19 / 57
18.毒状態の治し方
しおりを挟む
私が最後の一人の治療を終えたとき、すでに日は落ちて暗かった。
魔術の光もなくなると、辺りは闇に包まれた。
「ろうそくとか、誰も持ってない?」
こんな暗いままでは問題だ。
そう思って私が声を出すと、応答があった。
「持っているが……つけて大丈夫なのか? 魔獣に襲われたりとか……」
これは先生の声だ。魔獣について教えている先生だ。
確かに、基本的にはその通りなんだけど。
「ここは建物の最上階です。校庭にいる人たちが魔獣を倒せればいいですが、万が一にも抜かれてしまえば、魔獣と戦うのは時間の問題です。明かりがなければ、私たちは戦えません」
時と場合だ。
確かに、明かりがあると魔獣に見つかりやすくなってしまうけど、ここは血の匂いが充満しているから、どちらにしても匂いを辿ってここまで来るだろう。
場所を移動しても同じ。
人間以上の嗅覚を持つらしい魔獣は、服などに染み付いた匂いだって辿ってくるから、結果は変わらない。
明かりがあろうとなかろうと、魔獣に見つかる結果に変わりない。
「そ、そうか」
そう答えた先生の声は、若干裏返っていた。
カチカチ音がした後、ポッと火が点る。
先生が持っていたのはランタンだった。
それを皮切りに、あちこちで火が点ったけれど。
「一度に使い過ぎないで下さいね。一晩、明かりを絶やすわけにはいかないですから」
注意すると、何人かが動かしていた手が止まった。
やれやれ、と息を吐く。
気付けば、シルベスト殿下がいなくなっていた。
窓から見た校庭に、ハインリヒ様の姿もない。
きっと、ダンジョンに乗り込んだんだ。
目を瞑って、無事を祈る。
ダンジョンに乗り込むのを見送ることさえ出来なかったのは心残りだけど、そのために私がするべき治療を放り出したら、ハインリヒ様に軽蔑されただろう。
大丈夫。ハインリヒ様は強い。
核を壊して、戻ってきてくれる。
だから、それまで持ち堪えるだけだ。
校庭では大きく何カ所かに火がたかれている。
多分、リスベス先生の指示だろう。下にいる人たちも何とか戦えるはずだ。
こっちはぼんやりと見えるだけだけど、何もないよりはマシだ。
ふと、体が震えている人の姿が見えた。
火の揺らぎによるものかと思ったけど、違う。
「どうしたの、寒い?」
剣術科の生徒だ。
そんなに深い傷じゃなかったから、他の生徒に治療をやってもらったはず。
「あ、その、何か、さっきからおかしくて……」
その男子生徒の言葉に、眉をひそめる。
「怪我は治ってる?」
「は、はい、その、治してもらって……」
チラッと視線を向けたのは、すぐ近くにいた女子生徒だ。
「わ、私が治しました。ちゃんと治ったはずなんですけど」
その言葉を聞きつつ、男子生徒の状態を診る。
見た事がある症状だ。
「《診断》」
魔術を使って、体の状態を確かめる。
そうしたら、案の定、体のあちこちに紫色の光が点々と光っている。
「えっ、なんで……」
「治療する前に、《診断》はした?」
「え、え……?」
動揺している女子生徒に聞けば、慌てふためきながらも何のことか分からない、といった様子を見せる。
学校で習った授業を思い返して……そういえば、教えていなかった?
「うわぁ、マジか。いや、ちゃんと聞いてなかった私も悪いけど」
どうせ全部知っている事だからと、聞き流していたのが問題だったかな。
けれどまさか、基本中の基本すら教えていなかったとは。
「魔獣の中には、毒持ちもいるの。だから、回復する前に必ず体の状態を確認するのよ。毒が体内にある状態で回復魔術をかけてしまうと、毒も活性化してしまうから」
「え、えっ、そうなんですか!? じゃあ、どうしたらいいですか!?」
顔はちゃんと見えないけど、半泣きの声だ。
「《状態回復》は使える?」
「え? い、いえ……何の役に立つんですか?」
そうきたか。
彼女が悪いわけじゃなくて、そう教えている先生が駄目なんだろうけど。いや、そもそもこういう学校にしちゃった先達たちのせいかもしれない。
「《状態回復》はね、体内に入ってしまった毒を消すことができる魔術よ。魔獣と戦った人を回復させるのに、必要なのは怪我の治療だけじゃないの」
解説して、男子生徒の正面に回る。
「ごめんなさい、ちょっと失礼しますね?」
「え?」
断って、両手で頬に触れた。
本当は、傷がある状態で使った方が、傷を通して体内に魔術の力が届くから効果がある。それもあるから、最初に必ず体の状態を確認するんだけど、治してしまったものはしょうがない。
男子生徒の顔が赤い。
もしかして、熱が出てきちゃったのかもしれない。
「《状態回復》」
唱えて魔方陣が浮かぶ。
怪我の治療は白く光るけど、この魔術は青い光を薄く放つ。
頬に手を添えた一番の理由は、口が近いことだ。
怪我がなくても、体内と繋がっている場所。口を塞ぐわけにはいかないから、頬に手を触れるのだ。
《状態回復》を使うときは、必ず《診断》を維持したまま発動すること。
毒がある場所を意識して使う事で、より効果が発揮する。
紫色の光がすべてなくなった事を確認して、魔術をやめる。
男子生徒の震えはなくなっていた。
「体調はどう?」
「は、はい、だ、大丈夫、です。あ、ありがとう、ございます!」
「そんな大げさよ。気にしなくていいから」
私は笑って、周囲を見回す。
「他に体調がおかしい人はいませんか?」
《診断》をすることを知らなかったという事は、私が治療した以外の人は、毒の確認をしていないことになる。
他にいてもおかしくないと思ったけど、幸い誰からも声はあがらない。
良かった。
場合によっては、毒に侵された人ばかりの時もあるから、本当に大変なのだ。
「さて、と」
小さくつぶやいて、窓から校庭を眺める。
幸いにも、魔獣の数はそんなに多くはないみたいで、今のところは問題なく倒すことができているようだ。
視線を動かせば、リスベス先生の姿も見える。
先生が、彼らのフォローをしてくれていたのか。
この場所での治療が終わったなら、次に私が行くべき場所は、あそこだ。
講堂の出入り口に足を進めると、クラリッサ様から声がかかった。
「マレン様、どうされたんですか?」
「下に行きます。戦っている彼らの体力や怪我を治す必要がありますから。皆様方はここにいて下さい」
ここまで魔獣が来る可能性を口にはしたけど、校庭で食い止めた方が良いに決まってる。
そのためにも、私は下に行く。
私は、講堂を後にした。
*****
「聖女様だ……」
マレンが講堂を出たすぐあと、毒状態を治療してもらった男子生徒が赤い顔で言った言葉に、他の生徒たちも反応した。
「ああ、聖女様だ」
「ええ、本当に素敵です。あの神々しいお姿……」
「治しても、それを威張ろうともしない、とてもお心の素敵な方……」
間違いなく、マレンが聞いていたら恥ずかしくて悶絶していただろう。
そして、叫んだだろう。単に回復術士としての役目を果たしただけだと。
「ふざけないでよ! なんで、あんなのが聖女なの!!」
ずっと隅で震えていたピーアが、突然立ち上がって叫ぶ。
周囲から向けられる驚きと蔑みの視線に気付くこともなく、講堂を飛び出したのだった。
魔術の光もなくなると、辺りは闇に包まれた。
「ろうそくとか、誰も持ってない?」
こんな暗いままでは問題だ。
そう思って私が声を出すと、応答があった。
「持っているが……つけて大丈夫なのか? 魔獣に襲われたりとか……」
これは先生の声だ。魔獣について教えている先生だ。
確かに、基本的にはその通りなんだけど。
「ここは建物の最上階です。校庭にいる人たちが魔獣を倒せればいいですが、万が一にも抜かれてしまえば、魔獣と戦うのは時間の問題です。明かりがなければ、私たちは戦えません」
時と場合だ。
確かに、明かりがあると魔獣に見つかりやすくなってしまうけど、ここは血の匂いが充満しているから、どちらにしても匂いを辿ってここまで来るだろう。
場所を移動しても同じ。
人間以上の嗅覚を持つらしい魔獣は、服などに染み付いた匂いだって辿ってくるから、結果は変わらない。
明かりがあろうとなかろうと、魔獣に見つかる結果に変わりない。
「そ、そうか」
そう答えた先生の声は、若干裏返っていた。
カチカチ音がした後、ポッと火が点る。
先生が持っていたのはランタンだった。
それを皮切りに、あちこちで火が点ったけれど。
「一度に使い過ぎないで下さいね。一晩、明かりを絶やすわけにはいかないですから」
注意すると、何人かが動かしていた手が止まった。
やれやれ、と息を吐く。
気付けば、シルベスト殿下がいなくなっていた。
窓から見た校庭に、ハインリヒ様の姿もない。
きっと、ダンジョンに乗り込んだんだ。
目を瞑って、無事を祈る。
ダンジョンに乗り込むのを見送ることさえ出来なかったのは心残りだけど、そのために私がするべき治療を放り出したら、ハインリヒ様に軽蔑されただろう。
大丈夫。ハインリヒ様は強い。
核を壊して、戻ってきてくれる。
だから、それまで持ち堪えるだけだ。
校庭では大きく何カ所かに火がたかれている。
多分、リスベス先生の指示だろう。下にいる人たちも何とか戦えるはずだ。
こっちはぼんやりと見えるだけだけど、何もないよりはマシだ。
ふと、体が震えている人の姿が見えた。
火の揺らぎによるものかと思ったけど、違う。
「どうしたの、寒い?」
剣術科の生徒だ。
そんなに深い傷じゃなかったから、他の生徒に治療をやってもらったはず。
「あ、その、何か、さっきからおかしくて……」
その男子生徒の言葉に、眉をひそめる。
「怪我は治ってる?」
「は、はい、その、治してもらって……」
チラッと視線を向けたのは、すぐ近くにいた女子生徒だ。
「わ、私が治しました。ちゃんと治ったはずなんですけど」
その言葉を聞きつつ、男子生徒の状態を診る。
見た事がある症状だ。
「《診断》」
魔術を使って、体の状態を確かめる。
そうしたら、案の定、体のあちこちに紫色の光が点々と光っている。
「えっ、なんで……」
「治療する前に、《診断》はした?」
「え、え……?」
動揺している女子生徒に聞けば、慌てふためきながらも何のことか分からない、といった様子を見せる。
学校で習った授業を思い返して……そういえば、教えていなかった?
「うわぁ、マジか。いや、ちゃんと聞いてなかった私も悪いけど」
どうせ全部知っている事だからと、聞き流していたのが問題だったかな。
けれどまさか、基本中の基本すら教えていなかったとは。
「魔獣の中には、毒持ちもいるの。だから、回復する前に必ず体の状態を確認するのよ。毒が体内にある状態で回復魔術をかけてしまうと、毒も活性化してしまうから」
「え、えっ、そうなんですか!? じゃあ、どうしたらいいですか!?」
顔はちゃんと見えないけど、半泣きの声だ。
「《状態回復》は使える?」
「え? い、いえ……何の役に立つんですか?」
そうきたか。
彼女が悪いわけじゃなくて、そう教えている先生が駄目なんだろうけど。いや、そもそもこういう学校にしちゃった先達たちのせいかもしれない。
「《状態回復》はね、体内に入ってしまった毒を消すことができる魔術よ。魔獣と戦った人を回復させるのに、必要なのは怪我の治療だけじゃないの」
解説して、男子生徒の正面に回る。
「ごめんなさい、ちょっと失礼しますね?」
「え?」
断って、両手で頬に触れた。
本当は、傷がある状態で使った方が、傷を通して体内に魔術の力が届くから効果がある。それもあるから、最初に必ず体の状態を確認するんだけど、治してしまったものはしょうがない。
男子生徒の顔が赤い。
もしかして、熱が出てきちゃったのかもしれない。
「《状態回復》」
唱えて魔方陣が浮かぶ。
怪我の治療は白く光るけど、この魔術は青い光を薄く放つ。
頬に手を添えた一番の理由は、口が近いことだ。
怪我がなくても、体内と繋がっている場所。口を塞ぐわけにはいかないから、頬に手を触れるのだ。
《状態回復》を使うときは、必ず《診断》を維持したまま発動すること。
毒がある場所を意識して使う事で、より効果が発揮する。
紫色の光がすべてなくなった事を確認して、魔術をやめる。
男子生徒の震えはなくなっていた。
「体調はどう?」
「は、はい、だ、大丈夫、です。あ、ありがとう、ございます!」
「そんな大げさよ。気にしなくていいから」
私は笑って、周囲を見回す。
「他に体調がおかしい人はいませんか?」
《診断》をすることを知らなかったという事は、私が治療した以外の人は、毒の確認をしていないことになる。
他にいてもおかしくないと思ったけど、幸い誰からも声はあがらない。
良かった。
場合によっては、毒に侵された人ばかりの時もあるから、本当に大変なのだ。
「さて、と」
小さくつぶやいて、窓から校庭を眺める。
幸いにも、魔獣の数はそんなに多くはないみたいで、今のところは問題なく倒すことができているようだ。
視線を動かせば、リスベス先生の姿も見える。
先生が、彼らのフォローをしてくれていたのか。
この場所での治療が終わったなら、次に私が行くべき場所は、あそこだ。
講堂の出入り口に足を進めると、クラリッサ様から声がかかった。
「マレン様、どうされたんですか?」
「下に行きます。戦っている彼らの体力や怪我を治す必要がありますから。皆様方はここにいて下さい」
ここまで魔獣が来る可能性を口にはしたけど、校庭で食い止めた方が良いに決まってる。
そのためにも、私は下に行く。
私は、講堂を後にした。
*****
「聖女様だ……」
マレンが講堂を出たすぐあと、毒状態を治療してもらった男子生徒が赤い顔で言った言葉に、他の生徒たちも反応した。
「ああ、聖女様だ」
「ええ、本当に素敵です。あの神々しいお姿……」
「治しても、それを威張ろうともしない、とてもお心の素敵な方……」
間違いなく、マレンが聞いていたら恥ずかしくて悶絶していただろう。
そして、叫んだだろう。単に回復術士としての役目を果たしただけだと。
「ふざけないでよ! なんで、あんなのが聖女なの!!」
ずっと隅で震えていたピーアが、突然立ち上がって叫ぶ。
周囲から向けられる驚きと蔑みの視線に気付くこともなく、講堂を飛び出したのだった。
13
お気に入りに追加
194
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
リリゼットの学園生活 〜 聖魔法?我が家では誰でも使えますよ?
あくの
ファンタジー
15になって領地の修道院から王立ディアーヌ学園、通称『学園』に通うことになったリリゼット。
加護細工の家系のドルバック伯爵家の娘として他家の令嬢達と交流開始するも世間知らずのリリゼットは令嬢との会話についていけない。
また姉と婚約者の破天荒な行動からリリゼットも同じなのかと学園の男子生徒が近寄ってくる。
長女気質のダンテス公爵家の長女リーゼはそんなリリゼットの危うさを危惧しており…。
リリゼットは楽しい学園生活を全うできるのか?!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
婚約破棄されたので森の奥でカフェを開いてスローライフ
あげは
ファンタジー
「私は、ユミエラとの婚約を破棄する!」
学院卒業記念パーティーで、婚約者である王太子アルフリードに突然婚約破棄された、ユミエラ・フォン・アマリリス公爵令嬢。
家族にも愛されていなかったユミエラは、王太子に婚約破棄されたことで利用価値がなくなったとされ家を勘当されてしまう。
しかし、ユミエラに特に気にした様子はなく、むしろ喜んでいた。
これまでの生活に嫌気が差していたユミエラは、元孤児で転生者の侍女ミシェルだけを連れ、その日のうちに家を出て人のいない森の奥に向かい、森の中でカフェを開くらしい。
「さあ、ミシェル! 念願のスローライフよ! 張り切っていきましょう!」
王都を出るとなぜか国を守護している神獣が待ち構えていた。
どうやら国を捨てユミエラについてくるらしい。
こうしてユミエラは、転生者と神獣という何とも不思議なお供を連れ、優雅なスローライフを楽しむのであった。
一方、ユミエラを追放し、神獣にも見捨てられた王国は、愚かな王太子のせいで混乱に陥るのだった――。
なろう・カクヨムにも投稿
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
婚約破棄されたので四大精霊と国を出ます
今川幸乃
ファンタジー
公爵令嬢である私シルア・アリュシオンはアドラント王国第一王子クリストフと政略婚約していたが、私だけが精霊と会話をすることが出来るのを、あろうことか悪魔と話しているという言いがかりをつけられて婚約破棄される。
しかもクリストフはアイリスという女にデレデレしている。
王宮を追い出された私だったが、地水火風を司る四大精霊も私についてきてくれたので、精霊の力を借りた私は強力な魔法を使えるようになった。
そして隣国マナライト王国の王子アルツリヒトの招待を受けた。
一方、精霊の加護を失った王国には次々と災厄が訪れるのだった。
※「小説家になろう」「カクヨム」から転載
※3/8~ 改稿中
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
城で侍女をしているマリアンネと申します。お給金の良いお仕事ありませんか?
甘寧
ファンタジー
「武闘家貴族」「脳筋貴族」と呼ばれていた元子爵令嬢のマリアンネ。
友人に騙され多額の借金を作った脳筋父のせいで、屋敷、領土を差し押さえられ事実上の没落となり、その借金を返済する為、城で侍女の仕事をしつつ得意な武力を活かし副業で「便利屋」を掛け持ちしながら借金返済の為、奮闘する毎日。
マリアンネに執着するオネエ王子やマリアンネを取り巻く人達と様々な試練を越えていく。借金返済の為に……
そんなある日、便利屋の上司ゴリさんからの指令で幽霊屋敷を調査する事になり……
武闘家令嬢と呼ばれいたマリアンネの、借金返済までを綴った物語
白い結婚を言い渡されたお飾り妻ですが、ダンジョン攻略に励んでいます
時岡継美
ファンタジー
初夜に旦那様から「白い結婚」を言い渡され、お飾り妻としての生活が始まったヴィクトリアのライフワークはなんとダンジョンの攻略だった。
侯爵夫人として最低限の仕事をする傍ら、旦那様にも使用人たちにも内緒でダンジョンのラスボス戦に向けて準備を進めている。
しかし実は旦那様にも何やら秘密があるようで……?
他サイトでは「お飾り妻の趣味はダンジョン攻略です」のタイトルで公開している作品を加筆修正しております。
誤字脱字報告ありがとうございます!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
モブで可哀相? いえ、幸せです!
みけの
ファンタジー
私のお姉さんは“恋愛ゲームのヒロイン”で、私はゲームの中で“モブ”だそうだ。
“あんたはモブで可哀相”。
お姉さんはそう、思ってくれているけど……私、可哀相なの?
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
幼女と執事が異世界で
天界
ファンタジー
宝くじを握り締めオレは死んだ。
当選金額は約3億。だがオレが死んだのは神の過失だった!
謝罪と称して3億分の贈り物を貰って転生したら異世界!?
おまけで貰った執事と共に異世界を満喫することを決めるオレ。
オレの人生はまだ始まったばかりだ!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【完結】天下無敵の公爵令嬢は、おせっかいが大好きです
ノデミチ
ファンタジー
ある女医が、天寿を全うした。
女神に頼まれ、知識のみ持って転生。公爵令嬢として生を受ける。父は王国元帥、母は元宮廷魔術師。
前世の知識と父譲りの剣技体力、母譲りの魔法魔力。権力もあって、好き勝手生きられるのに、おせっかいが大好き。幼馴染の二人を巻き込んで、突っ走る!
そんな変わった公爵令嬢の物語。
アルファポリスOnly
2019/4/21 完結しました。
沢山のお気に入り、本当に感謝します。
7月より連載中に戻し、拾異伝スタートします。
2021年9月。
ファンタジー小説大賞投票御礼として外伝スタート。主要キャラから見たリスティア達を描いてます。
10月、再び完結に戻します。
御声援御愛読ありがとうございました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる