幸せ

純恋

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あなたと私。

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またあなたと話すことができるようになった。
あなたはどこまでも優しかった。
私が恋愛から逃げたくなっていると知り、私への好意を隠して友達でいてくれようとしていた。
だけど不器用なあなたは感情を隠すのが下手くそだった。
鈍感な私でもまだ私のことを好きでいてくれていると分かった。
こんな女のどこがいいんだろうか。
分からなかった。
その後、付き合ってる訳でもないのに毎日のように通話しながら一緒にゲームをした。
これは後々知ったことだがあなたはゲームを毎日したりするのはあまり好きではなかったのだ。
なのに私に付き合ってくれていた。
やはりあなたとは波長が合うのだ。
一緒にいてとてもらくで、楽しかった。
私は大学を卒業するまでは恋愛をしないようにしようと思っていた。
大学の話をした時、あなたは大学で誰かと付き合ったりするのかなあ、なんて思った時に気づいた。
ずっとあなたの傍にいたいと、誰にも取られたくないと思ってしまっていることに。
その瞬間あなたをまた好きになったのだと自覚した。
最低だ。
あれだけあなたの事を傷つけて友人関係を引っ掻き回しておいて、また好きだなんて言えない。
だから気づいたあとも私は毎日あなたとゲームをして、通話して、何事もないかのように過ごしていた。
その時あなたは、やっぱり私のことを好いてくれていると分かるような言動をしていた。

私は大学を卒業するまでは絶対に恋愛しないと決心したはずだったのに揺れていた。
毎日私の学校の愚痴を聞いてゲームをしてくれるあなたに感謝と好意を隠したくなくなっていた。
あなたが私のことを好きだとわかるからその気持ちに応えたくなってしまっていのだ。


そこから数ヶ月はダラダラと同じような暮らしを続けた。
ある日あなたが口を滑らせて私のことをまだ好きだよと言ってくれた。
もう我慢できなかった。
私も好きだよと応えた。

また付き合うことになった。
今度は周りを巻き込んで辛い想いをさせたくなかったし、前のことも申し訳ないと思っていたので誰にも言わずに付き合った。
前と同じような距離感になるのには時間がかかったけれど戻ることが出来た。
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