加虐心

わんこう

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迷路3

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 「んん....」

 肌寒くて目が覚めた。

 (俺今ベッドに寝てる...?服着てない?何があったんだ?)

 
 状況を把握するために体を起こそうとする。

 「っぐぁ」

 首を自由に持ち上げられない。

 不思議に思い枕の方を見てみると、鎖が俺の首まで伸びていた。

 (なんだこれ、なにが起きている?俺は今鎖でつながれているのか?)

 自分が置かれている状況が呑み込めずに軽くパニックになる。

 (とりあえず、佐伯を呼ばないと)

 何かの間違いだと思い佐伯のことを呼ぶ。

 「おい!佐伯!助けてくれ!」

 数分して佐伯が部屋に入ってきた。

 (よかったこれで開放してもらえる!)

 「おい、これ早く外してくれ!起きたらこんなになってたんだ!」

 しかし、佐伯は俺を見下ろしているだけで助ける素振りすらしなかった。

 「おい、佐伯!早く外してくれよ!!おい!!」

 何もしてくれない佐伯にいら立ってくる。

 
 すると佐伯が湊の首に手を伸ばした。
 
 開放してもらえると思い、首の後ろを向ける。


 「ゔっっ!?」

 その瞬間佐伯は俺の首輪をつないでいる鎖を思いきり引っ張った。


 「がはっ、はっ、あ゛ぁ」

 一瞬息ができなくなり、目がチカチカした。


 (え?え?今何が起こった?)
 
 もう、なにがなんだかわからない。


 佐伯の方を振り向こうとすると顔を枕に押し付けられた。


 一瞬の間にいろいろなことが起こりすぎて思考が追い付かない。

 「わっ、え?」

 後ろに冷たい感触があった。この感覚はよくわかる。

 (あそこに塗られてるってことは俺これから犯される?)

 

 本能的に逃げようと体を動かすが、湊の力では佐伯をどかすことができない。

 (早くどうにかしないと)


 そう思っていると入口に何かがあてがわれた感触を感じた。

 「ちょっ待って!!やめて入れないで!お願い!!」


 そんな言葉は通じなかった。


 「ぎゃっ!あ゛あ゛ぁぁぁ」



 佐伯のモノが急に奥まで入ってきた。


 (痛い、痛い、)


 ほぐすことなく入れられ、湊は叫び声をあげた。


 


 


 その後約一時間にわたり湊は犯され続けた。

 5回もイった湊にもう体力は残っていなく、佐伯が果てた後そのまま意識を手放した。


 気を失っている湊を見て佐伯は不気味に微笑んでいた。


 



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