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26.監禁
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「……はぁ」
監禁生活三日目。
ため息が出た。
*****
目のつり上がった妹と義母は何やら喚きながら、私の腕を強引に掴んで倉庫代わりになっていた屋根裏部屋に押し込んで、外からカギをかけた。
二人がかりで来られては、私も抵抗しきれなかった。途中で使用人たちとすれ違ったけど、助けてくれるような人もいなかった。
朝食と思われる物がさっき届いたけど、水一杯に微妙にかび臭いパンが一個。ちなみに、監禁された当日も、昨日も同じメニューだった。
かび臭いのは、諦める。
昨日も食べてお腹が痛くなったから、自分で《状態回復》をかけた。
問題は、こんな食生活ではあっという間に動けなくなってしまうということだ。
そもそもなぜ私がこんな目にあっているのか。
『帰って来たわね! 嘘つきのお姉様!』
『まあ、嘘はいけないわね。それで皆を騙したりして。私の可愛いピーアが聖女と呼ばれることが、そんなに気にくわなかったの?』
『お母様、お姉様にはお仕置きが必要です! あたしは騙されたみんなを助けなきゃ!』
『まあ、優しいわね、ピーアは。どうしようもない姉の、尻拭いをしてあげるなんて』
何の茶番だと言いたくなるようなやり取りがされた後、私はこの部屋に閉じ込められたのだ。
そういえば、父も義母もあの謁見の間にいなかった。妹がさっさと家に帰っていたから、城に行く必要性を感じなかったんだろうか。
思い出したら、またため息が出てきた。
何も嘘などないし、別に聖女と呼ばれたかったら勝手にしてろ、というのが本音だ。
学校でも妙に聖女に拘ってたけど、何かあったんだろうか。
聖女と呼ばれた人の伝説がある。
ダンジョンが誕生し、魔獣が襲来した。為すすべなく、一人また一人と兵士たちが倒れていく。
絶望が支配する中、一人の女性が敢然と立ち上がった。
死者すらも蘇らせたその女性の強い回復魔術は、絶望する兵士たちに強い希望を与えた。
そうして魔獣を駆逐し、ダンジョンをも消滅させたのだ、というのがその内容である。
ちなみに、この話は事実じゃない。
ありがちだけど、伝聞で伝えられていく話というのは、大体が大げさになっていくものである。
回復魔術で死者を蘇らせることなど、できるはずがない。
ただ、魔獣に追い詰められていた事は事実で、沢山の重症者がいる中、その女性は相手の貴賎関係なく、多くの人を救ってみせたのだ。
ダンジョンが消滅してすぐ、女性は倒れた。
そして、自分の限界を超えて魔術を使い続けたせいなのか、次に目を覚ました女性は、魔術を扱う力を失っていた。
そんな彼女の事を、救われた人たちが敬意と感謝を込めて「聖女」と呼ぶようになったのだ。
間違っても、十五歳で上級の回復魔術を使えたからという理由で、聖女になったわけではない。
そんな事で威張っても、「だから何」と言われてお終いだ。
窓から外を見る。
監禁三日目。
今日から学校が始まっている。姿を見せない私に、ハインリヒ様はきっと異変に気付いて、ここまで来てくれるはずだ。
妹や義母が私をどうしたいのかは分からないけど、この食生活での監禁生活が続くだけで、私は近いうちに限界が来るだろう。
あるいは、私が泣いて謝ることでも期待しているんだろうか。
嘘つきとか言ってたわけだし、案外それが正解かも知れない。
回復術士でしかない私は、ここから脱出すると言っても難しい。
並み居る敵をぶっ飛ばして投げ飛ばして、とかできたら、カッコいいしすっきりするだろうな、とは思うけど、現実はそんなに甘くない。
私が可能な脱出手段は……一つだけはあるけど。
できればあまりやりたくないな、と思いつつ、そのための準備を始めたのだった。
*****
状況は、その日の午後に変わった。
「いらっしゃいませぇ、ハインリヒ様ぁ」
「ピーア嬢、あなたに会いに来たわけではない。マレンに会わせてくれ」
姿は見えないけど、開けた窓から会話が聞こえた。
間違いなく、ハインリヒ様の声だ。
「だからぁ、お姉様はダンジョンと魔獣のせいで、もう怖いから学校に行きたくないって、部屋に籠もっちゃってるの。みんなはちゃんと学校に来たのに、お姉様ってばしょうがないんだから」
「マレンがそんな気弱な令嬢みたいなこと言うわけないだろう。でっち上げるにしても、もう少しマシな理由を考えろ。マレンを出せ」
ブッと吹き出した。
何なんだろう、その理由。
他の人たちはさておき、ハインリヒ様やリスベス先生がそんな理由で納得するはずない。
女としては、図太いと言われた事(そこまで言われてないけど)に腹を立てるべきかも知れないけど、気弱な令嬢だったら、そもそも辺境の地で回復術士なんてやっていない。
あまりやりたくないけど、ハインリヒ様がいる今がチャンスだろう。
用意しておいて良かった、脱出手段。
方法は単純だ。
シーツの端を、無骨で頑丈なだけな取り柄そうなベッドの足に結びつける。
もう片方のシーツの端には、とりあえず見つけた布を片っ端から縛って、長さを伸ばした。
そのシーツに掴まって窓から外に出る、というだけである。
ちなみに解けない縛り方は、辺境にいたときに教わっていた。私の全体重がかかっても、解けることはないはずだ。
問題は、できるだけ長くはしたつもりだけど、これで窓から地上にシーツが届くかどうか。
そして、シーツを掴む私の握力が、どこまでもつのか、という点である。
「お願いしますっ!」
シーツを掲げるように叫んで気合いを入れる。
そして、窓から外をのぞき込んで……その高さに目眩がした。
《士気高揚》は自分自身にはかけられない魔術である事が、残念だった。
でもこうしているわけにはいかない。
シーツを外に放り投げる。
そして、シーツを掴んで、体を窓から外に出したのだった。
「……………!!」
手にかかる負担が、想像以上だ。
歯を食いしばる。
チラッと下を見て……シーツの長さがまるで足りていないことに気付く。
「ハインリヒ様!!」
気付けば、その名前を呼んでいた。
何があっても、信じられる人の名前だ。
「マレン!?」
ハインリヒ様の驚いた声が、私の耳に届いた。
姿を確認できるほどの余裕はないけど、私を見つけてくれたんだろう。
「なっ……! お姉様、何やって……!」
「取り押さえなさい! 早く!」
妹と義母の声もした。
同時にバタバタ走る音も。
うわぁこれ、急がないと、使用人か誰か来ちゃうか。
早く降りないと、と思うけど、力を抜いたら、そのまま地面まで一気に落下しそうだ。
「マレン!! 飛び降りろ!!」
ハインリヒ様の声がした。
「は、ハインリヒ様ぁ、あんなのはいいから……」
「邪魔するな! マレン、俺が絶対に受け止める! だから、飛び降りろ!!」
力強い声だ。
その声に勇気づけられて、私は手の力を緩めた。
同時に、私は落下した。
「っっっ!!」
悲鳴さえ出ない。
来るべき衝撃に備えて、体を硬くする。
でも、その衝撃は思ったより柔らかかった。
「――ってぇぇぇぇ……」
見えたのは、痛そうに顔をしかめたハインリヒ様の顔。
でも、私の視線に気付くと、ニッと笑った。
「ほら、ちゃんと受け止めただろ?」
それでようやく、私はハインリヒ様の両手で支えられていることに気付いた。
ボロボロッと涙が落ちた。
自分が思っていた以上に、監禁生活が堪えていたのだろうか。
「大丈夫だ、マレン。来るのが遅くなって悪かった」
ハインリヒ様の労るような声に、さらに涙が落ちる。
首にしがみついて泣き始めた私を、ハインリヒ様はずっと優しく抱き締めてくれたのだった。
監禁生活三日目。
ため息が出た。
*****
目のつり上がった妹と義母は何やら喚きながら、私の腕を強引に掴んで倉庫代わりになっていた屋根裏部屋に押し込んで、外からカギをかけた。
二人がかりで来られては、私も抵抗しきれなかった。途中で使用人たちとすれ違ったけど、助けてくれるような人もいなかった。
朝食と思われる物がさっき届いたけど、水一杯に微妙にかび臭いパンが一個。ちなみに、監禁された当日も、昨日も同じメニューだった。
かび臭いのは、諦める。
昨日も食べてお腹が痛くなったから、自分で《状態回復》をかけた。
問題は、こんな食生活ではあっという間に動けなくなってしまうということだ。
そもそもなぜ私がこんな目にあっているのか。
『帰って来たわね! 嘘つきのお姉様!』
『まあ、嘘はいけないわね。それで皆を騙したりして。私の可愛いピーアが聖女と呼ばれることが、そんなに気にくわなかったの?』
『お母様、お姉様にはお仕置きが必要です! あたしは騙されたみんなを助けなきゃ!』
『まあ、優しいわね、ピーアは。どうしようもない姉の、尻拭いをしてあげるなんて』
何の茶番だと言いたくなるようなやり取りがされた後、私はこの部屋に閉じ込められたのだ。
そういえば、父も義母もあの謁見の間にいなかった。妹がさっさと家に帰っていたから、城に行く必要性を感じなかったんだろうか。
思い出したら、またため息が出てきた。
何も嘘などないし、別に聖女と呼ばれたかったら勝手にしてろ、というのが本音だ。
学校でも妙に聖女に拘ってたけど、何かあったんだろうか。
聖女と呼ばれた人の伝説がある。
ダンジョンが誕生し、魔獣が襲来した。為すすべなく、一人また一人と兵士たちが倒れていく。
絶望が支配する中、一人の女性が敢然と立ち上がった。
死者すらも蘇らせたその女性の強い回復魔術は、絶望する兵士たちに強い希望を与えた。
そうして魔獣を駆逐し、ダンジョンをも消滅させたのだ、というのがその内容である。
ちなみに、この話は事実じゃない。
ありがちだけど、伝聞で伝えられていく話というのは、大体が大げさになっていくものである。
回復魔術で死者を蘇らせることなど、できるはずがない。
ただ、魔獣に追い詰められていた事は事実で、沢山の重症者がいる中、その女性は相手の貴賎関係なく、多くの人を救ってみせたのだ。
ダンジョンが消滅してすぐ、女性は倒れた。
そして、自分の限界を超えて魔術を使い続けたせいなのか、次に目を覚ました女性は、魔術を扱う力を失っていた。
そんな彼女の事を、救われた人たちが敬意と感謝を込めて「聖女」と呼ぶようになったのだ。
間違っても、十五歳で上級の回復魔術を使えたからという理由で、聖女になったわけではない。
そんな事で威張っても、「だから何」と言われてお終いだ。
窓から外を見る。
監禁三日目。
今日から学校が始まっている。姿を見せない私に、ハインリヒ様はきっと異変に気付いて、ここまで来てくれるはずだ。
妹や義母が私をどうしたいのかは分からないけど、この食生活での監禁生活が続くだけで、私は近いうちに限界が来るだろう。
あるいは、私が泣いて謝ることでも期待しているんだろうか。
嘘つきとか言ってたわけだし、案外それが正解かも知れない。
回復術士でしかない私は、ここから脱出すると言っても難しい。
並み居る敵をぶっ飛ばして投げ飛ばして、とかできたら、カッコいいしすっきりするだろうな、とは思うけど、現実はそんなに甘くない。
私が可能な脱出手段は……一つだけはあるけど。
できればあまりやりたくないな、と思いつつ、そのための準備を始めたのだった。
*****
状況は、その日の午後に変わった。
「いらっしゃいませぇ、ハインリヒ様ぁ」
「ピーア嬢、あなたに会いに来たわけではない。マレンに会わせてくれ」
姿は見えないけど、開けた窓から会話が聞こえた。
間違いなく、ハインリヒ様の声だ。
「だからぁ、お姉様はダンジョンと魔獣のせいで、もう怖いから学校に行きたくないって、部屋に籠もっちゃってるの。みんなはちゃんと学校に来たのに、お姉様ってばしょうがないんだから」
「マレンがそんな気弱な令嬢みたいなこと言うわけないだろう。でっち上げるにしても、もう少しマシな理由を考えろ。マレンを出せ」
ブッと吹き出した。
何なんだろう、その理由。
他の人たちはさておき、ハインリヒ様やリスベス先生がそんな理由で納得するはずない。
女としては、図太いと言われた事(そこまで言われてないけど)に腹を立てるべきかも知れないけど、気弱な令嬢だったら、そもそも辺境の地で回復術士なんてやっていない。
あまりやりたくないけど、ハインリヒ様がいる今がチャンスだろう。
用意しておいて良かった、脱出手段。
方法は単純だ。
シーツの端を、無骨で頑丈なだけな取り柄そうなベッドの足に結びつける。
もう片方のシーツの端には、とりあえず見つけた布を片っ端から縛って、長さを伸ばした。
そのシーツに掴まって窓から外に出る、というだけである。
ちなみに解けない縛り方は、辺境にいたときに教わっていた。私の全体重がかかっても、解けることはないはずだ。
問題は、できるだけ長くはしたつもりだけど、これで窓から地上にシーツが届くかどうか。
そして、シーツを掴む私の握力が、どこまでもつのか、という点である。
「お願いしますっ!」
シーツを掲げるように叫んで気合いを入れる。
そして、窓から外をのぞき込んで……その高さに目眩がした。
《士気高揚》は自分自身にはかけられない魔術である事が、残念だった。
でもこうしているわけにはいかない。
シーツを外に放り投げる。
そして、シーツを掴んで、体を窓から外に出したのだった。
「……………!!」
手にかかる負担が、想像以上だ。
歯を食いしばる。
チラッと下を見て……シーツの長さがまるで足りていないことに気付く。
「ハインリヒ様!!」
気付けば、その名前を呼んでいた。
何があっても、信じられる人の名前だ。
「マレン!?」
ハインリヒ様の驚いた声が、私の耳に届いた。
姿を確認できるほどの余裕はないけど、私を見つけてくれたんだろう。
「なっ……! お姉様、何やって……!」
「取り押さえなさい! 早く!」
妹と義母の声もした。
同時にバタバタ走る音も。
うわぁこれ、急がないと、使用人か誰か来ちゃうか。
早く降りないと、と思うけど、力を抜いたら、そのまま地面まで一気に落下しそうだ。
「マレン!! 飛び降りろ!!」
ハインリヒ様の声がした。
「は、ハインリヒ様ぁ、あんなのはいいから……」
「邪魔するな! マレン、俺が絶対に受け止める! だから、飛び降りろ!!」
力強い声だ。
その声に勇気づけられて、私は手の力を緩めた。
同時に、私は落下した。
「っっっ!!」
悲鳴さえ出ない。
来るべき衝撃に備えて、体を硬くする。
でも、その衝撃は思ったより柔らかかった。
「――ってぇぇぇぇ……」
見えたのは、痛そうに顔をしかめたハインリヒ様の顔。
でも、私の視線に気付くと、ニッと笑った。
「ほら、ちゃんと受け止めただろ?」
それでようやく、私はハインリヒ様の両手で支えられていることに気付いた。
ボロボロッと涙が落ちた。
自分が思っていた以上に、監禁生活が堪えていたのだろうか。
「大丈夫だ、マレン。来るのが遅くなって悪かった」
ハインリヒ様の労るような声に、さらに涙が落ちる。
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