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第七章 月空の下で
感じた世界
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アレクとリィカの気配が消えて、暁斗たち四人は、ククノチの木の下に駆け付けてきた。
そして、その光景に呆気にとられる。
ククノチの木は、枝と葉が生い茂っている部分が二つに割れている。
リィカが捕らえられていたはずの場所は、大きな木が一本生えているようにしか見えない。そして、その木に“赤い月”の赤い光が、差し込んでいた。
「リィカは? アレクは、どこ?」
暁斗がそう言うが、誰も答えを知らなかった。
「お前たち、何をしておる!」
「戻れ! 娘に免じて許しただけで、好き勝手な行動を許可はしておらぬ!」
村人たちも駆け寄ってくる。
四人を捕らえ、村に引きずっていこうとするが、今度は彼らも簡単には負けていられない。
「あの木は、何なんだ? リィカはどこだ?」
泰基が村人を睨み付ける。
答えたのは、ヤズだった。
「この光景こそが、ククノチ神の力。ククノチ神が偉大である証。貴様ら、この光景を拝めたこと、地に伏して感謝するが良い!」
答えてもらったところで、何の参考にもならなかった。
戻る戻らないの押し問答を続けているうちに、その音が響いた。
――ビシビシッ!
――ビシビシビシビシッ!!
何の音かはすぐに分かった。
ククノチの木が、巨大な幹が、その中央に罅が入り、それが拡大していく。
そして罅が全体に広がると、ククノチの木は縦に二つに割れて、大きな音を立てて倒れた。
その光景に呆然としていると、暁斗とバルが知った気配を感じて、その割れた木の中央部分を見つめる。
「――どわぁっ!?」
アレクとリィカが、いきなりそこに現れた。
※ ※ ※
アレクがリィカを抱き留めた直後、浮遊する感覚に変化が生じた。
急速にどこかに吸い出される感覚。
そして、ポンッとどこかに吐き出されたかと思えば、風景が一変する。
「――どわぁっ!?」
考えている暇などない。
地面がすぐそこだった。
リィカが勢いで腕から投げ出されそうになる。が、腕を伸ばして、ギリギリリィカの体の下に入れる事に成功する。
自分自身は思いきり地面に叩き付けられたが、リィカを支えることには成功した。
「……いてぇ……」
痛みに呻きつつも、すぐに起き上がる。
リィカを見た。
腕を、体を捕らえていた木は、ボロボロに崩れていた。しかし、リィカの顔色は、月光下にあってもひどく悪く見える。
「――リィカ!」
名前を呼ぶと、リィカはうっすら目を開けた。
「……平気。ありがと、アレク」
仄かに笑うリィカを、アレクは抱きしめた。
「……何と言うことを。なぜ我を拒否する。なぜ、我と共に歩んでくれぬのだ」
「まだいるのか」
声がした方を見れば、ククノチがいた。
鬼の姿ではない。元の姿に戻っている。
アレクが剣を構えようとして、リィカから声がかかった。
「……アレク、ククノチと話をしたいの。体起こして、背中支えてほしい」
「何を話す必要がある。俺は反対だ」
ひどい目に合って、今もひどく顔色が悪いのに、何を言っている。
そうアレクは思ったが、リィカが引かなかった。
「――お願い、アレク」
必死な顔で頼まれれば、否とは言えなかった。
※ ※ ※
アレクに支えてもらいながら、リィカは何とかその場に体を起こした。
「――ククノチ。さっきも言ったけど、あなたには大切な人がいるでしょう? あなたと一緒にいるのは、わたしじゃない」
リィカは静かに語りかける。このままでは、ククノチも香織も可哀相だ。
「居らぬ! ヒトは死ねばそこまでだ。居らぬのだ!」
「香織さんはいるよ。そう思えばちゃんと声聞こえるから。ずっとあなたの側にいたんだよ」
必死にリィカは伝えた。
多分、本当にククノチは神なんだろう。
人は死ねば終わりなのだと、いないのだと、そう思った事が力になってしまった。
「お願いします。一回だけでいいんです。香織さんはいるんだと、信じて下さい」
「……いる……はずが……なかろうに」
そう言いながらも、その目が揺れている。動揺している。
もう一押しか、と思ったら、香織の声が響いた。
『いるよ、ククノチ。ここにいる』
ふわっと姿が現れる。年を取った姿じゃない。リィカが映像で見た、若い香織の姿だ。
半透明の透ける姿に、リィカは顔が引き攣る。
(――わたし、ユーレイとか苦手なのに)
頭の中に響く声だけだったらまだ良かったが、姿は勘弁だ。
先ほどまで必死にククノチに訴えかけていたのはどこへやら。
そんな情緒のない事をリィカは考えていた。
※ ※ ※
香織は、外に出たククノチを見ていた。
「――ククノチ。さっきも言ったけど、あなたには大切な人がいるでしょう? あなたと一緒にいるのは、わたしじゃない」
リィカがククノチに訴えかけている。
(お人好しだなぁ)
散々な目にあったというのに、自分たちに同情してくれるのか。
リィカの訴えに、ククノチが動揺しているのが分かった。
――多分今なら届く。
そう思ったら、待てなかった。ククノチの前に飛び出した。
『いるよ、ククノチ。ここにいる』
ククノチは動かない。でも視線は合っているから、間違いなく見えている。
『おーい、ククノチ? なんか反応して。久しぶりなのに、無反応とか悲しい』
「……なぜ……」
『あ、やっと反応してくれた』
香織は笑う。久しぶりに、心から笑った気がする。
『何でかはあたしも分からないの。でも、ククノチの中にいたおかげかも。神様の木の中だもの。あたしに何か力が与えられたっておかしくないでしょ?』
いたずらっぽく笑えば、ククノチも表情を緩めた。
「……そうか。ずっと、いたのか。……済まぬ」
『あたしに謝る前に、迷惑掛けた人たちに謝るの!』
「……そうだな」
腰に手を当てて叱れば、ククノチは幸せそうに笑った。
※ ※ ※
梢を揺らす風。
自らを支える大地。
照らす月光。
ククノチは久しぶりに世界を感じていた。
香織がいるときは、それらと常に共にあった。だというのに、いつしかそれらを忘れていた。
この地に根を下ろして長い。
香織以外にも、この地でできた繋がりもあるというのに。
(気付かず悪かった。もう少しだけ待ってくれ)
聞こえた“聲”にそれだけ返した。
視線をリィカに向けようとして、その前に懐かしい匂いがして、そちらを見る。
男が二人。懐かしい故郷の匂いだ。
「そなたらも、ヤマトの国……日本から来たのか」
感情のままに言葉が出る。
「最期に香織に会えて、懐かしい故郷の者たちに会えて、我は何と幸せなのか」
本体が壊れたのだ。自分がもう保たないことなど分かっている。
リィカに目を向ける。懐かしい匂いに惹かれ、香織の代わりに手に入れようと思った娘。
改めて娘を見て、分かった。
「そうか。そなたはこの地の生まれか。魂だけがあの国の者なのだな」
娘の目にわずかに動揺が走ったように見える。が、ククノチにその意味は分からなかった。
「迷惑をかけた。すまなかった。いずこの地でも良い。そなたはそなたの愛する者と共にいるが良い」
心から、それを伝える。
自分と戦った男に謝罪する気はない。どうでもいい。
そう思ったが、この男が敗れれば、懐かしい故郷の魂を持つ娘が危険にさらされる。
「汝に助言しよう。遙か北東の深い樹林の奥に、洞窟がある。その洞窟の奥に、一本の魔剣が眠っておる。これまで一度も主を定めたことのない偏屈な魔剣だ。もし興味があるのなら、行ってみると良かろう」
男の顔が驚いているのが分かる。その顔を見て、負けた溜飲が少し下がる。
「負けることは許さぬ。汝が負けて、娘を危険に晒す事は決して許さぬ。覚えておけ」
「――言われるまでもない」
静かな男の返答に、満足する。
(これが、最後だ)
助けを求める聲が、聞こえる。世界を感じた瞬間に聞こえた、古い友人の聲。
その聲に、応えよう。
自分を奉る村人は分かる。それ以外に六名。皆それぞれが強い力を持っている。きっと、この者たちならば。
「――汝らに頼みがある。この世界に根付く神なる木が助けを求めておる。そなたらの力で、その木を、世界樹ユグドラシルを助けてやってくれ」
「「「「「「……えっ?」」」」」」
六人の声が重なる。
疑問は当然だろうが、説明はあちらがするだろう。
六人に魔法を掛ける。
その瞬間、六人の姿がククノチの前から消え失せた。
そして、その光景に呆気にとられる。
ククノチの木は、枝と葉が生い茂っている部分が二つに割れている。
リィカが捕らえられていたはずの場所は、大きな木が一本生えているようにしか見えない。そして、その木に“赤い月”の赤い光が、差し込んでいた。
「リィカは? アレクは、どこ?」
暁斗がそう言うが、誰も答えを知らなかった。
「お前たち、何をしておる!」
「戻れ! 娘に免じて許しただけで、好き勝手な行動を許可はしておらぬ!」
村人たちも駆け寄ってくる。
四人を捕らえ、村に引きずっていこうとするが、今度は彼らも簡単には負けていられない。
「あの木は、何なんだ? リィカはどこだ?」
泰基が村人を睨み付ける。
答えたのは、ヤズだった。
「この光景こそが、ククノチ神の力。ククノチ神が偉大である証。貴様ら、この光景を拝めたこと、地に伏して感謝するが良い!」
答えてもらったところで、何の参考にもならなかった。
戻る戻らないの押し問答を続けているうちに、その音が響いた。
――ビシビシッ!
――ビシビシビシビシッ!!
何の音かはすぐに分かった。
ククノチの木が、巨大な幹が、その中央に罅が入り、それが拡大していく。
そして罅が全体に広がると、ククノチの木は縦に二つに割れて、大きな音を立てて倒れた。
その光景に呆然としていると、暁斗とバルが知った気配を感じて、その割れた木の中央部分を見つめる。
「――どわぁっ!?」
アレクとリィカが、いきなりそこに現れた。
※ ※ ※
アレクがリィカを抱き留めた直後、浮遊する感覚に変化が生じた。
急速にどこかに吸い出される感覚。
そして、ポンッとどこかに吐き出されたかと思えば、風景が一変する。
「――どわぁっ!?」
考えている暇などない。
地面がすぐそこだった。
リィカが勢いで腕から投げ出されそうになる。が、腕を伸ばして、ギリギリリィカの体の下に入れる事に成功する。
自分自身は思いきり地面に叩き付けられたが、リィカを支えることには成功した。
「……いてぇ……」
痛みに呻きつつも、すぐに起き上がる。
リィカを見た。
腕を、体を捕らえていた木は、ボロボロに崩れていた。しかし、リィカの顔色は、月光下にあってもひどく悪く見える。
「――リィカ!」
名前を呼ぶと、リィカはうっすら目を開けた。
「……平気。ありがと、アレク」
仄かに笑うリィカを、アレクは抱きしめた。
「……何と言うことを。なぜ我を拒否する。なぜ、我と共に歩んでくれぬのだ」
「まだいるのか」
声がした方を見れば、ククノチがいた。
鬼の姿ではない。元の姿に戻っている。
アレクが剣を構えようとして、リィカから声がかかった。
「……アレク、ククノチと話をしたいの。体起こして、背中支えてほしい」
「何を話す必要がある。俺は反対だ」
ひどい目に合って、今もひどく顔色が悪いのに、何を言っている。
そうアレクは思ったが、リィカが引かなかった。
「――お願い、アレク」
必死な顔で頼まれれば、否とは言えなかった。
※ ※ ※
アレクに支えてもらいながら、リィカは何とかその場に体を起こした。
「――ククノチ。さっきも言ったけど、あなたには大切な人がいるでしょう? あなたと一緒にいるのは、わたしじゃない」
リィカは静かに語りかける。このままでは、ククノチも香織も可哀相だ。
「居らぬ! ヒトは死ねばそこまでだ。居らぬのだ!」
「香織さんはいるよ。そう思えばちゃんと声聞こえるから。ずっとあなたの側にいたんだよ」
必死にリィカは伝えた。
多分、本当にククノチは神なんだろう。
人は死ねば終わりなのだと、いないのだと、そう思った事が力になってしまった。
「お願いします。一回だけでいいんです。香織さんはいるんだと、信じて下さい」
「……いる……はずが……なかろうに」
そう言いながらも、その目が揺れている。動揺している。
もう一押しか、と思ったら、香織の声が響いた。
『いるよ、ククノチ。ここにいる』
ふわっと姿が現れる。年を取った姿じゃない。リィカが映像で見た、若い香織の姿だ。
半透明の透ける姿に、リィカは顔が引き攣る。
(――わたし、ユーレイとか苦手なのに)
頭の中に響く声だけだったらまだ良かったが、姿は勘弁だ。
先ほどまで必死にククノチに訴えかけていたのはどこへやら。
そんな情緒のない事をリィカは考えていた。
※ ※ ※
香織は、外に出たククノチを見ていた。
「――ククノチ。さっきも言ったけど、あなたには大切な人がいるでしょう? あなたと一緒にいるのは、わたしじゃない」
リィカがククノチに訴えかけている。
(お人好しだなぁ)
散々な目にあったというのに、自分たちに同情してくれるのか。
リィカの訴えに、ククノチが動揺しているのが分かった。
――多分今なら届く。
そう思ったら、待てなかった。ククノチの前に飛び出した。
『いるよ、ククノチ。ここにいる』
ククノチは動かない。でも視線は合っているから、間違いなく見えている。
『おーい、ククノチ? なんか反応して。久しぶりなのに、無反応とか悲しい』
「……なぜ……」
『あ、やっと反応してくれた』
香織は笑う。久しぶりに、心から笑った気がする。
『何でかはあたしも分からないの。でも、ククノチの中にいたおかげかも。神様の木の中だもの。あたしに何か力が与えられたっておかしくないでしょ?』
いたずらっぽく笑えば、ククノチも表情を緩めた。
「……そうか。ずっと、いたのか。……済まぬ」
『あたしに謝る前に、迷惑掛けた人たちに謝るの!』
「……そうだな」
腰に手を当てて叱れば、ククノチは幸せそうに笑った。
※ ※ ※
梢を揺らす風。
自らを支える大地。
照らす月光。
ククノチは久しぶりに世界を感じていた。
香織がいるときは、それらと常に共にあった。だというのに、いつしかそれらを忘れていた。
この地に根を下ろして長い。
香織以外にも、この地でできた繋がりもあるというのに。
(気付かず悪かった。もう少しだけ待ってくれ)
聞こえた“聲”にそれだけ返した。
視線をリィカに向けようとして、その前に懐かしい匂いがして、そちらを見る。
男が二人。懐かしい故郷の匂いだ。
「そなたらも、ヤマトの国……日本から来たのか」
感情のままに言葉が出る。
「最期に香織に会えて、懐かしい故郷の者たちに会えて、我は何と幸せなのか」
本体が壊れたのだ。自分がもう保たないことなど分かっている。
リィカに目を向ける。懐かしい匂いに惹かれ、香織の代わりに手に入れようと思った娘。
改めて娘を見て、分かった。
「そうか。そなたはこの地の生まれか。魂だけがあの国の者なのだな」
娘の目にわずかに動揺が走ったように見える。が、ククノチにその意味は分からなかった。
「迷惑をかけた。すまなかった。いずこの地でも良い。そなたはそなたの愛する者と共にいるが良い」
心から、それを伝える。
自分と戦った男に謝罪する気はない。どうでもいい。
そう思ったが、この男が敗れれば、懐かしい故郷の魂を持つ娘が危険にさらされる。
「汝に助言しよう。遙か北東の深い樹林の奥に、洞窟がある。その洞窟の奥に、一本の魔剣が眠っておる。これまで一度も主を定めたことのない偏屈な魔剣だ。もし興味があるのなら、行ってみると良かろう」
男の顔が驚いているのが分かる。その顔を見て、負けた溜飲が少し下がる。
「負けることは許さぬ。汝が負けて、娘を危険に晒す事は決して許さぬ。覚えておけ」
「――言われるまでもない」
静かな男の返答に、満足する。
(これが、最後だ)
助けを求める聲が、聞こえる。世界を感じた瞬間に聞こえた、古い友人の聲。
その聲に、応えよう。
自分を奉る村人は分かる。それ以外に六名。皆それぞれが強い力を持っている。きっと、この者たちならば。
「――汝らに頼みがある。この世界に根付く神なる木が助けを求めておる。そなたらの力で、その木を、世界樹ユグドラシルを助けてやってくれ」
「「「「「「……えっ?」」」」」」
六人の声が重なる。
疑問は当然だろうが、説明はあちらがするだろう。
六人に魔法を掛ける。
その瞬間、六人の姿がククノチの前から消え失せた。
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