えてくるんです」
そんなことはない。ここまで頑張ってきたエマ殿下は、国王としてふさわしい。
そう口にできればいいのに、実際に震えているエマ殿下を見たら、俺は何も言えなかった。
慰めの一つすら口にできない俺に、なぜかエマ殿下は泣き笑いのような笑顔を見せた。
「ほらやっぱり、そうです。こう言うと、他の方々って『そんなことない』とか『頑張ってるじゃないですか』とか言うんですよ。でも、ファルター殿下は何も仰らない。そんな言葉は慰めじゃなく、ただ私を追い詰めるだけの言葉であることを、殿下だってご存じなんです」
やはり俺は何も言えなかった。
俺は兄と比較されてきた。兄ならもっと出来るのに、と言われ続けてきた。
今にして思うと、その言葉も「だから頑張れ」という、激励の一つとして言ってくれていた教師もいたかもしれない。でも、心に染みついた兄への劣等感がある限り、そんな言葉は俺の励ましにはならない。
エマ殿下も、たぶんそうなんだろう。染みついた恐怖が、慰めをそうと受け取れない。
「だから、ファルター殿下に側にいて欲しいんです。私の気持ちを殿下なら分かって下さるから、私も殿下の側なら力を抜けるんです。安心できるんです。ですからお願いです。もう少し、考えて頂くことはできませんか?」
エマ殿下と俺は違う。落ちこぼれと呼ばれていたとしても、エマ殿下には王太子としての自覚がしっかりある。エマ殿下の持つ恐怖は、俺の兄への劣等感とは全く違う種類のものだ。
だから、ここは突き放すべきだ。俺が側にいても、エマ殿下のためにはならない。エマ殿下のために、ここは頷いちゃダメだ。
それなのに、エマ殿下の目に見える恐怖と体の震えが、俺にそうさせることを躊躇わせる。側を離れてはダメだと、何かがストップをかける。
「……話を受けるかどうかはまだ分かりませんが、もう少しだけ考えてみます」
結局、気付けば俺はこう答えていた。
答えの先延ばしなんて最悪だ。断るつもりなら、ここで断ってしまった方がいいのに。
「ありがとうございます、ファルター殿下!」
エマ殿下の笑顔に、心臓がドクンとなった。
――惹かれていることを、自覚せざるを得なかった。
これ以上はダメだと、言い聞かせる。
エマ殿下は、すぐ俺の手の届かないところに行く。俺との婚約話なんて、ほんの一時の世迷い言に過ぎない。
必死に、そう言い聞かせた。
「その、ファルター殿下。お食事の続きを、どうぞ」
エマ殿下に声をかけられて、ようやく俺は顔を上げる。
テーブルの上にあったはずの、リアム殿下の食器類はすべて片付けられていて、残っているのは俺とエマ殿下の分だけだ。そして、テーブルの中央に座っていた俺に合わせるように、エマ殿下も中央に座っている。
二人きりと言っても侍女たちは残っているわけだから、あのカチャカチャというわずかに聞こえた音は、食器を片付ける音だったんだろう。
エマ殿下の声は、少し動揺しているようにも聞こえたが、顔はほんの少し赤いかな、程度で元に戻っている。
こういうところも、すごいと思う。気持ちの切り替えが早いし、必要となれば表情だって簡単に取り繕ってみせる。いくら勉強ができなくても、それでもエマ殿下はまちがいなく「王太子殿下」なのだ。
「ありがとうございます、エマ殿下」
やはり、エマ殿下の側にいるのは俺なんかじゃない。改めてそれを確信すれば、冷静でいられる気がした。
食事に手を伸ばしながら、正面から問いかけた。
「リアム殿下が、王位継承権二位を重荷に感じている、というのが意外でした」
回りくどい聞き方などできないのなら、そのまま聞いてしまった方がいい。俺に聞かれたくないのなら、あんな話もしないだろうと思う。
エマ殿下は苦笑して、俺の質問に何ということもなく答えてくれた。
「あの子は、知らない色々な事を知ることが好きなんです。たくさんの知識に触れることが、楽しくて仕方ないみたいで。……ただ、国を治めることって、答えがないじゃないですか。答えがないのに、それでも答えを出さなければならない。それがどうしようもなく、重く感じてしまうみたいです」
「それは……すごいですね」
俺より三つも年下の人間が、国を治めるとはどういうことかを考えていなければ、出てこない考えだ。
俺も、一応王位継承権二位のはずだが、そんな事を考えたことなどなかった。どうせ優秀な兄がいるんだからと思って、考えることなど放棄していた。
「リアムは頭が良いから、余計に難しく考えてしまうんでしょうね。……逃げられるリアムが、羨ましいと思います」
そう言ったエマ殿下の目が、俺をすがるように見ている……ように見えた。
けれど、俺はそれに気付かないふりをした。エマ殿下を見て、話を切り出す。
「エマ殿下。……昨日の話ですが、大変光栄なこととは存じますが、お断りさせて頂きたく存じます。後ほど、国王陛下にもお伝え致します」
昨日の話。つまり、エマ殿下が俺に誕生日パーティーでのパートナーになって欲しい、と申し込んできた件。これを断ると言う事は、婚約の話を断る、ということと同義になるはずだ。
父は「俺がいいと言えばいいと言った」という事だから、断るのも俺自身の考えで行ってもいいはずだ。
エマ殿下は、無表情になった。その目に、すがるような色はない。
「理由をお伺いしてもよろしいでしょうか」
エマ殿下の声は、出会ったばかりの頃、まだ碌に交流がなかった頃のような平坦さだ。それに寂しさを感じる自分が情けないと思いつつ、俺はその答えを口にした。
「俺は出来損ないなんです。何をどう頑張っても、それは変わりません。エマ殿下はこれからどんどん前に進める方です。最初に少し手を貸しただけの俺に、拘る必要は何もありません。どうか、殿下にふさわしい方を見つけて下さい」
「………………あなたたち、ちょっと席を外して頂戴」
俺の言葉に何を思ったのか、エマ殿下が声をかけたのは侍女たちだ。
侍女たちが頭を下げて下がっていくのを見届けてから、エマ殿下は俺を見た。
「……ファルター殿下が、故国にいらっしゃったときの話は伺っております。殿下の父君であるブンデスリーク国王陛下からは、もし留学しても変わる様子がなければ、期限が来る前であっても送り返してもらって結構、と話があったそうです」
驚き……でもなかった。
父からしたら当然の対処だろう。問題児である王子を他国に送って、そこでも問題児状態を続けられたら、父の面子は丸つぶれだし、国の関係性も悪化する。
距離も遠いし良くも悪くもない関係であったとしても、国境を接している以上は、そんなことで悪化させるわけにはいかないだろう。
「ですけど、この国に来てからのファルター殿下を見ていて、本当にそんなことがあったのかって思っていました。そんな風には見えないなって思っていました」
それはただ外面を取り繕っていただけだ。
変わろうと決めて、ここに来た。だけど、それも限界に来ていた。
「あの時、ファルター殿下が手を差し伸べて下さったとき、やっと分かりました。この人はたくさん失敗をして、たくさん周囲の人から責められて、たくさん後悔して……。その上でそれを乗り越えようとしているから、とても強くて優しいんだって……」
「い、いや、俺はそんなんじゃ……!」
言いかけた俺の言葉を、エマ殿下は頭を振って遮る。
「私は怖いんです。私は長子で、王太子です。次の国王にならなければなりません。それだけを理由に、今まで頑張ってきました。でも怖いんです。くじけそうになるんです。私なんかが国王になっていいのかって思うと、震えてくるんです」
そんなことはない。ここまで頑張ってきたエマ殿下は、国王としてふさわしい。
そう口にできればいいのに、実際に震えているエマ殿下を見たら、俺は何も言えなかった。
慰めの一つすら口にできない俺に、なぜかエマ殿下は泣き笑いのような笑顔を見せた。
「ほらやっぱり、そうです。こう言うと、他の方々って『そんなことない』とか『頑張ってるじゃないですか』とか言うんですよ。でも、ファルター殿下は何も仰らない。そんな言葉は慰めじゃなく、ただ私を追い詰めるだけの言葉であることを、殿下だってご存じなんです」
やはり俺は何も言えなかった。
俺は兄と比較されてきた。兄ならもっと出来るのに、と言われ続けてきた。
今にして思うと、その言葉も「だから頑張れ」という、激励の一つとして言ってくれていた教師もいたかもしれない。でも、心に染みついた兄への劣等感がある限り、そんな言葉は俺の励ましにはならない。
エマ殿下も、たぶんそうなんだろう。染みついた恐怖が、慰めをそうと受け取れない。
「だから、ファルター殿下に側にいて欲しいんです。私の気持ちを殿下なら分かって下さるから、私も殿下の側なら力を抜けるんです。安心できるんです。ですからお願いです。もう少し、考えて頂くことはできませんか?」
エマ殿下と俺は違う。落ちこぼれと呼ばれていたとしても、エマ殿下には王太子としての自覚がしっかりある。エマ殿下の持つ恐怖は、俺の兄への劣等感とは全く違う種類のものだ。
だから、ここは突き放すべきだ。俺が側にいても、エマ殿下のためにはならない。エマ殿下のために、ここは頷いちゃダメだ。
それなのに、エマ殿下の目に見える恐怖と体の震えが、俺にそうさせることを躊躇わせる。側を離れてはダメだと、何かがストップをかける。
「……話を受けるかどうかはまだ分かりませんが、もう少しだけ考えてみます」
結局、気付けば俺はこう答えていた。
答えの先延ばしなんて最悪だ。断るつもりなら、ここで断ってしまった方がいいのに。
「ありがとうございます、ファルター殿下!」
エマ殿下の笑顔に、心臓がドクンとなった。
――惹かれていることを、自覚せざるを得なかった。
これ以上はダメだと、言い聞かせる。
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