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第九章 聖地イエルザム
こっちに来い
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レイフェルがいなくなり、イグナシオが深く頭を下げた。
「勇者様、リィカ様。レイフェルの無礼な態度、誠に申し訳ありませんでした」
下げ続けられる頭を、暁斗は見る。自分たちが何か言うまで、下げたままでいるつもりなのだろうか。
暁斗は、自分もだいぶこの世界に染まってきたのかな、と感じる。
こんな頭を下げられ続けて、普通なら平然としていられない。気にしてないからとか何とか言って、頭を上げてもらっていたはずだ。
「イグナシオさんは、オレにもリィカにも、態度変わんないね」
許すとも許さないとも言わず、純粋に思ったことを言ってみる。
イグナシオが頭を上げた。
表情は真剣だった。
「我々神官や、ウリックのような神官兵は、いわゆる貴族に相当する地位です。神から祝福を受けて神官になった者は、他の民より上の地位となります」
そう語り始めた。
「ですが、神官の子として生まれたからと言って、その者は貴族ではありません。私自身もそうですが、生まれたときは皆平民です。ですから、平民という理由で差別することはありません」
そこまで言って、その表情が苦いものになる。
「そうは言っても、神官の子として生まれた者は、やはり他の平民と違って色々と力がある。自らを貴族だと称する者も現れます」
神官の子として生まれた者の中には、生まれながらに光の適性を持つ者もいる。
レイフェルがそうだ。
そうした者は、本人が希望すれば、十五の年に神官になれる。生まれた時から、貴族になれることを、約束されているのだ。
「子供の頃から特権階級の意識を持った者の中には、レイフェルのような者もどうしても出てしまうのです」
そしてもう一度、頭を下げた。
※ ※ ※
暁斗とリィカは、教会を出た。
イグナシオに対しては、別に許すも許さないもない。別に彼は何も悪くない。
だから、それについては何も言わず、ただ話をしてくれた礼だけ伝えた。
「教会、出たよ。どう、なんか分かった?」
暁斗が問いかけたのは、繋がったままの風の手紙の向こう側にいる、父たちに向かってだ。
『どう、じゃない。なぜ大切な人云々の訂正をしないんだ』
返ってきたのは、異様に不機嫌なアレクの声だ。
暁斗はゲンナリした。
「えー、そこぉ? 別にいいじゃん。彼女とかそんなんじゃなくたって、大切なのは変わんないよ。オレ、嘘言ったつもりないし」
『……アキト、お前とは話を付ける必要が……ぃだっ! 何するんだよ、バル!』
『んなこと言ってっと、話進まねぇだろ。今は不死の話だろ』
あちらでされているやり取りに、暁斗もリィカも苦笑する。
続いて、呆れたようなユーリの声がした。
『そうですよ、アレク。程々にして下さいね。……女の霊についてですが、一人話の中で該当しそうな人が出てきましたね』
「……え?」
『娘だろ。老人の娘』
疑問の暁斗に対して、答えたのは泰基だ。
ユーリが答えるのに一瞬の間が空いたのは、頷いていたからか。
『ええ、そうです。刺激しないで、という言葉も、父親である老人を思っての言葉なら、おかしくありません』
さらに一瞬間が空いて、さらにユーリの声がした。
『気になるのは、体が残ったままという事ですね。確かに、稀にそういう事例はあるようですが、浄化魔法が効きにくい不死となると……』
考えるように最後言葉が小さくなった。
降りた沈黙に、リィカが言葉を発した。
「ちゃんと自信があるわけじゃないんだけど……。今の話がほんとなら、あの斧を持った老人、元は人間だって事になるよね?」
『ええ、そうですね。それが何か?』
ユーリの返答が聞こえる。どうやら、一旦考えるのを中止したらしい。
「……あの老人から、魔物の魔力を感じたの。炎の魔法がほとんど効かなかったし、不死って感じじゃなかった。でも人間とは思わなかった。魔物だと思ったの」
『それは……』
ユーリがそれだけ言って、絶句したのが分かる。
ユーリたちは、老人に遭遇していないが、リィカの言葉を疑う気にはなれない。
『暁斗、リィカ』
泰基に呼びかけられた。
『――お前たち、こっちに来い』
「「ええっ!?」」
突然の言葉に、二人の悲鳴が重なる。
だが、泰基も別に何の考えもなく、言い出したわけではない。
『老人に遭遇したのはお前たち二人なんだ。こっちに来たら、探せるかもしれないだろ?
それに怖いとか言ってる場合じゃない。もし魔王のところに行って、周囲が不死だらけだったら。あるいは、魔王自身が不死だったら、どうする気なんだ?』
「ヤな事言わないでよぉ、父さん!」
『可能性として、なくはないだろ。いいから来い』
「……ええぇぇぇ。――あ、でもさ、ほら、魔族いたし、こっちに誰かいた方が……」
嫌そうに呻いたが、すぐ続いた暁斗の言葉は、一定の説得力はある。
『何もしない、と言ってたのは、お前たちじゃないか』
「そうだけどぉ……」
すぐに泰基に返されてしまい、それ以上暁斗は言葉が続かない。
そんな暁斗を余所に、リィカが頷いた。
「……分かった、行く」
「えっ、行くの!?」
暁斗が驚く。さらにリィカの言葉が続いた。
「行く。けどお願いが。……怖いから、教会の入り口まで誰か迎えに来て」
その言葉に沈黙が降りる。
『…………………あのなぁ……』
泰基の呆れたような声が響いた。
※ ※ ※
「――やれやれ」
イグナシオは、ため息をついて、椅子にもたれかかる。
しょうがなかったとは言え、レイフェルのせいで疲れた。
今回の不死の件がなかったとしても、勇者に睨まれるなど勘弁して欲しい。
「……大切な人か」
暁斗の言葉を復唱する。
勇者の大切な人に対して、何てことを言ってくれたんだと思う。
「そのことなのですが、イグナシオ様」
「ん?」
ウリックに話しかけられ、そちらを見れば、悩むような様子を見せていた。
「リィカ様は、アレクシス殿下の恋人と仰っていました。なので、勇者様の、大切な人という発言がどういう意味を持つのか、と疑問に思った次第でして。どちらにしても、レイフェルが手を出していい相手ではありませんが」
「……ふーん」
勇者の一行にも、色々あるのだろうか。
イグナシオはそんな事を考える。
男性五名に女性一名だ。しかも、その女性はちょっと見ないくらいの美少女だ。多少の恋愛のゴタゴタがあってもおかしくない。
もしそれで、魔王討伐の旅に支障があれば問題だが、少なくとも彼らに問題あるようには見えなかった。
「……ウリック。彼女が誰と恋人同士なのかは置いとくとしても、レイフェルの発言は問題だよね?」
「はい、そう思いますが?」
最後まで言えなかったが、彼女に一晩自分の相手をさせろと言ったのだ。問題でないはずがない。
だが、それをわざわざ確認してくる意図が、ウリックには分からなかった。
「その発言のせいで勇者様に睨まれた。そんな奴を神官長の地位に就けていたら、ますます勇者様に睨まれるよね?」
「左様でございますね」
ウリックにも意図が分かった。苦笑しつつ頷く。
イグナシオがレイフェルを忌々しく思っているのは知っている。だが、単に気に入らないという理由で、神官長をやめさせるなどできるはずがない。
だが、絶好の機会が巡ってきた。これを機に、イグナシオはレイフェルを神官長の座から引きずり下ろすつもりなのだ。
「ウリック。君は、神官兵隊長として、私にもレイフェルにもどちらに阿ることなく接してきた。だからこそ、君がレイフェルの発言を問題として、神官長としての資質を問うてくれれば、周囲も無視できない。――やってくれるね?」
「承りましょう」
ウリックは一礼した。
確かに、この聖地イエルザムの軍のトップとして、レイフェルに対しても神官長に対する敬意を払って接してきた。
だからといって、レイフェルの事を好んでいるわけではないのだ。
レイフェルは終わりだろう。
勇者に睨まれた。
その一つの事実があるだけで、覆すことなど不可能なのだから。
「勇者様、リィカ様。レイフェルの無礼な態度、誠に申し訳ありませんでした」
下げ続けられる頭を、暁斗は見る。自分たちが何か言うまで、下げたままでいるつもりなのだろうか。
暁斗は、自分もだいぶこの世界に染まってきたのかな、と感じる。
こんな頭を下げられ続けて、普通なら平然としていられない。気にしてないからとか何とか言って、頭を上げてもらっていたはずだ。
「イグナシオさんは、オレにもリィカにも、態度変わんないね」
許すとも許さないとも言わず、純粋に思ったことを言ってみる。
イグナシオが頭を上げた。
表情は真剣だった。
「我々神官や、ウリックのような神官兵は、いわゆる貴族に相当する地位です。神から祝福を受けて神官になった者は、他の民より上の地位となります」
そう語り始めた。
「ですが、神官の子として生まれたからと言って、その者は貴族ではありません。私自身もそうですが、生まれたときは皆平民です。ですから、平民という理由で差別することはありません」
そこまで言って、その表情が苦いものになる。
「そうは言っても、神官の子として生まれた者は、やはり他の平民と違って色々と力がある。自らを貴族だと称する者も現れます」
神官の子として生まれた者の中には、生まれながらに光の適性を持つ者もいる。
レイフェルがそうだ。
そうした者は、本人が希望すれば、十五の年に神官になれる。生まれた時から、貴族になれることを、約束されているのだ。
「子供の頃から特権階級の意識を持った者の中には、レイフェルのような者もどうしても出てしまうのです」
そしてもう一度、頭を下げた。
※ ※ ※
暁斗とリィカは、教会を出た。
イグナシオに対しては、別に許すも許さないもない。別に彼は何も悪くない。
だから、それについては何も言わず、ただ話をしてくれた礼だけ伝えた。
「教会、出たよ。どう、なんか分かった?」
暁斗が問いかけたのは、繋がったままの風の手紙の向こう側にいる、父たちに向かってだ。
『どう、じゃない。なぜ大切な人云々の訂正をしないんだ』
返ってきたのは、異様に不機嫌なアレクの声だ。
暁斗はゲンナリした。
「えー、そこぉ? 別にいいじゃん。彼女とかそんなんじゃなくたって、大切なのは変わんないよ。オレ、嘘言ったつもりないし」
『……アキト、お前とは話を付ける必要が……ぃだっ! 何するんだよ、バル!』
『んなこと言ってっと、話進まねぇだろ。今は不死の話だろ』
あちらでされているやり取りに、暁斗もリィカも苦笑する。
続いて、呆れたようなユーリの声がした。
『そうですよ、アレク。程々にして下さいね。……女の霊についてですが、一人話の中で該当しそうな人が出てきましたね』
「……え?」
『娘だろ。老人の娘』
疑問の暁斗に対して、答えたのは泰基だ。
ユーリが答えるのに一瞬の間が空いたのは、頷いていたからか。
『ええ、そうです。刺激しないで、という言葉も、父親である老人を思っての言葉なら、おかしくありません』
さらに一瞬間が空いて、さらにユーリの声がした。
『気になるのは、体が残ったままという事ですね。確かに、稀にそういう事例はあるようですが、浄化魔法が効きにくい不死となると……』
考えるように最後言葉が小さくなった。
降りた沈黙に、リィカが言葉を発した。
「ちゃんと自信があるわけじゃないんだけど……。今の話がほんとなら、あの斧を持った老人、元は人間だって事になるよね?」
『ええ、そうですね。それが何か?』
ユーリの返答が聞こえる。どうやら、一旦考えるのを中止したらしい。
「……あの老人から、魔物の魔力を感じたの。炎の魔法がほとんど効かなかったし、不死って感じじゃなかった。でも人間とは思わなかった。魔物だと思ったの」
『それは……』
ユーリがそれだけ言って、絶句したのが分かる。
ユーリたちは、老人に遭遇していないが、リィカの言葉を疑う気にはなれない。
『暁斗、リィカ』
泰基に呼びかけられた。
『――お前たち、こっちに来い』
「「ええっ!?」」
突然の言葉に、二人の悲鳴が重なる。
だが、泰基も別に何の考えもなく、言い出したわけではない。
『老人に遭遇したのはお前たち二人なんだ。こっちに来たら、探せるかもしれないだろ?
それに怖いとか言ってる場合じゃない。もし魔王のところに行って、周囲が不死だらけだったら。あるいは、魔王自身が不死だったら、どうする気なんだ?』
「ヤな事言わないでよぉ、父さん!」
『可能性として、なくはないだろ。いいから来い』
「……ええぇぇぇ。――あ、でもさ、ほら、魔族いたし、こっちに誰かいた方が……」
嫌そうに呻いたが、すぐ続いた暁斗の言葉は、一定の説得力はある。
『何もしない、と言ってたのは、お前たちじゃないか』
「そうだけどぉ……」
すぐに泰基に返されてしまい、それ以上暁斗は言葉が続かない。
そんな暁斗を余所に、リィカが頷いた。
「……分かった、行く」
「えっ、行くの!?」
暁斗が驚く。さらにリィカの言葉が続いた。
「行く。けどお願いが。……怖いから、教会の入り口まで誰か迎えに来て」
その言葉に沈黙が降りる。
『…………………あのなぁ……』
泰基の呆れたような声が響いた。
※ ※ ※
「――やれやれ」
イグナシオは、ため息をついて、椅子にもたれかかる。
しょうがなかったとは言え、レイフェルのせいで疲れた。
今回の不死の件がなかったとしても、勇者に睨まれるなど勘弁して欲しい。
「……大切な人か」
暁斗の言葉を復唱する。
勇者の大切な人に対して、何てことを言ってくれたんだと思う。
「そのことなのですが、イグナシオ様」
「ん?」
ウリックに話しかけられ、そちらを見れば、悩むような様子を見せていた。
「リィカ様は、アレクシス殿下の恋人と仰っていました。なので、勇者様の、大切な人という発言がどういう意味を持つのか、と疑問に思った次第でして。どちらにしても、レイフェルが手を出していい相手ではありませんが」
「……ふーん」
勇者の一行にも、色々あるのだろうか。
イグナシオはそんな事を考える。
男性五名に女性一名だ。しかも、その女性はちょっと見ないくらいの美少女だ。多少の恋愛のゴタゴタがあってもおかしくない。
もしそれで、魔王討伐の旅に支障があれば問題だが、少なくとも彼らに問題あるようには見えなかった。
「……ウリック。彼女が誰と恋人同士なのかは置いとくとしても、レイフェルの発言は問題だよね?」
「はい、そう思いますが?」
最後まで言えなかったが、彼女に一晩自分の相手をさせろと言ったのだ。問題でないはずがない。
だが、それをわざわざ確認してくる意図が、ウリックには分からなかった。
「その発言のせいで勇者様に睨まれた。そんな奴を神官長の地位に就けていたら、ますます勇者様に睨まれるよね?」
「左様でございますね」
ウリックにも意図が分かった。苦笑しつつ頷く。
イグナシオがレイフェルを忌々しく思っているのは知っている。だが、単に気に入らないという理由で、神官長をやめさせるなどできるはずがない。
だが、絶好の機会が巡ってきた。これを機に、イグナシオはレイフェルを神官長の座から引きずり下ろすつもりなのだ。
「ウリック。君は、神官兵隊長として、私にもレイフェルにもどちらに阿ることなく接してきた。だからこそ、君がレイフェルの発言を問題として、神官長としての資質を問うてくれれば、周囲も無視できない。――やってくれるね?」
「承りましょう」
ウリックは一礼した。
確かに、この聖地イエルザムの軍のトップとして、レイフェルに対しても神官長に対する敬意を払って接してきた。
だからといって、レイフェルの事を好んでいるわけではないのだ。
レイフェルは終わりだろう。
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