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1章 出会い
フルエル・ヒューリック
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エイランリッシュ号が出航して2日経ち3日目の朝を迎えていたが、その航海は順調だった。
甲板で忙しく働く船員たちも朝日を浴びながらどことなく楽しそうであった。
そんな景色を楽しみながら、ミエラは甲板で一冊の本をみていた。本のタイトルは『眷属達の種類と生態』という本だった。
内容は差別的で、眷属達を魔物達と同じくくりでまとめ、その弱点等事細かに書かれていた。恐らくは禁書に近い本だとミエラは考えていた。
発行された日付をみると、820年と今より300年ほど前で既に大陸が切り離された後の話だった
その為かグランタリスにおいての眷属達しか載ってはいなかったが為になる部分もあった。
グランタリスにおいて確認できる眷属は
慈愛の女神オルフィーナ
豊潤のレミア
叡智のオルテガ
3人の神々の眷属達だった
ミエラはレミアの眷属に目を通してみると
ハート族、キューリック族、ドレイク族
ハート族
小さな身体に長い耳が特徴、鋭いギザギザの歯と大きな黄色い瞳を持つ種族で
闘いを好まず楽しい事が好き。大きな木々に家をつくる傾向がある、闘う際にはお手製の弓を使うがそれ自体に高い殺傷能力はなく、主に森で作られた毒を使う。仕留める時には家ごと燃やすと、仲間を助けにいく習性があるのか楽である
キューリック族
美しい容姿を持ち、肌や髪は白く、外見は人に近いが
背は高く2メートルの物が殆ど、闘う際には長い腕が更に伸びてムチのようにして闘う。
魔法も使う為脅威であるが、美しい物には目がなく、感性は人間とズレている。とにかく丸いもの、限りなく円球のものに目がない。
上手く誘導すれば数がいようと一網打尽にできる。
ドレイク族
人の形をした木々達、個体の形にバラつきが多く人型もいれば、異形のままも多い、形自体に意味はなく姿を自由にできるだけで本体である下半身部分は皆同じである。
闘う際には自身の身体や魔法として近くの木々を使う。弱点は多く見た目通り、燃やせば直ぐに絶命する。
ミエラは纏めのページを読み進めていくと気になる文を目にして、ページを捲る手を止めた。
『眷属自体に繁殖能力はなく、眷属達は他種族と交わると繁殖が可能となる。男の眷属と女の人間、女性の眷属と男の人間等、眷属と眷属ではどうなるか不明だが他の神々の眷属同士は友好では無い為、実例は知る限りない。また眷属はどんな生き物とも交わる事ができる為、魔物と交わる事も可能である。眷属と人間の間に生まれた者は、見た目がどんどん人間に近づく傾向があり非常にわかりやすい。また力が劣ることは少ないが、神々の信仰が薄れる傾向がある。繁栄を望めば何れ種族の信仰はなくなり、神々は何故このような不完全な物を生み出したのか疑問である。そして繁栄を望む種族が無理やり人を攫った事例もある。』
ミエラは更にページをめくると書いた人間の想いがそこに記載されていた
『私は種族を調べていくうちに疑問がいくつも出てきた。神はどうして人間を作れないのか、矛盾するよう何故、神は人間に近い眷属を作ろうとするのか。
闘いに敗れ、この世を離れた神々は正解な情報ではないが、少なくとも残る資料を参考にすると人間からは掛け離れた眷属や生き物を作っていた。
だが今も残る神々は人間に近い生き物を作ろうとしている。この本を書いた理由は何れこのような情報が人間に必要な時が来ると私は考え、執筆にあたった。
誤解されても仕方ないようだが、書き示した眷属や神々には友好な者もいる、私自身、神を信仰した事がある、ただそれ以上に人間が好きなのである』
著作 フルエル・ヒューリック
ミエラは本の内容をみて、考えていた。
母であるレミアも人を欲した、そして今も自分を狙ってるノストールも何故か、、
母は言っていた、始まりの神である、秩序と混沌の力を使えるのが人間だから人間を欲していると、、
でもそれだけなのだろうか?それなら魔法使いなら誰でもいいはずだった。
ノストールがいるアルベストが今やどんな状況かわからないが、母の話なら魔法使いは多数いるはずだ、それなのにわざわざ大陸を越えてまで顕現した
それに人間を欲してるだけなら、其れこそ誰でもいい
自身の信仰者に誓わせればいいのだから、、
ミエラはこの本を書き記した人物は、自身の疑問が明確になった時にどういう行動をしたのか気になった。
本に書いたのは解決ではない自身の疑問を書いただけだ
がそれだけの行動力があるなら、何か動いたのか
そんな疑問を考え空を見上げると雲行きが怪しくなってきた事に気づき周りをみると、船員たちも察知しているようで、怪しく曇る天候に備え始めていた。
ミエラは借りた本を濡らす訳にもいかないと、一先ず中に入る事にした。
借りた本を戻しに船長室に入ると、エイランが静かに壁にかかる地図をみていた、船長室とは名ばかりでエイランは普段別にある自室にいる事が多かった。
その為、ミエラはノックせずに入った事にバツが悪く謝罪しようとしたが、そんなミエラより先にエイランが口を開いた
『おはよう、ミエラ嬢、今日会うのは初だね、時間を潰せる本はあったかね?』
『はい、ここにある本には驚かされます。何があるか分からない旅に持っていくには貴重な本の数々、、聞いてもよければ何故なのか知りたいです』
ミエラは教えてはくれないだろうと軽い気持ちで聞きながら本を棚に戻してるとエイランは静かに
『この船に数多くの貴重な書物がある事には正直あまり意味がない、単純にアルベストに着いた際に向こうの書物と照らし合わせたら楽しいかもとそれだけだよ』
エイランから嘘とは思えない答えが変えてきたことにミエラは驚いた。
出航してから今の間までアイリーンやミエラが何となしにエイランの事を聞いてもはぐらかしていたからだ
『それは、確かに楽しいかもですね、大陸によっては違う考えや伝わり方をしてる可能性の方が高いですし』
『ああ、むしろその可能性の方が高いだろうね、そして大陸によっては歪められた伝承が伝わりそれが国を蝕んでる事もあるだろう。
私はねミエラ嬢なんとしてもアルベストに行かなければならないのだ、まだ少女から大人になったばかりの君にお願いするのは苦だとは思う』
ミエラはエイランの真面目な雰囲気に押され
無言で首を縦に振るしかなかった
『もうじき優雅な旅も終わる、あと少しすればアルベストの結界だ、そう思うとね何処かで楽観視していた気持ちにズレが生じてね、、すまないね呼び止めて』
そういいエイランはまた地図に目を向け始めた
ミエラはエイランの言葉でもうじき自身も力を使わないといけない事に緊張が呼び起こされた。
甲板で忙しく働く船員たちも朝日を浴びながらどことなく楽しそうであった。
そんな景色を楽しみながら、ミエラは甲板で一冊の本をみていた。本のタイトルは『眷属達の種類と生態』という本だった。
内容は差別的で、眷属達を魔物達と同じくくりでまとめ、その弱点等事細かに書かれていた。恐らくは禁書に近い本だとミエラは考えていた。
発行された日付をみると、820年と今より300年ほど前で既に大陸が切り離された後の話だった
その為かグランタリスにおいての眷属達しか載ってはいなかったが為になる部分もあった。
グランタリスにおいて確認できる眷属は
慈愛の女神オルフィーナ
豊潤のレミア
叡智のオルテガ
3人の神々の眷属達だった
ミエラはレミアの眷属に目を通してみると
ハート族、キューリック族、ドレイク族
ハート族
小さな身体に長い耳が特徴、鋭いギザギザの歯と大きな黄色い瞳を持つ種族で
闘いを好まず楽しい事が好き。大きな木々に家をつくる傾向がある、闘う際にはお手製の弓を使うがそれ自体に高い殺傷能力はなく、主に森で作られた毒を使う。仕留める時には家ごと燃やすと、仲間を助けにいく習性があるのか楽である
キューリック族
美しい容姿を持ち、肌や髪は白く、外見は人に近いが
背は高く2メートルの物が殆ど、闘う際には長い腕が更に伸びてムチのようにして闘う。
魔法も使う為脅威であるが、美しい物には目がなく、感性は人間とズレている。とにかく丸いもの、限りなく円球のものに目がない。
上手く誘導すれば数がいようと一網打尽にできる。
ドレイク族
人の形をした木々達、個体の形にバラつきが多く人型もいれば、異形のままも多い、形自体に意味はなく姿を自由にできるだけで本体である下半身部分は皆同じである。
闘う際には自身の身体や魔法として近くの木々を使う。弱点は多く見た目通り、燃やせば直ぐに絶命する。
ミエラは纏めのページを読み進めていくと気になる文を目にして、ページを捲る手を止めた。
『眷属自体に繁殖能力はなく、眷属達は他種族と交わると繁殖が可能となる。男の眷属と女の人間、女性の眷属と男の人間等、眷属と眷属ではどうなるか不明だが他の神々の眷属同士は友好では無い為、実例は知る限りない。また眷属はどんな生き物とも交わる事ができる為、魔物と交わる事も可能である。眷属と人間の間に生まれた者は、見た目がどんどん人間に近づく傾向があり非常にわかりやすい。また力が劣ることは少ないが、神々の信仰が薄れる傾向がある。繁栄を望めば何れ種族の信仰はなくなり、神々は何故このような不完全な物を生み出したのか疑問である。そして繁栄を望む種族が無理やり人を攫った事例もある。』
ミエラは更にページをめくると書いた人間の想いがそこに記載されていた
『私は種族を調べていくうちに疑問がいくつも出てきた。神はどうして人間を作れないのか、矛盾するよう何故、神は人間に近い眷属を作ろうとするのか。
闘いに敗れ、この世を離れた神々は正解な情報ではないが、少なくとも残る資料を参考にすると人間からは掛け離れた眷属や生き物を作っていた。
だが今も残る神々は人間に近い生き物を作ろうとしている。この本を書いた理由は何れこのような情報が人間に必要な時が来ると私は考え、執筆にあたった。
誤解されても仕方ないようだが、書き示した眷属や神々には友好な者もいる、私自身、神を信仰した事がある、ただそれ以上に人間が好きなのである』
著作 フルエル・ヒューリック
ミエラは本の内容をみて、考えていた。
母であるレミアも人を欲した、そして今も自分を狙ってるノストールも何故か、、
母は言っていた、始まりの神である、秩序と混沌の力を使えるのが人間だから人間を欲していると、、
でもそれだけなのだろうか?それなら魔法使いなら誰でもいいはずだった。
ノストールがいるアルベストが今やどんな状況かわからないが、母の話なら魔法使いは多数いるはずだ、それなのにわざわざ大陸を越えてまで顕現した
それに人間を欲してるだけなら、其れこそ誰でもいい
自身の信仰者に誓わせればいいのだから、、
ミエラはこの本を書き記した人物は、自身の疑問が明確になった時にどういう行動をしたのか気になった。
本に書いたのは解決ではない自身の疑問を書いただけだ
がそれだけの行動力があるなら、何か動いたのか
そんな疑問を考え空を見上げると雲行きが怪しくなってきた事に気づき周りをみると、船員たちも察知しているようで、怪しく曇る天候に備え始めていた。
ミエラは借りた本を濡らす訳にもいかないと、一先ず中に入る事にした。
借りた本を戻しに船長室に入ると、エイランが静かに壁にかかる地図をみていた、船長室とは名ばかりでエイランは普段別にある自室にいる事が多かった。
その為、ミエラはノックせずに入った事にバツが悪く謝罪しようとしたが、そんなミエラより先にエイランが口を開いた
『おはよう、ミエラ嬢、今日会うのは初だね、時間を潰せる本はあったかね?』
『はい、ここにある本には驚かされます。何があるか分からない旅に持っていくには貴重な本の数々、、聞いてもよければ何故なのか知りたいです』
ミエラは教えてはくれないだろうと軽い気持ちで聞きながら本を棚に戻してるとエイランは静かに
『この船に数多くの貴重な書物がある事には正直あまり意味がない、単純にアルベストに着いた際に向こうの書物と照らし合わせたら楽しいかもとそれだけだよ』
エイランから嘘とは思えない答えが変えてきたことにミエラは驚いた。
出航してから今の間までアイリーンやミエラが何となしにエイランの事を聞いてもはぐらかしていたからだ
『それは、確かに楽しいかもですね、大陸によっては違う考えや伝わり方をしてる可能性の方が高いですし』
『ああ、むしろその可能性の方が高いだろうね、そして大陸によっては歪められた伝承が伝わりそれが国を蝕んでる事もあるだろう。
私はねミエラ嬢なんとしてもアルベストに行かなければならないのだ、まだ少女から大人になったばかりの君にお願いするのは苦だとは思う』
ミエラはエイランの真面目な雰囲気に押され
無言で首を縦に振るしかなかった
『もうじき優雅な旅も終わる、あと少しすればアルベストの結界だ、そう思うとね何処かで楽観視していた気持ちにズレが生じてね、、すまないね呼び止めて』
そういいエイランはまた地図に目を向け始めた
ミエラはエイランの言葉でもうじき自身も力を使わないといけない事に緊張が呼び起こされた。
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