348 / 637
第十章 カトリーズの悪夢
母親
しおりを挟む
「うわわ……っ……!?」
ユーリが倒れてきたリィカを受け止めようとして、一緒に地面に倒れ込んだ。
それを暁斗は霞む目で確認する。
リィカの首輪は、間違いなく壊れた。
「よか……っ……た……」
安心して、地面に膝立ちに座り込んだ。
「暁斗!」
父の叫び声がする。
「父さん、いたい……」
「当たり前だ! 待ってろ、今……」
痛みを訴えれば、聞こえた父の声は、どこか泣きそうな声に聞こえた。
(やっぱり心配かけちゃったなぁ)
でも、剣が刺さったまま倒れたらもっと痛くて、傷もひどくなるだろうから、膝立ちで何とか頑張っているのだ。
暁斗としては、褒めて欲しいくらいだ。
「待って下さい、タイキさん。僕が剣を抜きます」
正面からユーリの声が聞こえた。
ユーリの手が、暁斗に刺さっている剣に伸びている。
「剣を抜いている間、タイキさんは《回復》を。痛み止め代わりになります。抜き終わったら、《全快》に切り替えて下さい!」
「分かった」
ユーリの指示は淀みない。
こういう治療、初めてじゃないのかな、と思う。
だったら、安心できそうだ。
泰基が《回復》を唱えた。
※ ※ ※
「《全快》」
剣を抜き終わり、泰基が魔法を切り替えた。
剣を抜いている間、痛み止めの効果を疑うくらいには、メチャメチャ痛かった。
それでも、泣き言だけは言いたくなくて、歯を食いしばって痛みを堪えていた。
「なぜ、あんなことをしたんだ?」
痛みが少し落ち着いてきた頃、泰基が聞いてきた。
多分、すぐ聞きたかったのを、痛みが和らぐまで待っていてくれた。
わざわざ刺される必要などなかった。
あんな事をしなくても、リィカを押さえるなど簡単だったのだから。
「オレたちを倒さないとリィカは止まれないから。だから、倒させてあげようって思っちゃった」
「……馬鹿なのか、お前は」
泰基の言葉に、エヘヘと笑いが零れる。
その通りだと思う。
強引に押さえ込んだ所で、リィカは止まれなかった。きっと、動こうと暴れただろう。
でもそれは、首輪を壊すまでの数秒間だけだ。
たった数秒間のためだけに、あんな事をする必要なんてない事くらい、分かる。
でも、何かしたかった。
それが例え無駄なことであっても、リィカのために、自分が出来ることをしたかった。
そして………………………。
「父さん。刃物に刺されるって、すごく痛いね」
「そんなの、当たり前だろ」
笑いながら言えば、泰基の声が苛立っていた。
顔を見れば、怒ってるのに、その目は泣きそうだ。
「刺されて痛くて、その後リィカの腕を押さえるのに力を入れたら、もっと痛かった」
こんなに痛いのか、と思った。
つい昨日の戦いで、死ぬ一歩手前までいったのに、それでもあの戦いの時の痛みよりも、もっと痛かった。
リィカのためじゃなかったら、あんな痛みに耐えるなんて、できなかった。
ただ、おかげで分かったことがある。
暁斗は、泣きたくなるくらいに切なくて、それでいて幸せな気持ちが湧いているのを感じていた。
「母さんって、すごいね」
溢れる気持ちのままに、暁斗は言葉を紡いでいた。
「こんなに痛いのに、刺した奴を離さなかった。オレを、守ってくれた」
「暁斗……」
押し入ってきた強盗から赤ん坊の暁斗を守ろうとして、代わりに刺された母。
そのまま強盗にしがみついて、死んでも離さなかった。
自分の命と引き換えに、暁斗を守った母。
でも、自分がその立場になって、分かった。
母は、死んでも守ろうと思ったわけじゃない。
ただ、自分のことを大事に思ってくれていた。
自分が、大切なリィカのために何かしたいと思ったように、大切だから、ただ守ろうとしてくれた。
多分、それだけの話なのだ。
それだけの話なのに、ずいぶん遠回りしてしまったと思う。
「オレ、母さんのこと、好きだよ。こんなに痛くても守ってくれた母さんが、大好きだ」
父の目から、涙が零れたのが見えた。
「父さん、長い間、ごめんなさい。でも、もうオレ、大丈夫だから」
ずっと心配をかけていた。
心配しながらも、何も言わずに見守ってくれていた。
泣く父を、どうしていいか分からない。
ただ、もう母の夢に惑わされることはないと、それだけは伝えたかった。
無言のままの泰基の手から、魔法の光が消えた。
傷は塞がっていた。もう、痛みはない。
傷があった箇所に手を触れて、暁斗は笑った。
「父さん。オレ、母さんに勝った」
おどけたように言う。
父が不思議そうな顔をした。
「だって、オレ、生きてるもん。父さんがいるから、すぐに治してもらえると思ったし。その通りになったでしょ? だから、オレの勝ち」
父は、涙を拭って笑った。
「……そうだな。お前はすごいな」
てっきり、馬鹿だとか何とか言われるかと思ったのに、まさか褒め言葉が出てくるとは思わなくて、暁斗は目をパチクリさせた。
※ ※ ※
(馬鹿だ馬鹿だと思っていたが、正真正銘の馬鹿だな)
必要ないと分かっているのに、自分から刺されに行くなんて、馬鹿も突き抜けている。
馬鹿だとしか思えないのに、泰基は流れる涙を止めることが出来なかった。
「オレ、母さんのこと、好きだよ。こんなに痛くても守ってくれた母さんが、大好きだ」
今さらか、と思う。
刃物で刺されて痛くても守った、なんて、最初から分かっていたことなのに。
母親と同じように刺されて、やっと分かったらしい暁斗は、本当に馬鹿だと思う。
それなのに、嬉しくて涙が出る。
「父さん。オレ、母さんに勝った」
この言葉は、まさに馬鹿を証明している。
勝ち負けの問題じゃない。
そうツッコみたいのに、口を開いたら、別の言葉が出た。
「……そうだな。お前はすごいな」
馬鹿でも何でもいい。
きちんと自分で答えを出した。自分で母の夢を乗り越えた。
地面に横たわっているリィカを見る。その中に存在する凪沙を。
早く、その意識が戻ることを願う。
少しでも早く、暁斗の事を凪沙に伝えたかった。
ユーリが倒れてきたリィカを受け止めようとして、一緒に地面に倒れ込んだ。
それを暁斗は霞む目で確認する。
リィカの首輪は、間違いなく壊れた。
「よか……っ……た……」
安心して、地面に膝立ちに座り込んだ。
「暁斗!」
父の叫び声がする。
「父さん、いたい……」
「当たり前だ! 待ってろ、今……」
痛みを訴えれば、聞こえた父の声は、どこか泣きそうな声に聞こえた。
(やっぱり心配かけちゃったなぁ)
でも、剣が刺さったまま倒れたらもっと痛くて、傷もひどくなるだろうから、膝立ちで何とか頑張っているのだ。
暁斗としては、褒めて欲しいくらいだ。
「待って下さい、タイキさん。僕が剣を抜きます」
正面からユーリの声が聞こえた。
ユーリの手が、暁斗に刺さっている剣に伸びている。
「剣を抜いている間、タイキさんは《回復》を。痛み止め代わりになります。抜き終わったら、《全快》に切り替えて下さい!」
「分かった」
ユーリの指示は淀みない。
こういう治療、初めてじゃないのかな、と思う。
だったら、安心できそうだ。
泰基が《回復》を唱えた。
※ ※ ※
「《全快》」
剣を抜き終わり、泰基が魔法を切り替えた。
剣を抜いている間、痛み止めの効果を疑うくらいには、メチャメチャ痛かった。
それでも、泣き言だけは言いたくなくて、歯を食いしばって痛みを堪えていた。
「なぜ、あんなことをしたんだ?」
痛みが少し落ち着いてきた頃、泰基が聞いてきた。
多分、すぐ聞きたかったのを、痛みが和らぐまで待っていてくれた。
わざわざ刺される必要などなかった。
あんな事をしなくても、リィカを押さえるなど簡単だったのだから。
「オレたちを倒さないとリィカは止まれないから。だから、倒させてあげようって思っちゃった」
「……馬鹿なのか、お前は」
泰基の言葉に、エヘヘと笑いが零れる。
その通りだと思う。
強引に押さえ込んだ所で、リィカは止まれなかった。きっと、動こうと暴れただろう。
でもそれは、首輪を壊すまでの数秒間だけだ。
たった数秒間のためだけに、あんな事をする必要なんてない事くらい、分かる。
でも、何かしたかった。
それが例え無駄なことであっても、リィカのために、自分が出来ることをしたかった。
そして………………………。
「父さん。刃物に刺されるって、すごく痛いね」
「そんなの、当たり前だろ」
笑いながら言えば、泰基の声が苛立っていた。
顔を見れば、怒ってるのに、その目は泣きそうだ。
「刺されて痛くて、その後リィカの腕を押さえるのに力を入れたら、もっと痛かった」
こんなに痛いのか、と思った。
つい昨日の戦いで、死ぬ一歩手前までいったのに、それでもあの戦いの時の痛みよりも、もっと痛かった。
リィカのためじゃなかったら、あんな痛みに耐えるなんて、できなかった。
ただ、おかげで分かったことがある。
暁斗は、泣きたくなるくらいに切なくて、それでいて幸せな気持ちが湧いているのを感じていた。
「母さんって、すごいね」
溢れる気持ちのままに、暁斗は言葉を紡いでいた。
「こんなに痛いのに、刺した奴を離さなかった。オレを、守ってくれた」
「暁斗……」
押し入ってきた強盗から赤ん坊の暁斗を守ろうとして、代わりに刺された母。
そのまま強盗にしがみついて、死んでも離さなかった。
自分の命と引き換えに、暁斗を守った母。
でも、自分がその立場になって、分かった。
母は、死んでも守ろうと思ったわけじゃない。
ただ、自分のことを大事に思ってくれていた。
自分が、大切なリィカのために何かしたいと思ったように、大切だから、ただ守ろうとしてくれた。
多分、それだけの話なのだ。
それだけの話なのに、ずいぶん遠回りしてしまったと思う。
「オレ、母さんのこと、好きだよ。こんなに痛くても守ってくれた母さんが、大好きだ」
父の目から、涙が零れたのが見えた。
「父さん、長い間、ごめんなさい。でも、もうオレ、大丈夫だから」
ずっと心配をかけていた。
心配しながらも、何も言わずに見守ってくれていた。
泣く父を、どうしていいか分からない。
ただ、もう母の夢に惑わされることはないと、それだけは伝えたかった。
無言のままの泰基の手から、魔法の光が消えた。
傷は塞がっていた。もう、痛みはない。
傷があった箇所に手を触れて、暁斗は笑った。
「父さん。オレ、母さんに勝った」
おどけたように言う。
父が不思議そうな顔をした。
「だって、オレ、生きてるもん。父さんがいるから、すぐに治してもらえると思ったし。その通りになったでしょ? だから、オレの勝ち」
父は、涙を拭って笑った。
「……そうだな。お前はすごいな」
てっきり、馬鹿だとか何とか言われるかと思ったのに、まさか褒め言葉が出てくるとは思わなくて、暁斗は目をパチクリさせた。
※ ※ ※
(馬鹿だ馬鹿だと思っていたが、正真正銘の馬鹿だな)
必要ないと分かっているのに、自分から刺されに行くなんて、馬鹿も突き抜けている。
馬鹿だとしか思えないのに、泰基は流れる涙を止めることが出来なかった。
「オレ、母さんのこと、好きだよ。こんなに痛くても守ってくれた母さんが、大好きだ」
今さらか、と思う。
刃物で刺されて痛くても守った、なんて、最初から分かっていたことなのに。
母親と同じように刺されて、やっと分かったらしい暁斗は、本当に馬鹿だと思う。
それなのに、嬉しくて涙が出る。
「父さん。オレ、母さんに勝った」
この言葉は、まさに馬鹿を証明している。
勝ち負けの問題じゃない。
そうツッコみたいのに、口を開いたら、別の言葉が出た。
「……そうだな。お前はすごいな」
馬鹿でも何でもいい。
きちんと自分で答えを出した。自分で母の夢を乗り越えた。
地面に横たわっているリィカを見る。その中に存在する凪沙を。
早く、その意識が戻ることを願う。
少しでも早く、暁斗の事を凪沙に伝えたかった。
0
お気に入りに追加
78
あなたにおすすめの小説

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。
アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。
両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。
両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。
テッドには、妹が3人いる。
両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。
このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。
そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。
その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。
両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。
両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…
両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが…
母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。
今日も依頼をこなして、家に帰るんだ!
この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。
お楽しみくださいね!
HOTランキング20位になりました。
皆さん、有り難う御座います。

転生した体のスペックがチート
モカ・ナト
ファンタジー
とある高校生が不注意でトラックに轢かれ死んでしまう。
目覚めたら自称神様がいてどうやら異世界に転生させてくれるらしい
このサイトでは10話まで投稿しています。
続きは小説投稿サイト「小説家になろう」で連載していますので、是非見に来てください!
スキルが【アイテムボックス】だけってどうなのよ?
山ノ内虎之助
ファンタジー
高校生宮原幸也は転生者である。
2度目の人生を目立たぬよう生きてきた幸也だが、ある日クラスメイト15人と一緒に異世界に転移されてしまう。
異世界で与えられたスキルは【アイテムボックス】のみ。
唯一のスキルを創意工夫しながら異世界を生き抜いていく。

たかが子爵家
鈴原みこと
ファンタジー
子爵令嬢は変わり者!?
ミッテルラント大陸にあるプレスブルク皇国には変わり者と噂される子爵令嬢がいた。
好奇心旺盛でチャレンジ精神に溢れるウリカ・フォン・シルヴァーベルヒは、剣術、料理、魔術学など気になったものは手当たり次第に挑戦し、持ち前の器用さでそれらを習得していく、まさしく異色の貴族令嬢。
そんな彼女が次に目をつけたのは錬金術だった。
王都にたった一人の錬金術師ウィリアムを訪ねて弟子入り志願するが、「弟子をとる気はない」と一蹴されてしまう。
諦めきれないウリカはなんとか食い下がり、ひとまず雑用係として通わせてもらえることに成功するが、ウィリアムには何やら秘めた過去があるようで……。
そんな中、第一皇子アルフレート・ハイムが、変わり者令嬢ウリカの噂を聞きつけて、シルヴァーベルヒ子爵家に興味を抱き始めるのだった。
たかが子爵家が異様な存在感を放つ!
停滞する皇国の未来を変える変革記第一弾。
※本作は現実における貴族制度等を参考にしておりますが、作者の知識量及び作品の都合上、オリジナル要素を取り入れております。そのため、現実とは異なる表記法を用いる箇所も多数ございますので、ご了承ください。
※この作品は「小説家になろう」及び「カクヨム」にも掲載しています。
※不定期更新

文字変換の勇者 ~ステータス改竄して生き残ります~
カタナヅキ
ファンタジー
高校の受験を間近に迫った少年「霧崎レア」彼は学校の帰宅の最中、車の衝突事故に巻き込まれそうになる。そんな彼を救い出そうと通りがかった4人の高校生が駆けつけるが、唐突に彼等の足元に「魔法陣」が誕生し、謎の光に飲み込まれてしまう。
気付いたときには5人は見知らぬ中世風の城の中に存在し、彼等の目の前には老人の集団が居た。老人達の話によると現在の彼等が存在する場所は「異世界」であり、元の世界に戻るためには自分達に協力し、世界征服を狙う「魔人族」と呼ばれる存在を倒すように協力を願われる。
だが、世界を救う勇者として召喚されたはずの人間には特別な能力が授かっているはずなのだが、伝承では勇者の人数は「4人」のはずであり、1人だけ他の人間と比べると能力が低かったレアは召喚に巻き込まれた一般人だと判断されて城から追放されてしまう――
――しかし、追い出されたレアの持っていた能力こそが彼等を上回る性能を誇り、彼は自分の力を利用してステータスを改竄し、名前を変化させる事で物体を変化させ、空想上の武器や物語のキャラクターを作り出せる事に気付く。

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

巻き込まれたおばちゃん、召喚聖女ちゃんのお母さんになる
戌葉
ファンタジー
子育てが終わりこれからは自分の時間を楽しもうと思っていたある日、目の前で地面へと吸い込まれていく女子高生を助けようとして、自分も吸い込まれてしまった。
え?異世界?この子が聖女?
ちょっと、聖女ちゃんは普通の女の子なのよ?四六時中監視してたら聖女ちゃんの気が休まらないでしょう。部屋から出なさい!この国、いまいち信用できないわね。
でも、せっかく異世界に来たなら、新しいことに挑戦したい。まずは冒険者ね!
聖女召喚に巻き込まれたおばちゃんが、聖女ちゃんの世話を焼いたり、冒険者になってみたりする話。
理不尽に振り回される騎士様の話も。
「悪役令嬢と私の婚約破棄」と同じ世界です。

侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる