魔法使いと皇の剣

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2章 戦乱の序曲

盗賊の少女

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ジンは屋根に続く細い通路を慎重に進んだ。

月明かりが微かに周囲を照らしているが、相手に気づかれる可能性を避けるため、音を立てないよう細心の注意を払っていた。

(足音を完全に消している…相当の腕前だな。)

屋根に上がると、風が顔を撫で、町全体を見渡せる静かな夜景が広がっていた。

ジンはそんな光景に気を取られることなく、気配を辿ると

そこには影が三つ。
黒いフードに身を包んでおり、夜の景色に溶け込むようその姿を悟られないようにしていた

ジンは気づかれないよう様子をみていると影達の目的は【光日の安らぎ】にあるようだった。

ジンは嫌な予感を抑えられず刀に、手をかけ影達の行動から情報を得ようとしていたが

そのうちの影の1人が小さく口を開いた。
低く抑えられた声だが、その響きには余裕が感じられる。

「ここだ」

その小さな呟きに反応するよう他の二つの影は発した声の1人の傍に駆け寄った、その場所は

ミエラとアイリーンが寝ている部屋の上だった。


(奴らの目的はミエラとアイリーンか…!)

刀に手を添えたまま、ジンは影たちの動きを注意深く観察した。

影達が何を企んでいるのかを突き止めなければならない。

しかし、悠長に構えるわけにはいかなかった。

一人の影が手に持っていた何かを取り出し、屋根の瓦を静かに外し始めた。
その動きは無駄がなく、明らかに慣れた手つきだ。

(あの道具…鍵開けの類か。それとも毒や催眠系の仕掛けか?)

ジンは瞬時に決断を下した。

奴らが何をしようとしているか確信を持つ前に、行動を起こさなければならない。

「こんばんは」

その声に驚き、三人の影は一斉に振り返った。

驚愕と警戒が入り混じった様子で動きを止めるが、すぐに長剣や短剣を構え、戦闘態勢に入る。

「お前に用はない」

先ほど低い声で指示を出していた影が、冷静な声で呟く。

ジンは刀を構え、三人を鋭い目つきで見据えた。

「そちらに無くっても俺にはある。お前達がいる場所⋯何かをしようとしてるのは俺の仲間が寝ている場所だ」

影たちは顔を隠しているが、その一人が嘲笑うように言った。

「殺せ」

言葉と同時に、一人が鋭い動きで短剣を投げてきた。ジンはすかさずそれを刀で弾き、すぐさま間合いを詰めて反撃に転じた。

ジンは刀を構えたまま一瞬で間合いを詰め、影の一人に対して素早く反撃を仕掛けた。

ジンの刀は夜の闇を切り裂くように動き、相手の短剣を打ち払った。

低い声の影が冷静に周囲の二人に指示を送る。

「挟め。時間をかけるな。」

二人の影はその言葉に従い、ジンを挟み込むように動き始めた。

それぞれが異なる武器を手にしており、一人は短剣、もう一人は長剣を扱っていた。

狭い屋根の上という不安定な状況での戦闘も慣れた様子の影達の正体にジンは推測をたてていた

(動きは洗練されているが、連携は甘い。使う武器からしても⋯)

ジンは長剣を持った影が攻撃を仕掛けてきた瞬間に一歩引いてかわし、その勢いを利用して、相手の腕を掴むと力を利用して相手を屋根から蹴り落とした。

「一人目」

蹴り落とされた影は鈍い音を周囲に響かせ、その音を聞いた宿泊者は次々と部屋を照らし始めた。

「ちぃ…!引くぞ!」

低い声の影が後退するのを見て、小柄な影は静かに一歩前に出た。

「アイシャ⋯!バカが!」

低い影をそう叫ぶと屋根から屋根へと飛び移っていた。
ジンは直ぐ様追いかけた気持ちだったが、小柄な影は妨害するようにジンと逃げた影の前に立ち塞がっていた

小柄な影は立ち塞がりながら、ジンを見据えた。

「お前達⋯盗賊ギルドか?」

ジンが鋭い声で問いかけると、小柄な影は口元を覆った布を引き直し、女性の声で応じた。

「さぁね」

ジンはその言葉に一瞬眉をひそめたが、すぐに冷静さを取り戻し、刀を再び構えた。

「そうか⋯」

小柄な影はその言葉に微笑を浮かべ、短剣を両手に構えた。

風が強く吹き、二人の間に静寂が訪れる。その瞬間、小柄な影が一瞬で間合いを詰め、鋭い動きで短剣を振りかざした。

ジンはその動きを見極め、ギリギリでかわすと同時に、刀で相手の短剣を弾こうとした。しかし、小柄な影は驚くべき速度で身を翻し、もう一方の短剣をジンの喉元に突きつけるように攻撃を仕掛けてきた。

ジンは咄嗟に体をひねり、短剣の軌道を逸らすと同時に反撃に転じた。

刀が月明かりを反射しながら、小柄な影の足元を狙って振り下ろされる。影はその攻撃を紙一重でかわしたが、バランスを崩し、一瞬だけ動きを止めた。

ジンはその隙を見逃さず、一気に間合いを詰めた。しかし、小柄な影は冷静さを失わず、手に持っていた短剣を投げつけてきた。

ジンはそれを刀で弾くが、その瞬間、影は再び後退し、屋根の縁まで追い詰められた。

「あんた⋯強いね⋯」

影は諦めたようにそう言い残すと、屋根の縁から身を投げようとした

ジンは直ぐ様に小柄な影の首根っこを掴み引き上げるとそのまま驚く影を殴りつけ気絶させた。

逃げた影を追うべきか迷ったが、追いつける可能性が低いのと、すぐにミエラとアイリーンの安全を優先し、気絶させた影を背負い部屋へと急ぐ事にした

ジンは気絶した小柄な影を背負い、素早く屋根から降りて宿の部屋へと向かった。

(今はこの女から情報を引き出す方が先だな。)

静まり返った宿の廊下を足音を殺して進み、ミエラ達のいる部屋の扉を開けた。

ミエラとアイリーンは騒ぎで目を覚ましたのか、扉を開けたジンと背負ってる影に気づくと

驚いた表情を浮かべミエラがすぐに声を上げる

「ジン…!外の騒ぎで⋯その人は誰なの?」

アイリーンも鋭い目つきで立ち上がり

「侵入者なの?」

ジンは部屋の中に静かに影を運び込み、床に横たえた後、短く答えた。

「こいつは敵だ。屋根でミエラとアイリーンの部屋を狙っていた。他にも二人いたが、一人は逃げ、一人は下に転落した」

ジンは影のポーチを探りながら、見つけた毒針や煙玉を取り出してテーブルに置いた。

「これだけの装備を持って、あの動き…間違いなく訓練を受けている。」

ミエラは影を見つめ、不安げにジンに尋ねた。

「私たちを狙っていたってことは…もしかして王城でのことが関係しているの?」

ジンはその問いに考えながら答えた。

「分からない。可能性は高いけど、まぁ彼女に聞けばわかる」

アイリーンは影を睨みつけながら

「それなら早くこの女を目覚めさせて、吐かせたほうがいいわね。」

「待ったアイリーン目を覚ませるはいいけど、自害用の仕掛けを持っている可能性がある」

ジンはアイリーンと協力して小柄の影を縛り上げながらフードを脱がして眉をしかめた

小柄な女性だと思っていたが、まだ少女だった

栗色のショートヘアが無造作に広がり、まだ幼さの残る顔立ちだった。

先程のように短剣を振り回してなかったら可愛らしいものだったろうと⋯

ジンは縛り上げられた少女の顔を見て、少しだけ複雑な表情を浮かべた。

アイリーンも同様に驚いたようで、眉をひそめながらジンに尋ねた。

「こんな子が刺客?嘘でしょ…」

ミエラもその場に近づき、少女の顔を覗き込むと、困惑した様子で呟いた。

「確かに見た目は若いけど…動きはプロだったんでしょう?ただの子供じゃないと思う。」

ジンは頷きながら、手早く少女を念入りに調べた。服の中からさらに小さな刃や毒の瓶が見つかり、全て取り除いてテーブルに置く。

「確かに動きは訓練されたものだった。けど、これだけの装備を持ちながら、隠しきれていない未熟さも見える。組織に属しているのは間違いないが、まだ新米だろうな。」

ジンは少女の頬を軽く叩きながら目を覚まさせた。

「おーい、起きろ。」

少女は微かに目を開けると、目の前のジンと縛られた自分の状態に気づき、歯を食いしばる。

「なに?私は“梟の夜会”の一員。簡単には口を割らないよ」

ジン達は少女の問いに動きが固まった
ミエラは困ったように、アイリーンは呆れたように
ジンは苦笑いを浮かべた

目の前にいる各々が反応した事で
少女は困惑していたが、自分の発言を思い出し直ぐ様
口を結びもう何も話さないと意思表示をしていた。

ジンはそんな少女になるべく優しく

「えっとアイシャでいいかな?何で俺達を⋯いやここにいる二人を狙ったんだ?」

目の前の少女⋯アイシャは自分の名前が呼ばれた事に驚き先程の意思表示虚しくジンに口を開いていた

「な、何で私の名前がわかるの!?私達の情報がバレていた⋯?」

ジンは困ったよう首を軽く振った。

「いやいや、そんなことはないよ。たださっきの屋根の上で誰かが『アイシャ』って叫んでたからな。それだけ」

その言葉に、アイシャは一瞬驚いた表情を見せた後、すぐに顔を背けて歯を食いしばった。

「…そう。私を捕まえたからって、他の情報は何も出てこないから。」

アイリーンが腕を組んでため息をつきながら、ジンに視線を送った。

「この子、頭が弱いみたいだけど、どうするの?大した情報もなさそうだけど」

ジンは一瞬考え込むような仕草を見せた後、静かに腰を下ろしてアイシャと目線を合わせた。

「まぁ、情報を聞き出す方法はいくらでもある」

ミエラが驚いたようにジンを見た。

「ジン、何を考えてるの?」

ジンはミエラに一瞬視線を向けた後、再びアイシャに目を戻し、静かな口調で話しかけた。

「アイシャ、君がまだ若いのは見ればわかる。きっと組織に忠誠を誓っているんだろう。」

アイシャは顔を背けたままだったが、ジンの言葉に耳を傾けているようだった。

「ただ、狙われた以上、その理由が知りたい。君が話さないならそれでもいい。君は騎士団に明け渡す。ただ俺は君の所属が分かった以上⋯君の仲間を追いかけて直接聞く、抵抗するなら容赦はしない」

ジンの落ち着いた話し方に、アイシャは動揺を見せたが

「何も話すつもりはないわ。どうせ殺される運命なら、無駄口を叩くつもりもない。」

ジンは少しの間黙って少女を見つめた後、テーブルに並べた毒針や小道具を指差した。

「その装備で俺たちに勝てるつもりだったかもしれないが、君は捕まった。先程の戦いで俺に呟いた声に偽りはなかったはずだ⋯君なら分かるはずだ、話さなければ仲間がどうなるか」

その冷静な声に、少女の目がわずかに揺れる。

「君が騎士団に捕らえられどうなるかは知らないが、もし罪が許されまた外に出てきても君の帰る場所はなくなっている。約束するよ。必ずそうすると」

アイシャはジンの言葉に明らかに動揺した。目を伏せたまま、彼女の体がわずかに震えているのがわかる。

「…そんな脅し、私に通用しない⋯」

彼女はか細い声でそう言ったが、明らかに自信を失っているようだった。

ジンは深く息をつき、冷静な声で続けた。

「アイシャ、これは脅しじゃない。ただの事実だ。君が知ってるかは知らないが七騎士の一人が襲われ、襲撃者が捕らえられた、まだ町で公表されてないようだが君の仲間だ。」

その言葉に、アイシャの目が大きく開かれ、困惑の色が濃くなった。

「…!?」

ジンは言葉を続けた。

「君が仲間を大事にしてるのは分かるが、このままいけば俺がどうかする前に君の仲間達は騎士団によって切り捨てられるだろう。今まで好きにやれていたようだが、ベイルガルドと戦が始まる前に、国内の不穏分子を摘みたいだろうからね」

アイシャはジンの言葉に完全に動揺していた。
彼女はジンを見上げながら、どう返すべきか迷っているようだった。

「…そんなの、信じられない…。そんなミスをするわけがない…」

ジンは冷静な表情を保ちながら、さらに静かに言葉を重ねた。

「信じるか信じないかは君次第だ。ただ、君がここで何も話さなければ、君の仲間がどうなるかは想像に任せる」

ジンの声には無理に説得する力はなく、あくまで淡々とした調子だ。しかし、その確信を持った言葉が、アイシャの心を揺さぶっていた。

「ただ君が話せば、俺は君を騎士団に明け渡さない。そうすれば君達は国外に逃げる時間も得られる」

「選ぶんだアイシャ。ここで誇りを守って仲間の命を散らすか、仲間を守って新たな誇りを得るか」

アイシャはジンの言葉を聞き、完全に困惑していた。彼女の目は揺れ、迷いや恐怖が隠しきれなくなっている。

「…本当に、私を騎士団に渡さない…?」

かすれた声で問いかける彼女に、ジンは少し柔らかな表情を見せた。

「約束するよ。君が協力してくれるなら、俺は君を守る。ただし、俺が欲しいのは真実だ。それだけだ。」

ミエラとアイリーンはジンの毅然とした態度に驚きながらも、黙って成り行きを見守っていた。

アイシャは震える手で膝を握りしめ、口を開いた。
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